蔵王温泉のおすすめ観光スポット&温泉旅館ランキングTOP5

開湯から1900年が経過し、山形県で最も長い歴史をもつ「蔵王温泉」。泉質は美肌効果が期待できる強酸性。また、温泉街にはスキー場もあり、冬は多くのスキー客でにぎわいます。春の新緑や秋の紅葉など四季の変化が感じられるのも特徴です。

それでは、そんな魅力盛りだくさんの蔵王温泉にあるおすすめ旅館・ホテルランキングをご覧ください!

蔵王温泉について

山形県 蔵王温泉
では、まずはじめに「蔵王温泉」について説明していきます。

歴史的背景から見ていくと、天皇の指示で日本武尊(やまとたけるのみこと)が蝦夷討伐の際に立ち寄った西暦110年に開湯したと言われています。

当時、日本武尊の家臣である吉備多賀由(きびのたかゆ)は戦で毒矢が当たり、全身が痛みやただれて苦しんでいました。そのとき、山裾に咲く綺麗な桜が目に止まり、家臣に一枝持ってくるように命令。そこで、たまたま温泉が湧いているのを発見したことが、蔵王温泉の始まりとされています。

その温泉に吉備多賀由が入ったところ、全身の傷がわずか数日で治ってしまった逸話が残っています。吉備多賀由の名前から「多賀由温泉」と名付けられ、発音が転じて「高湯温泉」と変化し1000年以上もの間人々に親しまれてきました。そして1950年(昭和2年)に「蔵王温泉」と名称が変わって現在に至るのです。

開湯の歴史から見ても、蔵王温泉は土を掘り起こして湧き出てきたわけではなく、自然湧出の温泉。源泉群と枝分かれした源泉が47本もあり、湯量も豊富です。泉質は強酸性の「硫黄泉」で美肌効果に加え、慢性皮膚病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症などに効くとされています。

蔵王温泉付近のおすすめ観光スポット3選

蔵王温泉は観光スポットもあり、温泉以外の楽しみもある場所です。特に秋の紅葉シーズンは人が多く訪れ、9月末頃から少しずつ山の色が深まり、10月末まで紅葉を楽しむことができます。ロープウェイもあるので、足元に広がる赤や黄色の山々を体感してみてください!

紅葉が終わると蔵王はスキー場ににぎわいが出てきます。さまざまなコースがあり自分のレベルにあわせたスキーやスノーボードを楽しむことができますよ! 冬の名物「樹氷」は吹雪で木に付着した雪が固まってできる自然現象で、ライトアップもされて幻想的な雰囲気を味わえます。

厳しい冬が終わり、春になると新緑を楽しむ観光客も多いです。蔵王温泉は、四季を問わず1年を通して魅力ある温泉地といえますね!

その1:25コースある大規模なスキー場「蔵王温泉スキー場」

スキー愛好者、スノーボード愛好者が県内外から多く集まる「蔵王温泉スキー場」。コースは大小あわせて25個もある大規模なスキー場です。たとえるなら、大きな山のすべてがスキー場になっているようなイメージですね。

好評の理由は、雪質が上質なパウダースノーであること。滑る感触がよいと大人気。晴天時であれば「樹氷」がくっきりと見えたり、周囲の山々や山形市内を眺めたりできる絶好のロケーションです!

「蔵王温泉スキー場」の施設情報

施設名 蔵王温泉スキー場
住所 山形県山形市蔵王温泉土合709-1
電話番号 023-694-9617
URL http://www.zao-ski.or.jp/

その2:全国的にも有名な“御釜”を楽しめる「蔵王山」

蔵王温泉 お釜

先にご紹介した紅葉、それから、全国的にも有名な「御釜」(火山の噴火で吹き飛んで空いた穴)を楽しめるスポットです。紅葉を見るなら「蔵王連峰」を眺められるロープウェイを使うのがおすすめ。

また、御釜は直径約330メートル、周辺が1キロメートル、水深が27メートルほどの規模。綺麗なエメラルドグリーンの湖水を見れば感動すること間違いなし! 湖水は天候によって色が変化し五色沼とも呼ばれているんですよ。

「蔵王山」の施設情報

施設名 蔵王山
住所 山形県山形市・上山市
電話番号
URL

その3:山頂の地蔵から名づけられた「地蔵山」

山頂に大きなお地蔵さんがいる「地蔵山」。「蔵王温泉スキー場」の山頂を目指すと辿り着け、スキー場のロープウェイで山麓から向かうことができます。

冬以外の季節であればお地蔵さんの体が全部見えていますが、冬になると雪が積もり胸から上くらいしか出ていません。その姿も斬新なので冬でも多くの観光客が訪れるようです。ちなみに、冬季は非常に寒くなりますので防寒対策はしっかりおこないましょう!

「地蔵山」の施設情報

施設名 地蔵山
住所 山形県山形市
電話番号
URL

蔵王温泉のおすすめ旅館&ホテルランキングTOP5

それでは数ある蔵王温泉の宿泊施設から、おすすめの旅館・ホテルをご紹介します!

第1位:9種類の浴槽がある老舗旅館「深山荘 高見屋」

享保元年(1716年)創業の老舗宿で、蔵王温泉街の高台に位置しています。

お風呂は9種類の浴槽が用意され、いろいろなスタイルで温浴を楽しめます。たとえば「長寿の湯」は「高見屋」の代表的なお風呂として人気。黒塗りの板塀(壁)で湯治場を感じさせる歴史ある雰囲気が特徴的です。

貸切風呂もあり、混浴を考えている人にもぴったり。露天風呂は円形の木や竹でつくられた桶風呂。まるでタイムスリップしたかのような趣ある浴槽を堪能しましょう!

「深山荘 高見屋」の施設情報

施設名 深山荘 高見屋
住所 山形県山形市蔵王温泉54
電話番号 023-694-9333
URL http://www.zao.co.jp/takamiya/

第2位:乳白色の美肌の湯がある大規模ホテル「蔵王国際ホテル」

蔵王温泉街にある旅館やホテルのなかでも規模の大きいホテル、「蔵王国際ホテル」。蔵王連峰の峰に位置し「蔵王温泉スキー場」へのアクセスも良好。大規模なホテルならではの客室の種類。洋室、和洋室、和モダン、ジュニアスイートなどどれにするか迷ってしまいそうですね!

温泉で人気は「八右衛門の湯」。全面ガラス張りで要所要所に木の柱があり温もりと景色を眺められる壮大さがあります。乳白色の美肌の湯でもあり女性からの人気が高い温泉です。

「蔵王国際ホテル」の施設情報

施設名 蔵王国際ホテル
住所 山形県山形市蔵王温泉933
電話番号 023-694-2111
URL http://www.zao-kokusaihotel.jp/

第3位:山々と温泉街を一望する「蔵王つららぎの宿 花ゆらん」

蔵王温泉街を一望できる宿では「花ゆらん」もおすすめです。館内に一歩踏み入れると「和」と「洋」が融合された空間に癒しを覚えます。レストランはブラウンを基調としたテーブルとイス、オレンジ色の照明で洋風かと思いきや、ロビーは一転して畳敷きの和風。とても落ち着きを感じます。

温泉は高台に位置するからこそできる山と空の境界線を見ながら入浴可。浴槽は木で作られた四角形で湯量も豊富になっています。窓を開けて蔵王の山々を眺めましょう!

「蔵王つららぎの宿 花ゆらん」の施設情報

施設名 蔵王つららぎの宿 花ゆらん
住所 山形県山形市蔵王温泉878-12
電話番号 023-694-9200
URL http://www.zao-yado.co.jp/

第4位:石をくり抜いた露天風呂「和歌の宿 わかまつや」

創業はすでにご紹介した「高見館」よりも古い明暦元年(1655年)。歌人の斎藤茂吉ゆかりの温泉宿で、斎藤茂吉が宿泊した際に詠んだ歌や直筆の歌が展示されているスペースも。文化を楽しみたい方にはうってつけの宿といえますね。

浴槽では珍しい「大石くり抜き風呂」はぜひ入っておきたいお風呂です。重さ18トンの大きな石をくり抜いてつくられた露天風呂になっていて、浴槽の周りは日本庭園のように竹の壁や砂利が周りに敷き詰められています。

貸切家族風呂もありますので、家族やカップルでゆっくり自分たちの時間を過ごしましょう!

「和歌の宿 わかまつや」の施設情報

施設名 和歌の宿 わかまつや
住所 山形県山形市蔵王温泉951-1
電話番号 023-694-9525
URL http://www.wakamatuya.co.jp/

第5位:源泉かけ流しの風呂が4つ「おおみや旅館」

老舗でいうと「おおみや旅館」は蔵王温泉街でも随一。創業は1000年以上も前にさかのぼります。客室や館内は大正ロマンをテーマにしていて、ブラウンを基調とした木の柱やオレンジ色の照明を配した客室が好評です。

混浴風呂や貸切風呂などはありませんが、4つの100%源泉かけ流しのお風呂を楽しみましょう! 人気は「玉子風呂」と呼ばれる浴槽です。湯船が玉子型になっていて床も浴槽も木でつくられています。足触りもよく、ガラス張りの浴槽になっていますので開放感を味わってみませんか?

「おおみや旅館」の施設情報

施設名 おおみや旅館
住所 山形県山形市蔵王温泉46
電話番号 023-694-2112
URL http://www.oomiyaryokan.jp/

蔵王温泉で四季と温泉を味わう

開湯から1900年以上という歴史ある蔵王温泉。強酸性の温泉で癒されたり、新緑や紅葉といった風景を感じたりしてみませんか? おすすめの宿に宿泊して観光も楽しみましょう!

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