湯桶温泉が人気の3つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

湯涌温泉総湯 白鷺の湯

海と山にの自然の恵まれた石川県金沢市。春夏秋冬それぞれの魅力に美しく彩られる古都。近年では北陸新幹線が開通して都心からのアクセスがより便利になり、国内外を問わず多くの観光客で賑わっています。

そんな金沢にある「湯桶温泉」の魅力を一挙公開!

湯桶温泉が人気の3つの理由!

理由1:江戸時代の加賀藩主が一族で常用

金沢市 石川県 兼六園
時は西暦718年。泉で1羽の白鷺が身を浸しているのを紙漉き職人が偶然見かけ、興味をもって近づいたところ、こんこんと熱い湯が湧きだしているのを発見したのが「湯桶温泉」です。

筋肉や関節の慢性的な痛み・こわばり、冷え性などに効果効能がある「硫酸塩泉」がたっぷり湧出しており、江戸時代にはその豊富な湯量と質の高い湯に満足した加賀藩主をはじめ、一族が常用した有名な温泉です。

時のお殿様も親しんだと伝わる上質な湯を求めて、今も多くの人が足を運んでいます。

理由2:内務省より日本の名泉として推薦

4つの源泉がある湯桶温泉の湯は、無色透明・無臭ですが、ほのかな塩味が特徴。

なめらかでシルクのような湯が体を包み込むように温めてくれます。大正初期にドイツで行われた万国鉱泉博覧会で、日本の名泉として当時の内務省より推薦・出展された由緒正しい日本の名湯です。

理由3:多くの文人・墨客が愛用


大正時代には、個性的な美意識で人気を博した詩人にして画家の竹久夢二が愛人を伴い逗留したと伝えられ、多くの文人墨客が愛した温泉として有名になりました。

大正ロマンの芸術に触れるような風情が、今も多くの観光客を呼び寄せています。

湯桶温泉おすすめ温泉宿ランキングTOP3

湯桶温泉のおすすめ温泉宿を3軒ご紹介します。

第1位:源泉かけ流し天然温泉「かなや」

こんこんと湧き出る湯桶の天然温泉を源泉かけ流しでたっぷりと味わえる「かなや 離れ青巒荘」。離れ造りの贅沢さがゲストを迎えます。

緑の景観を眺めながら湯浴みを満喫できる大浴場、檜の露天風呂。離れは各部屋ごとに趣が異なり、お気に入りの部屋が選べるのもポイント。全室に専用風呂があり、誰にも邪魔されずに湯浴みを堪能。疲れた心と体をリフレッシュさせてくれます。のんびりとした時間を過したいた旅人におすすめします。

「かなや」の施設情報

施設名 かなや
住所 石川県金沢市湯涌町イ56
電話番号 076-235-1211
URL http://www.yuwaku-kanaya.com

第2位:創業250年の老舗旅館「あたらしや」

歴史と伝統の詰まった金沢懐石料理が自慢の「あたらしや」は創業250年の老舗。一切の妥協を許さない厳選された旬の食材を使ったお料理は絶品の一言。美しい器に合わせた料理は目も楽しませてくれます。1日限定8組のゲストのみを迎え、極上のもてなしを供する至高の旅館です。

大自然を眺めながら露天風呂に入り、洗練されたお料理に舌鼓を打つ、閑静な大人の時間を満喫。ただ静かにゆっくりとした時間を過ごしたい旅人にぴったりのお宿です。

「あたらしや」の施設情報

施設名 あたらしや
住所 石川県金沢市湯涌荒屋町89-2
電話番号 076-235-1011
URL http://www.atarashi-ya.co.jp/

第3位:美しい本格懐石料理が人気「湯の出旅館」

「湯の出旅館」は全10室の小規模なお宿。のどぐろや加賀野菜など旬の地元食材をたっぷり使った宝石箱のように美しい本格懐石料理で人気です。

市街地から約20分ほどのところにあり、気軽に行けるアクセスの良さ。檜風呂や赤御影石の浴槽に、無色透明な「弱アルカリ性塩化物泉」のお湯がたっぷりと満たされています。

ゆっくりと湯に体を沈めていけば、思わずため息が出てしまう「癒し」が体中を満たします。良質の温泉を開放的な大浴場で味わう贅沢なひとときをお楽しみください。

「湯の出旅館」の施設情報

施設名 湯の出旅館
住所 石川県金沢市湯涌荒屋町77-2
電話番号 076-235-1016
URL http://www.yunode.jp/

湯桶温泉の人気スポット3選

湯桶温泉でぜひ訪ねてほしい人気の観光スポットを3つご紹介します。

スポット1:江戸 時代の金沢城下を見学「金沢湯涌江戸村」

江戸 時代の金沢城下町や加賀藩の民家が見学できる「金沢湯涌江戸村」。団体旅行での代表的な観光スポットで、土日や祝日、大型連休などは常に賑わっています。

農家や町家など9棟の建造物や国指定重要文化財の建物があります。湯桶の街を一望する景観の良さも人気の理由。四季折々の美しい湯桶の景色を眺めながら江戸時代の町並みをめぐる、小さな時間旅行が楽しめます。

「金沢湯涌江戸村」の施設情報

施設名 金沢湯涌江戸村
住所 石川県金沢市湯涌荒屋町35-1
電話番号 076-235-1267
営業時間 9時〜17時30分
定休日 火曜日
URL http://www.kanazawa-museum.jp/edomura/

スポット2:絶叫マシンは竹製の巨大ブランコ「金沢湯桶創作の森」

古民家と森をテーマに造られた「金沢湯桶創作の森」。竹製の巨大ブランコが有名で、力の加減で大きくしなる竹の性質を活かしたブランコは想像以上にスリリングです。

金沢湯桶創作の森には天然本藍染めの「藍工房」、糸から織り上げる「染織工房」、 オリジナルTシャツが作れる「スクリーン工房」、本格的な大判プレス機がある「版画工房」など、4つの工房があります。小さなお子さんも参加できる体験型の観光施設で、家族揃って楽しめます。

金沢湯桶創作の森

施設名 金沢湯桶創作の森
住所 石川県金沢市北袋町ヱ36
電話番号 076-235-1116
営業時間 9時〜17時
定休日 火曜日
URL http://www.sousaku-mori.gr.jp/

人気スポット3:金沢を愛した夢二を知る「金沢湯桶夢二館」

独特な美意識で描かれた女性画で、大正ロマンのアートを先導した詩人画家・竹久夢二が、最愛の恋人・笠井彦乃と湯桶に3週間滞在したことにちなんで作られた「金沢湯桶夢二館」。

夢二と関わりの深い3人の女性、夢二の生涯、生涯でもっとも幸せな時間を過ごしたといわれる金沢。当地とのゆかりを代表作とともに展示して、竹久夢二を顕彰する記念館。現代でも通用する美的センスを開花させた、夢二の人となりに触れられます。

「金沢湯桶夢二館」の施設情報

施設名 金沢湯桶夢二館
住所 石川県金沢市湯涌町イ144-1
電話番号 076-235-1112
営業時間 9時〜17時30分
定休日 年中無休
URL http://www.kanazawa-museum.jp/yumeji/

現地情報は「湯桶温泉環境協会」の案内も活用してみてください。

「湯涌温泉観光協会」の施設情報

施設名 湯涌温泉観光協会
住所 石川県金沢市湯涌町イ1
電話番号 076-235-1040
URL http://yuwaku.gr.jp/

湯桶温泉名物グルメ厳選3選

湯桶温泉に訪れたら、ぜひ味わっていただきたい食事処を3店ご紹介します。

グルメ1:ボリューム満点「高尾食堂のかつ丼」

昭和の匂いの残る大衆食堂「高尾食堂」。アットホームな店内は居心地が良く、ゆっくりと食事が楽しめます。

ボリューム満点の「カツ丼」(756円)は人気の高いご当地グルメ。丼からはみ出る大きなかつ煮は、スプーンでいただくのが地元流。わざわざ県外からかつ丼を食べに訪れるファンも多くいます。

「高尾食堂」の施設情報

施設名 高尾食堂
住所 石川県金沢市湯涌町イ47
電話番号 076-235-1316
営業時間 11時〜15時、17時〜23時
定休日 第三木曜日
URL

グルメ2:世界チャンピオンとコラボ「湯の川食堂の氷室氷菓」

湯桶産のゆず3種類を使用したソルベとジェラート「氷室氷菓」。世界チャンピオンにもなったジェラート職人・柴野大造氏と「湯の川食堂」のコラボ商品としても話題を呼びました。

バジルやホワイトチョコと柚子を合わせた個性的なジェラートで、他では決して食べられない特別感と意外な組み合わせが、評判になり、湯桶の名物グルメに仲間入りしました。

「湯の川食堂」の施設情報

施設名 湯の川食堂
住所 石川県金沢市湯涌町イ1
電話番号 076-235-1851
営業時間 11時〜17時、19時30分〜24時
定休日 不定休
URL

グルメ3:スペイン王室御用達「カカオサンパカのソフトクリーム」

「カカオサンパカ」はスペイン王室御用達のチョコレートショップ。最高級のカカオパウダーで作られたソフトクリームは、チョコレートフォンデュや生チョコレートのような、濃厚な風味と食感が楽しめる魅惑のスイーツ。

強いカカオの香りにほのかな酸味が利いた大人のためのビターテイスト。ねっとりと口の中にまとわりつきながら、するするとほどけるように喉をすり抜けていきます。

「カカオサンパカ金沢」の施設情報

施設名 カカオサンパカ金沢
住所 石川県金沢市野町2-24-2
電話番号 076-256-3338
営業時間 月〜土11時〜22時、日11時〜18時
定休日 不定休
URL http://www.cacaosampaka.jp/

湯桶温泉人気のお土産TOP3

湯桶温泉を訪れた記念にふさわしいお土産を3つご紹介します。

第1位:ラベルも可愛いご当地サイダー「金沢湯涌サイダー柚子乙女」

レトロなラベルがかわいい柚子風味のサイダー。「柚子味のサイダー?」と思われがちですが、甘さ控えめのサイダーに爽やかな柚子の風味はベストマッチ。癖になるとローカルサイダーです。ここでしか入手できないご当地名物は、物珍しさもあり、お土産として喜ばれます。

「アンテ」の施設情報

施設名 アンテ
住所 石川県加賀市篠原新町1-162
電話番号 0761-74-8002
URL http://ante-jp.com/shop/products/list.php?category_id=1

第2位:縁起の良い三色のお菓子「氷室まんじゅう」

「氷室まんじゅう」は薄い緑、桃色、白、雛祭りのひしもちのような三色のお饅頭。緑は健康と長寿、ピンクは魔除け、白は清浄の意味が込められています。

江戸時代、冬場に積もった雪を「氷室」と呼ばれる保冷庫に保存。夏に氷として加賀藩から江戸幕府へも献上され、その道中の無事を祈願して神社に供え、氷室を開く7月1日に無病息災を願って食べていた麦饅頭に由来する縁起の良いお菓子です。湯村の風習を伝えるご当地ならではのお土産です。

「湯涌温泉総観光協会」の施設情報

施設名 湯涌温泉観光協会
住所 石川県金沢市湯涌町イ1
電話番号 076-235-1040
URL http://yuwaku.gr.jp/souvenir/

第3位:食卓を豊かにする万能調味料「湯桶柚子こしょう」

柚子の特産地でもある湯桶温泉のお土産として人気の「湯桶柚子こしょう」。爽やかに鼻の奥を突く香りと、ぴりっと舌を刺激する唐辛子の辛みは、食材の旨味を引き立てます。

万能調味料として、1つあると食卓が豊かになり、お料理にの隠し味にもぴったり。冷奴にちょっと付け足すとか、肉料理のお供など、薬味としても活用できる優れものです。

「JA金沢」の施設情報

施設名 JA金沢市
住所 石川県金沢市松寺町未59-1
電話番号 076-237-0002
URL

歴史深い金沢の名湯を心行くまで

歴史の香りただよう湯桶温泉街。江戸時代は加賀藩の御用達の名湯を、風情たっぷりの旅館でのんびりと味わい、美味しい食事をいただく。ただそれだけが掛け替えのない贅沢。夫婦や恋人、1人旅など、静かに過ごしたい大人にぴったりの温泉地です。

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