赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP10!貸切風呂はカップルや家族におすすめ

35ある市町村のすべてで、天然温泉が湧いている山形県。県下には、蔵王・湯野浜・温海など、東北の名湯と呼ばれる温泉郷が数多く集まっています。今回紹介する赤湯温泉もまた、山形県を代表する歴史ある温泉郷。ぶどうの生産地として知られているほか、ご当地グルメのラーメンでも注目されています。グルメには事欠かない赤湯温泉ですが、もちろん日帰りで利用できる温泉宿や公衆浴場も大好評。米沢藩の歴史を物語る温泉旅館も残っています。

赤湯温泉で日帰り入浴!4つの公衆浴場が魅力

赤湯温泉はJR赤湯駅から車で6分ほどのところにある、のどかな温泉郷。温泉街には14軒の温泉宿のほか、4つの公衆浴場が軒を連ねています。公衆浴場の利用料は100円~200円でとてもリーズナブル。温泉街はコンパクトにまとまったエリアで、赤湯温泉大通りを挟んで南北に温泉宿・足湯・飲泉場といった温泉施設が散らばっています。赤湯温泉の泉質は、ほのかに硫黄の匂いが感じられる塩化物泉。源泉名は「森の山源泉」です。

また赤湯温泉は、四季折々の景観が楽しめる観光地としても有名。赤湯温泉大通りの北にはさくら名所100選に認定されている烏帽子山公園があり、さらには、格式ある烏帽子山八幡宮も鎮座しています。

赤湯温泉で楽しめる塩化物泉の詳細はこちら!

赤湯温泉の歴史

赤湯温泉は920年以上の歴史を誇る由緒ある温泉郷。時は寛治7年、奥州を制覇しようとこの地に進軍してきた源義綱が、こんこんと湧き出ている温泉を発見したと伝えられています。以来、赤湯温泉は名将たちとともに歴史を歩み、奥州の名家・上杉氏が米沢藩で実権を握ると、湯治場を兼ねた宿場町として栄えるようになりました。

さらに注目は、赤湯温泉は米沢藩から公式にお墨付きを与えられた歓楽地でもあったこと。上杉家の別荘も建てられ、赤湯温泉は藩下で格式高い温泉郷と見なされるに至ったのです。

赤湯温泉の日帰り旅!周辺観光スポットをご紹介

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP10

それでは、赤湯温泉で人気がある日帰り温泉を10スポット紹介しましょう。カップルでの混浴も可能な貸切風呂・家族風呂の情報も併せてお伝えします。

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP1:上杉の御湯 御殿守

まず紹介するのは、赤湯温泉のランドマーク的存在とも言える上杉の御湯 御殿守。上杉家の御殿だった歴史を持つ宿で、ひときわ雅趣に富んだ居心地が体験できます。

この宿にある共有の浴場は東湯と西湯の2ヶ所。東湯には5つ、西湯には6つの浴槽が備わっています。露天風呂も内湯も、岩風呂を中心とした純和風の造り。特に注目は東湯にある大岩風呂で、蔵王から切り出した岩は重さが100トン以上もあります。巨石をくり抜いた浴槽はどっしりとした重厚感。くり抜き型の石風呂としては、日本一の大きさと言われています。

施設名 上杉の御湯 御殿守
住所 山形県南陽市赤湯989
電話番号 0238-40-261
URL https://www.gotenmori.co.jp/

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP2:近江屋旅館

気軽に日帰り温泉が楽しめるのは近江屋旅館。国道113号線沿いにある小さな宿で、近くには公衆浴場の「ときわの湯」があります。浴場にある湯船は内湯のみで、どことなく昭和のノスタルジックな雰囲気が楽しめるタイル張りの構造。円形の湯船には、100パーセント源泉かけ流しのお湯がたっぷりと注がれています。

華やかな宿ではありませんが、そこが近江屋旅館最大の魅力。家庭的な温泉タイムを過ごしたい人に、ぴったりの環境が整っています。

施設名 近江屋旅館
住所 山形県南陽市赤湯292-2
電話番号 0238-43-2016
URL

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP3:大文字屋

江戸時代の中頃に創業した大文字屋は、歴史的な偉人たちとの所縁が深い宿。伊能忠敬が地図作成の測量中に投宿した宿であり、さらには、新渡戸稲造はこの大文字屋を定宿にしていたとも言われています。

大文字屋が自慢とする浴場は、内湯の男性大浴場・内湯と露天風呂を備えた女性大浴場・貸切風呂・家族風呂・ぶどう風呂など。女性大浴場には、広々とした使い勝手のいいパウダールームがあり、男性大浴場では窓越しに坪庭を見ながらお湯に浸かれます。また、館内には貸切風呂や家族風呂もあり、カップルや家族で利用すれば混浴も楽しめるでしょう。

施設名 大文字屋
住所 山形県南陽市赤湯温泉1003
電話番号 0238-43-3070
URL http://www.daimonjiya.com/

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP4:赤湯元湯

赤湯温泉にある公衆浴場は、赤湯元湯・烏帽子の湯・とわの湯・あずま湯の4ヶ所。ここで紹介する赤湯元湯は赤湯温泉大通りに面したロケーションで、観光がてら気軽に立ち寄ることができます。

赤湯元湯は、元々は別の立ち寄り湯だった大湯と丹波湯を統合してできた施設。男女別の内湯が利用でき、浴場は天井の高い広々とした造りになっています。営業時間は8:00~14:00・15:00~21:30で、入浴料は200円。水曜日は定休日になっています。

施設名 赤湯元湯
住所 山形県南陽市赤湯754-2
電話番号 0238-40-2925
URL

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP5:丹波館

「大正ロマン香る癒しの宿」と自ら謳っているのは丹波館。そのキャッチフレーズに違わず、館内には和と洋の空間デザインが見事に調和したレトロな眺めが広がっています。共有で利用できるお風呂は、露天風呂と内湯がある「羽衣の湯」と内湯のみの「丹波の湯」。入浴時間はどちらも9:00~21:00で、日替わりで男女が入れ替わります。

利用料金は羽衣の湯が600円、丹波の湯が400円。どちらの内湯も、木の温もりが感じられる昔懐かしい造りになっています。一方、家族やカップルで混浴が楽しめるのは平日限定の貸切入浴。利用時間は10:00~14:00となっています。予約制で、料金は1人1,000円です。

施設名 丹波館
住所 山形県南陽市赤湯1014
電話番号 0238-43-3000
URL http://tanbakan.com/

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP6:歌丸

歌丸は全9室の民宿のような温泉宿。国道113号線から北へ横道を入った先にあり、宿の周りにはのどかな住宅街が広がっています。

利用できる浴場は男女別に分かれた内湯。男湯と女湯は横並びで、窓越しには趣深い日本庭園が見えます。湯船は5人ほどが浸かれるサイズで、寝湯でくつろぐことも可能。とにかく静かに入浴を楽しみたい人に、おすすめの宿と言えるでしょう。

施設名 歌丸
住所 山形県南陽市赤湯2968-1
電話番号 0238-43-3029
URL

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP7:清茂登

一見すると民家のようなたたずまいで、ひっそりと建っているのは清茂登。赤湯温泉大通りを南に下った住宅エリアにある宿で、外観や館内は潔いほどシンプルな造りになっています。

浴場は石風呂の内湯のみで、湯船は大人3人が1度に利用できるだけの大きさ。清茂登は全8室の小さな宿のため、訪れるタイミングによっては、貸切りの状態で温泉が楽しめます。

施設名 清茂登
住所 山形県南陽市赤湯424-5
電話番号 0238-43-2039
URL

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP8:あずま湯

今回紹介する2軒目の公衆浴場はあずま湯。国道113号線と国道13号線の交差付近にある分かりやすい立地で、道路に面したスペースが駐車場になっています。浴場は内湯のみで、ほかの公衆浴場と同様、懐かしさが感じられるレトロな造り。

利用時間は6:00~11:00・13:00~21:00で、定休日は木曜日です。あずま湯の特徴は公衆浴場のなかで唯一休憩スペースがあること。有料ですが、湯上り後にリラックスして過ごせる設備が整っています。

施設名 あずま湯
住所 山形県南陽市赤湯2956-7
電話番号 0238-40-2924
URL

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP9:升形屋

最後に紹介する宿は、温泉街の南エリアにある升形屋。全16室がすべて和室という純和風の旅館で、温泉浴場では源泉かけ流しのお湯にのんびりと浸かれます。浴場は内湯のみですが、窓越しに庭園風の植栽が望める風情ある設計。冬場には、降り積もった雪がさらに和の趣を添えてくれます。

升形屋で訪問客を出迎えてくれるのは、2匹の愛犬。愛嬌たっぷりの表情で、訪れる人を癒してくれます。

施設名 升形屋
住所 山形県南陽市赤湯250-1
電話番号 0238-43-2301
URL http://masugataya.net/

赤湯温泉の人気おすすめ日帰り温泉ランキングTOP10:烏帽子の湯

古くから続く街の公衆浴場、烏帽子の湯。建物の形が烏帽子(えぼし)の形をしていることから名付けられたのだとか。赤湯温泉にある公衆浴場の中でもっとも多くの方が利用する、地域に愛されてきた温泉入浴施設です。

自家源泉も所有しており、その豊富な湯量を活かしてシャワーやカランから出てくるお湯にも温泉が使用されています。入浴料は1,00円。定休日は金曜日です。

施設名 烏帽子の湯
住所 山形県南陽市赤湯356-2
電話番号 0238-40-2926
URL

往時の面影が残る赤湯温泉で楽しい日帰り入浴を


赤湯温泉の魅力は、かつて栄華を極めた米沢藩時代の名残りがあちこちに残っていることでしょう。赤湯温泉は開湯以来、武将たちに親しまれてきた由緒ある温泉郷。歴史と温泉好きの人にとっては、最適なシチュエーションで日帰り温泉が楽しめるのです。利用できる施設は、格式ある旅館から気軽に立ち寄れる公衆浴場までさまざま。自身の好みに合わせて、快適な時間が過ごせます。

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