東山温泉が人気の3つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

江戸時代、会津藩上級藩士の保養所だった「東山温泉」。会津若松市は、難攻不落の名城「鶴ヶ城」、幼い少年たちが悲劇の幕引きをした白虎隊など歴史的な逸話が語り継がれ、今なお往時の情緒が残っています。

そんな会津にゆかりある「東山温泉」の魅力についてご紹介します。

東山温泉が人気の3つの理由!

理由1:奥羽三楽郷といわれる名湯


今から1300年も前に、行基が発見したと伝えられる「東山温泉」は「奥羽三楽郷」に数えられる歴史ある名湯です。

泉質は肌に優しい「単純温泉」と「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」。少し熱めの湯加減が特徴です。市街地から車で約10分の自然に囲まれ温泉地です。

「単純温泉」の効果効能

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉についてもっと詳しく

「硫酸塩泉」の効果効能

泉質名 硫酸塩泉(掲示用泉質)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

硫酸塩泉について

理由2:土方歳三や与謝野晶子などの著名人や文人に愛された温泉

「会津若松」の奥座敷として名高い東山温泉は、「新撰組」の副長・土方歳三が傷を癒した温泉として知られています。また歌人・与謝野晶子や美人画で名高い竹久夢二など、数多くの著名人が訪れた湯の街です。

理由3:河畔に旅館が並ぶ風情ある街並み

福島県 会津若松市 東山温泉
山間に包まれ、静寂を味わえる東山温泉は川岸に風情溢れる旅館が軒を連ねています。「東山温泉」と染め抜いた赤い灯篭が並ぶ幻想的な街並みは、郷土料理のお店、懐かしい射的場、土産物店などが点在し、童心を呼び覚まされる光景です。

街中を流れる「湯川(ゆがわ)」の「雨降り滝」「原滝」「向滝」「伏見ヶ滝」も人気スポット。ふらっと散策しても楽しめる温泉街です。

おすすめ温泉宿ランキングTOP3

東山温泉のおすすめ温泉宿を3つご紹介します。

第1位:天然の岩風呂と9種類の風呂「くつろぎ宿新滝」

明治6年創業の老舗旅館「くつろぎ宿新滝」。全客室禁煙なので、小さなお子様連れや、タバコが苦手な方も安心です。お料理は、郷土の味を織り交ぜた会席料理。名物の桜刺しに川魚の塩焼き、味噌田楽など、笑顔を誘う素朴な美味しさです。

また、江戸時代に造られた天然の岩風呂の他9種類のお風呂があり、湯めぐりが楽しめます。加水・加温・循環・ろ過は一切なし。サラサラとした「硫酸塩泉」が肌に優しく流れおち、汗と一緒に疲れやストレスが洗い流せます。

「くつろぎ宿新滝」の施設情報

施設名 くつろぎ宿新滝
住所 福島県会津若松市東山町湯本川向222
電話番号 0242-26-0001
URL http://www.kutsurogijuku.jp

第2位:滝の音が聞こえる渓流沿いの宿「庄助の宿瀧の湯」

創業130年余りの老舗旅館「庄助の宿瀧の湯」は、観光スポット「伏見ヶ滝」の脇にあります。露天風呂は、伏見ヶ滝の水しぶきが届きそうな迫力を感じながら湯浴みを楽しめます。

食材は厳選し、地産旬消がモットーのお食事は、会津和牛トロ刺身、会津和牛霜降りにぎり寿司など、見目麗しく味も素晴らしい逸品ばかりです。

「庄助の宿瀧の湯」の施設情報

施設名 庄助の宿瀧の湯
住所 会津若松市東山町湯本滝ノ湯108
電話番号 0242-29-1000
URL http://shousuke.com/

第3位:市街地を見下ろす露天風呂「御宿東鳳」

「御宿東鳳」は、城下町を一望する露天風呂「棚雲の湯」と「宙の湯」が自慢の湯宿。お食事はバイキング形式で、約70種類もの豊富なメニューを味わえます。

また、出来たての料理がいただける実演コーナーもあり、楽しみながら美味しく食事ができるので、家族連れやカップルに人気です。

「御宿東鳳」の施設情報

施設名 御宿東鳳
住所 会津若松市東山町大字石山字院内706
電話番号 0242-26-4141
URL http://www.onyado-toho.co.jp/

東山温泉の人気スポット3選

東山温泉のおすすめ観光スポットを3つご紹介します。

スポット1:会津若松のシンボルから会津を眺めよう「鶴ヶ城天守閣」


会津を代表する観光名所「鶴ヶ城」。会津松平氏の居城であり、戊辰戦争では籠城戦で約1カ月も耐え忍んだ難攻不落の名城です。

天守閣に設置された双眼鏡で「磐梯山」のふもとに連なる会津の土地を眺められます。内堀に囲まれた休憩処があり、「天ぷらまんじゅう」や「焼きだんご」などが人気です。

「鶴ヶ城天守閣」の施設情報

施設名 鶴ヶ城天守閣
住所 福島県会津若松市追手町1-1
電話番号 0242-27-4005 (会津若松観光ビューロー)
営業時間 8:30~17:00
定休日 年中無休
入場料 大人410円、小人150円
URL http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html

スポット2:白虎隊を育てた教育機関「會津藩校日新館」

悲劇の少年兵士・白虎隊の学び舎「會津藩校日新館」は会津藩の教育機関。敷地は約8,000坪と広大で、武道場や日本最古のプールといわれる「水練水馬池」、天文台がありました。

会津藩の子どもたちは武道・武士の心得や「ならぬことはならぬ」という会津の精神を学びました。当時の藩校を忠実に再現した「會津藩校日新館」は、当時の文武両道の教育を肌で感じられます。

「會津藩校日新館」の施設情報

施設名 會津藩校日新館
住所 福島県会津若松市河東町南高野高塚山10
電話番号 0242-75-2525
営業時間 9:00~17:00
定休日 年中無休
入場料 大人620円、中学生・高校生500円、小学生450円
URL http://www.nisshinkan.jp/

スポット3:現存する武家屋敷「会津武家屋敷」

会津藩松平家の家臣、1,700石取りの西郷家の屋敷が「会津武家屋敷」として公開されています。敷地面積2,400坪、建築面積280坪の広大な屋敷の所々に人形が設置され、当時の生活状況を再現しています。

敷地内には会津にまつわる「歴史資料館」や工芸品や銘菓・農産物など郷土の特産品を販売する「郷公房」もあります。弓道や会津名物「赤べこ」の絵付け体験など、楽しみながら歴史を学べます。

「会津武家屋敷」の施設情報

定休日年中無休

施設名 会津武家屋敷
住所 福島県会津若松市東山町石山院内1
電話番号 0242-28-2525
営業時間 8:30~17:00(季節により異なる)
入場料 大人850円、中学生・高校生550円、小学生450円
URL http://bukeyashiki.com/

現地情報は「会津東山温泉観光協会」の案内も活用してください。

「会津東山温泉観光協会」の施設情報

施設名 会津東山温泉観光協会
住所 福島県会津若松市東山町湯本滝ノ湯110
電話番号 0242-27-7051
営業時間 8:30〜17:30
定休日 年中無休
URL http://www.aizu-higashiyama.com/

東山温泉名物グルメ厳選3選

東山温泉のおすすめ観光スポットを3つご紹介します。

グルメ1:ウスターソースのあっさり味「ソースカツ丼」

「よしのや食堂」のソースカツ丼は、トンカツとキャベツだけのシンプルなカツ丼。揚げたてサクサクで、お肉はジューシーという人気の丼。

福島でのカツ丼はこのスタイルで、当店の特徴はサラッとしたウスターソースを使っていること。あっさり味で女性からも人気。ペロっと完食してしまします。

「よしのや食堂」の施設情報

店舗名 よしのや食堂
住所 福島県会津若松市東山町湯本居平113
電話番号 0242-27-2341
営業時間 11:00~15:00、17:00〜20:00
定休日 不定休
URL http://www.aizu-higashiyama.com/store.html

グルメ2:会津料理をまとめて味わえる「会津の味丸かじり膳」

田楽、山菜そば、ニシンの山椒漬など郷土料理を丸ごと楽しめる「鶴井筒」の「会津の味丸かじり膳」(1,620円)。

会津の家庭料理・お味噌汁「こづゆ」を付けたり、山菜そばを「喜多方ラーメン」にすることも可能。古民家を移築した重厚な店構えも見どころです。

「鶴井筒」の施設情報

店舗名 鶴井筒
住所 福島県会津若松市東山町石山院内109-1
電話番号 0242-26-5629
営業時間 10:00~20:00、冬季10:00〜17:00
定休日 年中無休
URL http://www.aizu-higashiyama.com/store.html

グルメ3:おまんじゅうを天ぷらに?「天ぷらまんじゅう」

明治時代から続く老舗茶屋「元祖清水屋」。「天ぷらまんじゅう」は、100年もの歴史がある郷土菓子です。お供え物にして固くなったおまんじゅうを、何とか美味しく食べる方法はないかという庶民の小さな悩みから生まれたと伝えられます。

あたたかいお蕎麦に入れたり醤油をつけたり、食べ方はさまざまです。おやつとしてだけではなくご飯のおかずにもなります。

「元祖清水屋」の施設情報

店舗名 元祖清水屋
住所 福島県会津若松市河東町強清水406-1
電話番号 0242-94-2008
営業時間 10:00~16:30
定休日 不定休
URL http://www.aiaiaizu.com/shimizuya/shimizuya.html

東山温泉人気のお土産TOP3

東山温泉のおすすめお土産を3つご紹介します。

第1位:東山温泉名物といえば「水ようかん」

湯治場だった東山温泉で、休憩所になっていた「松本家」。生活用品の商いながら、おやつに出した水ようかんが好評になり、本格的な「ようかん屋」に転身。今では名物のお土産として不動の地位を築いています。

松本家

店舗名 松本家
住所 福島県会津若松市東山町湯本123
電話番号 0242-27-2009
営業時間 8:00〜17:00
定休日 不定休
URL http://yokan.jp/

第2位:ふわふわで甘じょっぱいお菓子「会津の天神様」

パリッとした外側と、ふわふわの内側の食感が楽しい「会津の天神様」。ブッセ生地にバターとプロセスチーズのクリームをサンドした斬新な味覚。

ふわふわサクサクで甘じょっぱい、くせになる美味しさです。お年寄りから子どもさんまで親しまれる定番のお土産です。

「お菓子の蔵 太郎庵 会津総本店」の施設情報

店舗名 お菓子の蔵 太郎庵 会津総本店
住所 福島県会津若松市白虎町180-1
電話番号 0242-32-2877
営業時間 9:00~19:00
定休日 元日
URL https://www.taroan.co.jp/

第3位:食事にあう純米酒「美酒佳肴」

美味しい酒を呑みながら、旨い(佳い)肴(さかな)いただくという意味が込められた「美酒佳肴」。大正年間「向瀧(むかいたき)」に宿泊した野口英世が、感動して思わず書いた言葉が名称の由来。ボトルのラベルは、野口博士が残した墨書です。

旅館「向瀧」でしか買えない純米酒で、料理を美味しくするお酒として人気。味・姿ともに一級品のお土産で、お世話になった方やお酒好きの友人へのお土産にぴったりです。

「向瀧 売店」の施設情報

店舗名 向瀧 売店
住所 福島県会津若松市東山町湯本川向200
電話番号 0242-27-7501
営業時間 8:00~
定休日 年中無休
URL https://www.mukaitaki.com/bisyukako/

歴史ロマンに想いを馳せながら極上の湯を味わおう!

福島県 会津若松市 東山温泉
その土地にまつわる歴史、活躍した人物に想いを馳せて名湯に浸かるのは格別です。家族、友人、恋人とともに、歴史ロマンと名湯と美味しい食べ物に出会える会津若松へ、ぜひお越しください。

「東山温泉」のおすすめ温泉・観光情報はこちら