新宿の銭湯おすすめ人気ランキングTOP5!サウナ付きでも安い?

まいにち多くの人々が行き交う新宿。

アーバンなイメージが強い街ですが、そんな新宿にも心をホッと癒やす銭湯がたくさんあります。

今回は新宿でおすすめな銭湯ランキングTOP5をご紹介。サウナ付きや壺湯・座風呂・寝風呂の多彩なお風呂で、じっくり体を癒やしてくださいね。

新宿区の銭湯は減少しているが銭湯組合は活発に活動!

新宿区には現在33の銭湯があります。これは、東京23区のなかでも少なくない数ですが、長期的に見ると右肩下がりの減少傾向にあります。

新宿区には早稲田大学をはじめ多くの大学があり、昭和40(1965)年ごろには100を越える銭湯がありました。その後、風呂なしの下宿やアパートは少なくなり、平成元(1989)年には64件になり、年々減少し続けています。

現在残っている銭湯は山手線沿線には少なく、西武新宿線沿線や早稲田近辺に多いのが特徴です。

新宿区の銭湯組合は、季節の湯やハーブ湯などのイベント湯を各銭湯で年数回実施しています。また「ゆげじい」というゆるキャラをつくり、HPなどで宣伝し、秋の終わりから冬の一定期間「ゆげじい祭り」も開催中。

ほかにも、区内在住の60才以上の人を対象に4回の「湯ゆ健康体操」を開催するなど地域に根差した活動もおこなっています。

入浴料は一律大人500円・小学生以下200円・幼児100円というリーズナブルさ。少しの追加料金でサウナを利用できる銭湯も少なくないのはうれしいところです。

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新宿の銭湯おすすめ人気ランキングTOP5!

それでは新宿の銭湯のなかから、おすすめ人気ランキングTOP5を紹介します。

第1位:60年以上の歴史ある銭湯絵「弁天湯」

新宿の銭湯というとまず名前を挙げられる「弁天湯」は、昭和32(1957)年に開業した60年以上の歴史をもつ銭湯です。

なかに入ると、まず脱衣場の高い天井が豪華な格天井であることに驚くでしょう。

そして、浴場のあざやかな銭湯絵にも目が惹きつけられます。「弁天湯」の銭湯絵を描いているのは、地域の名所を中心に風景画を描く峰岸愛氏と、日本の古典を題材にした田中みずき氏の2人の銭湯絵師です。

浴室内は、ハイパー風呂・細かい泡のミクロバイブラ湯・薬湯の宝寿湯・ツボを刺激する壺湯・座風呂・寝風呂など、多彩な浴槽がそろっています。都会の銭湯ゆえに開放的とまではいきませんが、外気を感じながら入浴できる露天風呂(奇数日は男性、偶数日は女性)もあります。

追加料金440円というリーズナブルな値段で使用できるサウナがあるのもうれしいところ。電車利用の場合は、都営地下鉄大江戸線「若松河田駅」都営新宿線「曙橋駅」からは徒歩で7〜8分です。

弁天湯の施設情報

店舗名 弁天湯
住所 東京都新宿区余丁町5-1
電話番号 03-3357-7370
営業時間 14時30分〜翌01時00分(最終受付0:30)
定休日 水曜日(祝日の時は翌日休)
URL https://bentenyu.jimdo.com/

第2位:壁絵はマッターホルンとイグアスの滝!「世界湯」

早稲田大学も近く専門学校なども多いことから学生街のイメージが強い「高田馬場駅」は、「新宿駅」からJR山手線で2駅、西武新宿線で1駅のところに位置しています。

「高田馬場駅」から神田川方面にゆるく坂を下ること徒歩約7分のところに、昭和29(1954)年に創業して地域に根差した存在となっている銭湯「世界湯」があります。

現在は建て替えられてマンションの1階ですが、広い浴室は昭和時代からの銭湯の面影を残し、壁絵のマッターホルンとイグアスの滝が奇妙にマッチしていると評判です。

浴槽は広さがありぬるめに温度が設定され、一部が電気風呂やバイブラバスになっています。外気を味わいながら入浴できる半露天風呂もあります。こちらはゆっくりお湯を楽しんでほしいとの考慮で、何の飾りもない質素なつくりです。サウナは、入浴料込み1,000円で利用できます。

世界湯の施設情報

店舗名 世界湯
住所 東京都新宿区高田馬場3-8-31
電話番号 03-3371-2409
営業時間 15時00分〜翌01時00分
定休日 木曜日
URL http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-336

第3位:井戸水を沸かした「大星湯」

「大星湯」は、井戸水を沸かしている創業50年以上の人気の銭湯です。

歴史がある銭湯ですが、その雰囲気は明るくモダンです。浴室はとても広く、壁絵もヨットやボートなど陽光が似合う明るいイメージなうえに、週替わりで盆栽を飾るなど粋な演出も。

浴槽は3つあり、一番大きい浴槽は備長炭の入ったジェットバスです。サウナもあり、入浴料込み900円で利用できます。

いざというときの「AED」や震災時の協力の準備も怠らない、地域に貢献している銭湯でもあります。

電車利用の場合は、都営地下鉄大江戸線「若松河田駅」都営新宿線「曙橋駅」からは徒歩で7〜8分です。

大星湯の施設情報

店舗名 大星湯
住所 東京都新宿区市谷台町18-3
電話番号 03-3351-7625
営業時間 15時00分〜24時00分
定休日 月曜日
URL https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-326

第4位:注目の東新宿エリアの人気銭湯「金沢浴場」

池袋から新宿三丁目を通り渋谷へと続く明治通り。ここに地下鉄を走らせたい、という長年の夢が実現したのが東京でもっとも新しい路線「副都心線」です。

池袋から埼玉方面に伸びる東武線・西武線と、渋谷から横浜方面に伸びる東横線が相互乗り入れすることで、開業以来多くの利用者を集めています。

「副都心線」開業によって注目を集めているのが、新宿から明治通りを北上した東新宿エリア。ビジネスホテルや飲食店が相次いでオープンしているこの地区に古くからある銭湯が、「金沢浴場」です。

タイル張りの天井の高い広い浴室にはヨーロッパの山と湖の街のモザイク画があり、昭和時代の銭湯の雰囲気が残っています。ジェットバスとバイブラバスの2つ浴槽がある上に、都内の銭湯では珍しい檜風呂もあります。木の香りを楽しみながらの入浴は、とても癒されると評判。

少し足を伸ばせば、アジアン・タウンの大久保や、日本一の歓楽街・歌舞伎町もすぐ近く、湯上りの一杯はまた格別です。

金沢浴場の施設情報

店舗名 金沢浴場
住所 東京都新宿区新宿7-22-11
電話番号 03-3203-6784
営業時間 15時00分〜24時00分
定休日 火曜日(祝日の時は翌日休)
URL http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-331

第5位:学生街のレトロで伝統的な銭湯「金泉湯」

昔ながらの学生街である早稲田地区にある銭湯「金泉湯」は、地元の人たちや早稲田の学生たちに長く愛され続けています。

お寺や城郭を思わせる破風様式のいかにも銭湯という外観と、脱衣場の高い豪華な格天井は銭湯好きにはたまらないもの。そのレトロで伝統的な雰囲気が人気です。
外観はレトロですが、浴場にはジェットバス・バイブラ風呂・寝湯・水風呂など浴槽は充実しています。サウナがないのはちょっと残念ですが、小さな庭を眺める露天風呂風につくられた自慢の薬湯岩風呂で癒されてください。

金泉湯の施設情報

店舗名 金泉湯
住所 東京都新宿区西早稲田2-16-20
電話番号 03-3203-2427
営業時間 14時30分〜24時00分
定休日 月曜日
URL http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-335

第6位:新宿の中心で入れる天然温泉「テルマー湯」

新宿の銭湯に天然温泉はなく、区内唯一の天然温泉だった「十二社温泉」は2009年に閉館して、しばらく新宿は温泉不在のエリアとなっていました。

しかし、平成29(2017)年に歌舞伎町にスーパー銭湯「テルマー湯」がオープン! 「テルマー湯」の浴槽は、中伊豆から毎日運ばれてくる「硫酸塩泉」で満たされています。
都心の真ん中で温泉気分が味わえると、開業以来多くのお客さんを集めています。

「東京新宿天然温泉テルマー湯」の施設情報

施設名 東京新宿天然温泉テルマー湯
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-1-2
電話番号 03-5285-1726
駐車場 なし ※近くの公共新宿パーキングを割引利用できます
営業時間 11:00〜09:00
定休日 不定休
料金 大人2,405円(土日祝3,285円)、18才未満(中学生以上)2,405円
※前売り券または会員登録で値引き
URL http://thermae-yu.jp/

テルマー湯について

硫酸塩泉について

銭湯とともに楽しみたい新宿の観光

「新宿駅」は、JRの中央総武線と山手線が交差している上に埼京線を中心に関東各地を結ぶ路線、小田急線・京王線の私鉄と地下鉄も乗り入れ、その乗降客数は日本一であり常に行き交う人々でにぎわっています。

江戸時代には甲州街道の初宿「内藤新宿」として知られた新宿は、高度経済成長時代に西口に広がっていた浄水場跡が高層ビル街に変貌し、そこに東京都庁が移転してきたことで新都心として発展しました。

多くの企業や学校があり、新宿御苑などの観光名所に加えショッピングやグルメスポットも多く、ビジネスマン・学生・観光客など、さまざまな世代の人たちが集まっているうえに、近年は外国からの旅行客も激増しています。

青山や代官山などに比べるとエッジが効き過ぎていない新宿は大衆的なイメージが強く、幅広い年代の老若男女を受け入れるビッグタウンです。

新しすぎず古すぎない、まさに現在の日本を感じることができる全国でも有数の観光地として、日本人はもちろん多くの外国人旅行者も訪れています。

ショップやグルメスポットが満載なだけでなく、歌舞伎町やゴールデン街・思い出横丁・LGBTの街としても有名な新宿2丁目など、魅力的なナイトスポットもいっぱいあります。

都会のオアシス的な庭園公園「新宿御苑」や、東京を一望できる「東京都庁展望室」、歌舞伎町の「VR ZONE SHINJUKU」など観光スポットも少なくありません。

花園神社」「十二社熊野神社」「太宗寺」など、ビルの谷間の思わぬ場所に歴史スポットもあったり、見ごたえのある街です。

特徴豊かな新宿の銭湯と豊富な観光名所

新宿というと「新宿駅」を中心にした西口の高層ビル街や、南口から東口にかけてのショッピングやグルメのエリアや歌舞伎町の繁華街をイメージする人も多いでしょう。

しかし、新宿エリアは古くから多くの人が暮らす住宅地としての側面もあるので、銭湯の数は決して少なくありません。観光やショッピングの合間に歴史ある銭湯でひと汗流すのも楽しいもの。入浴後は歌舞伎町やゴールデン街・思い出横丁などで一杯いただくと、プチ旅行気分が味わえますよ。ぜひ、新宿のスーパー銭湯をたのしんでくださいね。

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