つぼた旅館│冬は下風呂温泉でアンコウを食すべし!一人旅OK、源泉かけ流し

本州最北の温泉街が広がる青森県の「下風呂温泉」は、冬のアンコウが絶品!

つぼた旅館では、あん肝・刺身・唐揚げ・あんこう鍋などなどアンコウ尽くしのフルコースが人気。1泊13,500円で1人でも同料金で利用できます。

源泉かけ流しの温泉は硫黄たっぷりの濁り湯です。

あんこう尽くしのフルコースに舌鼓

この日は特に寒い日で、吹雪の中を慎重に走っていたら到着が晩ご飯の時間に。すぐに食事処に向かうと、所狭しと並んだ魚介料理の数々が目に飛び込んできました。

早速瓶ビールを開けて一人酒がはじまります。生姜の効いた鮪の角煮や、酸味が食欲をそそるニシンの漬物、うま味があふれるホヤ酢などをいただき、中瓶があっという間に空になりました。

日本酒をいただき、いよいよ本丸のあんこう料理へ。

中央の三皿はどれもあんこう料理。とも和え、袋、そして焼き物です。

とも和えは、こんなにあん肝がたっぷりで良いの? と思ってしまうほど。味噌とあん肝が渾然一体となったあえ衣に皮や身がよく絡み、一口ごとにお酒が進みます。

袋は珍しい部位で、グニグニした食感とはすいものシャキシャキした食感が酢味噌でまろやかにまとまってクセになりそう。

焼き物の身はむっちり締まって歯ごたえがあり、かぶりついた骨からジュルジュルと旨味が染み出します。意外と目にしないあんこうの焼き物ですが、旨味の塊とはまさにこのことだと思いました。

さらに、隣のお盆には別のあんこう料理が並びます。唐揚げは背骨のあたりの軟骨つきの肉が使われ、焼き物と同じく旨味があふれ出してジューシー。

煮こごりは上品な味でスルスルといけてしまいます。

お刺身もふだん中々目にしませんが、新鮮だからこそ。噛めば噛むほどじんわりとコクがにじみ出て、淡白な見た目を覆す美味しさです。奥の貝もコリコリとした食感が素晴らしく、追加した地酒の存在を忘れるほどの本気食いをしてしまいました。

楽しみにとっておいたあん肝は、直径5cm以上はあろうかという大きさで、これまでに見たことのない太さです。厚みも2cmくらいあって豪快さに驚きます。

それでいて、なめらかで上品で、鉄っぽさや生ぐささなどはみじんも感じません。あん肝をひと口食べてはお猪口をクイっと傾け、一人酒の幸せを全身で感じました。

最後のあんこう料理は、豆乳仕立てのあんこう鍋。こちらにもデンとあん肝が入り、皮や身などとともに煮込まれています。

ふわりとした食感にコクが詰まった身もさることながら、美味しいのは旨味のしみ出た出汁。おひつのご飯をよそって汁をかけ、雑炊風にして最後までワシワシといただきました。

あんこうに夢中になってつい忘れていましたが、お刺身もなかなか立派です。あんこうと貝の刺身とは別で、三点盛りがついてきました。

国内では珍しい海中養殖による大畑海峡サーモンに、立派な甘えび、そして脂ののったアイナメ。

おひつにご飯がちょうど一膳分のこっていたので、お刺身に醤油をチョンチョンとつけて並べ、別の器に盛られたイクラもたっぷりとのせました。

キラキラと美味しそうに輝く丼を前に、我ながら良い発想だったとしたり顔。お酒も抜けてきて最高の〆めとなりました。気づけばすっかり満腹で、心も満たされました。

デザートのリンゴはシャキっとした歯ごたえと甘みで、最後まで大満足でした。

源泉かけ流しの硫黄泉は最高のにごり湯!夜通し入浴OK

「つぼた旅館」の温泉は源泉かけ流し。夜通し入浴できるのもうれしいポイントです。朝は8時半まで入れます。

浴場の扉をあけると、ふわりと硫化水素の香りが漂い早くつかりたい! と気持ちがはやります。冷えた身体がお湯に慣れるよう、気持ちを落ち着けてまずはかけ湯から。

「上の方が熱いのでよく混ぜてくださいね」と女将さんが教えてくれたので、はじめは熱くてもちょっと我慢して一気に全身湯舟へ。別府の野湯で教わった通り、足が熱くなければ全身入れるものです。

硫黄と塩がたっぷり入った濃厚なお湯は、下風呂温泉ならでは。ピリピリとした熱と成分による刺激に慣れてくると、全身がポカポカとあたたまってきて、湯あがりは肌がサラサラになったことを実感しました。

なおお湯は、日によっては透明になることもあるそうです。

お部屋はあったかくて快適

この日は、12畳ほどの広いお部屋に案内してもらいました。事前に布団が敷いてあり、昼寝し放題。

あたたかい毛布が一番上になっているのは、羽毛布団の熱を逃がさない雪国の知恵。この順番の方があたたかく眠れるのです。

灯油ヒーターとふかふかお布団、そして温泉のおかげで朝までぐっすりと眠れました。

朝ごはんも魚介づくし!食後のコーヒーもうれしい

あっという間に朝を迎え、炊き立てのご飯で一日がはじまります。

しょっぱすぎず丁度良いやさしい味付けのおかずが並び、どれからいただこうか迷ってしまいます。

朝ごはんにはイカソーメンが出てきました。ねっとりしたコクがあり、すぐに噛み切れる歯ざわりの良さからすぐに食べきってしまいました。

焼き鮭に添えられたイカの塩辛は、漬けてあるとは思えないほど新鮮で美味しい身に、うま味たっぷりのワタが絡んでご飯が進みました。

青森の旅館の朝ごはんの定番、貝焼き味噌。専用の器は大きめであふれる心配がなく、卵をガチャガチャと混ぜていただきました。

小柱や布海苔のうま味が味噌ベースの出汁と卵に包まれ、ご飯が進みます。

食後はコーヒーのサービスも。食べ終わるタイミングで持ってきてくれたのであたたまりました。

2021年度の「鮟鱇まつり」は4月3日まで!北海道・青森・秋田・岩手県民は割引も

下風呂温泉がある風間浦村では、旅館や食堂であんこう尽くしを楽しめる「風間浦鮟鱇まつり」を毎冬おこなっています。

夕食は7,000円~で、あんこうのフルコースをいただけます。あん肝やあんこう鍋など、お店ごとに趣向を凝らしたあんこう料理が楽しめます。

つぼた旅館の場合は、1泊朝食付きの宿泊料金6,500円と合わせて、1泊2食付き13,500円~となります。消費税・入湯税を合わせてぴったり15,000円。新鮮で美味しいあんこうを、お手頃な料金でお腹いっぱい味わえます。

2021年度は12月から4月3日までとのこと。冬の下風呂温泉であんこうを満喫してみませんか。

青森県では、2022年3月10日まで、青森県と隣接県(北海道・岩手県・秋田県)の居住者を対象に、最大で7,000円お得になる「青森県おでかけキャペーン」を行っています。

※新型コロナウイルスの感染拡大にともない、2022年1月15日から当面の間、新規予約を受付停止しています。

宿泊代の50%を最大で5,000円まで値引きされ、さらに2,000円分のクーポンがついてくるたいへんお得なプランです。

利用者はチェックイン時に一人ずつ、身分証明書と、ワクチン接種証明書もしくは3日以内のPCR検査での陰性証明書を提示する必要があります。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

コロナ対策をばっちりとって、安全で楽しいお出かけを楽しんでみてください。

「下風呂温泉つぼた旅館」の基本情報:年中同一料金で一人旅もOK

下風呂温泉つぼた旅館は、創業90年あまりの伝統あるお宿です。温泉街の南端、坂の上にあり、新湯系の源泉を引いています。

下風呂温泉は本州最北端の温泉郷なだけあって、新幹線の駅や空港から車で約3時間かかります。雪道の運転に自信のない方は、JR下北駅から路線バスを利用するのも手です。

料金は通年かわらず、一人でも同じ値段で利用できます。オンライン予約フォームもあるので、ふらっと泊まれるのがありがたいです。

施設名 「下風呂温泉つぼた旅館」
住所 青森県下北郡風間浦村下風呂字家の尻11番
電話番号 0175-36-2456
利用料金 1泊2食付き8,000円~(税別)
アクセス 八戸駅・三沢空港から車で約3時間
JR下北駅から下北交通佐井線で約70分「下風呂温泉」下車
URL https://www.shimohuro.com/宿泊施設のご案内/坪田旅館/

下風呂温泉つぼた旅館の新型コロナウイルス感染症対策

下風呂温泉つぼた旅館では、チェックイン時の検温・消毒や、食事処の距離の確保など、新型コロナウイルス感染症対策を行っています。

布団を事前に敷いておいたり、料理を運ぶタイミングをまとめたりと、接触を減らす工夫も行っています。

温泉施設の新型コロナウイルス感染症対策については、以下の記事も参考にされてください。

「海峡の湯」リニューアルした下風呂温泉の共同浴場

下風呂温泉の共同浴場は、2020年にリニューアルしました。温泉街の入り口近くに新しく建った「海峡の湯」では、かつて別々の共同浴場に引かれていた「大湯」と「新湯」の2種類の源泉が楽しめます。

大湯は酸性で、ピリピリとした刺激と湯上がりのスベスベ感も強めです。新湯は比較的さらりと感じられますが、硫黄と塩の強さはなかなかです。

ヒバ造りの湯舟は香りも良く、広々として快適です。お湯は相変わらず熱めですが、42℃・44℃・46℃の3つの温度があり、熱い場合は水を足すこともできます。

2階には展示室もあり、この地に以前建っていた「はせ旅館」の、井上靖が泊まった部屋も保存されています。

つぼた旅館から海峡の湯は、坂を下りて徒歩2分ほど。道路を挟んですぐに津軽海峡が広がり、お風呂からも海を眺められます。

「下風呂温泉 海峡の湯」の詳細情報

施設名 「下風呂温泉 海峡の湯」
住所 住所を入力(郵便番号なし)
電話番号 電話番号を入力
営業時間 4月~10月:7時00分~20時30分
11月~3月:8時00分~20時30分
(最終受付20時00分)
定休日 毎月第2・4火曜日、1月1日
利用料金 大人450円・中学生100円・小学生50円
(村民は大人150円・70歳以上100円)
アクセス 八戸駅・三沢空港から車で約3時間
JR下北駅から下北交通佐井線で約70分
URL https://www.yukaimura.com/kaikyonoyu.html

桑畑温泉湯ん湯ん♪は濃厚なお湯と津軽海峡の景色が最高

下風呂温泉から車で10分ほどのところにある「桑畑温泉湯ん湯ん♪」は、下風呂温泉よりも濃いお湯が楽しめます。

塩分と硫黄が濃く、灰色に濁ったお湯はすぐに汗が出るほど。サウナと水風呂もあり、若い人にも人気です。

夏(4月~11月)は津軽海峡を眺める露天風呂が楽しめ、冬の間も外気浴ができてクールダウンにピッタリです。

高台の上にあり、景色はバツグン。車で下風呂温泉を訪れた際は、あわせて足を運んでみてください。

※2021年の豪雨災害で、道路工事中の区間がありますが、問題なく通行できます。

桑畑温泉「湯ん湯ん♪」の詳細情報

施設名 桑畑温泉「湯ん湯ん♪」
住所 青森県下北郡風間浦村大字易国間字湯ノ上1-1
電話番号 0175-32-6045
営業時間 11時00分〜20時00分(最終受付19時30分)
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日)
利用料金 大人450円・小学生150円・幼児60円
アクセス 八戸駅・三沢空港から車で約3時間
JR下北駅から下北交通佐井線で「桑畑」下車
URL https://www.kazamaura.jp/villager/facilities/yunyun/

冬こそ行きたい!おすすめ温泉情報はこちら

泉質は「硫黄泉」。浴用適応症として、アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症に効果効能があります。

飲用適応症は、糖尿病・高コレステロール血症です。

下風呂温泉の泉質「含硫黄 ナトリウム塩化物泉」

泉質名 含硫黄 ナトリウム塩化物泉(硫化水素型)
浴用適応症 アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症・末梢循環障害
きりきず・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症
飲用適応症 糖尿病・高コレステロール血症・萎縮性胃炎・便秘
*下風呂温泉では飲泉できません。