【岡山県】湯原温泉のおすすめ貸切風呂4選!水着NGで無料の混浴露天風呂「砂湯」も紹介

雪 雪見温泉

湯原温泉は、岡山県北部の鳥取県との境の真庭市にある温泉地です。日本海側と瀬戸内海側を結ぶ街道の中間点にあたり、周辺の温泉地5つを合わせて湯原温泉郷とも呼ばれており、湯郷温泉、奥津温泉とともに美作三湯にも数えられています。

全国各地の温泉街の魅力や取り組みを競う「温泉総選挙2017」で、真庭市の湯原温泉郷が「スポーツ・レジャー部門」で1位、美肌効果などを競う「うる肌部門」と「健康増進部門」で2位に輝いきました。エントリーした全3部門で上位入賞するほど、温泉地としての魅力に溢れているんですね。

湯原温泉といえば地下から砂を巻き上げて湧き出る砂湯が有名。温泉番付では西の横綱と言われるほど人気の温泉地です。関西から近く、主要都市からも車や高速バスで約3時間前後で行けることから関西からの日帰り客も多いようです。

今回は湯原温泉の貸切の混浴風呂についてご紹介します。

湯原温泉の温泉の特徴

温泉

湯原温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉で、源泉の湯温は48~51゜Cです。近隣には大山、蒜山(ひるぜん)といった火山があり、マグマの地熱によって温泉がつくられると考えられています。

アルカリ性単純温泉は、「美肌の湯」と呼ばれ、女性にはうれしい温泉です。

われわれ人間の体は弱酸性。放っておけば、どんどん酸化が進みます。アルカリ性単純温泉につかると、体の酸化を解消してくれ皮膚の細胞活動が活性化してくれるため、コラーゲン・セラミドといった弾力性や保湿性を確保してくれる物質の生成も活発になるとともに、ターンオーバーも活性化し、美肌につながるといわれています。

また、アルカリ性単純温泉の効果効能として、病後回復、疲労回復、ストレス解消などによいとされています。たたらの工夫たちの湯治場として最適だったと言えます。

湯原温泉のお湯をさらに詳しく解説します!

湯原温泉のおすすめ貸切温泉ランキングTOP4と砂湯

湯原温泉は、温泉街を盛り上げる催しが積極的に行われている温泉地。公共の露天風呂や日帰り用の公共入浴施設もあるため、気軽に立ち寄り湯が楽しめます。交通アクセスもよいため、関西方面、中国地方全域からの観光客もたくさん見えられます。

このような湯原温泉で、カップル、家族連れでゆっくりできる貸切混浴温泉のランキングTOP4と、湯原温泉を語る上ではかかせない市営の混浴露天風呂「砂湯」を解説します。

第1位:ノスタルジックなムードに浸れる「元禄旅籠 油屋」

湯原温泉の「元禄旅籠 油屋」は、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台となった温泉旅館のモデルの一つと言われています。その古風な温泉宿としての佇まいと豊かな温泉、美味しい料理に皆さん満足して帰られます。

別棟の夢酔庵には、大型の家族貸切露天風呂が設けられているほか、部屋には日本庭園を眺められる個室の貸切風呂が付いており、家族やカップルで楽しむことができる旅館です。
泉質は「単純温泉」。浴用適応症として、自律神経不安定症・不眠症・うつ状態に効果効能があります。

「単純温泉」の効果効能

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉についてもっと詳しく

「元禄旅籠 油屋」の施設情報

施設名 元禄旅籠 油屋
住所 岡山県真庭市湯原温泉29
電話番号 0867-62-2006
公式サイト http://i48167.wixsite.com/aburayaorg

第2位:中庭を観ながらくつろぎのひとときを味わえる「湯の蔵 つるや」

湯原温泉の「湯の蔵 つるや」は、当地で創業100年の元造り酒屋が営む温泉旅館です。二つの大浴場には露天風呂がつき、さらに檜の貸切風呂と露天風呂付きの客室も用意されています。カップル、家族連れでゆっくりと混浴を楽しむことができます。

料理にはさまざまな会席コースが設けられており、どれも舌がとろけるほどの美味しさ。客室の露天風呂でゆったりとくつろいだ後の食事は格別です。

「湯の蔵 つるや」の施設情報

施設名 湯の蔵 つるや
住所 岡山県真庭市湯原温泉144
電話番号 0867-62-2016
公式サイト http://www.yunokura.co.jp/

第3位:17種類の湯巡りができる「松の家 花泉」

17のお風呂が用意されている「松の家 花泉」は、施設の中で湯めぐりのできると評判の温泉旅館です。料理も旬の素材を生かした懐石料理でもてなしてくれます。

予約制の貸切風呂では、内風呂と露天風呂をカップルや家族で独り占めすることができます。混浴でゆったりとお湯に浸かって、日常の疲れを癒してください。
こちらも泉質は「単純温泉」です。

「湯巡りの宿 松の家 花泉」の施設情報

施設名 湯巡りの宿 松の家 花泉
住所 岡山県真庭市湯原温泉320-1
電話番号 0867-62-2121
公式サイト http://www.yubara-matsunoya.com/

第4位:岩盤浴やバリスタイルの客室も魅力的「我無らん」

旅館とホテルの良いところを併せ持つ新しいタイプの温泉宿「我無らん」は、「誰にも邪魔されず、ゆっくりと籠れる宿」をコンセプトにしています。全室に源泉かけ流しの温泉がついているのが特徴です。カップル、夫婦二人だけでゆっくりとした時間を過ごすことができるでしょう。

料理も創作料理のを和懐石料理などさまざまなコースが用意されています。

「湯原温泉 我無らん」の施設情報

施設名 湯原温泉 我無らん
住所 岡山県真庭市湯原温泉114
電話番号 0867-62-2292
公式サイト http://www.y-gamelan.com/

湯原ダムを背景に美しい山々に囲まれて入浴「砂湯」

最後は湯原温泉で一番有名な「砂湯」です。 温泉番付西の横綱に挙げられたのは、この温泉のこと。湯原ダムのすぐ下で湧き出てくる温泉を岩で囲っただけの、24時間いつでも入れる無料の市営露天風呂として開放されています。

川底から勢いよく砂を噴き上げて温泉が湧き出しており、砂噴き湯から「砂湯」の名称で呼ばれるようになったものです。混浴で、水着着用はNG、バスタオルOKです。

「砂湯」の施設情報

施設名 砂湯
住所 岡山県真庭市湯原温泉
電話番号 0867-62-2526(湯原観光情報センター)
公式サイト http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/2/71/

湯原温泉にはこんな宿もあります

湯原温泉の歴史と魅力

湯原温泉は、湯原ダム下流の旭川沿いに温泉街が広がっており、なかには共同露天風呂、日帰り用の入浴施設、温泉ミュージアムなどもある楽しい温泉地です。昔の温泉街の情緒が漂う射的屋に加え、ガラス工房や独楽(こま)の博物館などもあり、わくわくした気持ちで散策ができることでしょう。

湯原温泉の起源については、弥生時代後期にはこの辺りにはすでにたたら製鉄が行われており、その工夫の湯治場として使われていたと言われています。あのスタジオジブリの「もののけ姫」に出てくるエボシのたたら場を思い出させてくれますね。

また、この温泉にはさまざまな言い伝えがあります。豊臣秀吉の五大老の一人であった宇喜多秀家の母が病にかかったとき、この湯原温泉で療養し癒したと言われ、またそのお礼としてこの当地の浴室を修繕したという話も残っています。

このように湯原温泉は古い時代から地熱による温泉として知られていたと思われ、利用者は多かったようです。現在では、米子自動車道が完成し、中国自動車道から5分でつけるアクセスの良さからたくさんの方が見えられるようになりました。

1944年には「湯原カジカガエル生息地」として国の天然記念物に指定されています。

混浴と一緒に楽しみたい湯原温泉の観光スポットをご紹介!

湯原温泉の混浴温泉をカップルで家族で満喫!

温泉3

関西からも中国地方からも簡単にアクセスできる湯原温泉には、毎日たくさんの方が訪れています。温泉番付で西の横綱に推された温泉であり、そのお湯の豊かさに皆さん満足して帰られます。その中でも、今回はカップルや家族連れで楽しめる混浴風呂をご紹介しました。

最後の砂湯は、貸切ではありませんが、混浴温泉です。露天風呂付き客室や貸切風呂で恋人や家族と大事な時間を過ごしてみてください。もちろんタオルを気にせずに入れますよ。

湯原温泉には混浴のほかにもこんな楽しみが!