福地温泉が人気の3つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

浴衣 下駄

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にある温泉のひとつ「福地温泉(ふくじおんせん)」。標高1000mという山間の、静寂な世界で神秘の香りをただよわせる秘湯です。

平家の落人伝説も残る温泉地で、その秘湯のロマンを求める温泉好きが後をたたないのだとか。

今回は、そんな「福地温泉」の人気の秘密についてご紹介。おすすめ旅館をはじめ、観光情報や名物グルメ、お土産についてもお届けします。

目次

福地温泉が人気の3つの理由

その1.村上天皇が湯治した「天皇泉」

浴衣 下駄

福地温泉は、平安時代から知られていた秘湯で、村上天皇が湯治に訪れていたという伝説があり、その名残りで「天皇泉」と呼ばれています。

温泉街には伝統の飛騨造り建築の宿が並び、日本古来の風情を感じさせる温泉地として人気が高まっています。

その2.奥飛騨の山間部でひらかれる朝市

奥飛騨の山間部にたたずむ風情あふれる温泉街では、朝市の開催も。

地元の方や宿泊者でいつも賑わっており、奥飛騨温泉郷でも人気のスポットになっています。

その3.日本百名湯に選ばれた湯の里

温泉 足湯

日本百名湯にも選ばれた福地温泉は11軒の湯宿があり、宿泊者専用の足湯「舎湯(やどりゆ)」もあります。日帰り湯を受付ける温泉宿もあり、中部地方などから車で気軽に来られる名湯として人気です。

福地温泉の代表的な泉質・適応症は?

福地温泉の泉質は「単純泉」「炭酸水素塩泉」。どちらもぽかぽかと体が温まることから、「あったまり湯」といわれています。

効能は、効能はリウマチ・皮膚病・婦人病・神経痛・疲労回復などの他、美肌効果もあり、女性に人気です。

福地温泉の名物グルメ3選

素朴な山間の美味や、山間部では珍しいうなぎの銘店も。

グルメ1:囲炉裏で炙った五平餅「五平村」

観光スポット「昔ばなしの里」に併設された五平餅のお店「五平村」。

囲炉裏で炙った五平餅は毎朝手作りされ、味の決め手である味噌は、季節によって旬の素材を使うなど工夫を凝らしています。

その他、イワナの塩焼きなど、滋味深い郷土料理も。

化石館など見どころもあり、観光めぐりの休憩に立ち寄る方も多くいます。

「五平村(ごへいむら)」の施設情報

店舗名 五平村(ごへいむら)
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地温泉110
電話番号 0578-89-2793
営業時間 10時〜17時
定休日 毎週水曜日
URL http://www.soene.com/goheimura/

グルメ2:自慢の手打ちそばと店主夫妻の手作り陶器「萬葉館」

同じく「昔ばなしの里」に併設の「萬葉館」はランチや休憩におすすめのカフェレストラン。

江戸時代の古民家をリニューアルしたお店で、店内には店主夫妻の手作りの陶器が並ぶギャラリーもあります。おすすめは自慢の手打ちそばをはじめ、日替わりランチやスイーツとコーヒーのセットなども人気です。

「萬葉館」の施設情報

店舗名 萬葉館
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地温泉
電話番号 0578-89-3889
営業時間 10時〜16時
定休日 毎週木曜日、第三金曜日
URL https://banbakan.wordpress.com/

 

グルメ3:温泉客を引きつける山合いのうなぎ屋「うな亭」

山の中では珍しい、うなぎが美味しい「うな亭」。道路際にひっそりとたたずみ、手頃な値段で旨いうなぎをが食べられると評判で、福地温泉へ来たら必ず立ち寄る旅人もいます。

「うな亭」の施設情報

店舗名 うな亭
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根723
電話番号 0578-89-2359
営業時間 11時〜14時30分 17時~20時
定休日 不定休
URL http://j47.jp/unatei/

福地温泉の観光スポット3選

極寒の時期にしか見られないスポットや地元に伝わる民話のテーマパークなど、おすすめの観光地をご案内します。

スポット1:青い光に誘われる妖しい夜「福地壁の青だる」

極寒の季節、福地壁に染み出た水が凍って青い氷の柱ができ、地元では「青だる」と呼びます。温泉街では、青く垂れ下がった柱の様子を再現。ライトアップして幻想的な景観を創り出し、訪れた観光客に喜ばれています。闇に浮かぶ妖しい青い光は、思わず「ファンタスティック!」と叫びたくなります。

12月後半から2月前半は、温泉街で「青だる」にちなんで開催される、さまざまなイベントも見どころです。

スポット2:奥飛騨地方に伝わる民話を知る「昔ばなしの里」

「昔ばなしの里」は、古くから奥飛騨に伝わる民話にちなんだテーマパーク。人気の「石動(いするぎ)の湯」は、北アルプスや奥飛騨を見渡す絶景の露天風呂。その他、古民家で機織りの体験ができなど一日楽しめます。

福地温泉の周辺は国の天然記念物に指定されている日本有数の化石産出地。「福地化石館」は発掘された化石を収蔵・展示しており、約4億年前の太古の昔、海底だったこの地に生息していた生き物たちの化石を観察できます。

スポット3:福地温泉のシンボル「足湯 舎湯(やどりゆ)」

温泉街にある「足湯 舎湯」は福地温泉の癒しを象徴しています。宿泊者だけが利用できる足湯で、築300年の古民家を移築しており、外観や休憩室の立派な囲炉裏も見どころです。湯上がりや散策の途中で立ち寄って見てください。

福地温泉のお土産3選

福地温泉ならではのお土産を持ち帰って、大切な人へ贈りませんか?

お土産1:ブランド牛を伝統の郷土料理で「朴葉みそ&飛騨牛」

名物・飛騨牛をさらに美味しくする朴葉みそ。朴葉みそは、朴葉の上に地元特産の味噌を敷いた上にネギ・シイタケ・山菜などをのせ、炙っていただく郷土料理。特に人気の飛騨牛を一緒にのせていただく朴葉みそは贅沢の極み。

「丸明 飛騨高山店」は、店内でいただける飛騨牛朴葉みそのお土産を用意。ご飯もお酒も進む絶品をご自宅で再現してください。

「朴葉みそ&飛騨牛」の商品情報

商品名 朴葉みそ&飛騨牛
取扱店 丸明 飛騨高山店
住所 岐阜県高山市天満町6丁目8
電話番号 0577-35-2941
営業時間 9時〜19時(不定休)
URL http://hidagyu-maruaki.co.jp/store/seiniku_hidatakayama

お土産2:飛騨の定番土産は旅姿の最中「飛騨街道 旅がらす」

三度笠に合羽という旅姿が愛らしい「飛騨街道 旅がらす」は飛騨観光の定番土産。粒あんがぎっしり入った最中で、お茶請けに最適です。

「飛騨街道 旅がらす」の商品情報

商品名 飛騨街道 旅がらす
取扱店 まるでん池田屋
住所 岐阜県高山市昭和町3丁目178番地の7
電話番号 0577-32-1010
URL http://www.maruden-ikedaya.com/

お土産3:5匹の子猫が愛らしい人気のお菓子「猫子まんじゅう」

「稲豊園(とうほうえん)」は創業100年を越える老舗和菓子店。一番人気の「猫子まんじゅう」は、愛嬌たっぷりに笑いかける5種類の子猫が可愛いお饅頭です。子猫は、皮の色や中のあんがそれぞれ異なります。猫好きの方は特に注目です。

「猫子まんじゅう」の商品情報

商品名 猫子まんじゅう
取扱店 稲豊園(とうほうえん)
住所 岐阜県高山市上二之町
電話番号 0577-32-1008
営業時間 9時〜17時(火曜日定休)
URL http://tohoen.com/

福地温泉の温泉旅館3選

北アルプスの雄大な自然、平家の落人伝説や民話が残る福地温泉。おすすめの温泉旅館で、じっくり疲れを癒やしては。

温泉旅館1:全12室露天風呂付きの贅沢さ「隠庵ひだ路」

「隠庵ひだ路」は広い敷地にわずか12室という贅沢な温泉宿です。12部屋すべてに檜の内湯と露天風呂を完備され、プライベートな休日を満喫できます。

共有の露天風呂は2つあり、温泉三昧の一日を過ごせると人気。お食事は地元の山菜や飛騨牛などを囲炉裏端でいただきます。

「隠庵ひだ路」の施設情報

施設名 隠庵ひだ路
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地687
電話番号 0578-89-3047
URL http://www.kakurean.com/

温泉旅館2:古民家を再生した心地よい湯宿「山里のいおり 草円」

「山里のいおり 草円」は、100年以上前の古民家を再生した温泉宿。梁や囲炉裏、土間などに染み付いた歴史の艶が、ゲストを心地よく迎えます。

温泉は、木造の湯小屋に囲まれた半露天風呂、泡が弾ける炭酸風呂、貸切内湯付きの露天の岩風呂などがあり、飛騨の大自然を眺めながら悠久の湯浴みが楽しめます。お食事は囲炉裏で郷土料理をいただきます。

「山里のいおり 草円」の施設情報

施設名 山里のいおり 草円
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地温泉831
電話番号 0578-89-1116
URL http://www.soene.com/

温泉旅館3:美肌効果の高い温泉は女性に人気「元湯 孫九郎」

「元湯 孫九郎」は、奥飛騨でも有数の湧出量を誇る源泉の露天風呂が人気の温泉宿。源泉100%かけ流しで、美肌効果の高い炭酸泉が女性に人気です。

源泉は飲用も可能で、市販の胃腸薬と同じような成分といわれています。お食事は、築150年の養蚕農家の屋敷をそのまま再利用した趣ある食事処で、郷土料理をいただきます。

「元湯 孫九郎」の施設情報

施設名 元湯 孫九郎
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地1005
電話番号 0578-89-2231
URL http://magokuro.com/

福地温泉の日帰り温泉3選

福地温泉で見逃せないのが、日帰り温泉。さくっと気軽に立ち寄れるので、時間のない方にもおすすめ。

日帰り温泉1:家族連れに最適な貸切風呂あり「旅館 山水」

「旅館 山水」は昔ながらの風情を色濃く残した温泉宿。温泉は湯量豊富な源泉をかけ流しで、4つの貸切混浴風呂、檜造りの露天風呂、岩造りの露天風呂、男女別の露天風呂など、たくさんのお風呂が完備され、散策や観光の帰りにゆったりと疲れを取れます。

入浴料は500円。食事とセットの日帰りプランも用意されています。

「旅館 山水」の施設情報

施設名 旅館 山水
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地850
電話番号 0578-89-2216
URL http://www.ryokan-sansui.com/

日帰り温泉2:重厚な庄屋造りの落ち着く湯宿「奥飛騨の宿 故郷」

「奥飛騨の宿 故郷」は重厚な庄屋造りで、150年の時を重ねた梁や囲炉裏など、外観や館内が見どころ。お風呂は大浴場と貸切の混浴露天風呂があり、奥飛騨の山々を眺めながらゆったりと浸かれます。

入浴料は500円。食事とのセットプランも用意されています。

「奥飛騨の宿 故郷」の施設情報

施設名 奥飛騨の宿 故郷
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地853
電話番号 0578-89-2728
URL http://www.okuhida-furusato.co.jp/

日帰り温泉3:源泉かけ流しの絶景風呂「湯元長座」

「湯元長座」は、6千坪の広い敷地に豪農の古い屋敷を移築して宿に設えた、炉端料理と露天風呂が自慢の温泉宿。自家源泉かけ流しの半露天風呂や無料の貸切混浴露天風呂が人気です。

入浴料は600円。奥飛騨の絶景を眺めながら、のんびり旅の疲れを流せます。

「湯元長座」の施設情報

施設名 湯元長座
住所  岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地786
電話番号 0578-89-0099
URL http://www.cyouza.com/

 

福地温泉までのアクセス

福地温泉へ関東からアクセスする場合

東京からは、JR新幹線で「長野駅」。そこから篠ノ井線で「松本駅」(合計約2時間40分)。濃飛バスで約1時間40分「福地温泉口」バス停に到着。約4時間半の旅路です。

福地温泉へ関西からアクセスする場合

大阪からは、JR新幹線で「名古屋駅」。そこからワイドビューひだで「高山駅」(合計約3時間20分)。濃飛バスで約1時間10分「福地温泉口」バス停に到着。約4時間半の旅路です。

福地温泉でじっくり

温泉 露天風呂
奥飛騨温泉郷にある福地温泉は、平家の落人伝説や平安時代の村上天皇が湯治に訪れた逸話が残る古い温泉です。温泉街には純和風の温泉宿が並び、懐かしさを感じさせる温泉地として人気が高まっています。

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