栃木県の人気温泉地「日光」の、少し先にある「奥日光」。
古くから避暑地として愛されてきた彼の地の魅力はいまも色あせず、わたしたちを手招きしています。
今回は、日本で4番目に濃い「硫黄泉」が100%源泉かけ流しで楽しめる「奥日光高原ホテル」さんへお邪魔しました。
良質な温泉はもとより、コスパ最強の絶品料理など、その魅力に迫ります。
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目次
静かな高原の温泉「奥日光温泉」

栃木県「湯ノ湖」
栃木県の人気観光地・日光の玄関口、東武線「日光駅」をやり過ごしたら、関東きっての難所「いろは坂」を登坂。
壮大な「中禅寺湖」を左に眺めながら、さらに約10キロ進んだところにある「奥日光温泉」。
目の前には静かな「湯ノ湖」が広がり、背中には群馬県との県境になる標高2,024メートルの「金精峠(こんせいとうげ)」がそびえます。
湯ノ湖のほとり、豊かな緑のなかにたたずむ「奥日光高原ホテル」
このたび訪れたのは、そんな奥日光温泉で、静かな湖畔「湯ノ湖」の目前にたたずむ「奥日光高原ホテル」。
客室のベランダは山小屋のような木製の手すりが渡り、思いっきり深呼吸したくなるほど。
とにかく空気がおいしいのです。
シモンズ製ベッドなど、豪華な客室

奥日光高原ホテルの客室は、和室(ロフトベッド付きやユニットバス付き、特和室)のほか、和洋室など6種類から選べます。
どのお部屋もゆったりくつろげるスペースで心地よく、窓からは奥日光の自然が雄大に広がるのが魅力。
和室(ロフトベッド付)、和洋室ではシモンズ社製のマットレスを採用したベッドが用意され、眠る瞬間まで心地よさを提供。
また、ペットと宿泊できる専用の客室も完備。家族の一員として、一緒の部屋で宿泊できます。
加水・加温なし! 本物の「源泉かけ流し乳白色の硫黄温泉」
じつは奥日光高原ホテルは、本物の温泉を提供する「とちぎにごり湯の会」加盟旅館。
加水・加温をしない、本物の「源泉かけ流し乳白色の硫黄温泉」を心ゆくまで満喫できるのです!
美肌の“にごり湯”があふれる露天風呂

源泉の「元湯温泉」にほど近く、美肌効果の高い「にごり湯」がじゃぶじゃぶ。
硫黄臭のする乳白色のお湯は濃度がとても高く、手ですくうこともできるほどたくさんの「湯の花」が浮かんでは沈んでゆきました。
どこまでも静かに、まったりと湯浴みするは至福のひととき。極楽そのものです。
なお、浴槽のお湯(特に露天風呂)は気温の変化などで表面が熱く、底の方が冷たくなってしまうことがあります。
そんな時は“湯もみ”をして湯船全体のお湯を適温にしましょう。こちらの浴室には、湯宿らしい長さ3mくらいの大きな“湯もみ棒”が備え付けています。
湯もみ棒を浴槽に入れて、湯船の底からお湯をすくうようにかき混ぜてください。けっこう楽しいです!
やさしい肌触りで、湯上がりしっとり

温泉の泉質は、「ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性高温泉)」。神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、病後回復期、 疲労回復、健康促進などに効果効能があります。
浴場は男女別の「露天風呂」と「内湯」が大小それぞれ2つずつあり、すべて源泉かけ流し。やさしい肌触りで、湯上がりはサッパリしつつ、しっとりする気持ちの良い温泉でした。
日帰り入浴も可能で、利用時間は12時30分〜20時頃。日帰り入浴料は大人1,000円、小人800円です。
奥日光温泉の泉質
「奥日光高原ホテル」のある奥日光温泉は、正しくを「日光湯元温泉」と呼び、開湯を788年まで遡る歴史ある名湯が有名です。
温泉地の代表的な泉質は「ナトリウム-硫酸泉・炭酸水素塩・塩化物温泉」と「硫黄泉」。
リウマチや皮膚病に高い効果効能があると評判で、農閑期は大勢の湯治客でごった返していた時代もありました。
温泉街「湯ノ湖畔」を中心に23軒の宿泊施設が点在。繁華な飲食店などはなく、静かな森に囲まれています。
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自慢の懐石料理に舌鼓。白飯はおかわり必至!

ひとくち運ぶたび、感動する美味しさ!
さて、夕食は食事処でいただく、高原の食材を活かした宿自慢の会席料理。
高原霜降り牛のしゃぶしゃぶなど、色鮮やかな山の幸が食欲をそそります。

ジューシーかつやわらかい上質なお肉

噛むと甘みが増す、新鮮な魚介も
ふっくらと炊き上がったご飯は白飯・炊き込みから選べます。どちらも香りよし甘みよしの、おかわり必至!
なかでも白飯のおいしさは申し分なし。ひと粒ひと粒がふくふくにモッチリと炊きあがったご飯は、甘みと香りを十分にたたえ、豪華なおかずが霞んでしまうほど。

炊きたてつやつやのご飯に、やみつき
あまりのおいしさに感嘆し、食堂のマネージャーさんに「秘訣は、よい水ですか?」と聞いたところ、「お米と水のよさはもちろんですが、決め手は圧力です」とニッコリ。
おいしいご飯の余韻がしばらく続く、価値ある夕食です。

バラエティー豊かなバイキング形式の朝食
なお、朝食は、和洋さまざまな料理を好きなだけいただけるバイキングでした。
ちなみにですが、今回利用したのは1泊2日の朝・夕食付きプラン。これらの豪華な食事付きで1人11,000円と、大満足でした。
避暑地ならではのおもてなし
「奥日光高原ホテル」はその名の通り、涼やかな風が吹き渡る高原のホテル。スタッフのやさしい口調や、ゆったりとしながらスキのない立ち居振る舞いも、高原の風土に同調し、ゲストをのんびともてなします。
食事処を併設したロビーは広々としており、大きめのソファーに体を沈めると「避暑地に来たなぁ〜」と放心。
ロビーには日光のさまざまなお土産が並ぶ広い売店があり、チェックアウトを惜しみながらあれこれ選ぶのも乙です。
都心からアクセス良好。気軽に遊びに行ける奥日光
日光は、電車でも車でも都心から約2時間というアクセス良好なのが何よりの魅力。
日光は華厳の滝など人気の観光スポットがたくさんありますが、宿泊するなら少しだけ足を伸ばして、奥日光をおすすめします。
「奥日光高原ホテル」の詳細情報
施設名 | 「奥日光高原ホテル」 |
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住所 | 栃木県日光市湯元2549-6 |
電話番号 | 0288-62-2121(代表) |
URL | http://www.okunikko-kougenhotel.com |
掲載協力:奥日光高原ホテル
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