銀山温泉のおすすめお土産ランキングTOP5!地元の名物や銀山温泉の歴史など【最新版】

山形県尾花沢市にある「銀山温泉」は、NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台として、また大正ロマンの雰囲気が素敵な温泉地として知られています。今回はぜひお持ち帰りいただきたい銀山温泉の個性豊かなお土産をご紹介します。

銀山温泉のある尾花沢市とは?


「銀山温泉」がある山形県の尾花沢市は、山形県の最北東に位置しています。短い日照時間ゆえに低温の時期も長く、冬は県内でも有数の豪雪地帯です。春の雪解けも遅く、そのため農耕期間も短くなっています。

スイカの生産量は全国でもトップクラス!


そんな尾花沢市は、「雪」・「スイカ」・「花笠」のまち。雪は先ほどご紹介したように地理的な要素から想像はできるかもしれません。それに加え、夏は「スイカ」。じつは、尾花沢市のスイカ生産量は、全国でもトップクラスなんですよ。それから「花笠踊り」の発祥の地でもあるので、花笠も有名です。

食べ物でいうとスイカのほかに、「尾花沢牛」も有名。雪のまちならではの「雪降り和牛尾花沢」という上質な牛肉は、一度は食べる価値ありです! 牛肉の脂身を白くて綺麗な雪が降る様子になぞって表現しているわけですね。絶品ですよ。

松尾芭蕉が10泊した歴史も


教科書で誰もが知る、「松尾芭蕉」。紀行文の『おくのほそ道』は学校でも習いましたね。その松尾芭蕉が尾花沢に10泊した記録もあります。おもてなしをした鈴木清風さんの心を引き継ぐかのように、あったかい人が多いのも尾花沢市ですよ!

銀山温泉の歴史

尾花沢市にある銀山温泉は、JR「大石田駅」から1時間弱かかる奥地にある温泉地です。規模は小さく、温泉宿も12軒ほどしかありませんが、かつては日本でも有数の「延澤銀山」として栄えていた場所となります。

銀山そのものは江戸時代の初期1630年ごろが最盛期で、そこから1689年には廃山に。その当時、銀山で作業していた工夫が湧き出ている温泉を発見したことが、銀山温泉の始まりでした。

銀山廃山後はというと、江戸時代中期1740年ごろから、温泉地として盛んになります。しかし、現在の銀山温泉の場所は奥州街道からも12kmほど離れている奥地、山間部にあり人口減少に陥ります。

世間との関わりが少なくなっていた地域ですが、地元民は温泉地に長期滞在する湯治客を相手にした商売で、明治時代まで生活を続けました。

1913年に大規模な洪水被害も

1913年に温泉地付近を流れる「銀山川」の洪水で多くの宿が流されてしまいます。その影響もあって温泉の湧く水量も減少、さらに川水が温泉に流れ込み温度も低くなったためか温泉利用客が伸び悩みます。

ところが、昭和に入って初期の頃、ボーリング調査で高温で多量のお湯が湧き出し復活。旅館も洋風の木造3階や4階建てのつくりに建て替えます。これが大正ロマンと呼ばれる第一歩になるわけですね。

それまで整備がさほどされていなかった道路や橋も整備され、尾花沢市街から車で30分ほどでアクセスできるまでになります。

洋風の外観の旅館は戦後に和風モダンに少しずつ近づき現在の風景に至ります。「延澤銀山跡地」は昭和61年に国の史跡に指定され、同年に尾花沢市は「銀山温泉家並保存条例」を定めました。街をあげて銀山温泉を守ろうしているわけですね!

アメリカ人女将が話題になったり、『おしん』の舞台になったりと注目を浴びる温泉地になりました。平成11年の山形新幹線延伸に伴って徐々に観光客が増えてきています。

銀山温泉のおすすめお土産ランキングTOP5

それでは、歴史ある銀山温泉のおすすめのお土産をご紹介していきます。銀山温泉だけではなく尾花沢の名産も紹介していますのでご覧ください!

第1位:ひと工夫がおいしい温泉饅頭「銀山まんじゅう」

銀山温泉街にある「めいゆう庵」で販売されている銀山まんじゅう。「黒糖まんじゅう」と「ごままんじゅう」の2種類があり観光客からも大人気です。

刻んだ栗とごまを練りこんで混ぜたのが「黒糖まんじゅう」。「ごままんじゅう」は真っ黒な生地で包まれ、中にごまとごま飴が入っています! 蒸かしたてのお饅頭をどうぞお楽しみください!

「銀山まんじゅう」の取扱店舗情報

店舗名 めいゆう庵
住所 山形県尾花沢市大字新畑438-2
電話番号 0237-28-2588
営業時間
定休日
URL http://www.meiyuu.com/ginzanmeiyuann/

第2位:カリっとモチっとおいしい「はいからさんのカリーパン」

最近、新たに銀山温泉の名物になっている「はいからさんのカリーパン」。お店は銀山温泉の奥にある「白銀公園」の近く、「はいからさん通り」に構えています。

地元山形産の小麦粉「ねばりごし」を使ったモチっとした生地と、ピリっと辛いスパイシーなカレーが入っていて、どこか懐かしいカレーパン。日持ちしないので購入の際はご注意を。

「はいからさんのカリーパン」の取扱店舗情報

店舗名 はいからさんのカリーパン
住所 山形県尾花沢市銀山新畑451
電話番号 0237-28-3888
営業時間 9時00分~18時00分
定休日 不定休
URL http://www.meiyuu.com/haikara/html/menu.htm

第3位:小さな西瓜のかわいらしいお漬物「すいかの子っこ」

尾花沢の名産、スイカを使った漬物になります。大玉のスイカになる前の、栽培途中の小さなすいかを間引きして「ペソラ漬け」にしているんです。

このペソラ漬けとは山形では伝統的な漬物で、唐辛子と塩で味付けしたもの。ピリッとした辛さがありますので、ご飯のお供やお酒のツマミにもぴったりです! 銀山温泉の旅館でも購入できます。

「すいかの子っこ」の取扱店舗情報

店舗名 江戸屋
住所 山形県尾花沢市銀山新畑410
電話番号 0237-28-2038
営業時間 8時00分~21時00分(冬期は18時30分まで)
定休日 年中無休
URL http://edoya.okunohosomichi.net/

第4位:すいかを煮詰めた天然甘味料「すいか糖」

こちらも尾花沢名産のスイカを使ったお土産、「すいか糖」。スイカをじっくりと煮詰めて濃縮したもので、利尿作用や体の毒素を出すデトックス効果が期待できます。特に女性にとっては嬉しいお土産になりそうですね。

スイカの可食部のみを濃縮しているので、極端な甘さなどがない、自然な甘みに仕上がっています。

「すいか糖」の取扱店舗情報

店舗名 江戸屋
住所 山形県尾花沢市銀山新畑410
電話番号 0237-28-2038
営業時間 8時00分~21時00分(冬期は18時30分まで)
定休日 年中無休
URL http://edoya.okunohosomichi.net/

第5位:作品中の料理を再現「おしんめし」

銀山温泉を一躍有名にしたドラマ『おしん』。その劇中で貧しい生活をしていたおしんが食べていた“大根飯”を再現した商品です。雑穀に大根のほかいろいろな野菜を加えて、とってもヘルシー。炊き上げた白米に混ぜるだけで完成するので、時短メニューとして食卓に取り入れられますよ。

健康志向の質素なご飯で心と体をリセット! ちなみに、「おしんめし」は銀山温泉の女将会が開発。朝食で提供している旅館もありますよ!

「おしんめし」の取扱店舗情報

店舗名 仙峡の宿 銀山荘 売店「来美」
住所 山形県尾花沢市大字銀山新畑85
電話番号 0237-28-2322
営業時間 7時00分~20時30分
定休日
URL http://www.ginzanso.jp/kannai.php

地域の伝統やオリジナリティを感じる銀山温泉のお土産

銀山温泉がある尾花沢市はすいかで有名。お土産品にはすいかにまつわるものもあります。また、銀山温泉が有名になるきっかけとなった『おしん』にまつわるものも。

最近人気のカレーパンやごままんじゅうも含めてさまざまなお土産があります。ぜひ、今回おすすめしたおみやげのなかからお持ち帰りしてみてくださいね。

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