小野川温泉のおすすめ人気日帰り温泉12選!共同浴場が意外に穴場【最新版】

小野川温泉

山形県米沢市小野川町にある、小野小町が発見したことでも有名な「小野川温泉」。吾妻山の豊かな自然に囲まれ、ほたるも生息している土地です。今回は、そんな「小野川温泉」の日帰り入浴ができる旅館と共同浴場をまとめてご紹介します。

全国でも稀! 「小野川温泉」の泉質と効果効能

浴衣 女性
「小野川温泉」の泉質は「含硫黄-ナトリウム・ カルシウム-塩化物泉」でPH6.9の中性です。刺激の少ないお肌にやさしい温泉で、メタケイ酸という化粧水にも含まれる成分も豊富。小野川温泉が「美人の湯」と呼ばれてきた理由のひとつが、このメタケイ酸です。

ほかにも皮膚病・婦人病・創傷・糖尿病・やけど・神経痛・慢性消化器病というような効果効能があります。成分が豊富にもかかわらず、全国的にも珍しい飲水可能な温泉で、「メタケイ酸」は胃腸薬にも含まれているほど胃腸病に効果があるそうです。

小野川温泉のおすすめ人気日帰り温泉12選

それでは、小野川温泉のおすすめ人気日帰り温泉を12選に厳選してご紹介します。

その1:広めのお風呂を選ぶならここ! 「旭屋」

「旭屋」のお風呂は、露天付大浴場・露天付小町風呂・貸切家族風呂の3種類。露天付大浴場には源泉風呂・4人分の寝湯・露天風呂があり、源泉風呂に混じっている大きな湯の花の大きさには驚愕です。

露天付大浴場と露天付小町風呂は男女入れ替え制。露天付大浴場は一つひとつが広めなので、のびのびと入浴できます。

加水をしていない「旭屋」の冬の露天風呂はぬる湯になっており、日によっては35℃程度という日も。凍えるような寒い日に露天風呂に入浴する際は入浴前と入浴後、内湯でしっかり体を温めるようにしましょう。

「旭屋」の施設情報

施設名 温泉旅館 旭屋
住所 山形県米沢市小野川町2437-1
電話番号 0238-32-2111
URL http://www.onsen-asahiya.com/

その2:ペットも宿泊できる「吾妻荘」

「吾妻荘」は本館・新館・別館があり、別館には1日3室限定でペットと泊まれる宿です。日帰り入浴に訪れた方でも、タイミングが合えば「吾妻荘」に癒されに来たペットたちを見かけることができるかもしれません。

「吾妻荘」のお風呂は大浴場・家族風呂・内風呂の3種類。源泉かけ流しの温泉は、どのお風呂も4時間ごとに新しいお湯に入れ替わるほど湯量が豊富で、一日に6回新しいお湯に入れ替わります。

「吾妻荘」の施設情報

施設名 名湯の宿 吾妻荘
住所 山形県米沢市小野川町2471
電話番号 0238-32-2311
URL http://azumasou.com/

その3:水で薄めずお湯の温度を管理「うめや旅館」

「小野川温泉」の源泉温度は約80℃と熱めのお湯が特徴ですが、「うめや旅館」では熱交換システムを使用して適切な温度を保っています。

80℃以上の高温の源泉はとても珍しく、この貴重な成分の源泉を、循環しない・沸かさない・水で薄めないというコントロールを熱交換システムが担っているのです。

「うめや旅館」には内湯・家族貸切風呂・外湯の3種類のお風呂があります。内湯はほかの大浴場ほど広くはありませんが、適切な温度に保たれたお湯のため、「小野川温泉」のとろみをじっくりと味わうことができます。

「うめや旅館」の施設情報

施設名 うめや旅館
住所 山形県米沢市小野川町2494
電話番号 0238-32-2911
URL http://www.onsentamago.com/

その4:司馬遼太郎など著名人も多数宿泊した「扇屋旅館」

明治34年の大火で全焼したときに立て直して以来、110年以上懐かしい佇まいを保っている「扇屋旅館」。

一番奥にある特別室には歴代の上杉家当主や、作家の浜田広介、司馬遼太郎、学者の我妻栄、伊東忠太などの偉人たちも宿泊していたそう。館内にはさまざまな作品が飾られており、温泉以外にも展示を楽しむことができる旅館です。

「扇屋旅館」には男女別の大浴場のほかに、宿泊者限定のお風呂が。著名人が多く宿泊した特別室にあるお風呂で、誰にも邪魔されないワンランク上の特別な貸切風呂を堪能できます。日帰り入浴も可能ですが、せっかくなら宿に泊まって限定のお風呂にも入ってみたいですね!

「扇屋旅館」の施設情報

施設名 扇屋旅館
住所 山形県米沢市小野川温泉2432
電話番号 0238-32-2521
URL http://www5.omn.ne.jp/~ogiya_26/

その5:足湯小屋も隣接する「河鹿荘」

温泉遺産の湯の認定も受けている「河鹿荘」には、2種類の男女別大浴場・貸切風呂・足湯の4種類のお風呂があります。

大浴場は露天風呂付きの大浴場「せせらぎ」と内風呂の「あさみどり」があり、1日2回時間帯で男女が入れ替わるので、訪れる時間によっては2種類の大浴場どちらのお風呂にも入浴できるかもしれません。

「河鹿荘」の隣にあるどこか懐かしい雰囲気の足湯小屋は昭和初期をイメージしています。飲泉所もあるので、ほかの温泉に入浴した後でも立ち寄りたい場所のひとつです。

「河鹿荘」の施設情報

施設名 美湯美食の離れ宿 河鹿荘
住所 山形県米沢市小野川町2070
電話番号 0238-32-2221
URL http://www.kajikaso.com/

その6:個性豊かな看板猫たちが迎えてくれる「亀屋万年閣」

120年以上の時を経た柱や家具、飾り扉や窓ガラスからレトロな雰囲気を感じられる「亀屋万年閣」には、個性豊かな3匹の招き猫がいます。

こちらはそのうちの1匹ふくこちゃんです。人懐っこいのか、「亀屋万年閣」で調べてみると好奇心旺盛でいろいろな所に出没するふくこちゃんの写真が多く撮られています。ほかにも招き猫歴が一番長い白黒猫のたらちゃんと、人見知りであまり出てこない豹柄のりんちゃんがいます。

「亀屋万年閣」のお風呂は、男女別の源泉かけ流し大浴場と小さな露天風呂がありますが、入浴する前から個性豊かな猫たちに癒してもらえますよ。

「亀屋万年閣」の施設情報

施設名 亀屋万年閣
住所 山形県米沢市小野川町2481
電話番号 0238-32-2011
URL http://www.kameya-m.jp/

その7:ひょうたん型の浴槽が印象的「ししどや旅館寿楽荘」

「ししどや旅館」は湯治滞在も可能な、家族経営の小さい温泉旅館です。

広い浴室と小さめの浴室の2種類があり、広い浴室の方は3時間で新しいお湯に入れ替わります。

男女別で時間によって分けられているお風呂は、小さめの浴槽の方が2・3人でちょうどいいくらいの大きさなので、ひとりでふらっと立ち寄ってみたい方や少人数グループで入浴先を探している方におすすめです。

「ししどや旅館寿楽荘」の施設情報

施設名 ししどや旅館寿楽荘
住所 山形県米沢市小野川町2565
電話番号 0238-32-2800
URL http://www.onogawa.jp/~sisidoya/

その8:小野川温泉を一望できる「寿宝園」

「小野川温泉」を一望できる場所に位置する「寿宝園」には、露天風呂・内風呂・家族貸切風呂・足湯の4種類のお風呂がありますが、特におすすめなのが露天風呂。

露天風呂では外の空気を感じながら入浴できるのもポイントの1つですが、景色も大事ですよね。小高い「寿宝園」なら、そんなちょっとわがままな露天風呂での願いをかなえてくれます。

湯船に浮かぶ湯の花を横目に、「小野川温泉」を一望できる贅沢な露天風呂にぜひ入浴しに行かれてみてはいかがでしょうか。

「寿宝園」の施設情報

施設名 寿宝園
住所 山形県米沢市小野川町2584
電話番号 0238-32-2214
URL http://www.onogawa.jp/~juhoen/

その9:館内はバリアフリー「鈴の宿 登府屋旅館」

車椅子のまま宿泊できる特別室のある「鈴の宿 登府屋旅館」。高齢の方から赤ちゃんまで、家族三世代で一緒に羽を伸ばせるバリアフリーの館内が魅力。

お風呂は男女別の大浴場と露天風呂があり、大浴場と女性専用露天風呂の入り口には手すりとスロープがあります。床は滑りにくいタイルを使用しているため、手すりにつかまりながら安全に入浴することが可能。

シャワーを浴びる際にも浴室に3種類の椅子が用意されているので、立ち上がりやすい椅子を選べます。さらに浴室専用の車椅子も用意されており、車椅子の方もシャワーを楽に浴びることができるのはうれしいですね。

「鈴の宿 登府屋旅館」の施設情報

施設名 鈴の宿 登府屋旅館(とうふやりょかん)
住所 山形県米沢市小野川町2493
電話番号 0238-32-2611
URL https://tofuya.jp/

その10:天皇も宿泊された「湯杜匠味庵 山川」

「湯杜匠味庵 山川」のお風呂は、「良実(よしざね)の湯」と「小町(こまち)の湯」の2種類。「良実の湯」では、岩造りの露天風呂と石造りの大浴場で源泉かけ流しの温泉に入浴できます。

「小町の湯」には、広々とした石造りの大浴場・お1人様用の露天檜風呂・打たせ湯・飲泉場所があり、外側から内側まで存分に「小野川温泉」のお湯を楽しむことができます。

「湯杜匠味庵 山川」の施設情報

施設名 湯杜匠味庵 山川
住所 山形県米沢市小野川町2436
電話番号 0238-32-2811
URL http://syomian-yamakawa.com/

その11:温泉街のシンボルになるレトロな外観が目印「尼湯」

立派な瓦屋根がパッと目に入る「尼湯」は、「小野川温泉」の中心地にあるという立地とレトロな外観から温泉街のシンボルに。

無人の共同浴場なので、何も知らずに行ってしまうとどうすればいいのか迷うかもしれませんが、近くの「つるや商店」または「山川商店」で入浴券を購入して入浴するという仕組みになっています。自動施錠なので、閉じ込められないよう時間は厳守して入浴しましょう!

「尼湯」の施設情報

施設名 尼湯
住所 山形県米沢市小野川町
電話番号
URL https://www.chuokai-yamagata.or.jp/onogawa/

その12:共同浴場のなかで唯一の露天風呂がある「小町の湯」

「小野川温泉」にある共同浴場のなかで唯一の露天風呂をもつ「小町の湯」。「ほたる公園」内にあり、茶色い塀で囲まれている外観が特徴です。料金箱に200円を入れてから入浴するシステムです。硫黄臭が強く、ほかの共同浴場とは一味違うお風呂をあじわえますよ。

6月中旬から7月中旬にかけて開催される「小野川温泉ほたる祭り」の時期には、入浴しながらほたるを見られるなんてことも。

「小町の湯」の施設情報

施設名 小町の湯
住所 山形県米沢市小野川町
電話番号 0238-32-2740(小野川温泉旅館組合事務所)
URL https://www.chuokai-yamagata.or.jp/onogawa/komachi.html

小野川温泉は奥座敷らしい観光地!

https://www.flickr.com/photos/contri/4936697801/

小野川温泉は「米沢の奥座敷」と呼ばれており、山形県のなかでも比較的郊外に位置する温泉地です。しかし、多くの偉人や武将が足繁く通ったように、一度足を運べばきっとその奥ゆかしいどこか遠慮がちな雰囲気が癖になってしまうはず。

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