静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP10！お土産や名物についても【最新版】

富士山、駿河湾、浜名湖など、自然が満喫できる観光エリアとして人気がある静岡県。もともと絶景スポットが多いいことで知られる静岡県ですが、2013年に富士山が世界遺産に登録されたことで、その注目度は日増しに高まっています。

もちろん、伊豆半島にひしめく名湯の数々も魅力たっぷり。伊豆半島なら、山海の幸が味わえる温泉旅館でのグルメにも注目したいところです。今回紹介するのは、風光明媚な眺めが広がる静岡県のおすすめ観光スポット。歴史ファン必見の歴史的遺構にも注目です。

静岡県の歴史

徳川家康と駿府のイメージが強い静岡県の歴史は、どうしても江戸時代ばかりが注目されがち。ところが年表をたどってみると、静岡県の歴史は驚くほど古く、史跡なら静岡市にある弥生時代の登呂遺跡にまでさかのぼります。

その後、平安時代までに駿河、遠江、三河、伊豆などの国が成立。現在でもその名は、県域に点在する地名として残っています。

鎌倉時代から戦国時代にかけての静岡県は、有力な武将たちが歴史の表舞台に登場した動乱の地でした。北条氏、今川氏、武田氏などが、歴史に名を刻む名戦を繰り広げます。そして、戦国末期になってようやく徳川家康が駿河、遠江、三河へと勢力を伸ばすことに。この静岡県での躍進を足掛かりにして家康が江戸幕府を開いたことは、多くの人が知る通りです。

正式に静岡県が成立したのは廃藩置県後のこと。江戸時代の静岡藩は静岡県となりました。近隣の韮山、伊豆、浜松といった諸県を統合する形で、現在の静岡県が生まれます。

静岡県の魅力

静岡県の何よりの魅力は、温泉、観光スポット、グルメの3拍子がバランスよくそろっていること。観光スポットは後ほどランキングでお伝えするので、ここでは温泉とグルメについて簡単にふれておきましょう。

伊豆半島は、静岡県内でも特に温泉郷が多く集まっているエリア。伊東、熱海、修善寺、伊豆長岡、下田、土肥など、どの温泉郷でも名湯の名に恥じない良質なお湯に浸かることができます。

また、和の風情に包まれた修善寺、夕日の絶景が望める土肥、温泉と芸術が調和した伊東など、訪れる先々で違った趣の雰囲気も楽しめます。

海岸線に沿って港が点在する静岡県は、グルメでも高い評価を得ているところ。海沿いには、贅沢な海鮮料理を提供している宿泊施設が数多く見られます。また、浜名湖名物の鰻料理や浜松餃子、そしてB級グルメとして知名度が高い富士宮焼きそばも、ぜひ味わっておきたい静岡県ならではの味覚です。

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静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP10

それでは、静岡県で人気があるおすすめの観光スポットを10ヶ所紹介していきましょう。お土産に最適な静岡県の名物も合わせてご覧いただきます。

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP1：韮山反射炉（伊豆の国市）

近年の静岡観光における大きな出来事と言えば、富士山と韮山反射炉の世界遺産登録でしょう。最初に紹介するのは、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界遺産に登録された韮山反射炉です。

反射炉とは簡単に言えば、大砲などの兵器を作るために金属を溶かす炉のこと。日本の近代化を象徴する歴史的建造物で、実際に稼働していた反射炉が国内で保存されているのは、ここ韮山反射炉だけです。

韮山反射炉の稼働期間は、1857年～1864年のおよそ7年間。列強諸国の脅威に日本がさらされていた時代に、ここで当時最新鋭のヨーロッパ式の大砲が作られていたのです。なお、韮山反射炉の観光では、反射炉の設計と建造を手がけた江川氏の邸宅跡も見学できます。

韮山反射炉の詳細情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP2：城ヶ崎海岸（伊東市）

東西南を海に囲まれた伊豆半島は、温泉郷が多く集まっているエリア。温泉というイメージのせいか、伊豆半島と聞くと穏やかな優しい自然をイメージしてしまう人も多いでしょう。

そうしたイメージを覆してくれるスポットが、ここで紹介する城ヶ崎海岸。荒々しい複雑な岸壁が、およそ9キロにも渡って続いています。城ヶ崎海岸ができたきっかけは、4000万年前に起きた大室山の大噴火。その時に流れ出した溶岩が海水で固まり、さらには、荒波の浸食を受けることで、現在のような岩壁の海岸が形成されたのです。

城ヶ崎海岸の一帯はジオパークに指定されるエリア。整備されたハイキングコースには、高さが23メートルもある吊橋が架けられています。

城ヶ崎海岸の詳細情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP3：うなぎファクトリー（浜松市）

海でも山でも温泉でもない、静岡県のユニークな観光スポットを探している人には、浜松市にあるうなぎファクトリーがおすすめ。うなぎは言わずと知れた浜松市の名物グルメ。でも、本場の上質なうなぎを食べるとなると、予算も気になるところです。

ならば、うなぎつながりで、うなぎファクトリーを見学してみるのも一興でしょう。うなぎパイも魅力的な静岡県の名物で、工場内ではその製造過程を無料で見学できます。

工場見学の後は、うなぎパイカフェに立ち寄るのが定番コース。一押しのメニューは、4種類のうなぎパイが味わえるメルティングショコラセット。そのほかにも、うなぎパイのう巻仕立てやうなぎパイの紅茶パフェなど、いろいろなスイーツがそろっています。

また、併設の直売所も観光客に大好評。うなぎパイV.S.O.P.は、高級ブランデーのフレーバーが香る大人の味が楽しめます。

うなぎパイファクトリーの施設情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP4：三保松原（静岡市）

静岡県を観光するなら、韮山反射炉とは別の世界遺産、つまり富士山とそれに関連する名所を外すわけにはいきません。世界遺産の正式な登録名は「富士山－信仰の対象と芸術の源泉」。ここで紹介するのは、芸術の源泉となる三保松原です。

三保松原は静岡市の三保半島に位置する景勝地。富士山に向かって伸びる砂浜の長さは約7キロで、3万本以上におよぶ松の木が白砂青松の趣を添えています。

三保松原から望む富士山は、県内に数あるビュースポットのなかでもひときわ爽快な眺め。駿河湾の向こうにそびえる霊峰は神々しい装いで、古来より和歌に詠まれ、浮世絵で描かれてきた富士山そのままの姿をしています。

三保松原の詳細情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP5：白糸の滝（富士宮市）

白糸の滝は、富士宮市の奥深い自然に囲まれた名瀑。先に紹介した三保松原ほどの知名度はないかもしれませんが、歴とした「富士山－信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産です。いわば世界遺産にまつわるスポットのなかでも穴場的な存在と言えるでしょう。

白糸の滝は幅150メートルに渡って岩壁から流れ落ちる壮大な眺め。高さ20メートルの岸壁から、糸を引くように水が流れ落ちています。

最大の特徴は、流れ落ちる水の大半が富士山を水源としていること。マイナスイオンが漂う滝の周辺には、富士山がもたらす自然の恵みが息づいています。

白糸の滝の詳細情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP6：駿府城跡公園（静岡市）

駿府に縁のある歴史的偉人と言えば、徳川家康ですよね。家康が人質として駿府で過ごしたのは、7歳から19歳までのおよそ12年間。後に名将として徐々に頭角を現わしていった家康は、駿府の地で居城の建造に着手します。その居城が、1589年に完成した駿府城です。

駿府城があるのは、静岡県庁や市庁舎が建ち並ぶ静岡市の中心部。現在は駿府城跡公園になっており、園内には豊かな緑が広がっています。

駿府城で残されているのは城壁のみですが、復元された坤櫓（ひつじさるやぐら）は白壁がひときわ映える堂々たるたたずまい。ほかにも、園内には本丸堀跡、歩兵第三十四聯隊址、馬場先御門跡といった数々の遺構があります。

駿府城跡公園の詳細情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP7：すぎ本 お宮横丁店（富士宮市）

静岡県を代表する名物グルメなら、富士宮焼きそばをおいてほかにはないでしょう。静岡県が全国に誇るB級グルメの横綱で、富士宮市を中心に、オリジナリティあふれる富士宮焼きそばを提供してるお店があります。

今回紹介する「すぎ本」は、富士宮市内に2店舗を構える老舗の鉄板焼き店。お宮横丁店は富士宮焼きそばの専門店で、メニューも焼きそばのみという徹底ぶりです。もちもちの食感がたまらない焼きそばはもちろん、お土産用のむし麺セットも大好評。家庭で老舗の味が楽しめます。

一方、本店はお好み焼きと富士宮焼きそばのメニューがそろう店舗。やはり、お土産用の焼きそばも販売されています。

すぎ本 お宮横丁店の施設情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP8：夢の吊橋（川根本町）

山岳エリアでおすすめの観光スポットは、川根本町の三又狭にある夢の吊橋。大間ダム湖に架かる全長90メートル・高さ8メートルの吊橋で、三又狭を彩る色濃い自然が満喫できます。

夢の吊橋の魅力は、神秘的な色を帯びた大間ダム湖を間近で見られること。エメラルドグリーンともコバルトブルーとも言える摩訶不思議な自然の驚異が眼下に広がっています。

注意したいのは、夢の吊橋への立ち入り時間。日没をもって橋は閉鎖になりますが、自然保護のため周囲に外灯はありません。明るいうちに訪れ、日が落ちる前に早めに切り上げるようにしましょう。

夢の吊橋の施設情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP9：石部屋（静岡市）

安倍川餅は、うなぎパイや富士宮焼きそばと並ぶ静岡県の名産品。優しい甘さが特徴的なお餅の和菓子で、静岡市を中心としたエリアで昔から食べられています。

本場の安倍川餅が食べたい人には、静岡市にある石部屋がおすすめのスポット。創業200年を超える老舗の和菓子店で、お店のすぐ横には、銘菓の名前の由来となった安倍川が流れています。

石部屋の安倍川餅は心が和む素朴な風味で、お餅は口のなかでとろけるほどの柔らかさ。こしあんと粒あんが選べるのも嬉しいポイントです。また石部屋では、お土産用の安倍川餅も販売されています。

石部屋の施設情報

静岡の人気おすすめ観光スポットランキングTOP10：久能山東照宮（静岡市）

絢爛豪華な社殿で訪れる人を驚かせてくれるのは、静岡市にある久能山東照宮。1617年に建造された古社で、徳川家康が御祭神として祀られています。

久能山東照宮での最大の見どころは、国宝に指定された権現造の社殿でしょう。権現造は日光東照宮でも採用されている伝統建築。久能山東照宮の社殿は壁全体が漆塗りになっているため、施された極彩色の装飾細工がひときわ際立って見えます。

久能山東照宮で立ち寄っておきたいのは、境内にある博物館。家康にまつわる歴史的資料から甲冑などの武具まで、歴史的価値の高い文物が展示されています。また、収蔵品のなかには、江戸時代にスペイン国王から家康に贈られた機械仕掛けの時計も。国の重要文化財に指定された時計で、ぜんまい仕掛けのものとしては、国内に現存する最古の時計です。

久能山東照宮の施設情報

家康の足跡をたどる静岡県の観光スポット

富士山と韮山反射炉が立て続けに世界遺産に登録されたこともあり、静岡県はかつてないほど国内外から熱い視線を集めています。もっとも、世界遺産でクローズアップされるのは、やはり富士山でしょう。日本のシンボルゆえ、致し方のないことなのかもしれません。

とはいえ富士山以外にも静岡県には訪れるべき観光スポットが数多くあります。特におすすめしたいのは、徳川家康に所縁がある史跡の数々。まずは駿府城公園と久能山東照宮を訪れて、家康の足跡をたどってみてください。

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