【全国1位の湧出量】別府温泉の魅力とは?別府八湯やおすすめ日帰り温泉・グルメ・アクセス情報も

大分県 別府 別府温泉 鉄輪温泉

別府温泉は、約2300の源泉をもち、毎分約8万7360リットルと全国第1位の湧出量を誇ります。

この約8万7360リットルとは、家庭用のバスタブにして約436杯分にあたる量なのだとか!

それだけ豊富な湧出量だからこそ、じゃぶじゃぶあふれる贅沢なかけ流しの温泉を楽しめる施設が別府には多いのです。

今回は、「別府温泉」の魅力をまるっとご紹介。日本最大の湯量を、ぜひ体験してください!

別府温泉の「別府八湯」とは?

別府温泉 鉄輪温泉

別府の温泉地帯は「浜脇温泉」「別府温泉」「亀川温泉」「観海寺温泉」「堀田温泉」「明礬温泉」「鉄輪温泉」「柴石温泉」の8つのエリアに分かれていて、「別府八湯」と呼ばれています。

なかでも、別府駅から別府湾に向かうエリアは「別府温泉」と称され、知名度が高いエリアです。

別府駅前に建つ「油谷熊八」像

別府温泉エリアは、明治時代に開港された「別府港(いまの国際観光港とは別の港)」と、「鉄道の駅(別府駅)」に挟まれた地区で、関西方面からも多くの観光客を集める一大繁華街でした。

別府と言って思い浮かべるような湯けむりが上がるような、いわゆる温泉街の風情とはちょっと違います。飲食店などが立ち並ぶ街のあちこちに、市営の共同浴場を中心に何軒もの温泉があります。

そして海岸沿いには大きなホテルや旅館が軒を並べています。別府市内最大の繁華街を抱えて、交通アクセスも至便な都市型温泉エリア「別府温泉」の魅力をご紹介します。

別府温泉の特徴

別府温泉のシンボル「竹瓦温泉」に通じる路地

別府温泉エリアは、古くからの繁華街として栄えた場所で、昭和の雰囲気が今でも色濃く残っています。

時代に取り残された街という方向に行きかけていたのですが、2000年に別府市の高台に「立命館アジア太平洋大学(APU)」が開校したことから状況が変わってきました。

APUには、日本人と留学生が半数ずつ在籍しています。APUができたことで、別府に住む大学生、そして外国人の数が一挙に増えました。若い客層が増えるということは、その層に向けた店も増えてくることです。

昭和の雰囲気の街並みの中に、古い建物をリノベーションした飲食店や雑貨屋、ギャラリーなどができ始めました。

もちろん古くからある店も残っているので、昭和と平成が共存している独特な雰囲気が形成されつつあります。100円で入れる市営温泉も点在している別府温泉エリアを、温泉のハシゴと散策をかねて、ぶらりと街歩きするのも楽しそうです。

別府温泉の代表的な泉質と効能は?

別府温泉「北浜温泉テルマス」は、市営温泉で最大の温浴施設。別府温泉を代表する「単純温泉」「塩化物泉」の浴槽あり

別府温泉の代表的な泉質は「単純温泉」と「塩化物泉」

「単純温泉」はリラクゼーション作用が大きく、不眠症やうつ状態などの改善に効果効能があるといわれています。

「塩化物泉」は、保湿・血行促進・ホルモンの働きの促進・殺菌効果があり、飲泉することで消化器病・便秘症などの改善につながるとされています。

どちらも無色透明で、肌への刺激は強くありません。別府温泉の源泉温度は約100°Cと高いために、「あつ湯」の浴槽が多いのが特徴です。

エリア内の市営温泉で最大の温浴施設である「北浜温泉テルマス」には、単純温泉と塩化物泉二の浴槽があり、同時に異なる泉質を楽しめます。

別府温泉の泉質についてもっと詳しく

別府温泉のおすすめ日帰り温泉3選

まずはサクッと立ち寄れる別府の日帰り温泉へ。良質な温泉で、ひと汗流しましょう!

1.「竹瓦温泉」

別府温泉のシンボルとして、別府市民からも観光客からも愛されているのが「竹瓦温泉」です。

明治12年(1879年)の創設湯治に竹屋根葺きだったことから「竹瓦温泉」と命名されたのだとか。現在の唐破風造の豪華な屋根をもつ建物は、昭和13年(1938年)に建て替えられたものです。

館内に入ると、天井の高いロビーが広がっています。ロビーは昭和初期のレトロなイメージを残していて、湯上りにくつろぎたいスペース。

お風呂は男女に分かれた浴場と、砂湯の構成。温泉の泉質は男湯と砂湯が「ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉(塩化物泉)」、女湯は「ナトリウム−炭酸水素塩泉(炭酸水素塩泉)」と異なっていて、いずれも源泉かけ流し。

源泉の温度が100℃なので、竹瓦温泉も『あつ湯』として有名です。

しかし観光客の多い午後に行くと、水で薄められて『ぬる湯』になってしまっていることも少なくありません。

竹瓦温泉本来のお湯の力を実感したいならば、地元の人が中心の早朝に入浴することをおすすめします。

「竹瓦温泉」の施設情報

施設名 竹瓦温泉
住所 大分県別府市元町16-23
電話番号 0977-23-1585
駐車場 なし
営業時間 普通浴 06:30〜22:30
砂湯 08:00〜22:30(最終受付21:30)
定休日 12月の第3水曜日
料金 普通浴 100円
砂湯 1,030円
URL https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail4.html

2.「不老泉」

別府駅にほど近い場所にある市営温泉「不老泉」の歴史は古く、明治初期から続く浴場だと伝えられています。

観光客の増加に伴い明治、大正時代にそれぞれ改築されたのち、昭和32年に家族室やホールを備えた鉄筋コンクリート3階建ての建物に改築されました。

現在の建物は、平成26年(2014年)にリニューアルされたものです。視覚障害者対応エレベーター・多目的トイレ・エントランスへのスロープの設置など、バリアフリーでダイバ−シティな浴場になりました。

温泉の泉質は「単純温泉」で、贅沢な源泉かけ流し。好みにあわせて入浴できるよう『あつ湯』と『ぬる湯』の二つの浴槽があります。

建物が新しくなっても、別府市民や観光客に長く愛され続けている源泉は変わっていません。

別府温泉を訪れる時に、利用すべき温泉の一つです。

「不老泉」の施設情報

施設名 不老泉
住所 大分県別府市中央町7-16
電話番号 0977-21-0253
駐車場 無料(9台)
営業時間 06:30〜22:30
定休日 年末大掃除日(不定)
料金 100円
URL https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail5.html

3.「北浜温泉テルマス」

平成10年(1998年)、別府湾に近い場所にオープンした市営の大型温泉施設が「北浜温泉テルマス」です。

ラテン語で「浴場」を意味するテルマスと名付けられたこの施設には、蒸し湯・ミストサウナ・露天風呂・打たせ湯・桶シャワーなど、いろいろな温泉を楽しめる男女に分かれた大浴場があります。

「北浜温泉テルマス」の魅力はそれだけではありません。温泉地別府のなかでも珍しい水着着用で利用する屋外健康浴が人気を集めています。この屋外健康浴は、いわば水着着用の混浴施設。カップルやグループで一緒に利用できるのは嬉しいところです。

泉質は「単純温泉」と「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(炭酸水素塩泉)」の二種類。露天風呂や飲用泉などはかけ流し、ほかの浴槽は循環しています。

「北浜温泉テルマス」の施設情報

施設名 北浜温泉テルマス
住所 大分県別府市京町11-1
電話番号 0977-24-4126
駐車場 無料(69台)
営業時間 10:00~22:00(最終受付21:00)
定休日 毎週木曜日(祝日の場合は翌日)
料金 大人510円、子供250円
URL https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail8.html

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別府温泉のおすすめ温泉旅館3選

別府温泉をよりたのしむなら、温泉旅館での滞在がおすすめ。時間を気にせず、じっくり温泉につかるひとときを。

1.「亀の井ホテル」

別府観光の生みの親と言われている実業家が油屋熊八です。別府駅前には、そんな彼のユニークな姿と笑顔が印象的な銅像が建てられています。

油屋熊八は別府を観光地として発展させるために、さまざまなアイデアを実現させていきました。たとえば、日本ではじめてバスガイドの乗る観光バスを走らせたり、地獄めぐりを企画したり、温泉マークを考案したり。

「山は富士、海は瀬戸内海、湯は別府」というキャッチフレーズを考え、このフレーズを刻んだ標柱を全国各地に建てて回ったりもしました。

その油屋熊八が創業した亀の井旅館が、現在は17階建て(別府市内で二番目の高さ)客室総数322室の亀の井ホテルとなっています。

館内には、大きくて気持ちいい大浴場と露天風呂があります。また、マッサージの評価はとても高いです。昨年オープンしたレストラン「別府ボールドキッチン」では、別府ならではの『地獄蒸し』料理を楽しむことができます。

「亀の井ホテル」の施設情報

店舗名 亀の井ホテル
住所 大分県別府市中央町5-17
電話番号 0977-22-3301
営業時間 24時間
定休日 年中無休
URL http://www.kamenoi.com/

2.「大江戸温泉物語 別府清風」

別府湾に面して建つ大型ホテル「別府ホテル清風」が、2017年7月に「大江戸温泉物語 別府清風」としてリニューアル・オープンしました。

「大江戸温泉物語 別府清風」の魅力の一番目は、海に面した露天風呂です。

本館三階の大浴場とは別に、中館七階に露天風呂があります。別府湾を一望できる露天風呂は、まさに開放感を堪能できる場所。天気がいい日の早朝は、朝陽を浴びながらの入浴も楽しめます。

また、大分県のおいしい郷土料理も楽しめる、夕飯・朝食のバイキングも人気です。

チェックイン時に好きな柄の浴衣を選べるサービスや、名作から新作まで4000札が揃った漫画コーナーや、カラオケ・卓球・ゲームなどが楽しめるOasobi-259(地獄)コーナーなど、大江戸温泉物語グループならではの施設・サービスも注目です。

「大江戸温泉物語 別府清風」の施設情報

店舗名 大江戸温泉物語 別府清風
住所 大分県別府市北浜2丁目12-21
電話番号 0570-050268
営業時間 24時間
定休日 年中無休
URL http://beppu.ooedoonsen.jp/

3.「野上本館」

かつて、別府温泉に社員旅行などの団体客が多く訪れていた時代は、宴会を中心に営業していた旅館・ホテルが軒を並べていました。

北浜地区の「竹瓦温泉」至近の「野上本館」も、まさにそのタイプのホテルでした。

しかし、現在は小グループやシングルでの利用にも対応する、新しいタイプのシステムに変貌しています。

外食はしたくない、という方向けの二食付き宿泊プランも用意されていますが、ほとんどの利用者は朝食のみ、もしくは素泊まりプランをチョイスするとのことです。

「野上本館」ならではのプランとしては、シングル利用やバックパッカー向けのツーリスト・シングルがあります。せっかく別府温泉に泊まるのにビジネスホテルでは味気ないというシングルやカップルには、部屋は最小限のスペースで広い共有スペースがあり、館内の源泉かけ流しの大浴場も使えるツーリスト・シングルは最適です。

共有スペースには、フリーWiFiや共有の冷蔵庫・電子レンジも設置されているので、地元のスーパーや商店で惣菜や新鮮な刺身などを購入してリーズナブルな食事を楽しむこともできそうです。

男女別の大浴場とは別に、別棟に貸切家族湯も用意されています。

「野上本館」の施設情報

店舗名 野上本館
住所 大分県別府市北浜1-12-1
電話番号 0977-22-1334
営業時間 24時間
定休日 年中無休
URL http://www008.upp.so-net.ne.jp/yuke-c/

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別府温泉のおすすめ名物グルメ3選

別府の温泉を思いっきり満喫したら、腹ごしらえ! 別府のおいしい名物グルメに、お箸が止まらなくなるかも。

1.「とり天」

「とり天職人わたる」のとり天

大分県には様々な鶏料理があり、エリアによって料理の仕方が変わるのは面白いところです。

南部の宮崎県に近いエリアは『チキン南蛮』、北部の福岡県に隣接する中津は『からあげ』が有名。西部の熊本県・福岡県と接する日田ではコラーゲンの塊である『もみじ(鶏足)』が名物です。

そして、県中部である別府市や大分市は『とり天』がソウルフードとして愛されています。

最近は全国にも広がり始めた『とり天』ですが、作り方には2種類あります。

一つは醤油で下味をしっかりつけて天ぷらにする方法。これは大分市に伝わる『とり天』の作り方で、揚げたものにカボスを垂らして食べるのが一般的な食べ方です。

もう一つは別府に伝わる『とり天』で、醤油を使わず塩麹で下味をつけて天ぷらにして、食べる時に辛子酢醤油を使う食べ方。この伝統的な元祖『とり天』を食べられるのが、別府温泉エリアの居酒屋「とり天職人わたる」です。

戦後、レストラン「第二東洋軒」が生みだした元祖『とり天』の作り方を頑なに守り続けている隠れた名店で、自家製ハムやソーセージもおいしいと評判。お腹を空かせて一軒めに訪ねたい店です。
ランチタイムには『とり天定食』を楽しめます。

「とり天職人わたる」の施設情報

店舗名 とり天職人わたる
住所 大分県別府市北浜1丁目1-10
電話番号 0977-21-0688
営業時間 11時00分〜15時00分/18時00分〜22時30分
定休日 火曜日
URL

別府温泉エリアの洋食の名店「グリルみつば」のとり天

2.「別府冷麺」

冷麺というと盛岡をイメージする人も多いでしょうが、別府には冷麺文化が根付いています。冷麺専門店はもちろん、ラーメン屋・食堂・焼肉屋・居酒屋など、さまざまなところで冷麺の文字を目にする機会が多いです。

別府初の冷麺は昭和25年ごろにオープンした「焼肉 大陸」で提供されたと言われています。

この店で働いた人が独立してオープンしたのが「胡月」(2017年閉店)と、別府駅前通りにある「大陸ラーメン」です。

大陸ラーメンの冷麺は、別府冷麺の特徴である和風だしをベースにしたスープとそば粉を使ったもちもち麺が楽しめます。また別府冷麺の店は自家製麺器を使っていることが多く、大陸ラーメンにももちろんあります。注文が入るごとに、自家製麺器から大鍋に麺が直接押し出されていく様子を見ることもできます。

冷麺はもちろん、あたたかい温麺もおいしいです。

「大陸ラーメン」の施設情報

店舗名 大陸ラーメン
住所 大分県別府市北浜1丁目10-21
電話番号 0977-23-2657
営業時間 11時00分〜2時30分
定休日 火曜日
URL https://r.gnavi.co.jp/54f2d4wd0000/

3.「ジェノヴァのジェラート」

別府駅前通りからアーケード商店街ソルパセオ銀座に入ってすぐ、真っ赤な看板と緑のテントが目印のジェラート屋専門店「冷乳果工房 GENOVA(ジェノヴァ)」は、別府温泉でぜひ味わってほしい店です。

店頭のショーケースにずらりと並べられた色とりどりのジェラートは圧巻。見たこともない種類のものも多数あって、どれを食べるかチョイスに迷うこと確実です。味がわからないものがあったら、優しい雰囲気でジェントルなご主人に聞けば教えてくれますし、試食もさせてもらえます。

注文した二つのフレーバーの上に別の味を試食用にスプーンで乗せてくれるのですが、それがまた美味しくて次に注文してしまうという、無限ループな感じも。

午後3時から日付が変わる頃までの営業なので、居酒屋やスナックで飲んだ後の締めに食べたくなる人も少なくないようです。

「冷乳果工房 GENOVA ジェノヴァ」の施設情報

店舗名 冷乳果工房 GENOVA ジェノヴァ
住所 大分県別府市北浜1丁目10-5
電話番号 0120-336-051
営業時間 15時00分〜0時00分
定休日 月曜日
URL

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別府温泉のおすすめ観光スポット3選

別府温泉と名物グルメを満喫したら、観光スポットへでかけませんか? 旅の思い出をより深める、素敵な名所をご案内します。

1.「北浜公園」

別府温泉のある駅前から北浜のエリアは、別府湾に面しています。

海沿いのエリアの整備は進んでおり、市の北部からフェリーが停泊する港(国際観光港)をはさんで市の中心部まで、人工のビーチや遊歩道のある公園などが海岸線に並び別府湾に面した街ならではの魅力を感じることができます。

そんな海沿いの公園の中でも、別府温泉のシンボルである「竹瓦温泉」に一番近いのが「北浜公園」です。

・芝生
・ウッドデッキ
・ヨットハーバー
が揃った「北浜公園」は、インスタ映えも抜群!

天気のいい日には、公園近くの「トキハ別府店」の地下食品街や「ゆめタウン」でお弁当と飲み物を買って、のんびりと時間を過ごすのも楽しそうです。

駅にも近く便利な場所なので、週末にはイベントが開催されていることも多いです。

「北浜公園」の施設情報

店舗名 北浜公園
住所 大分県別府市北浜
電話番号
営業時間 24時間
定休日 年中無休
URL

2.「別府タワー」

1957年、東京タワーの一年前に完成した別府タワーは、別府湾に面した海岸沿いに建っています。

展望台の高さは、地上55メートル。別府の全景と別府湾をはさんだ四国(愛媛県)、大分市など360度のパノラマで絶景を楽しめます。

展望台からの景色を背景にしたり、外からタワーを背景に入れたりと、自撮りや記念撮影の場所としても最適。見ても、撮っても、楽しいスポットです。

あとからできた「グローバルタワー(展望台の高さ・地上100メートル)」も人気ですが、「別府タワー」の人気が色褪せることはありません。

「別府タワー」の施設情報

店舗名 別府タワー
住所 大分県別府市北浜3丁目10-2
電話番号 0977-21-3939
営業時間 9時00分〜22時00分
定休日 無休
URL http://www.bepputower.co.jp

3.「トキハ別府店の屋上画」

大分でデパートといえば大分市に本店がある「トキハ」です。県内での贈答品は、トキハのひまわりの包装紙でなければならないと、大分県人のDNAに染み付いているほど。

1988年にオープンしたトキハ別府店は、長年の赤字に悩まされつつもさまざまな工夫を凝らして、百貨店不況が叫ばれる中、2010年以降は連続して黒字を計上するようになり経済界でも大きな話題を集めています。

『海と山の間で生きている Being With The Sea And The Moutains』淺井裕介・作

2015年、そのトキハ別府店の屋上に、熊本在住のアーティスト淺井裕介が『海と山の間で生きている Being With The Sea And The Moutains』と題した巨大な絵を描きました。

その巨大な屋上画は、全貌を見下ろすことはできません。絵を見るのではなく、絵の上を歩き回り、その世界を想像し実感するのです。

ほかでは味わうことのできない美術の楽しみ方を、ここでは体験することができます。

「トキハ別府店」の施設情報

店舗名 トキハ別府店
住所 大分県別府市北浜2-9-1
電話番号 0977-23-1111
営業時間 10時00分〜19時00分
定休日 不定休
URL http://www.tokiwa-dept.co.jp/beppu/

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別府温泉のおすすめお土産3選

別府温泉を思う存分たのしんだら、素敵なお土産をCHECK! あなたの帰りを待つ方へ、選りすぐりのお土産をお持ち帰りください。

1.「幸崎のぶたまん」

別府駅前の北浜繁華街の中に、昭和24年に開業して以来愛され続けている居酒屋が「二十八萬石総本店」この店の入口横にある小さなお店が、オープンして約50年になる「豚まんの店 幸崎」です。

「二十八萬石総本店」の入口にあることから、『にっぱちの豚まん』と呼ばれて、別府市民に愛され続けています。

1個100円の豚まんは無添加で手作り、とても素朴で優しい味。

蒸し器で温められたものをその場で買って食べることもできますし、冷凍の豚まんをお土産に送ることもできます。

別府では、豚まんには酢醤油をつけて食べるのが当たり前。『にっぱちの豚まん』にもかぼすぽん酢が添えられます。

「ぶたまんの店 幸崎」の施設情報

店舗名 ぶたまんの店 幸崎
住所 大分県別府市元町4-11 二十八万石ビル1階
電話番号  0977-26-1715
営業時間 10時00分〜18時00分
定休日 水曜日
URL http://www.butaman-kouzaki.jp/

2.「Oita Made」

大分県では、1980年に当時の県知事の旗振りで、県内の各市町村が1つの特産品を育てることで地域の活性化を図る『一村一品』運動が始まりました。

現在に至るまで脈々と続いているこの『一村一品』運動のおかげで、県内の豊かな自然が産んだ名産品・特産品を使った個性的なグルメや雑貨が生みだされ続けています。

そんな『一村一品』商品の中からセレクトしたものをリパッケージして、『Oita Made』シリーズとして販売されています。別府北浜のアーケード商店街ソルパセオ銀座の入口に、昨年オープンしたのが「Oita Made Shop」です。

大分県産の食品や雑貨の数々が、すっきりしたデザインでリパッケージされて並べられています。

どの商品も大きすぎずかさ張らないサイズになっていて、お土産に買って帰るのには最適の商品ばかりです。

「Oita Made Shop」の施設情報

店舗名 Oita Made Shop
住所 大分県別府市北浜1-3-17
電話番号 0977-75-8413
営業時間 11時00分〜18時00分
定休日 火曜日
URL https://oitamade.jp/

Oita Made Shop のすぐ近くにあるトキハ別府店の地下には、大分一村一品商品が揃ったコーナーがあります。Oita Made Shopにはない商品も多く並べられているので、二軒を回ってみるのも楽しいです。

3.「長寿味噌(麦味噌)」

焼酎は麦焼酎、味噌は麦味噌が大分県の味です。ほのかに甘くあっさりした味わいの麦味噌を、ホテル・旅館の朝食の味噌汁や郷土料理の『だんご汁』を食べて気に入ってしまったら、お土産にも買って帰りたくなりますよね。

そんな方には、別府北浜エリアに古くからある老舗の味噌屋さん「坂本長平商店」をお勧めします。

歴史を感じさせる蔵造りの店は、ノスタルジーを感じさせてくれます。工場での大量生産ではない手作りの麦味噌は、優しい味でクセになること確実。100グラム単位の量り売りで購入できるので、幾つかの種類を買って食べ比べてみるのも楽しそうです。

「坂本長平商店」の施設情報

店舗名 坂本長平商店
住所 大分県別府市千代町1-25
電話番号 0977-23-8181
営業時間 9時00分〜17時30分
定休日 日曜日、祝日
URL facebookページ

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別府温泉のアクセス情報【関東編】

関東方面から別府温泉に遊びに行くなら、飛行機利用の<空の旅>か、新幹線利用の<鉄道の旅>をお勧めします。別府駅または北浜を目指していきましょう。

関東から別府温泉まで飛行機で向かう場合

■飛行機
羽田空港ー大分空港(所要時間:約85分〜約105分)
就航会社:JAL、ANA、ソラシドエア
成田空港ー大分空港(所要時間:約95分〜約120分)
就航会社:ジェットスター
※価格的にはジェットスターが格段に安いです。

■大分空港ー別府はバス(エアライナー)利用(所要時間:約45分)
エアライナーで「別府北浜」「別府駅前」で下車。

関東から別府温泉まで新幹線で向かう場合

■JR
・新幹線のぞみ
東京駅(品川駅・新横浜駅)ー小倉駅
(東京駅からの所要時間:約4時間40分)
・特急ソニック
小倉駅ー別府駅(所要時間:約1時間20分)

別府温泉のアクセス情報【関西編】

関西方面から別府温泉に遊びに行くなら、飛行機利用の<空の旅>か、新幹線利用の<鉄道の旅>、高速バス利用の<高速道の旅>、フェリーを利用の<海の旅>と、選択肢が多いです。お好きな旅のスタイルに合わせてお選びください。別府駅または北浜を目指していきましょう。

関西から別府温泉まで飛行機で向かう場合

■飛行機
伊丹空港ー大分空港(所要時間:約55分)
就航会社:JAL、ANA、IBEX

■大分空港ー別府はバス(エアライナー)利用(所要時間:約45分)
エアライナーで「別府北浜」「別府駅前」で下車。

>関西から別府温泉まで新幹線で向かう場合

■JR
・新幹線のぞみ・さくら・みずほ
新大阪駅(京都駅・新神戸駅
)ー小倉駅(新大阪からの所要時間:約2時間10分)
・特急ソニック
小倉駅ー別府駅(所要時間:約1時間20分)

関西から別府温泉までバスで向かう場合

夜行バス
・SORIN号
京都駅・あべのハルカス・OCAT・大阪駅・三宮駅ー別府北浜(大阪駅からの所要時間:約10時間)

関西から別府温泉まで船で向かう場合

■フェリー
・さんふらわあ
大阪南港ー別府観光港(所要時間:約12時間)
※別府滞在時間が約12時間、0泊3日(船中泊2日)の弾丸フェリー(大人往復:10,000円〜)はコスパ最高(亀の井バス1日乗車券「MyべっぷFree」つきプランもあり)。
※別府観光港からはバスを利用して「別府北浜」「別府駅前」で下車。

別府温泉 × 歴史や名前の由来

■グローバルタワーから眺める別府湾沿いの別府温泉エリア

別府の名前の由来は、鎌倉時代の荘園に遡ります。当時、今の別府には宇佐八幡宮の荘園があり「石垣荘」と称していました。この宇佐八幡宮は、皇室の崇敬をうけていた有力な神社で、その荘園は租税が特別扱いされていました。このことを「別符」と言いましたが、この符を府に変えたものが別府の地名となったと考えられています。

現在も別府市には石垣町・荘園町という地名が残っています。

別府温泉と呼ばれる地区には、昔から、本願寺別院・海門寺・西法寺・善正寺・高野寺・金剛頂寺・秋葉神社・住吉神社など多くの寺社があり、さらに良質な温泉も湧いていたことから門前町として栄えていました。

明治四年に別府港(現在は埋め立てられて商業施設ゆめタウンとなっている)が開港して、飛躍的に発展し始めます。

そして、明治四十四年に鉄道が開通して別府駅ができます。別府駅の開業にあわせて、四国・愛媛県生まれの実業家・油屋熊八が「旅人を懇ろにせよ」という新約聖書の言葉を実践して、亀の井旅館(今の亀の井ホテル)を開業。アイデアマンである油屋熊八は、さまざまな企画を実現して、別府温泉を全国有数の観光地へと発展させていきました。

まとめ

商店街「やよい天狗通り」のシンボル「やよい天狗」

湯けむりたなびく鉄輪温泉や、硫黄の香りが立ち込める明礬温泉のような、ひなびた温泉街の雰囲気とは違って、市民の生活と密着した街ならではの楽しみが「別府温泉」エリアにはあります。

このエリアに宿をとり、別府八湯の他のエリアにも足を伸ばして異なる雰囲気も味わってみるのが、別府を楽しむための最善のプランだと思います。

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