ラグジュアリーな街として人気の六本木。日中は六本木ヒルズや東京ミッドタウンを優雅に散策し、夜は華やかなクラブやバーで一杯やるのが港区のセオリーです。
今回は、そんな六本木エリアで人気の銭湯をご紹介。昔ながらのレトロな雰囲気の銭湯が、港区では新鮮そのもの!
目次
六本木近辺の銭湯を訪ねてみる!
昭和40(1965)年頃、かつての六本木には多くの銭湯があり、港区全体で60を越える銭湯がありました。しかしお風呂の無い家庭が少なくなり、平成元(1989)年には18件にまで落ち込みます。現在は港区全体で、たった4件しか銭湯がありません。
それでも温泉がある銭湯や、お洒落な銭湯など、個性的で人気の銭湯が現在も数点あります。
入浴料も東京都浴場組合の規約にのっとり、大人500円、小学生200円、未就学児100円という、リーズナブルな公共料金をキープ。六本木エリアながら、お得に銭湯を利用することが可能です。
六本木近辺の銭湯おすすめ人気ランキングTOP5!
現在六本木に存在する4つの銭湯と、六本木にほど近い渋谷区の銭湯をあわせてご紹介。また、銭湯に併設するサウナ情報もお届けします。
どこも人気の銭湯なので、要チェックです!
第1位:黒湯の冷鉱泉「麻布黒美水温泉 竹の湯」
東京のど真ん中の港区で、リーズナブルな公共料金で温泉が楽しめる人気の銭湯「麻布黒美水温泉 竹の湯」。
六本木から徒歩約25分、都営大江戸線で隣の麻布十番駅からは約10分、大正2(1913)年創業の老舗です。
温泉は、全国的にも珍しい17.8℃の冷鉱泉・黒美水源泉を加熱したもの。循環ろ過装置使用した地下水を加え、条例の衛生の関係で最低限の塩素系薬剤は入れていますが、れっきとした炭酸水素塩泉(鉱泉)の黒湯です。
しかも、冷水や蛇口から出る水は源泉。洗顔のあとに黒美水をくんで顔をバシャバシャ洗うのがおすすめだそう。
浴槽は3~5人が入れる広さで、40℃のぬる湯と、44℃の熱湯があり、熱湯にはジャグジーが付いています。男湯には日本丸、女湯には日本地図の壁絵が描かれているのもユニーク。
「竹の湯」のサウナ情報
男性用サウナはドライサウナで、女性用サウナは適温・適湿度のコンフォートサウナです。別途500円(2時間)で利用でき、入浴料と一緒に支払う場合、入浴料込み950円で利用できます。
水風呂も黒湯なので、体のすみずみまで栄養たっぷり!
「麻布黒美水温泉 竹の湯」の施設情報
店舗名 | 麻布黒美水温泉 竹の湯 |
---|---|
住所 | 東京都港区南麻布1-15-12 |
電話番号 | 03-3453-1446 |
営業時間 | 15時30分〜23時30分 |
定休日 | 月・金曜日 |
URL | https://takenoyuazabu.wixsite.com/takeno-yu |
第2位:創業100年の老舗「清水湯」
六本木駅から徒歩約25分、東京メトロ「表参道駅」A4出口より徒歩2分の好立地にある「清水湯」。
創業100年を越える老舗で、「南青山で、ひとっ風呂。」をコンセプトにさまざまなお風呂を提供している人気の銭湯です。
銭湯とは思えないお洒落な外装は、さすがの一言。
お風呂は3種類の強さのジェトバス、炭酸ガスと微粒子気泡を混入した高濃度炭酸泉&シルク風呂、そして水風呂のラインナップ。
「清水湯」のサウナ情報
サウナコースは入浴料込み1,060円で、蒸気と熱した石に水をかけるミスト形式のサウナ2種類がたのしめます。
入浴後には椅子と机のあるロビーで、ゆっくりベルギービールやアイスクリームを楽しめるのも一興。脱衣場も浴室も瀟洒な内装が施され、店主が元アパレル業界にいただけに、タオルや靴下などのグッズもお洒落です。
「南青山 清水湯」の施設情報
店舗名 | 南青山 清水湯 |
---|---|
住所 | 東京都港区南青山3-12-3 |
電話番号 | 03-3401-4404 |
営業時間 | 平日12時00分〜24時00分(最終入場23時30分) 土・日・祝日12時00分〜23時00分(最終入場22時30分) |
定休日 | 金曜日 |
URL | http://shimizuyu.jp/ |
第3位:「アクアガーデン三越湯」
六本木駅から徒歩30分、隣駅の広尾駅から徒歩10分にある「アクアガーデン三越湯」。
お風呂は3種類のジャグジー付き内湯、岩風呂、電気風呂、腰掛湯、水風呂があります。
ジャグジー風呂は水流が強く、凝り固まった疲れをほぐすのに最適。外気浴ができる半露天岩風呂付の浴場は、男女週替わりでたのしめます。
「アクアガーデン三越湯」のサウナ情報
サウナは1,200円と銭湯にしては高いですが、ボディエステ付きなのと、よく冷えた水風呂が好評。
お風呂上がりには、檜バーカウンターへ。入浴後にビールなどをゆっくり味わえる、心地よい空間です。
「アクアガーデン三越湯」の施設情報
店舗名 | アクアガーデン三越湯 |
---|---|
住所 | 東京都港区白金5-12-16 |
電話番号 | 03-3473-4126 |
営業時間 | 15時30分〜22時00分 |
定休日 | 金曜・土曜・日曜 |
URL | http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-107 |
第4位:5階建ての銭湯ビル「ふれあいの湯」
六本木から徒歩35分、大江戸線で3駅の「大門駅」から徒歩7分の「ふれあいの湯」は、都内では珍しい区営の銭湯です。
建物も風変わりな構図で、5階建ての1階部分がフロント、2階が女湯、3階が男湯、4階が休憩室と、まさに銭湯ビル!
熱めのお湯と強力なジェットバスが売りで、背景画には富士山でなく、レインボーブリッジが採用される茶目っけも。
独立した休憩室には大画面のテレビがあり、銭湯ランナーの利用が目立つ印象。憩いの場として愛されています。
「ふれあいの湯」の施設情報
店舗名 | ふれあいの湯 |
---|---|
住所 | 東京都港区芝2-2-18 |
電話番号 | 03-5442-2639 |
営業時間 | 火曜日~土曜日:15時00分~23時00分 日曜日・休日:14時00分~23時00分 ※ただし1月2日は午前9時00分~13時00分 |
定休日 | 月曜日、年始(1/1, 1/3-4) |
URL | http://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/sonota/koshuyokujo/01.html |
第5位:やわらかい井戸水が魅力「広尾湯」
場所は渋谷区に入りますが、六本木から徒歩20分強、隣駅の広尾駅からは1分の近さにある「広尾湯」。創業80年の老舗で、創業時から鉄分の多い井戸水を使っているお風呂が、肌にやさしく芯から温まると好評です。
平成29(2017)年にリニューアルオープンしましたが、古き良き銭湯の雰囲気を伝える、天井の高いレトロな浴室は健在。
サウナこそありませんが、浴槽は気泡とジェットバスの2つがあり、深95cmの立ち湯ジェットバスは、溜まった体のコリをほぐすのにぴったりです。
「広尾湯」の施設情報
店舗名 | 広尾湯 |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区広尾5-4-16 |
電話番号 | 03-3473-0624 |
営業時間 | 15時00分〜24時00分 |
定休日 | 水曜日 |
URL | http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-346 |
銭湯とともに楽しみたい六本木の観光
六本木の観光名所というとまず多くが思い浮かべるのが、六本木ヒルズや東京ミッドタウンでしょう。どちらもいうまでもない東京を代表する観光名所のひとつで、最新人気の多くのショップやグルメスポットが満載です。
それだけなく、六本木ヒルズには森美術館と森アートギャラリーの2つの美術館、最新設備の映画館、東京を一望できる絶景スポットの展望台があります。東京ミッドタウンには、サントリー美術館やDESIGN SIGHTなどいくつかの美術館があり、ホールやライブスペースなどもあります。また、内外の様々な展覧会が開催される国立新美術館も魅力の観光スポットです。
特徴豊かな六本木近辺の銭湯
六本木近辺の銭湯は温泉やお洒落な雰囲気など、他の銭湯にはない独自の魅力を売り物にしています。まさにオンリーワンの銭湯なのです。都心に近いので会社帰りやちょっとした時間に行かれるのも魅力です。
安全で楽しい温泉旅行を! 温泉施設の新型コロナウイルス対策ガイドライン
入店から脱衣所まではマスク着用、入浴中は会話を控える「黙浴」「黙サウナ」、長時間の利用は控えるなどのコロナ対策が提唱されています。
それぞれでできる対策を取りながら、安全で楽しく銭湯を楽しみましょう。
温泉施設のコロナ対策ガイドラインを要約してみた【日本温泉協会】
