城崎温泉のおすすめ人気旅館・ホテル＆観光スポットとグルメ情報やお土産も

円山川の左岸から西へと広がる城崎温泉。その歴史は古く、開湯は平安時代にまで遡ります。城崎温泉の知名度は、日本に数ある温泉郷のなかでもトップクラス。なぜ城崎温泉は、人々の心を惹き付けてやまないのでしょう。その理由をまとめてみます。

海外にも認められた城崎温泉の魅力

城崎温泉を歩いていると、外国人観光客の姿が多いことに気が付くでしょう。それもそのはず、城崎温泉は海外メディアによって外国にもっともよく紹介されている日本の温泉郷のひとつなのです。2017年の2月には、フランス語版の『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に城崎温泉の名所が新たに追加掲載されました。

城崎温泉は、和の風情が色濃く漂う温泉郷として世界的に広く認知されているのです。そうした情趣あふれる和の街並みに心を奪われるのは、日本人だけでなく、海外の人も同じ。でも、城崎温泉の風情ある佇まいには、日本人であればこそ気が付く魅力もあるはず。城崎温泉は、身をもって温泉文化の良さが理解できる貴重な温泉地なのです。

城崎温泉が人気の4つの理由！

その1：外湯めぐりが楽しめる

城崎温泉を訪れる多くの人は、名物の外湯めぐりを楽しみにしていることでしょう。道智上人が開いたまんだら湯・鴻が傷を癒したとされる鴻の湯・後堀河天皇の姉が入浴した御所の湯・江戸時代の書物で日本一と称えられた一の湯など、7ヶ所ある外湯のひとつひとつには、城崎温泉の歴史を物語る逸話が秘められています。外湯めぐりを楽しむなら、全館共通パスの「ゆめぱ」を買うのがおすすめ。「ゆめぱ」なら、どの外湯も入り放題。各外湯で販売されていて、大人1,200円・小人600円というお値段です。

その2：イベントが目白押し

外湯や温泉旅館といった見どころにくわえ、城崎温泉では、1年を通して開催されているさまざまなイベントにも注目しましょう。温泉祭りを筆頭に、妙見大祭・ふるさと祭り・灯篭流し・だんじり祭り・鼻かけ地蔵祭り・薬師祭り・愛宕祭りなど、城崎温泉ならではの魅力的なイベントに参加できます。秋に開かれている四所神社のだんじり祭りは特に有名で、このお祭りを見るために城崎温泉を訪れる観光客も多くいるとか。温泉街を駆け抜ける5基の山車は迫力満点。夏の灯篭流しでは、幽玄の世界に浸れます。

その3：絶品の海鮮料理が味わえる

ランチやディナーで海の幸が味わえることも、城崎温泉の人気を支えている理由のひとつでしょう。城崎温泉は円山川の河口近くに開けた温泉地。近郊の漁港で水揚げされる魚介類はどれも鮮度抜群で、磯の風味が漂う絶品海鮮グルメに舌鼓が打てるのです。

そうした城崎温泉の冬の名物はカニですよね。香住ガニや松葉ガニを使ったカニ尽くし料理は、城崎温泉の味覚がつまったメニュー。お刺身でも、焼きでも、しゃぶしゃぶでも、カニ特有の旨味がじっくり堪能できます。

一方、和洋の絶品スイーツも、見逃せない城崎温泉の名物グルメ。外湯での湯上りにぴったりなソフトクリームから、懐かしい甘さのかりんとうまで、街歩きにぴったりのスイーツがそろっています。

その4：文学ロマンに浸れる

文学者と温泉の関係が深いのは、日本特有の文化でしょう。有名な組み合わせなら、夏目漱石と道後温泉、徳富蘆花と伊香保温泉、川端康成と湯ケ島温泉といった例があげられます。城崎温泉もまた、文学者に所縁が深い温泉郷のひとつ。でも、城崎温泉は多くの小説家や詩人に愛された点で、他の温泉地とは違っています。志賀直哉・島崎藤村・与謝野晶子・有島武郎・吉井勇・泉鏡花など、城崎温泉を愛した文人は数知れず。

温泉街には、城崎温泉にまつわる作家の言葉が刻まれた石碑が24ヶ所もあり、文学好きには必見のスポットとなっています。また、城崎温泉と文学の深い関係を知りたい人には、城崎文芸館がおすすめです。

城崎温泉の人気温泉旅館3選

城崎温泉で宿泊するなら、ぜひ人気温泉旅館へ。名湯をたっぷり満喫できる、選りすぐりの温泉旅館をご紹介します。

城崎温泉の人気温泉旅館TOP1「泉翠」

泉翠は、貸切風呂で城崎温泉のお湯にゆったり浸かれる旅館。自慢の貸切風呂は陶の湯・木の湯・石の湯の3タイプがあり、空いていればいつでも好きな時に好きな浴場を利用できるという分かりやすい仕組みです。

名湯のお湯だけでなく、貸切風呂ではそれぞれ違った肌ざわりの湯船にも注目。陶の湯は設楽焼きで、つるつるした質感が特徴。石の湯には、贅沢なジェットバス機能も付いています。

快適な居心地を演出してくれる客室は、和洋室と和室という構成。2014年にリニューアルした和洋室はツイン仕様で、シモンズ社製のベッドが備えてあり快適な眠りが体験できます。

城崎温泉の人気温泉旅館TOP2「但馬屋」

和の風情を感じながら滞在できる旅館、但馬屋。数寄屋造りの建物は1926年に建造されたものです。宿泊客でなくても、つい足を止めて見入ってしまうほどの格調高さが備わっています。それでいて、館内には和モダン調の空間装飾が見られるというから驚き。

但馬屋にある客室は全12室。建材にもこだわりが見られ、竹・炭・土塀を効果的に使った部屋がそろっています。但馬屋での楽しみは、兵庫県の味覚がつまった夕食。旬の食材を使った会席料理の他、津居山ガニや但馬牛をメインにした贅沢なコースも用意されています。

城崎温泉の人気温泉旅館TOP3「大西屋水翔苑」

趣向を凝らした和の空間が満喫できる、大西屋水翔苑。建物は見ごたえ十分な数寄屋造りで、全館に渡って畳が敷かれています。注目は中庭に設えられた日本庭園。石と植栽がバランスよく配置された本格的な庭園で、夜になるとかがり火が灯されて幻想的な眺めが浮かび上がります。

夕食はやはり日本海の幸を生かした会席コース。秋から早春にかけてはカニコースがメインで、スタンダードの「しおさい会席」では、ゆでガニ・カニ鍋・カニ刺し・カニの竜田揚げといったカニ料理が出てきます。

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城崎温泉の人気観光スポット3選

城崎温泉の人気観光スポットを、湯上がりの合間に散策！ 歴史深い城崎温泉だからこそ、訪れていただきたい名所がずらり。

城崎温泉の人気観光スポットTOP1「大師山」

大師山の山頂は、城崎温泉の絶景が眺められるスポットです。温泉街にある駅から山頂までは、ロープウェイに乗ってのんびりと空中散歩が楽しめます。ロープウェイや山頂からの眺めは爽快の一言。眼下には、山あいに沿って開かれた温泉郷や、幾重にも連なる海と山の絶景が広がっています。

ロープウェイの駅は、始発駅・温泉寺駅・山頂駅の3つ。温泉寺駅で下車すれば、温泉寺や城崎美術館に立ち寄ることもできます。山頂での見どころは展望台ですが、かに塚も忘れずに目にしておきたいスポット。城崎温泉の名物グルメであるカニに捧げられた塚が建っています。

城崎温泉の人気観光スポットTOP2「城崎文芸館」

城崎温泉を舞台にした文学作品と言えば、志賀直哉の『城の崎にて』ですよね。城崎文芸館は、志賀直哉と城崎温泉の関係をテーマにした観光施設。常設展では、この小説と城崎温泉の深い関わりを物語る文献が展示されています。

一方、現代文学をリードする湊かなえも、『城崎へかえる』のなかで城崎温泉の情景を描いた作家。2017年9月から2018年5月までの期間、湊かなえの足跡を追った特設展を開催するなど、文学と温泉地にまつわる面白い企画が行われているのもこちらの魅力です。館内では、オリジナルのお土産がそろう「SHOP&SALON KINOBUN」も要チェック。入口の横には足湯が楽しめるスペースもあります。

城崎温泉の人気観光スポットTOP3「玄武洞公園」

玄武洞公園は、のどかな温泉街とはまったく違った光景が待ち受けているスポット。城崎温泉駅から車で約6分、レンタサイクルで約15分ほどのところにある洞窟で、岩肌には規則正しい角柱の模様が無数に刻まれています。角柱は、160万年前の火山活動で流れ出た溶岩が固まったもの。摩訶不思議な眺めで、自然の力強さがひしひしと伝わってきます。園内にある洞窟は、大小合わせて5つ。併設の玄武洞ミュージアムでは、洞窟が形成されていく様子が分かりやすく説明されています。

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城崎温泉の人気グルメスポット3選

城崎温泉をたのしむのに、外せないのが人気グルメ。おいしい名物グルメをたっぷりいただいて、幸せな気分に浸ってみては。

城崎温泉の人気グルメスポットTOP1「海女茶屋」

温泉旅館の夕食といえば、ほとんどが会席料理。でも、なかには洋食が食べたいと思っている人もいるはず。そうした人にぴったりなのが、海女茶屋。名物は特大サイズのエビフライとカニフライ。観光客だけでなく、地元の人たちにも好評のメニューがずらりとそろっています。

安定した人気を誇っているメニューはエビ・カニ定食(1,500円・税抜)。エビもカニも身がプリプリで、サクッとした衣も最高の食感です。プチ贅沢がしたい時には、但馬牛が楽しめるメニューをオーダーしましょう。但馬牛ステーキのAコース(3,800円・税抜)は150グラムで、ライスとお味噌汁が付いています。

城崎温泉の人気グルメスポットTOP2「すけ六」

すけ六は、気軽に立ち寄れる家庭的なお寿司屋さん。津居山漁港で仕入れている魚介類は新鮮そのもので、種類豊富なにぎり寿司が堪能できます。とはいえ、すけ六でぜひとも試しておきたいのは、カニちらし寿司(1,400円・税抜)。たっぷり盛られた紅ズワイガニの身は甘酢で下味が付けられていて、刻み海苔や錦糸卵とも相性ばっちりです。

ちなみに、カニちらし寿司は、旬の時期となる9月中旬から6月中旬までの限定メニュー。他の人気メニューには、上にぎり(3,600円・税抜)・海鮮寿司(1,900円・税抜)・但馬牛寿司(1,100円・税抜)などがあります。

城崎温泉の人気グルメスポットTOP3「城崎スイーツ本店」

人気のグルメスポットなら、絶品スイーツで話題を集めているカフェも見逃せません。城崎スイーツ本店は、外湯めぐりのお客さんでにぎわっているお店。名物は城崎ジェラートで、天然素材を使った濃厚かつフレッシュな風味が楽しめます。テイクアウトをするお客さんが多く見られますが、店内にはゆったり過ごせるイートインスペースも。

ジェラート以外には、わらび餅が入ったパフェや抹茶フレーバーのアイスクリームなど、和風仕立てのスイーツもあります。合わせて注目したいのは、米粉を使ったスイーツの数々。チーズケーキやバームクーヘンなど、優しい甘さの商品がそろっています。

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城崎温泉の人気お土産3選

城崎温泉の旅の最後に、素敵なお土産を吟味。大切な人への贈り物や自分のご褒美に、とっておきなお土産を選んでくださいね。

城崎温泉の人気お土産TOP1「山本屋の城崎ビール」

お酒が好きな人におすすめしたいお土産は、城崎ビール。旅館「山本屋」直営の工房で製造されています。城崎ビールのラインナップは、空・黒・川・雪の4種類。麦芽100パーセントでコクのある空、独特の苦みとカラメル風味が調和した黒、ライトなのど越しの川、カニ料理によく合う雪など、個性的なフレーバーのビールが選べます。

城崎ビールの販売場所は、温泉街にある酒屋や地ビールレストランの「gubigabu」。センスあるボトルのデザインも人気の秘密で、呑み終わったあとにインテリアとして飾れるのがうれしいポイント。

城崎温泉の人気お土産TOP2「豊岡わこう堂のふわっとろっしゃ大福」

和スイーツで人気があるお土産は、豊岡わこう堂のふわっとろっしゃ大福。フワフワの大福は、新感覚とも言えそうな食感で注目を集めています。美味しさの秘密は、こだわり抜いた原材料。コウノトリ米から作られた米粉に羽二重粉・シロップ・メレンゲをブレンドすることで、とろけるようなフワトロ系の大福ができるのです。

なかに入っているのは、手間暇かけて作られたお手製のあんことフルーツ。あんこの甘さとフルーツの酸味が最高の形で調和しています。ふわっとろっしゃ大福は1個380円(税抜)。まとめ買いなら、箱詰めで持ち帰ることも可能です。

城崎温泉の人気お土産TOP3「齋藤製菓堂のカニもなか」

和菓子で定番のお土産なら温泉まんじゅう、といきたいところですが、城崎温泉で人気の高い和菓子はカニもなかです。地元の齋藤製菓堂が製造販売しているもなかで、城崎温泉の名物グルメであるカニの形をかたどっています。

なかにサンドされているのは、小豆・ゆず・小豆の3種類の餡。ほどよいしっとり感のあるもなかで、お茶請けに最適な和菓子として多くの人に支持されています。齋藤製菓堂は、普通の民家のような店構えで、どことなく昭和のレトロな雰囲気が漂っているお店。さくら餅や柏餅といった季節の和菓子も販売されています。

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城崎温泉を楽しむならまずは街歩きを！

城崎温泉の最大の魅力は、やはり外湯めぐり。名湯と呼ばれる城崎温泉のお湯は、期待に違わず優しい肌ざわり。7ヶ所もある外湯で、良質なお湯をじっくり満喫できるのです。普段はなかなか着る機会のない浴衣に着替えて、城崎温泉の外湯めぐり・街歩き・食べ歩きを楽しんでください。

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