大町温泉郷が人気の3つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

浴衣 下駄

長野県ならではの自然景観といえば、幾重にも続く日本アルプスの山並み。

県の北西部に位置する大町市は、3,000メートル級の北アルプスを仰ぎ見る高原リゾート地。その盆地を流れる清流沿いに広がっているのが、今回ご紹介する「大町温泉郷」です。

大町温泉郷の特徴は、「爺ガ岳スキー場」、「木崎湖」、「龍神湖」、「黒部ダム」といった、有名観光スポットに恵まれていること。

湯めぐりも楽しめ、高原の清々しい風を感じながら爽快な気分で露天風呂に浸かることができます。

大町温泉郷の歴史と特徴

大町温泉郷の歴史は比較的新しく、開湯を迎えたのは昭和中期の1963年。近隣の「葛温泉」にある源泉からお湯を引くことで、温泉郷としての基盤が築かれました。

翌1964年には、立山黒部アルペンルートが開通。さらには、大町温泉郷に第1号となるホテルが誕生しました。以降、ホテルや旅館の開業が続き、徐々に現在の温泉街が形成されていきました。

平成になっても温泉開発は続けられ、1995年には新たな源泉の採掘に成功。葛温泉も大町温泉郷も泉質はともに「単純泉」で、温泉街には15軒を超える温泉宿と1軒の日帰り温泉施設「薬師の湯」があります。

大町温泉郷が人気の3つの理由!

理由1:「外湯めぐりが楽しめる」

大町温泉郷の魅力のひとつは、外湯めぐりでのんびりくつろげること。「薬師の湯」にくわえ、「黒部観光ホテル」、「黒部ビューホテル」、「緑翠亭景水」の3軒の温泉宿で日帰り入浴が楽しめます。

どのスポットも広々とした浴槽を備えており、温泉宿の露天風呂は情緒がひときわ強く感じられる造り。薬師の湯にいたっては、浴場にくわえ、90畳もあるラウンジやレストランも利用できます。

大町温泉郷のみならず、信州にあるさまざま温泉地で湯めぐりを満喫したい人は、共通の物味湯産手形を購入しましょう。観光、グルメ、温泉、ショッピングのジャンルで割引や特典が受けられるクーポン冊子で、有効期間は1年です。

理由2:「立山黒部アルペンルートへのアクセスがスムーズ」

「黒部ダム」がある「立山黒部アルペンルート」は、国内外から多くの観光客が訪れる観光エリアです。大町温泉郷は、黒部ダムからもっとも近いところに位置する温泉地。

黒部ダムへの最終アクセスとなる「関電トンネルトロリーバス」の扇沢駅までは、温泉街から車で20分ほどの距離です。

4月から6月にかけてなら、黒部ダムからさらに足を伸ばして雪の大谷を観光することも十分可能。扇沢駅から雪の大谷までの所要時間は約90分で、ルートの両脇にそそり立つ雪の壁は壮観な眺めです。

3:「 名物グルメが堪能できる」

数々の名物グルメも、大町温泉郷を魅力的な観光地にしている理由でしょう。なかでも「黒部ダムカレー」は、北アルプスのエリアで定番となっているご当地グルメ。

1960年代の後半に扇沢駅のレストランがダムをイメージした盛り付けのカレーを考案し、黒部ダムカレーとして提供が始まりました。

一方「大町黒豚」は、大町市が誇る高級ブランド食材。もっちりとした肉質とほのかに感じる絶妙な甘みが最大の特徴で、トンカツからしゃぶしゃぶまで、さまざまなスタイルで味わうことができます。

大町温泉郷のおすすめ温泉宿3選

温泉宿が多く集まっているのは、鹿島川と日向山高原ゴルフコースのあいだに広がる温泉街。旅館、ホテル、民宿から好みのタイプの宿が選べます。

第1位:優雅な大人の宿「星野リゾート 界 アルプス」

日本の津々浦々にある観光地で、ハイセンスな旅館やホテルを展開している「星野リゾート」。大町温泉郷には旅館となる「界 アルプス」がありましたが、2017年12月に待望のリニューアルオープンを果たしました。

界ブランドの見どころは、旅館が建つ地域の風土文化を演出した「ご当地楽」。界 アルプスのご当地楽は、信州の田舎で見られる囲炉裏をコンセプトにした空間デザイン。囲炉裏を中心に配した伝統建築は、日本人はもちろん、海外の宿泊客にも大好評です。

界 アルプスにある48室の客室はすべて和室で、「信濃もてなしの間」がテーマ。スタンダード、ロフト付き、温泉内風呂付き、離れなどのタイプがあり、どの客室にも工芸の松崎和紙が装飾品にあしらわれています。

温泉浴場は、男女ともに御影石の露天風呂と檜の内湯という構成。どちらの浴場からも、北アルプスの山並みが見渡せます。温泉の泉質は「単純温泉」。浴用適応症として、自律神経不安定症・不眠症・うつ状態に効果効能があります。

「星野リゾート 界 アルプス」の施設情報

施設名星野リゾート 界 アルプス
住所長野県大町市平2884-26
電話番号0570-073-011
URLhttp://kai-ryokan.jp/alps/

第2位:瀟洒な洋風のたたずまい「黒部観光ホテル」

三角屋根が目を引く「黒部観光ホテル」は、スイスのアルプスに建つコテージを思わせる外観。瀟洒な洋風のたたずまいを見せるホテルですが、87室ある客室は、1部屋限定の洋室を除き、すべて和室になっています。

和室のタイプは、6畳、8畳、10畳、12畳、8畳+6畳、10畳+6畳などさまざま。最上階の5階にある客室からは、ひときわ爽快な眺望が望めます。

黒部観光ホテルの自慢は、大町温泉郷で最大の広さを誇る内湯。「石の湯」と「木の湯」の2つが男女別で利用されており、どちらにも露天風呂が併設されています。

日帰り入浴も可能で、営業時間は5時〜10時、12時〜23時です。受付は、営業時間の1時間前までとなります。料金は、大人800円、こども600円です。またお食事付きの日帰りプランも用意されているので、温泉と食事の両方を楽しめます。

温泉の泉質は「単純温泉」。浴用適応症として、自律神経不安定症・不眠症・うつ状態に効果効能があります。

「黒部観光ホテル」の施設情報

施設名黒部観光ホテル
住所長野県大町市平2822
電話番号0261-22-1520
URLhttp://www.kurokan.com/

第3位:リンゴ風呂や貸切露天が人気「織花」

落ち着いて静かな時間を過ごしたいと思っている人には、「織花」がおすすめ。周囲の自然と調和するように、県道45号線沿いにひっそりとたたずんでいます。

8畳和室、10畳和室、12.5畳和室、和洋室、和モダン、特別室など、用意されている客室は多彩。和洋室と和モダンには、シモンズ社製のベッドが備わっています。

露天風呂と内湯は、取り巻く自然との一体感が味わえる野趣に富んだ眺め。女湯の内湯では、4月中旬から11月にかけてリンゴ風呂にも浸かれます。さらに贅沢なひと時を過ごしたい人は、貸切露天風呂を利用しましょう。

温泉は源泉かけ流しで、泉質は「単純温泉」。浴用適応症として、自律神経不安定症・不眠症・うつ状態に効果効能があります。

「織花」の施設情報

施設名織花
住所長野県大町市大字平2065-1
電話番号0261-23-2000
URLhttp://www.oribana.jp/

単純温泉について

大町温泉郷のおすすめ観光スポット3選

大町温泉郷でメインの観光となるのは、自然が満喫できる名所めぐり。もちろん、黒部ダムも観光ルートに組み込むことができます。

第1位:天然水が育む四季彩「宮の森自然園」

気軽に自然とふれあいたい人は「宮の森自然園」へ行ってみましょう。温泉街の南に位置し、30分ほどの自然散策が満喫できる遊歩道が整備されています。

宮の森自然園はまさに自然の宝庫で、色鮮やかな草花を育んでいるのは湧き出ている天然水。春にはゼンソウや水芭蕉が観賞でき、初夏を迎える頃にはホタルが舞う光景も見られます。

「宮の森自然園の施設情報

施設名宮の森自然園
住所長野県大町市平1320
電話番号0261-22-0190(大町市観光協会)
URLhttp://www.nagano-tabi.net/modules/enjoy/enjoy_12019003.html

第2位:マニア必見!「黒部ダム」

立山黒部アルペンルートの玄関口となる大町温泉に滞在するなら、是が非でも「黒部ダム」は訪れておきたいところ。1963年に完成した黒部ダムは日本最大の規模を誇り、そびえ立つ堤防の高さは186メートルにもおよびます。

2ヶ所ある展望台、ダム階段、湖上遊覧船ガルベなど、違った角度から眺望が楽しめることこそ黒部ダムの魅力。またレストハウスのレストランでは、「黒部ダムカレー」や「幻の埋蔵金ソフトクリーム」などのグルメも味わえます。

黒部ダム観光では、扇沢駅から出ているトロリーバスにも注目。日本で唯一運行しているトロリーバスで、レトロな車体でも話題を呼んでいます。

「黒部ダム」の施設情報

施設名黒部ダム
住所富山県中新川郡立山町芦峅寺
電話番号0261-22-0804
URLhttp://www.kurobe-dam.com/

第3位:露天風呂&泉質別の内湯「薬師の湯」

「薬師の湯」は温泉街で人気がある観光スポット。浴場は「体験風呂の館」と「アルプス自然浴の館」に分かれており、開放感あふれる露天風呂から泉質別に分かれた4タイプの内湯まで、趣向を凝らした浴槽がそろっています。

のんびりとくつろげる温泉も最高ですが、薬師の湯では併設されている「温泉博物館」もじっくりと見ておきたいところ。温泉にまつわる貴重な資料が展示されており、温泉の豆知識を増やすことができます。

温泉博物館のため、入浴目的の場合でも展示物の見学目的でも、入館料が大人700円、小学生が300円、3才以上未就学児の子供は100円必要です。営業時間は10時〜21時までですが、7月から9月は朝7時から営業しています。

温泉の泉質は「単純温泉」。浴用適応症として、自律神経不安定症・不眠症・うつ状態に効果効能があります。

「単純温泉」の効果効能

泉質名単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症なし

単純温泉についてもっと詳しく

「薬師の湯」の施設情報

施設名薬師の湯
住所長野県大町市平大町温泉郷2811
電話番号0261-23-2834
URLhttp://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/

大町温泉郷のおすすめグルメスポット3選

ホテルや旅館の食事処を別にすれば、温泉街に飲食店はそう多くありません。JR信濃大町駅の周辺や近隣の観光スポットまで範囲を広げれば、選べるグルメスポットの軒数もぐっと増えるでしょう。

第1位:黒部ダムカレー「レストランりんどう(くろよんロイヤルホテル)」

大町温泉郷の名物グルメなら「黒部ダムカレー」が有名。「大町温泉郷が人気の3つの理由3」でご覧いただいた画像は、薬師の湯のレストランで提供されている黒部ダムカレーです。

ここで紹介する「レストランりんどう」は、「くろよんロイヤルホテル」にあるフレンチレストラン。ランチではセットメニューや黒部ダムカレーがオーダーでき、モダンカジュアルのおしゃれなシチュエーションでグルメが味わえます。

もちろん、ディナーでいただける本格フレンチも絶品です。

「レストランりんどう(くろよんロイヤルホテル)」の施設情報

施設名レストランりんどう(くろよんロイヤルホテル)
住所長野県大町市平2020
電話番号0261-22-1530
URLhttps://www.kuroyon-royal.jp/

第2位:郷土料理・お祭り御膳「創舎 わちがい」

日本海から通じる街道沿いにあった大町市は、かつて宿場町として栄えていたところ。日本海から運ばれてくる海の幸と地域の食材がここでひとつとなり、「お祭り御膳」という郷土料理が生まれました。

そのお祭り御膳を現在にまで受け継いでいるのが、信濃大町駅の近くにある「創舎 わちがい」です。創舎 わちがいの起源は、室町時代にまでさかのぼるほどの古さ。現在の店舗は明治時代の外観をそのままとどめています。

創舎 わちがいの魅力は、お祭り御膳に名産の「大町黒豚」を取り込んでいること。おすすめは黒豚丼がセットになった大町黒豚丼膳、町屋膳、茂吉膳などで、繊細な味わいの副菜も付いています。

「創舎 わちがい」の施設情報

施設名創舎 わちがい
住所長野県大町市大町4084
電話番号0261-23-7363
URLhttp://www.wachigai.com/

第3位:こだわりの逸品揃い「ビストロ傳刀」

信濃大町駅の周辺にある洋食店なら、「ビストロ傳刀」が断然おすすめ。グラタン、ハンバーグステーキ、ビーフシチュー、黒部ダムカレーなど、バラエティ豊かなメニューがそろっています。

ビストロ傳刀の看板メニューは、こだわりの「オニオンスープ」。おすすめはサラダ、パンorライス、ドリンクなどがついた「オニオンスープセット」で、好みのメインディッシュと組み合わせてオーダーできます。

「ビストロ傳刀」の施設情報

施設名ビストロ傳刀
住所長野県大町市下白塩町1082-1
電話番号0261-22-3755
URLUhttp://bistro-dendou.com/

大町温泉郷のおすすめお土産3選

品ぞろえ豊富なお土産がそろっているのは、大型の観光ホテルや旅館の売店。また観光スポットにあるギフトショップにも、オリジナルのお土産が数多く並んでいます。

第1位:優しい甘みの「羊羹(御菓子司柴田)」

「御菓子司柴田」は、信濃大町駅から歩いて8分のところにある老舗の和菓子店。優しい甘みの羊羹に定評があり、全国菓子大博覧会で輝かしい受賞歴を誇っています。

おすすめは、大町温泉郷の銘菓としても人気がある「紅花いんげん蒸し羊羹」。使われている「紅花いんげん」は大町産で、あんにも紅花いんげんが練り込まれています。

栗入りの羊羹をカステラ風の生地でサンドした「嶺雲」も、あわせて買っておきたいお土産。お饅頭なら、黒糖風味の「黒部まん」や栗を丸々1個包んだ福栗も魅力的です。

「御菓子司柴田」の施設情報

施設名御菓子司柴田
住所長野県大町市大町4084-2
電話番号0261-22-0474
URLhttp://www15.plala.or.jp/okasi-shibata/

第2位:お土産に最適!「黒部ダムのオリジナル商品」

黒部ダムを訪れるなら、ギフトショップで販売されているオリジナル商品も忘れずにチェックしておきましょう。「黒部の恋人」は誰もが美味しく食べられるラングドシャ。お酒好きの人には、ご当地ビールの「黒部の月」がおすすめです。

ユニークなお土産として人気があるのは、バームクーヘンの「黒部の紅」。円柱になった生地には、立川黒部アルペンルートの絵がこんがりと焼き付けられています。

「黒部ダム」の施設情報

施設名黒部ダム
住所富山県中新川郡立山町芦峅寺
電話番号0261-22-0804
URLhttp://www.kurobe-dam.com/

第3位:個性派どら焼き「バタどら(村田屋菓子)」

「村田屋菓子」は大町市民から親しまれている和菓子店。「バダどら」や「梅どら」といった、個性的などら焼きで人気があります。

名物のバタどらに包まれているのは、北海道産の小豆とマーガリン。マーガリンの絶妙な塩加減がアクセントになっていて、ふわっとした生地と小豆の甘さを引き立てています。

一方、梅どらの特徴は独特な甘酸っぱさ。白あんと甘露煮にした梅という組み合わせになっています。

「村田屋菓子」の施設情報

施設名村田屋菓子
住所長野県大町市高見町3155
電話番号0261-22-0565
URL

静かに過ごせる大町温泉郷


大町温泉郷の最大の魅力は、立山黒部アルペンルートへのアクセスに恵まれていることでしょう。遠方に在住している人にとって、日本最大級のダムを間近で見られる機会はそう多くないはず。

大町温泉郷なら、黒部ダム観光、温泉、グルメが1日で楽しめてしまいます。また、のどかな自然に包まれた温泉街は、散策にぴったりのシチュエーション。穏やかな光景が広がっています。

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