温泉部の編集部員・石川が、栃木県「奥日光温泉」へ。
美しすぎる「湯ノ湖」「中禅寺湖」をはじめ、人間の知恵と技術を感じる「足尾銅山観光」、まるで秘密結社のアジトのような「大谷資料館」など、魅力満載な観光地を巡りました。
どこも童心に返って楽しめるワクワク感に満ちており、身も心もリフレッシュ。
今回は「奥日光温泉」で外せない、4つのおすすめ観光スポットをご案内します。
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目次
奥日光周辺の観光スポット
良質な温泉があふれる「奥日光温泉」には、必ず立ち寄りたい魅力的な観光地が満載です。
その1:美しすぎる湖2つ「湯ノ湖」&「中禅寺湖」

三岳(みつだけ)の噴火で湯川がせき止められてできた「湯ノ湖」は、山々に囲まれた周囲約3kmの湖。外周をぐるっと回ると、約1時間のちょうどよい散策が楽しまめす。
清々しい空気と湖面の美しい眺めを満喫できる、早朝の散歩がおすすめ。

一方、奥日光の玄関口にある「中禅寺湖」は海抜1,269m、日本屈指の高さにある湖です。
周囲約25km、最大水深163mの巨大な湖は、およそ2万年前の男体山の噴火で渓谷がせき止められ、その原型ができたと伝わっています。
真夏でも涼やかな風が吹き渡る穏やかな気候で、明治から昭和にかけて外国人の避暑地としてにぎわいました。
そんな往時を追体験できる「中禅寺湖ボートハウス」はおすすめのスポット。こちらは1945年に水辺のリゾート施設として建設された建物を、当時の姿に復元したもの。
足元まで湖の波が打ち寄せるテラスは散策の休憩にピッタリ。観覧無料です。
※現在、湖に面したデッキ部分が工事中のため立入禁止です(2019年春完成予定)。
「湯ノ湖」の詳細情報
施設名 | 「湯ノ湖」 |
---|---|
住所 | 栃木県日光市湯元 |
電話番号 | 0288-54-2496(日光市観光協会日光支部) |
URL | http://www.nikko-kankou.org/spot/13/ |
「中禅寺湖ボートハウス」の詳細情報
施設名 | 「中禅寺湖ボートハウス」 |
---|---|
住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
電話番号 | 0288-55-0880(日光自然博物館) |
URL | https://www.nikko-nsm.co.jp/boathouse.html |
その2:日本三大名瀑のひとつ「華厳ノ滝」
中禅寺湖のほとり、ロマンチック街道沿いにある観瀑台エレベーターを一気に100メートル下ると、凄まじい爆音とともに名瀑「華厳ノ滝」が勇姿を現します。
中禅寺湖の湖水が、高さ約97メートルの岸壁を流れ落ちる圧巻の自然美。観瀑台からは巨大な滝壺が間近に迫り、水しぶきがかかってきます。
映像や写真では幾度も目にしたはずなのに、じっさいに間近で見た「華厳ノ滝」はまったく別物。
心を震わす大自然のパワーを感じます。また観瀑台の売店で売っている「高原牛乳」(1杯250円)はおすすめ。濃厚で自然の甘みが喉を爽やかに潤します。
「華厳ノ滝」の詳細情報
施設名 | 「華厳ノ滝」 |
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住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
電話番号 | 0288-55-0030 |
営業時間 | 3月〜11月8:00〜17:00、12月〜2月9:00〜16:30(気象条件により時間変更あり) |
利用料金 | 大人550円、小人330円(鑑瀑台エレベーター往復) |
駐車場 | 有料 |
URL | http://kegon.jp |
その3:人間の知恵と技術の偉大さを感じる「足尾銅山観光」

400年の歴史と銅の採掘量日本一を誇った、かつて「日本一の鉱都」と呼ばれた「足尾銅山」。
1973年の閉山後、鉱区の一部が開放され、1980年「足尾銅山観光」としてオープンした博物館です。入口からトロッコ列車で坑内に進入すると、約700メートル続く坑道内の展示を見学しながら進みます。
江戸期から昭和にかけての作業現場を実物大の人形や工具類、音響などで再現。電気のない時代、わずかな工具と人間の力だけで掘り進めた過酷な状況がリアルに伝わり、人間の執念や知恵と技術の偉大さを思い知らされる博物館です。
坑内は通年12℃〜15℃とかなり冷えるので、真夏でも上着を持っていくと安心です。
「足尾銅山観光」の詳細情報
施設名 | 「足尾銅山観光」 |
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住所 | 栃木県日光市足尾町通洞9-2 |
電話番号 | 0288-93-3240(足尾銅山観光管理事務所) |
営業時間 | 9:00~16:30 |
利用料金 | 大人820円、小・中学生410円 |
駐車場 | 無料 |
URL | http://www.nikko-kankou.org/spot/28/ |
その4:地下のぽっかり開いた魅惑の巨大空間「大谷資料館」
薄緑色の「凝灰岩(ぎょうかいがん)」の地層が広く分布している宇都宮市大谷町。凝灰岩は門柱や外壁など日本家屋の建材として多様に用いられ、良質な凝灰岩が採掘される大谷町の名を取って「大谷石(おおやいし)」と呼ばれて親しまれてきました。
大谷採掘場は1919年から約70年間、採掘してできた巨大空間。1986年、採掘場としての役割を終え、現在は「大谷資料館」として一般に開放され、とくに夏季は涼を求める多くの観光客でにぎわっています。
年間平均気温約8℃、巨大な冷蔵庫ともいえる空間は、某人気ゲームのダンジョン、はたまた秘密結社のアジトなど、形容しがたい虚構の世界を想わせるワクワク感に満ちており、大人も童心に返って楽しめます。
「大谷資料館」の詳細情報
施設名 | 「大谷資料館」 |
---|---|
住所 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
電話番号 | 028-652-1232 |
営業時間 | 4月~11月9:00〜17:00、12月~3月9:30〜16:30 |
利用料金 | 大人:800円、小・中学生:400円 |
駐車場 | 無料(350台) |
URL | http://www.oya909.co.jp/contents/大谷石地下採掘場跡/ |
思いついたら気楽に行ける奥日光で避暑を満喫
車でも鉄道でも、首都圏から気軽に行けるのが日光の大きな魅力。今回の旅は、東京を午前中に出立して東北縦貫道を北上。ドライブをのんびり楽しみながら、夕方には宿へ到着。1日目は宿自慢の温泉と夕食を満喫して就寝。
2日目は、朝湯と湯ノ湖の散歩を楽しんでから朝食。それから東京方面へ戻るかっこうで中禅寺湖、華厳ノ滝、足尾銅山観光、大谷資料館とめぐって帰路へ。途中ランチをしたり道の駅で休憩しながらお土産を物色するなど、のんびりしても東京へは余裕の夕方6時到着。
いかに日光が気楽に行けるかを実感しました。名湯と名高い奥日光の「にごり湯」とおいしい食事、何より高原の涼しい気候は「酷暑の東京には帰りたくない!」と思わせるほど別天地でした。ほんのひととき、避暑地で過ごすだけでもリフレッシュできます。首都圏へお住いのみなさまには、とくにおすすめします。
掲載協力:「湯ノ湖」「中禅寺湖ボートハウス」「華厳ノ滝」「足尾銅山観光」「大谷資料館」
温泉部・石川の「奥日光温泉レポート」はこちら
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