銀山温泉のおすすめ人気旅館・ホテル&観光スポットとグルメ情報やお土産も

山形県尾花沢市にある銀山温泉は日本屈指の人気温泉。いかにも温泉地という風情のある街並みや江戸時代から愛されているという長い歴史、温泉地の人々のおもてなしの心など、銀山温泉は温泉以外にも魅力や見どころが盛りだくさん。

今回は銀山温泉が人気を集める理由や人気の旅館、名物グルメやお土産など、銀山温泉の魅力を徹底的に紹介します。

目次

銀山温泉とは?銀山温泉が人気の理由

銀山温泉が開かれたのは江戸時代。かつてこの場所にあった延沢銀山で働く人々が銀山側の中に湧き出す温泉を発見したことが始まりと言われています。

その後、銀山は閉山となりましたが、銀山温泉は湯治場として親しまれるようになりました。しかし大正になる頃、銀山温泉は洪水の被害に見舞われます。温泉宿の多くは流され、温泉の湧出量も激減、一度は閉鎖される事態となってしまいます。

しかし地元の人々の尽力により、昭和の初めに大規模なボーリング調査を行ったところ、高温のお湯が大量に湧出、その結果、銀山温泉は現在のように人気の温泉地として復活、さらに旅館が三階から四階建ての木造高層建築に立て替えを行ったことからロマンあふれる街並みが人気に。

さらにNHKの朝の連続テレビ小説「おしん」の舞台になったことから、一度自分の目で銀山温泉の風景を見たいという観光客が急増。平成11年には新幹線が延伸したことで観光客も増加し、今では多くの人が訪れる温泉地となっています。

銀山温泉が人気の理由1.街並みが美しい

銀山温泉の人気の理由のひとつは街並みの美しさです。

銀山温泉は昭和の初めに建て替えられた構想木造建築の旅館が並んでいる景色が有名です。特に川を挟んだ左右に四層の木造バルコニー建築の旅館が立ち並ぶ様子は非常にロマンティック。

木製のバルコニーや格子窓、外壁に飾られた漆喰とコテで描かれたコテ絵、歩道に灯るガス灯など、昭和初期にタイムスリップしたような雰囲気が味わえます。

特に冬の季節の、降り積もった雪とガス灯の暖かい光のコントラストは一見の価値あり。銀山温泉は東の温泉情緒ナンバーワンに選出されたこともあり、銀山温泉を代表する風景ともなっています。

銀山温泉が人気の理由2.旅館の数が多い

銀山温泉は非常に歴史のある温泉。大勢の観光客や当時客を迎えるため、宿泊施設もたくさんあります。

特に銀山温泉は10室以下の小規模旅館が多いのが特徴で、それぞれの旅館には豊かな個性があります。料理自慢の宿や、大正昭和の空気を感じられる老舗、素泊まりの宿など、自分たちの旅のスタイルによって旅館を選べるのも銀山温泉が人気の理由となっています。

銀山温泉が人気の理由3.秘湯感が味わえる

今でこそ道路も整備され尾花沢の駅から車で20分程度という銀山温泉ですが、東北の中心的な街道である奥州街道からは10キロ以上山の中に入った場所にあり、江戸時代は尾花沢からでも丸一日以上かかけてたどり着いた秘湯の宿でした。

すっかり近代化が進んだ今はアクセスもよくなりましたが、銀山温泉の秘湯感は健在です。特に冬ともなれば、周囲の山は雪に閉ざされて、まさに隠れた温泉地といった雰囲気が楽しめます。温泉地にはコンビニなどもなく、都会の生活とはまったく異なる時間が流れています。多少は不便を感じることもあるかもしれませんが、その不便さも旅のだいご味。

温泉地の観光地化が進んでいる今となっては、銀山温泉の秘湯の雰囲気は味わってみる価値のあるものだと言えるでしょう。

銀山温泉が人気の理由4.湯量が豊富

温泉

銀山温泉は非常に湯量豊富な温泉として知られています。湯量が少ない温泉では循環ろ過方式や、消毒のために塩素系の薬剤を使用しているところも少なくありませんが、銀山温泉は厳選かけ流しのお湯を使用している旅館が多いことが特徴。

特に銀山温泉は旅館ごとに内湯を構えているのが一般的ですが、小さな温泉でもお湯自慢の宿が多いため、せっかく温泉に行ったのにあまり身体がすっきりしないといった残念な気分になることもありません。
しっかりと温泉ならではの効能を体験できるのが銀山温泉の魅力です。

銀山温泉周辺の旅館ランキングTOP4

銀山温泉には数多くの旅館がありますが、大きなものでも客室数が15室程度。ほとんどの旅館はそれより小さなアットホームな雰囲気です。そのため、行き届いたサービスや旅館ごとの個性が楽しめます。

銀山温泉周辺の旅館ランキングTOP1:「藤屋」

銀山温泉の人気ナンバーワン旅館といえば「藤屋」。こちらは東京オリンピックの会場となる新国立競技場の設計を行ったことでも知られている建築家の隈研吾氏がデザインしたことで知られている高級感あふれる旅館です。
といっても派手さはなく、非常に落ち着いた印象の、大人のための宿ということができるでしょう。

お風呂は大浴場ではなく貸し切り風呂となっているため、小さなお子さんのいる家族連れやカップルでも安心して入浴が可能です。また貸切風呂はそれぞれに趣向がことなっているのもポイント。さらには24時間いつでも利用ができるので、何度も入浴したいという温泉好きにもおすすめできます。また女性限定のプランやエステなどもあり、総客室数8室のお宿は、いつも予約で満員になっています。

施設名 旅館 藤屋
住所 山形県尾花沢市銀山新畑443
電話番号 0237-28-2141
URL http://www.fujiya-ginzan.com/

銀山温泉周辺の旅館ランキングTOP2:「能登屋旅館」

能登屋旅館は銀山温泉を代表する旅館として知られています。能登屋旅館の人気の秘密はノスタルジックな建物。銀山川を見下ろす場所にある木造高層建築はまさに銀山温泉といった建物です。外側の作りはもちろん、内部のインテリアも必見。

窓格子や調度品、床の間など、昔ながらの旅館の風情が味わえるお宿は、人気が殺到。特に銀山川沿いの部屋は平日でも予約が取れないほどの大人気です。

もちろんこちらはお風呂も絶品。大浴場のほか、露天風呂や展望風呂などもあり、お風呂だけでも大満足できるお宿と言えるでしょう。

施設名 能登屋旅館
住所 山形県尾花沢市大字銀山新畑446
電話番号 0237-28-2327
URL http://www.notoyaryokan.com/

銀山温泉周辺の旅館ランキングTOP3:「いとうや」

いとうやは銀山温泉の温泉街でももっとも奥に位置する老舗の温泉です。
いかにも銀山温泉という古めかしい外見ですが、内部はリニューアル済みで、快適な時間を過ごすことができます。こちらのお宿の人気となっているのは窓からの眺望。ガス灯に照らされた大正ロマンあふれる銀山温泉の温泉街が川面に映る景色や、それを楽しみながら歩く浴衣姿の人々の姿は、いかにも山奥の秘湯に来たという気分を味わわせてくれます。

「いとうや」の人気は創作料理。温泉旅館での食事といえば和食が中心ですが「いとうや」では西洋料理のエッセンスを加えたお食事が楽しめます。もちろん使われる食材は地元の旬のものばかり。
1日4組限定のお宿なので、ゆっくりと時間を過ごしたい人には最適と言えるでしょう。

施設名 旅籠 いとうや
住所 山形県尾花沢市銀山新畑447
電話番号 0237-28-2025
URL http://hatago-itouya.com/

銀山温泉周辺の旅館ランキングTOP4:「滝と蕎麦の宿 瀧見館」

「瀧見館」はその名前の通り、銀山温泉の名所である白銀の滝を見下ろすことのできるお宿です。場所は温泉街から少し離れたところにありますが、その分、ぜいたくな景色を楽しむことができます。さらに蕎麦のお店としての顔もあるため、他のお宿とは少し変わった温泉・食事体験ができると人気です。

場所は温泉街の中心から少し離れてはいるものの、食事のあとの散策を希望する人のためには送迎のサービスが行われているため不自由は感じません。日帰り入浴のプランもあり、その場合はお風呂とお蕎麦が楽しめます。
派手さはないものの細やかな心遣いにあふれるお宿として、人気を集めています。

施設名 [滝と蕎麦の宿 瀧見館]
住所 山形県尾花沢市銀山新畑字中山522
電話番号 0237-28-3399
URL http://www.takimikan.jp/

銀山温泉周辺の観光地ランキングTOP4

銀山温泉の楽しみは温泉だけではありません。銀山温泉やその周辺にはぜひ訪れたい観光スポットも数多く存在します。

銀山温泉周辺の観光地ランキングTOP1:「白銀公園」

銀山温泉の温泉街の中でも一番奥に位置する白銀公園は、銀山跡地の坑道や銀山川などを中心とする自然公園です。途中には雰囲気のある橋やスケールの大きな白銀の滝などを存在するための散策コースが整っています。
旧延沢銀山の廃坑道の跡地も無料で見学が可能。廃坑道の中はひんやりとした空気と、怪しげな雰囲気が漂っていて、SNSでも写真映えすると人気になっています。

施設名 白銀公園
住所 尾花沢市銀山温泉
電話番号 0237-22-1111
URL http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=4182

銀山温泉周辺の観光地ランキングTOP2:「伊豆こけし工房」

こちらのこけし工房の名物は「おしんこけし」。NHKのドラマ「おしん」に登場するこけしをモデルにしたものでお土産としても人気。特に最近は、アジア圏を中心に放送されていた「おしん」を見ていた観光客にも人気となっています。

施設名 伊豆こけし工房
住所 山形県尾花沢市銀山新畑450
電話番号 0237-28-2161
URL http://www.izu-kokesi.gr.jp/

銀山温泉周辺の観光地ランキングTOP3:「上の畑焼陶芸センター」

「上の畑焼」は江戸時代に作られた銀山陶石を使用した磁器ですが、長らく伝統が途絶えていたことから幻の焼き物とも呼ばれているもの。こちらではその技術をよみがえらせて、幻の焼き物を再現しています。センターでは作品の展示を見学できるほか、陶芸教室などのワークショップも開催、器づくりなど体験することもできます。

施設名 上の畑焼陶芸センター
住所 山形県尾花沢市銀山温泉162-1
電話番号 0237-28-2159
住所 http://www.tohokukanko.jp/yamagata/18996/

銀山温泉の名物グルメTOP3

山形は食べ物がおいしい土地ですが、銀山温泉も温泉だけでなく、名物グルメもそろっています。
銀山温泉に行ったら一度は食べておきたい名物グルメをまとめてみました。

銀山温泉の名物グルメランキングTOP1:「伊豆の華」

山形は蕎麦の産地としても有名ですが、尾花沢で取れる最上級のそば粉「最上早生」を使った蕎麦が楽しめるのが「伊豆の華」です。

こちらでは古民家をリノベーションしたお店で打ち立てのお蕎麦が楽しめます。おすすめは揚げナスを添えた「揚げナスおろしそば」。そのほかオリジナルの「蕎麦のソフトクリーム」や自家製のお漬物なども人気です。夕方からはカフェに、夜はお酒も楽しめるので、銀山温泉に宿泊したときには何度でもお世話になるお店かもしれません。

施設名 伊豆の華
住所 山形県尾花沢市大字銀山新畑440
電話番号 0237-28-2036
URL http://izunohana.com/

銀山温泉の名物グルメランキングTOP2:「はいからさん通り」

白銀の滝の近くにあるお店で人気なのはこちらのカフェのカレーパン。銀山温泉の散策で小腹が空いたときにはぴったりです。山形の小麦を使ったスパイシーなカレーパンは銀山温泉で有名な存在です。そのほか、枝豆であんを作った「ずんだパン」も人気です。

施設名 はいからさん通り
住所 山形県尾花沢市銀山新畑451
電話番号 0237-28-3888
URL http://www.meiyuu.com/haikara/

銀山温泉の名物グルメランキングTOP3:「野川とうふや」

温泉地ならではの味覚が味わえるのが「野川とうふや」。こちらでは立ち食いの豆腐や生揚げを楽しむことができます。こちらで豆腐を買い求めて、足湯に浸かりながら楽しむのが銀山温泉観光の定番となっています。

施設名 野川とうふや
住所 山形県尾花沢市銀山新畑427
電話番号 0237-28-2494
URL https://tabelog.com/yamagata/A0605/A060503/6005793/

銀山温泉のお土産TOP3

温泉旅行に行ったときに欠かせないのがお土産です。帰ってからも旅の思い出を楽しめ、人に配っても喜ばれるお土産がこちら!

銀山温泉のお土産ランキングTOP1:「銀山まんじゅう」

銀山まんじゅうは温泉地ならではの温泉まんじゅう「黒糖」と「ごま」の2種類があり、黒糖はあんに刻んだ栗が混ぜられていたり、ごまは生地に竹炭が練りこまれていたりと、一工夫した味が人気です。
お土産はもちろん、食べ歩きにも最適です。

施設名 めいゆう庵
住所 山形県尾花沢市大字新畑438-2
電話番号 0237-28-2588
URL http://www.meiyuu.com/ginzanmeiyuann/

銀山温泉のお土産ランキングTOP2:「おしんめし」

「おしん」を見ていた人なら「おしんめし」というとそれだけでひらめくかもしれません。

「おしんめし」は主人公のおしんが貧しかった少女時代に上をしのいでいた大根飯。米に雑穀、大根を混ぜて炊きこんだものです。

こちらの「おしんめし」は銀山温泉の女将会によって開発されたもので、ごはんに混ぜるだけで大根飯を再現することができます。

銀山温泉のお土産ランキングTOP3:「すいか糖」

銀山温泉のある尾花沢はすいかの名産地として知られています。その名産であるスイカの糖を煮詰めたのが「すいか糖」。天然の果肉のみを使用したすいか糖は利尿作用があるため、自然食品としても人気となっています。

施設名 江戸屋
住所 山形県尾花沢市銀山新畑410
電話番号 0237-28-2038
URL http://edoya.okunohosomichi.net/

銀山温泉の魅力を心ゆくまで満喫!


温泉地ならではの街並みやグルメ、雰囲気あふれる旅館など数々の楽しみがつまった銀山温泉。今度のお休みには山形まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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