龍神温泉が人気の9つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

「龍神温泉」は和歌山県田辺市龍神村にある温泉地で、「日本三美人湯」のひとつに数えられ、女性に大変人気があります。関西の奥座敷として知られた龍神温泉の人気についてご説明します。

目次

龍神温泉の歴史や名前の由来


「龍神温泉」は、和歌山県田辺市の山中、奈良県十津川村との境にあります。弘法大師が難陀竜王のお告げによって開湯したという伝説が伝わっています。

江戸時代、御三家の1つであった紀州藩の初代藩主・徳川頼宜が湯治のために「上御殿」と「下御殿」を造らせるも、頼宜の湯治は実現せず、施設は旅館になったといわれています。

龍神温泉の特徴


「日高川」に沿って温泉旅館が立ち並び、どの旅館の露天風呂からも渓流を眺めながら湯浴みが楽しめるのが、龍神温泉です。1989年、島根県の「湯の川温泉」、群馬県の「川中温泉」と「日本三美人の湯」の姉妹協定を結びました。

奈良県の十津川村との境にある「護摩壇山」を中心に観光スポットがあり、温泉街にはランチで賑わうカフェレストランがあり、お土産は土地の名産を使った個性的なものが人気です。

龍神温泉の代表的な泉質と適応症(効果効能)について


泉質は「アルカリ性ナトリウム炭酸水素塩泉」で、お湯に炭酸水素(重曹)が含まれているのが特徴です。

重曹は、皮脂を洗い流す効果があり、湯上りのお肌はつるつるでしっとりの「美人の湯」とです。

浴用適応症として、きりきず・末梢循環障害・冷え性・皮膚乾燥症に効果効能があります。

飲用適応症は胃十二指腸潰瘍・逆流性食道炎・糖尿病・痛風です。※衛生上等の理由から、飲泉できる温泉は全国的に限られています。本当に飲める温泉か、必ず確認してください。

「炭酸水素塩泉」の効果効能

泉質名 炭酸水素塩泉(掲示用泉質)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、糖尿病、痛風

炭酸水素塩泉についてもっと詳しく

龍神温泉の名物グルメ3選

龍神温泉ではカフェレストランが人気で、 おすすめの3軒をご紹介します。

グルメ1:香ばしいピザが評判「香房 ゆず夢cafe」

龍神温泉にある「香房 ゆず夢cafe」は、道の駅「龍神」内にあるカフェ。窯焼きピザが人気で、香ばしく焼き上がったモッツアレラチーズが食欲をそそります。また、同じ窯で焼いたバゲッドなどパンも人気です。

「香房 ゆず夢cafe」の施設情報

店舗名 香房 ゆず夢cafe
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神165-1
電話番号 0739-79-8025
営業時間 9:00〜17:00
定休日 水曜日
URL

グルメ2:絶品の豆腐料理「龍神地釜とうふ工房 るあん」

「龍神地釜とうふ工房 るあん」は、地元のお豆腐屋さん。龍神村独自の製法を伝承する昔ながらの豆腐が絶品。カフェを併設しており、豆腐を活かしたランチ、スイーツが女性の間で評判です。

「龍神地釜とうふ工房 るあん」の施設情報

店舗名 龍神地釜とうふ工房 るあん
住所 和歌山県田辺市龍神村小又川259
電話番号 0739-79-0637
営業時間 10:00〜18:00
定休日 火曜日・水曜日・木曜日
URL

グルメ3:道の駅にある人気食堂「つぐみ食堂」

「つぐみ食堂」は、道の駅の「龍游館」内にあるカフェレストラン。人気の「しいたけバーガー」をはじめ、蕎麦類、洋食からハンバーガーまでバラエティー豊かに揃っています。

「つぐみ食堂」

店舗名 つぐみ食堂
住所 和歌山県田辺市龍神村福井511 道の駅 龍游館
電話番号 0739-77-0380
営業時間 11:00〜16:30
定休日 不定休
URL https://www.facebook.com/ryujin.ryuyu/

龍神温泉の観光スポット3選

観光スポットは十津川村との境にある「護摩壇山」付近に点在。護摩壇山自体が絶好の観光スポットになっており、周辺は澄んだ空気と大自然の四季折々の景観が、見る人を癒してくれます。

スポット1:天気のよい日は四国まで見える「ごまさんスカイタワー」

「ごまさんスカイタワー」は「高野龍神スカイライン」で「護摩壇山」を登る途中にある展望施設。塔の高さは33メートルあり、護摩木を組んだような独特のフォルム。和歌山県最高峰の「龍神岳」も望む素晴らしい眺望が自慢です。

「ごまさんスカイタワー」の施設情報

施設名 ごまさんスカイタワー
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神1020-6
電話番号 0739-79-0622
営業時間 平日9:30〜16:50、土日9:00〜16:50
定休日 冬季(12月1日〜3月末)
URL http://www.ryujin-kanko.jp/contents/miyou/skytower.html

スポット2:平家落人が護摩木を焚いた「護摩壇山」

標高1,372メートルの「護摩壇山」は、源氏に敗れた平維盛が「高野山」を経由してこの地に至り、平家の行く末を案じて、護摩を焚いたことに由来するといわれています。「高野龍神スカイライン」を使えば、山頂近くまで車で行けます。

「護摩壇山」の施設情報

施設名 護摩壇山
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神
電話番号 0739-78-2222(龍神観光協会)
営業時間
定休日
URL http://www.ryujin-kanko.jp/contents/miyou/gomazan.html

スポット3:幕末の悲劇の舞台「天誅倉」

「天誅倉」は、幕末の文久3年(1863)年、討幕に燃える勤王の志士たちが幽閉された倉です。倉の柱には、彼らの辞世の句が残されています。

「天誅倉」の施設情報

施設名 天誅倉
住所 和歌山県田辺市龍神村小又川27
電話番号 0739-78-2222(龍神観光協会)
営業時間
定休日
URL http://www.ryujin-kanko.jp/contents/miyou/midokoro.html

龍神温泉のお土産3選

龍神温泉には地元の食材を使った個性的なお土産が特徴で、その中から3つをご紹介します。

お土産1:地元素材使用の素朴なお菓子「かりんと日和」

「龍神はーと」が生産販売する「かりんと日和」は、地元のお米とおからで作られたおやつ。幅広い年齢層の人に、素朴な味が喜ばれている体に優しいお土産です。

「龍神はーと」の施設情報

施設名 龍神はーと
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神165
電話番号 0739-79-8068
営業時間 10:00〜16:00
定休日 木曜日
URL https://www.ryujin-heart.com/

お土産2:龍神村特産品「さくら花漬」

龍神温泉のお土産屋さん「花屋」が販売する「さくら花漬」は、地元の桜の花を塩で漬けたもので、香り高い桜湯が簡単に作れます。適度な塩加減が心憎い、雅なお茶代わりになります。

「花屋」の施設情報

施設名 花屋
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神58-1
電話番号 0739-79-0015
営業時間
定休日 不定休
URL

お土産3:ゆっくり時間をかけて作られる保存食「柚べし」

「龍神ハート」で販売している人気の「柚べし(ゆべし)」。中身をくり抜いた柚子の中に醸造麦味噌を入れて蒸し、干したものです。完成までに1年半を要する手間ひまのかかる伝統保存食。お酒の肴に最適です。

「龍神はーと」の施設情報

施設名 龍神はーと
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神165
電話番号 0739-79-8068
営業時間 10:00〜16:00
定休日 木曜日
URL https://www.ryujin-heart.com/

龍神温泉の温泉旅館3選

江戸初期から残る「上御殿」「下御殿」をはじめ、たくさんのお湯自慢、料理自慢の温泉旅館があります。その中からオススメの湯宿を3軒ご紹介します。

温泉旅館1:藩主の湯治のために建てられた宿「上御殿」

「上御殿」は江戸時代初期に紀州藩主・徳川頼宜公が湯治のために建てた施設。その後、村人への使用が許され、旅館として現代まで営業している老舗中の老舗旅館です。

建物が当時のまま残っており、国の有形文化財にも登録されています。江戸時代の風情をそのままに、歴史の重みを感じながらお湯に浸かれます。

「上御殿」の施設情報

施設名 上御殿
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神42
電話番号 0739-79-0005
URL http://www.kamigoten.jp/

温泉旅館2:殿様の気分! お座敷風呂とひのき風呂「下御殿」

「下御殿」も「上御殿」と同様、徳川頼宜公によって建てられ、その後旅館に転用された温泉旅館。御座敷風呂やひのき風呂は殿様の気分を味わえると評判です。

御座敷風呂は脱衣所から洗い場、湯舟のすべてに畳が敷かれるなど、殿様の安全を期した造りになっているのが特徴。また、日高川の四季折々の風情が楽しめる露天風呂(混浴)もあります。

「下御殿」の施設情報

施設名 下御殿
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神38
電話番号 0739-79-0007
URL http://www.shimogoten.com/onsen.htm

温泉旅館3:美人になるお湯と食事「美人亭」

「美人亭」はゲストに気を使わせない、優しく気楽な温泉宿です。この宿の自慢は、地元でとれた海の幸、山の幸を美味しく仕上げた郷土料理。ヘルシーなジビエ料理(鹿肉など)を、美味しく調理すると評判です。美人の湯とヘルシーな郷土料理で美しく大変身です。

「美人亭」の施設情報

施設名 美人亭
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神96-3
電話番号 0739-79-0777
URL http://www.aikis.or.jp/~ryubijin/frame.htm

龍神温泉の日帰り温泉3選

龍神温泉は多くのの温泉旅館が日帰りに対応しています。入浴だけのところから食事などのセットのコースを用意している宿もあり、その中から3つをご紹介します。

日帰り温泉1:日差しが注ぐ解放的な露天風呂と内湯「季楽里龍神」

「季楽里(きらり)龍神」は、21世紀に入ってからオープンした温泉旅館。広い内湯とその内湯を囲むように広がる露天風呂は、張り詰めた心身を癒してくれます。

ゆったりと温泉で疲れを取った後はおいしい料理。地元の旬の素材を活かしたバイキングでいただきます。日帰りでも十分楽しめる温泉宿です。

「季楽里龍神」の施設情報

施設名 季楽里龍神
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神189
電話番号 0739-79-0331
日帰り入浴営業時間 11:00〜20:00
日帰り入浴利用料金 大人700円、小人350円
URL http://kirari-ryujin.com/

日帰り温泉2:渓流沿いにある絶景の源泉かけ流し「龍神温泉 元湯」

「龍神温泉 元湯」は、源泉かけ流しの名湯を日帰りで満喫する温泉施設です。ひのきの露天風呂と岩風呂の内湯が利用できます。素泊まりの宿泊用の別館もあり、一日中源泉かけ流しを楽しめます。

「龍神温泉 元湯」の施設情報

施設名 龍神温泉 元湯
住所 和歌山県田辺市龍神村龍神37
電話番号 0739-79-0726
日帰り入浴営業時間 7:00〜21:00
定休日 火曜日、11月〜3月(冬季閉鎖)
日帰り入浴利用料金 大人700円、小人350円
URL http://www.ryujin-kanko.jp/contents/spa/motoyu.html

日帰り温泉3:大自然の中の露天風呂「丹生ヤマセミ温泉館」

「森林公園丹生ヤマセミの郷」の中にある温泉施設。大自然の醍醐味を味わいながらお湯に入れる温泉です。内風呂と露天風呂があり、露天風呂からはすぐ前を流れる清流「丹生ノ川」と神々しい熊野の山々を一望します。

温泉は「丹生ノ川温泉」から引湯しており、泉質は「単純温泉」です。

「丹生ヤマセミ温泉館」の施設情報

施設名 丹生ヤマセミ温泉館
住所 和歌山県田辺市龍神村丹生ノ川266
電話番号 0739-78-2616
日帰り入浴営業時間 11:00〜20:00
定休日 火曜日、11月〜3月(冬季閉鎖)
日帰り入浴利用料金 大人700円、小人350円
URL http://www.ryujin-kanko.jp/contents/spa/yamasemi.html

「単純温泉」の効果効能

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉についてもっと詳しく

龍神温泉のアクセス

大阪のJR「天王寺駅」から「特急くろしお」で「紀伊田辺駅」まで約1時間半。そこから龍神温泉へバスで約1時間20分です。

車では「松原JCT」から「有田IC」まで約1時間10分、一般道に降りて1時間で龍神温泉に到着します。

飛行機の場合「南紀白浜空港」からJR「白浜駅」までバスで20分、そこから「紀伊田辺駅」に行き、バスで約1時間20分です。

お肌によい龍神温泉の湯で美人に!


和歌山県田辺市の内陸にある龍神温泉は「日本三美人湯」のひとつ。お肌に良い「炭酸水素塩泉」で女性に大人気の温泉です。湯上りのお肌つるつるすべすべを、体験して見てください。

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