湯原温泉のおすすめ観光スポットランキングTOP15!温泉街の名物&ランチ・カフェ情報も

蒜山高原 岡山県

岡山県の湯原温泉は、日本有数の名湯「美作三湯」のうちの一つです。趣のある温泉街や、豊かな自然に囲まれて、まさに「秘境の温泉」。

湯原温泉には、地元の野菜や日本海や瀬戸内海の幸だけでなく、近くにジャージー牛が有名な「蒜山(ひるぜん)高原」もあるため、グルメや名物がいっぱい!

ここでは、筆者がオススメする湯原温泉の観光スポットをご紹介。さらに温泉街の名物やランチ、グルメについてもお届けします。

目次

湯原温泉の歴史

湯原温泉 
湯原温泉は中国山地にある奥津、湯郷と並んで「美作三湯」と呼ばれる温泉地です。

湯原温泉のシンボルである湯原ダムの下流・旭川沿いに広がり、最初に湯原温泉を利用した“たたら場”の労働者の療養場として栄えた温泉地でした。

そこから湯原温泉の名が全国的に知られるようになったのは、豊臣秀吉の側室である「おふくの方」が湯河原温泉の湯治場で病を癒したことがきっかけ。

おふくは“三国一”と称されるほどの美貌をもつ女性で、おふくが病気になったとき、療養の地として家臣が湯原温泉を整備し、湯屋を作ったのだそうです。

おふくのために開かれた湯屋は大きなもので、10余棟の寄宿が作られるなど、おふくは長い時間をかけ湯治療養をじっくりおこなったのだとか。

湯治とは?

湯原温泉は環境にやさしい温泉地

歴史情緒のある湯原温泉は、現代において“環境にやさしい温泉地”として知られています。湯原温泉の宿やホテルではバイオディーゼルを使用し、川の水質汚染を防ぐ働きが活性化。

温泉入浴と人間ドックがセットになった宿泊プランがある施設があるなど、利用者にとってもうれしいサービスが満載です。

また、湯原温泉の泉質&正しい知識や、名物「砂湯」の適切な入浴法を来訪者にガイドする「温泉指南役」を養成している、全国でも画期的な取り組みをしている温泉地でもあるのです。

観光と一緒に楽しみたい湯原温泉の日帰り入浴施設

湯原温泉の泉質は?

湯原温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉。自律神経不安定症、不眠症、うつ状態に効果効能があります。

湯原温泉には15ヶ所もの源泉があり、毎分6000Lもの豊富なお湯が湧き出ています。その全てが自噴泉で、日本百名山の大山や蒜山の地下のマグマが湯原温泉の熱源になっているとされています。

湯原温泉の泉質

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉について

湯原温泉のおすすめ観光スポットランキングTOP15

古い歴史を持つ湯原温泉には、趣のある観光スポットがいっぱい! ここでは、湯原温泉のオススメ観光スポットや温泉街の名物にグルメが食べられる銘店についてご紹介します。

湯原温泉のおすすめ観光スポットランキング第1位:蒜山高原

蒜山高原は、蒜山三座の中腹である標高500mから600mに位置する高原です。日本有数のジャージー牛を飼育している牧場があり、大山国定公園に属しています。

蒜山高原ではヒルゼン高原センター・ジョイフルパークと言われる遊園地などがあります。また、B級グルメで有名になったひるぜん焼きそばが食べられるなど、レジャーだけでなく、グルメも味わえる観光スポット。

京阪神からのアクセスが良く、西日本のリゾート地として“西の軽井沢”なんて呼ばれることも。蒜山高原は大自然を満喫できる施設やグルメも充実しているリゾート地であり、湯原温泉周辺の人気ある観光スポットです。

蒜山高原の詳細情報

施設名 蒜山高原
住所 岡山県真庭市 蒜山富山根303-1
電話番号 0867-66-3220
URL http://www.hiruzen.info

湯原温泉のおすすめ観光スポット第2位:砂湯

湯原温泉の「砂湯」は、湯原温泉の大自然を満喫できる天然の混浴露天風呂です。真庭市の文化財に指定されており、入浴料金が無料であることから、非常に高い人気を誇っています。

砂場の泉質は無色・透明のアルカリ性単純温泉で、肌触りがよいお湯と言われています。湯原温泉の象徴もふさわしく、全国露天風呂番付では「西の横綱」に選ばれました。

お風呂は 「美人の湯」「子宝の湯」「長寿の湯」と3つに分かれています。旭川の川床を囲っただけの湯船なので、大自然を全身で感じながらお湯につかれます。水着の貸し出しもあるので、手ぶらできても安心。壮大な景色の中で、都会の疲れを癒やしたい方におすすめです。

誰でも入れる共同露天風呂なので、入浴マナーを遵守して温泉を楽しんでください。

砂湯の詳細情報

施設名 砂湯
住所 岡山県真庭市湯原温泉
電話番号 0867-62-2526(湯原観光情報センター)
URL http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/2/71/

砂湯の泉質

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉について

湯原温泉のおすすめ観光スポットランキング第3位:佐波良の大杉

湯原温泉にほど近い佐波良神社内にある、樹齢900年の「佐波良の大杉」。樹高43m、幹回り10mもある大きさの圧倒される中国地方を代表する大杉です。

NHKの大河ドラマ「武蔵 MUSASHI』で宮本武蔵が吊るされた大杉で、佐波良神社には番組のロケ風景などが展示されるなど、歴史好きな方にとっても魅力的な観光スポット。

大杉の根元には清流が流れていて、神聖な空間に心が清まります。

佐波良の大杉の詳細情報

施設名 佐波良の大杉
住所 岡山県真庭市社1272  佐波良形部神社内
電話番号 0867-62-2011
URL http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/2/12/

湯原温泉のおすすめ観光スポット第4位:ガラス工房とよもと

湯原温泉の温泉街にあるガラス工房。若き職人が制作したステンドグラスのランプや、鏡・トンボ玉を購入できます。すべて職人オリジナルのデザインで、しかも一点もの!温泉旅のお土産にもピッタリです。さらに館内では、トンボ玉とステンドグラスのガラス作り体験もできます。職人が直接しどうしてくれるので、不器用な人でも安心。仕上がった作品は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。

ガラス工房とよもとの施設情報

施設名 ガラス工房とよもと
住所 岡山県真庭市湯原温泉112
電話番号 717-0402
URL http://www1.odn.ne.jp/glass-toyomoto/

湯原温泉のおすすめ観光スポット第5位:カランコロン大通り

湯原温泉街のメインストリートです。とても可愛らしい名前の由来は「カジカ蛙の鳴き声」。湯原温泉の河川一帯は、かじか蛙の特別繁殖地になっています。

毎年4月下旬から夏いっぱいまで、「コロコロ」と涼やかな鳴き声が温泉街に響き渡ります。また、温泉街を歩く下駄の音とも掛け合わせ、「どちらの音も途絶えることのないように」という想いから「カランコロン大通り」と名付けられたのだとか。

大通り沿いには、見るべきスポットがたくさん!カメラを持って、情緒ある街をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。

カランコロン大通りの詳細情報

施設名 カランコロン大通り
住所 岡山県真庭市湯原温泉
電話番号 0867-62-2526
URL https://www.gaspo.ne.jp/tourist/tourist_detail/index/1007.html

湯原温泉のおすすめ観光スポット第6位:温泉寺薬師堂

温泉寺薬師堂は、先ほど説明したカランコロン大通り沿いにあります。ここで祭られているのは、お祈りすれば失ったものが帰ってくると言われている薬師如来。

言い伝えによると、明治26年に湯原で起きた水害で、本堂もろとも薬師如来像も流されました。のちに薬師如来像は80km下流の河原で釣り人を呼び止め、さらに夢の中で「湯原に帰りたい」と告げ、この地に帰ってきたのだそう。

以来、「健康がかえる」「銭がかえる」薬師様として、祭られているのだとか。他にも、目の見えない子どもが薬師如来のまばゆいばかりの輝きで、目が見えるようになったという言い伝えもあります。

薬師堂の前には、「薬湯」と名付けられた温泉がわき出ており、口と手を清めることができます。小さなお堂ですが、温泉の街らしい雰囲気を味わえます。

温泉寺薬師堂の施設情報

施設名 温泉寺
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2
電話番号 0796-32-2669
URL http://www.kinosaki-onsenji.jp/visit/yakushido.html

湯原温泉のおすすめ観光スポット第7位:寄り添い橋

岡山県の中でも歴史が古い、木造の吊り橋です。ゆらゆらと揺れるため、一緒にいる人と寄り添いながら橋を渡ることから、名付けられました。そのためカップルに人気があります。

橋中央からは雄大なダムを眺めることができるので絶好の撮影スポット! 大自然に包まれながら、ゆっくりと歩いてみてはいかがでしょうか。

寄り添い橋の施設情報

施設名 寄り添い橋
住所 岡山県真庭市湯原温泉
電話番号 0867-62-2526
URL https://www.gaspo.ne.jp/tourist/tourist_detail/index/1008.html

湯原温泉のおすすめ観光スポット第8位:山乗渓谷

湯原温泉の近くにある渓谷。NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」のロケ地にも選ばれました。おすすめは、豪快な水しぶきを上げて流れ落ちる不動滝。

まるで山水画を思い出させる風景は、心を洗い流すよう。天然のマイナスイオンをたっぷり浴びることができるので、癒し効果も抜群!

周辺のブナ林には、オオルリやミソサザイ、アカショウビンなどの美しい野鳥が生息しています。渓流には、ヤマメなどの川魚が見られることも。徒歩15分ほどで巡ることができるので、気軽に探検家気分を味わえます。

7月中旬から8月中旬の期間では、遊歩道入り口にある「涼水亭」で流しそうめんを行います。滝の音を聞きながら食べる流しそうめんは格別。自然も食事も満喫したい方におすすめです。

山乗渓谷の施設情報

施設名 山乗渓谷
住所 岡山県真庭市蒜山下和
電話番号 0867-66-3612
URL http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/1/2/

湯原温泉のおすすめ観光スポット第9位:下湯原温泉「ひまわり館」

下湯原温泉「ひまわり館」は、湯原温泉より下流にある温泉です。

全国的に珍しいぺット専用の温泉があり、週末・休日は順番待ちになることも。泉質はアルカリ性単純温泉で、泉温39度・湧出量毎分600リットルの無色透明な温泉。神経痛・関節痛や疲労回復などの効能があるとされています。

お食事やそば打ち体験、湯原温泉のお土産を購入することもできるので、湯原温泉の観光スポット巡りに欠かせません。

下湯原温泉「ひまわり館」の施設情報

施設名 下湯原温泉ひまわり館
住所 岡山県真庭市下湯原24-1
電話番号 0867-62-7080
URL http://www.yubarahimawarikan.com/

下湯原温泉「ひまわり館」の泉質

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉について

湯原温泉のおすすめ観光スポット第10位:鯢大明神(はんざきだいみょうじん)

「鯢(はんざき)」とは、オオサンショウウオのこと。生命力が強く、体が半分にさけても生きていると伝えられることから、名付けられました。

湯原には、古くからオオサンショウウオが生息し、現在は保護活動も行っています。鯢大明神は、巨大なオオサンショウウオを退治した後に、その霊を慰めるために建てられたのだとか。

巨大なオオサンショウウオを模した山車は、お祭りのときに、湯原の街を練り歩きます。

横にある「はんざきセンター」では、オオサンショウウオ(全長150cm)の標本が置かれています。生きているオオサンショウウオも観察できる、湯原ならではの施設です。

はんざきセンターの施設情報

施設名 はんざきセンター
住所 岡山県真庭市豊栄1530
電話番号 0867-62-2011
URL http://www.city.maniwa.lg.jp/webapps/www/section/detail_1.jsp?id=2679

湯原温泉のおすすめ観光スポット第11位:粋呑房

蒜山の郷土料理である「蒜山おこわ」が食べられる料理店です。蒜山おこわとは、赤飯炊こうとしたときに、間違えてちらし寿司の具を入れてしまったことが始まりだと言われています。

せっかくなので、小豆もいれて蒸したところ非常においしいおこわができたそう。祭りや祝い事には欠かせない一品です。粋呑房の蒜山おこわは、もち米に鶏肉、油揚げ、しいたけ、フキ、ゴボウ、にんじん、栗をふんだんに使っています。

醤油味の風味に、素材の旨みが上品に調和していて、食欲をそそります。

粋呑房の施設情報

店舗名 粋呑房
住所 岡山県真庭市蒜山上福田1205番403号
電話番号 0867-66-3190
営業時間 11:3014:30/17302100(予約状況により変更あり)
定休日 火曜日
個室 あり
貸切
駐車場
クレジットカード VISA, MasterCard, JCB, AmericanExpress, ダイナース, その他
URL http://www.localplace.jp/sp/t100313119/

湯原温泉のおすすめ観光スポット第12位:湯の蔵つるや

「湯の蔵 つるや」では、日帰り温泉とのセットで楽しめるランチがオススメです。新鮮な日本海の幸と、地元の野菜をふんだんに使い、彩りと味を工夫しました。

品数豊かな料理は、目もお腹もいっぱいになります。個室の食事処で食べることができるので、温泉もご飯も楽しめること、間違いありません。大切な人とのプチ旅行におすすめです。

湯の蔵つるやの施設情報

施設名 湯の蔵つるや
住所 岡山県真庭市湯原温泉14
電話番号 0867-62-2016
URL http://www.yunokura.co.jp/

湯原温泉のおすすめ観光スポット第13位:油屋 食湯館

「油屋 食湯館」は、千と千尋の神隠しに出てくる「油屋」のモデルの一つとも言われています。昔ながらの趣を残した、木造の建物です。

地元の野菜や海の幸などをしようした和食のランチを提供。旬の素材を吟味して創作しています。そのため、季節によってメニューが変わります。

喫茶も併設しており、当館オリジナルの甘味が豊富です。豆から挽いているコーヒーも人気。温泉街を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。

油屋 食湯館の施設情報

店舗名 油屋 食湯館
住所 岡山県真庭市湯原温泉27
電話番号 0867-62-2006
営業時間 9:00~22:00

ランチは11:00~13:00

定休日 木曜日
URL http://www.aburaya.org/shokutoukan.htm

湯原温泉のおすすめ観光スポット第14位:蒜山高原レストラン

蒜山高原サービスエリア(下り)にあるレストラン。オススメのメニューは「蒜山バーガー」です。ジャージー牛肉100%使用のハンバーガーは、全国でもここでしか食べることができません。

香ばしくふんわりとした食感のバンズに挟まれた、柔らかくさっぱりとしたお肉。数量限定で、平日は50食、土日は100食しか販売されていません。ぜひランチに食べに行ってみてください!

他にも、ジャージー牛乳をたっぷり使ったソフトクリームもオススメ。とても濃厚な味わいで、1日で最大2000本売れたこともあるのだとか。チーズケーキや、ヨーグルトも売られているので、お土産にぴったりです。

蒜山高原レストランの施設情報

店舗名 蒜山高原レストラン
住所 岡山県真庭市蒜山西茅部2062
電話番号 0867-66-4344
営業時間 7:00~21:00
定休日
URL https://w-holdings.co.jp/sapa/2440.html

湯原温泉のおすすめ観光スポット第15位:悠悠

蒜山高原で有名な食べ物は、牛乳だけではありません。実は、「ひるぜん焼そば」というご当地グルメもあるのです。中でも、「悠悠」で作られる「ひるぜんの焼きそば」は絶品。

豊かな自然で育てられた鶏と、味噌を混ぜたタレで作られる焼きそばは、とても濃厚。甘めのタレにしてあるので、小さいお子さんでも食べやすくできています。もっちりした麺に、キャベツのシャキッとした歯ごたえが絶妙。具材は大きめにカットされていて、食べ応えのある一品です。

「悠悠」では、あえて「ひるぜんの焼きそば」と「の」を入れたメニューにしています。その理由は、「この味こそが、蒜山の焼きそばだというプライドがあるから」なのだとか。タレの味付けは、すぐ近くにわく塩釜の冷泉を使うこと以外、全て秘密。まさに秘伝のタレです。あたたかい雰囲気の中で、心がほっこりとするお袋の味を堪能できます。

悠悠の施設情報

店舗名 悠悠
住所 岡山県真庭市蒜山下福田438
電話番号 0867-66-2642
営業時間 11:00 ~ 16:00
定休日 月曜日
URL http://i-maniwa.com/area/yuyu/index.html

温泉だけじゃない!湯原温泉には魅力的な名所がいっぱい!

中国地方を代表する温泉地、湯原温泉。むかしから湯治目的に訪れる観光客で賑わう、歴史深い温泉地です。岡山県の文化や自然が満載なとても素敵な温泉地ですので、訪れた際は心ゆくまで湯原温泉の魅力を堪能してくださいね。

湯原温泉のおすすめ観光スポット

岡山県のおすすめ温泉情報はこちら