豊かな自然と歴史に育まれた福井県は、北陸を代表する一大観光エリア。
「気比松原」「東尋坊」「一乗谷朝倉氏遺跡」「恐竜博物館」など、北陸の他県では目にできない名所旧跡が数多く集まっています。
「あわら温泉」などの温泉も魅力ですが、街中に建つ趣深い「銭湯」も見逃せない和みのスポット。
今回は、そんな福井県のおすすめ銭湯をご紹介していきます。
目次
- 1 福井の銭湯の特徴
- 2 第1位:木のロッカーが趣深い地下水100%の「南部湯」(勝山市)
- 3 第2位:温度の異なる10種類のお風呂「たきのゆ」(福井市)
- 4 第3位:深い湯舟で一本勝負「サフラン湯」(敦賀市)
- 5 第4位:テレビ付サウナでじっくり汗を流そう「すがや温泉」(福井市)
- 6 第5位:気泡風呂が人気の「亀山湯」(大野市)
- 7 第6位:天然鉱石を使ったお湯の「阿津満湯」(永平寺町)
- 8 第7位:黄色いひさしが目印、街中の「宝永湯」(福井市)
- 9 第8位:火・土曜日はバスクリンも「キューピー湯」(大野市)
- 10 第9位:学生が復活させた「城勝湯」(越前市)
- 11 第10位:地下水かけ流しの「敦賀温泉」
- 12 福井県の魅力
- 13 ドライブや観光で気軽に立ち寄れる福井の銭湯
福井の銭湯の特徴

「福井浴場組合」に加盟している銭湯は20軒。7つの支部に分かれており、福井13軒、大野5軒、敦賀2軒、勝山2軒、春江・武生・松岡が1軒ずつという内訳になっています。
銭湯めぐりを楽しみたい人は、福井、大野、敦賀の3支部を中心に回るといいでしょう。
福井県にある銭湯の入浴料は、物価統制令にもとづき原則的にどこも同一料金。大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6才未満)70円となっています。
無料でサウナが利用できる銭湯なら、大人450円というお手頃な値段で入浴とサウナが楽しめます。
第1位:木のロッカーが趣深い地下水100%の「南部湯」(勝山市)
最初にご紹介するのは、勝山市の元町1丁目にある「南部湯」。昔ながらの日本家屋が風情を醸し出しており、えちぜん鉄道勝山永平寺線の「勝山駅」から九頭竜川を越えた先の住宅街に建っています。
南部湯の魅力は、郷愁を誘う雰囲気に包まれていること。扉が一枚板になった趣ある木のロッカーは、味わい深いアンティーク調です。浴場にある湯船は2槽式の大風呂。地下水を沸かしたお湯がたっぷりと注がれています。
観光がてらに立ち寄れるロケーションも、南部湯の人気を下支えしている理由でしょう。九頭竜川の河岸は弁天桜が咲き乱れる花見の名所で、近隣には「七里壁」や「越前勝山城跡」といった史跡も残っています。
マッサージ機がたった10円で利用できるのも、昔ながらで乙です!
「南部湯」の施設情報
施設名 | 南部湯 |
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住所 | 福井県勝山市元町1-17-6 |
電話番号 | 0779-88-0188 |
駐車場 | 無料(5台) |
営業時間 | 16:00~22:00 |
定休日 | 水曜日、土曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-nanbuyu.html |
第2位:温度の異なる10種類のお風呂「たきのゆ」(福井市)
種類豊富な湯船のある銭湯を探している人には、福井市の足羽2丁目にある「たきのゆ」がおすすめ。路面電車の福井鉄道「足羽山公園口駅」からおよそ5分の県道6号線沿いに位置しています。
「お風呂のデパート」をキャッチコピーにしているだけあり、たきのゆにある湯船はバラエティに富んだ構成。主浴槽を筆頭に、電気風呂、半身浴風呂、寝風呂、薬風呂、水風呂、露天風呂など、浴場でちょっとした湯めぐりが楽しめます。
サウナは70円で利用が可能。全長8メートルのプールも完備されています。
「たきのゆ」の施設情報
施設名 | たきのゆ |
---|---|
住所 | 福井県福井市足羽2-17-4 |
電話番号 | 0776-35-6159 |
駐車場 | 無料(65台) |
営業時間 | 平日13:00~24:30、土曜日・日曜日・祝日7:00~24:30 |
定休日 | 水曜日(祝日の場合は営業休業) |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円、サウナ70円 |
URL | http://www.huroya.com/ |
第3位:深い湯舟で一本勝負「サフラン湯」(敦賀市)
敦賀市でまずおすすめしたい銭湯は、津内町の2丁目にある「サフラン湯」。JR「敦賀駅」から車で4分北上した県道33号線沿いに建っており、創業80年におよぶ歴史を誇っています。
浴場は潔いほどシンプルな造りで、湯船は深風呂スタイルの主浴槽ひとつのみ。とはいえ季節感を演出するイベントが行われており、6月は菖蒲湯、7月はラベンダー湯、12月はゆず湯に浸かれます。
「サフラン湯」の施設情報
施設名 | サフラン湯 |
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住所 | 福井県敦賀市津内町2-9-5 |
電話番号 | 0770-22-1478 |
駐車場 | 無料(6台) |
営業時間 | 15:30~22:00 |
定休日 | 水曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-sahuranyu.html |
第4位:テレビ付サウナでじっくり汗を流そう「すがや温泉」(福井市)
福井市の菅谷2丁目にある「すがや温泉」は、清潔感が感じられる落ち着いた雰囲気の銭湯。煉瓦造りの外壁が目印で、えちぜん鉄道三国芦原線「福大前西福井駅」からは車で8分ほどの距離です。
浴場は白タイルを基調とした明るい空間設計。超音波風呂、薬風呂、寝風呂、座風呂、水風呂といった湯船がそろっています。
フローリングの脱衣所や休憩スペースも快適な居心地。大型のマッサージチェアはリクライニング式です。
追加料金50円で入れるサウナは、テレビがあるのでついついじっくり汗をかきたくなってしまいます。
「すがや温泉」の施設情報
施設名 | すがや温泉 |
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住所 | 福井県福井市菅谷2-10-12 |
電話番号 | 0776-25-0265 |
駐車場 | 無料(20台) |
営業時間 | 14:00~24:00 |
定休日 | 金曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-sugayaonsen.html |
第5位:気泡風呂が人気の「亀山湯」(大野市)
大野市は武家屋敷や城下町の面影が色濃く残るのどかな観光エリア。「越前大野城」が建つ「亀山公園」をはじめ、「旧内山家」「旧田村家」「大野市民俗資料館」といった見どころが目白押しです。
その大野市の城町7丁目にある銭湯が、ここでご紹介する「亀山湯」。亀山公園の麓に位置し、JR九頭竜線の「越前大野駅」からは車で6分ほどの道のりです。
浴場にある湯船はひとつですが、深風呂と浅風呂の2槽式で気泡機能付き。マッサージ効果があって身体の不調を整えてくれそうです。
洗い場には島カランも設置されています。
「亀山湯」の施設情報
施設名 | 亀山湯 |
---|---|
住所 | 福井県大野市城町7-18 |
電話番号 | 0779-66-4959 |
駐車場 | 無料(10台) |
営業時間 | 15:00~23:00 |
定休日 | 月曜日、木曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-kameyamayu.html |
第6位:天然鉱石を使ったお湯の「阿津満湯」(永平寺町)
永平寺町松岡芝原1丁目の「阿津満湯」は、松岡支部にある唯一の銭湯。国道416号線から北へ入った住宅街にあり、最寄り駅のえちぜん鉄道勝山永平寺線「観音町駅」からは徒歩5分ほどでアクセスできます。
阿津満湯の魅力は、天然鉱石を使ったお湯でのんびりとくつろげること。2つある湯船のうちひとつは超音波風呂になっています。
浴場にはボディーシャワーも完備。脱衣所は板張りで、街の銭湯ならではのほのぼのとした雰囲気が楽しめます。
「阿津満湯」の施設情報
施設名 | 阿津満湯 |
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住所 | 福井県吉田郡永平寺町松岡芝原1-62 |
電話番号 | 0776-61-0455 |
駐車場 | 無料(3台) |
営業時間 | 平日16:00~21:00、土曜日・日曜日・祝日15:00~21:00 |
定休日 | 月曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-adumayu.html |
第7位:黄色いひさしが目印、街中の「宝永湯」(福井市)
福井市での街歩きや歴史散策で立ち寄っておきたいのは、宝永3丁目にある「宝永湯」。福井鉄道の「仁愛女子高校駅」からは徒歩約6分で、近くには「養浩館」「福井市 郷土歴史博物館」「舎人門」といった数々の見どころスポットが集まっています。
浴場は壁に沿ってL字型にカランとシャワーが並ぶ造り。湯船は大きめの主浴槽と水風呂の2タイプです。
脱衣所には旧式の体重計があり、レトロな雰囲気も満喫できるでしょう。
「宝永湯」の施設情報
施設名 | 宝永湯 |
---|---|
住所 | 福井県福井市宝永3-26-3 |
電話番号 | 0776-23-0499 |
駐車場 | 無料(7台) |
営業時間 | 15:00~21:30 |
定休日 | 土曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-houeiyu.html |
第8位:火・土曜日はバスクリンも「キューピー湯」(大野市)
大野市の陽明町1丁目にある「キューピー湯」の魅力は、新旧の銭湯の趣が楽しめること。地元の人たちの利用率が圧倒的に高く、JR九頭竜線の「越前大野駅」から車で4分ののどかな住宅街に建っています。
はじめてキューピー湯を訪れる人は、かわいらしい響きの屋号からは想像できない館内設備を目にしてきっと驚くはず。脱衣所では、年代物を思わせる古風な木のロッカーが今も現役で使われています。
浴場の壁は白タイルで統一されたデザイン。主浴槽は超音波風呂とバイブラ風呂の2槽式になっており、毎週火曜日と土曜日は入浴剤を使ったお風呂が実施されています。
「キューピー湯」の施設情報
施設名 | キューピー湯 |
---|---|
住所 | 福井県大野市陽明町1-1302 |
電話番号 | 0779-66-3613 |
駐車場 | 無料(4台) |
営業時間 | 15:00~22:00 |
定休日 | 水曜日、日曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://www.1010fukui.jp/se-kyupiyu.html |
第9位:学生が復活させた「城勝湯」(越前市)
越前市唯一の銭湯「城勝湯(じょうかつゆ)」は、創業60年以上の老舗銭湯です。
レトロな佇まいで、薬湯や気泡風呂、さらにサウナなど充実した設備も魅力です。シャンプーやボディソープが置いてあり、ふらっとたちよれるのも嬉しいポイントです。
城勝湯は2018年に一度廃業してしまいましたが、福井工業大学の学生たちの手によって復活しました。銭湯を起点にまちを活性化させるMACHIYOKUプロジェクトが続いており、レトロな銭湯が交流の場の役割を果たすことでしょう。
「城勝湯」の施設情報
施設名 | 城勝湯 |
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住所 | 福井県越前市若竹町10−18 |
電話番号 | 0778-67-7511 |
営業時間 | 15時00分~21時00分 |
営業日 | 水曜日、土曜日、日曜日 (月・火・木・金は休み) |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | https://www.machiyoku.info/jokatsuyu |
第10位:地下水かけ流しの「敦賀温泉」
最後にご紹介するのは敦賀市の津内町1丁目にある「敦賀温泉」。第3位の「サフラン湯」から徒歩5分のところにあり、敦賀市での銭湯めぐりではこの2店舗が定番の組み合わせとなっています。
浴場にある湯船は3種類。主浴槽は超音波風呂とバイブラ風呂です。敦賀温泉の特徴は、12月から4月にかけて趣向を凝らしたお湯に浸かれること。
水曜日は酒粕、土曜日はゆずとみかん、それ以外の曜日は薬草といった具合で、香り高いお湯が楽しめるでしょう。毎月26日は天然のよもぎを使ったお風呂です。
「敦賀温泉」の施設情報
施設名 | 敦賀温泉 |
---|---|
住所 | 福井県敦賀市津内町1-14-15 |
電話番号 | 0770-22-2368 |
駐車場 | 無料(5台) |
営業時間 | 15:30~22:00 |
定休日 | 月曜日 |
料金 | 大人(12才以上)450円、中人(6才以上12才未満)160円、小人(6歳未満)70円 |
URL | http://relaport.com/ |
福井県の魅力

日本海の波と風が作り出す海岸線は、福井県が誇る魅力的な自然の造形美。「東尋坊」や「明鏡洞」は、大自然の驚異のみならず日本海の絶景が見渡せるビュースポットとして高い人気を博しています。
グルメのジャンルでも、福井県は北陸で一目置かれている存在。日本海で獲れる新鮮な魚介類は言わずもがな、旨味が凝縮された若狭牛や福井ポークといったブランド肉も、食通の人たちのあいだで話題を呼んでいます。
近年のご当地グルメブームに乗じて人気を集めているのは、トンカツとオムライスが合体した「ボルガライス」。発祥地となる越前市の武生エリアには、お手製ソースでオリジナルのボルガライスを提供している名店が軒を連ねています。
ドライブや観光で気軽に立ち寄れる福井の銭湯
福井県にある銭湯の魅力は、どこもアットホームな雰囲気で訪れる人を迎え入れてくれること。多くの銭湯が無料で利用できる駐車場を完備していることも、嬉しいポイントでしょう。ドライブや観光の後で立ち寄るのに最適な環境が整っているのです。福井は山海の自然が漫喫できる北陸きっての観光エリア。観光後に銭湯を利用すれば、福井での滞在がより思い出深いものとなるはずです。
安全で楽しい温泉旅行を! 温泉施設の新型コロナウイルス対策ガイドライン
城勝湯の新型コロナウィルス感染防止に関する取り組みについて pic.twitter.com/4Hx76TB1Rx
— machi YOKU (@machiYOKU) April 18, 2020
銭湯の利用にあたっては、マスク着用や、入店時の手指の消毒はもちろんのこと、大声での会話・グループでの利用・長時間の利用は控えるなどの対策をとりましょう。
会話を控えて静かに入浴する「黙浴」「黙サウナ」を心がけ、安全に銭湯を楽しみましょう。 温泉施設のコロナ対策ガイドラインを要約してみた【日本温泉協会】
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