紫尾温泉が人気の3つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

鹿児島県薩摩郡さつま町・紫尾山のふもとにある「紫尾(しび)温泉」。別名「神の湯」と呼ばれる、隠れた名湯が魅力です。

とろりとした「硫黄泉」に入れる湯治場として知られ、湯上がりにはしっとり肌になれるなど、温泉マニアの需要を満たします。

今回はそんな「紫尾温泉」の魅力を、おすすめの旅館や観光情報をはじめ、名物グルメ&お土産とともにご案内します。

紫尾温泉が人気の3つの理由!

神社の境内に源泉がある「神の湯」

源泉は紫尾神社の拝殿下から湧出しており、「神の湯」の別名通り縁起のよい温泉といわれています。

秘湯の風情がただよう温泉地

霊峰・紫尾山のふもとにひっそりとたたずむ「紫尾温泉」は秘湯の風情。温泉宿は4軒ほどで、静かに過ごしたい方におすすめです。

豊富な湯量と良質な泉質

泉質は「単純硫黄泉」で泉温50.3℃、pH9.4。とろりとした肌触りの良質な温泉です。効能は慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷など。飲用では糖尿病、通風、便秘などに効果があります。豊富な湯量を誇り、公衆浴場はシャワーにも温泉を供給する贅沢さです。

紫尾温泉のおすすめ温泉宿TOP3

秘湯・紫尾温泉で、特におすすめの温泉宿3軒をご紹介します。

第1位:泉温が異なる2種類の自噴泉が自慢「旅籠しび荘」

「旅籠しび荘」の自慢は、泉温が異なる2種類の自噴泉。約41℃のぬるめと約52℃の熱めが楽しめます。泉質は「特効アルカリ泉」でpH9.4。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・糖尿病・リウマチなどの他、湯上がり肌がつるつるになる「美人の湯」として女性に人気。川のせせらぎを聞きながら露天風呂を満喫してください。

客室は和室と和洋室を用意。食事は、地元の山や川、海の幸を使った田舎料理がいただけます。鹿刺しやイノシシ鍋などのジビエ料理が人気です。

日帰り入浴は8時30分~21時、料金は大人300円、小学生以下100円です(年中無休)。

「旅籠しび荘」の施設情報

施設名 旅籠しび荘
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2168
電話番号 0996-59-8001
URL http://shibisou.jp/

 

第2位:湯上りしっとり美人の湯「四季の杜 紫尾庵」

森の中にたたずむ「四季の杜 紫尾庵」。泉質は「単純硫黄泉」でpH9.4。効能は、浴用:慢性皮膚病・慢性婦人病・きりきず・やけど、飲用:糖尿病・痛風・便秘などの他、県内屈指の美人の湯と賞されています。デザインの異なる3種類の離れがあり、プライベートで温泉を満喫。姉妹旅館「旅籠しび荘」のお風呂も利用できます。

食事は、地元で獲れた旬の食材を活かした創作懐石料理。前菜からデザートまで10品ほどの美味しい料理がいただけます。

「四季の杜 紫尾庵」の施設情報

施設名 四季の杜 紫尾庵
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾1663
電話番号 0996-31-9270
URL http://www.shibian.jp/

第3位:大自然・名湯・旬の美味。旅の醍醐味ここにあり「くすのき荘」

自家源泉の豊富な湯量が自慢の「くすのき荘」。加水、加温を一切しない天然温泉で、泉質は「単純硫黄泉」、pH9.4。効能はリウマチ・神経痛・胃腸病・皮膚病・高血圧・糖尿病・肥満・痛風など。露天風呂からの眺めは素晴らしく、春の桜は格別です。その他、サウナ完備の内湯もあります。

お部屋は和室と露天風呂付きの贅沢な客室を用意。食事は、旬の食材を活かした山菜料理など山里らしい創作料理の他、いのししや鹿、山太郎ガニなどの季節限定の食材を使った料理も楽しめます。

日帰り入浴は11時~21時、料金は大人500円、小人250円です。

「くすのき荘」の施設情報

施設名 くすのき荘
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2162-1
電話番号 0996-59-8841
URL http://shibi-yunoyado-kusunokisou.com/

紫尾温泉周辺のおすすめ観光スポットTOP3

周辺には、歴史ある古社や自然の美しい景観が楽しめる見どころがあり、おすすめのスポットを3つご紹介します。

第1位:もっとも新鮮な温泉「紫尾区営温泉 神の湯」

源泉の沸く「紫尾神社」前の公衆浴場「紫尾区営温泉 神の湯」。神社拝殿下から沸く「神の湯」からもっとも近く、新鮮な温泉が満喫できます。泉質は「単純硫黄泉」でpH9.4。効能は、浴用:慢性皮膚病・慢性婦人病・きりきず・やけどなど。

大浴場だけでなく、足湯や飲泉のできる飲泉場、紫尾温泉名産「あおし柿」(下記「お土産ランキング第2位」で紹介)を扱う売店などもあります。営業時間は朝5時~21時30分、料金は200円です。

「紫尾区営温泉 神の湯」の施設情報

施設名 紫尾区営温泉 神の湯
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2198
電話番号 0996-59-8975
URL http://shibionsen.web.fc2.com/shibi_kuyu.html

第2位:ひと風呂浴びる前にまずはお参り「紫尾神社」

「神の湯」の由来にもなっている「紫尾神社」。「紫尾温泉」に来たならば、必ず訪れなければならないスポット。温泉に入る前でも湯上がりでも良いのでお参りしましょう。

「紫尾神社」の施設情報

施設名 紫尾神社
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2164
電話番号 0996-55-9612
URL http://www.kagoshima-kankou.com/guide/10927/

第3位:遊びも温泉もここひとつ「観音滝公園」

観音滝を中心に豊かな自然が広がる公園。春は花見、夏はバーベキューやそうめん流し、秋は紅葉、冬は温泉と、さまざまな楽しみ方ができます。

公園内の温泉「滝の湯」の泉質は「弱アルカリ性単純温泉」で、pH8.0。効能は、神経症・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身・慢性消化器病・痔病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進の他、美肌効果が高いと評判です。営業時間は朝6時~22時、料金は大人330円、16歳未満150円、6歳未満無料です。

「観音滝公園」の施設情報

施設名 観音滝公園
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町中津川7601
電話番号 0996-58-0889
URL http://www.kannondaki.com/

紫尾温泉で食べるおすすめグルメTOP3

新鮮な川魚や郷土料理など、紫尾温泉で味わえる美味しい食事処を3カ所ご紹介します。

第1位:香り立つ細めんは喉ごしも最高「じょうぐう庵」

「紫尾神社」から車で10分ほどのところにあるおそば屋さん。木の香りが漂う落ち着いた店内で、本格的な手打ちそばがいただけます。そばの香り立つ細めんは、のどごしも申し分なし。おすすめの「天ざる」は800円(税込)です。

「じょうぐう庵」の施設情報

店舗名 じょうぐう庵
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町平川6247-3
電話番号 0996-54-2840
営業時間 11時~15時
定休日 火・金曜日
駐車場
URL 食べログ

第2位:天然か養殖か、どちらも美味しい「湯之元食堂」

「紫尾神社」から車で10分ほどにあるお食事処「湯之元食堂」。看板メニューの「うなぎ」は天然と養殖の両方が味わえるお店。芳ばしく、ふんわりと柔らかいうなぎはタレとの相性も良く、ごはんが進みます。天然の方が美味しいに決まっている! と思いきや養殖派も多いとのこと。「うな重」の予算は3,000〜くらいです。

「湯之元食堂」の施設情報

店舗名 湯之元食堂
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町湯田1354-149
電話番号 0996-55-9301
営業時間 11時~14時 17時30分~21時
定休日 月曜日
駐車場
URL 食べログ

第3位:最高賞に輝いた牛肉を心ゆくまで「一福」

「紫尾神社」から車で15分ほどのところにある焼肉「一福」。さつま町の竹を用いた落ち着いた店内で極上の和牛がいただけます。自社牧場から黒毛和牛を一頭買いしているので、牛肉のさまざまな部位が楽しめるも魅力。

自社牧場「有限会社福永畜産」は2013年「全国肉用牛枝肉協賛会」の最高賞に輝いた実績があり、品質の良さは一目見ただけで分かります。ディナーの予算は5,000〜くらいから。

「一福」の施設情報

店舗名 一福
住所 鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地1577-3
電話番号 0996-52-0311
営業時間 17時~22時(LO 21時30分)
定休日 月曜日
駐車場
URL 食べログ

紫尾温泉のおすすめお土産TOP3

紫尾温泉に訪れた記念におすすめのお土産3品をご紹介します。お土産選びの参考にしてください。

第1位:町を代表するもっちり銘菓「生茶だいふく」

さつま町を代表する銘菓「湯気院の生茶だいふく」。もっちりと柔らかいお餅の中には苦みがきいた抹茶あんと生クリームがぎっしり。お茶にもコーヒーにも良く合います。価格は6個入り713円(税込)〜など。

「湯気院本店」の施設情報

生産会社 湯気院
販売場所 (本店)鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地1458-1
電話番号 (本店)0996-53-2122
URL http://www.yugein.jp/

第2位:柿も温泉に浸かる秋の風物詩「あおし柿」

紫尾温泉の名物「あおし柿」。柿がごろごろ入った専用の浴槽が10月から11月末頃まで設置され、温泉街の風物詩になっています。渋柿を温泉に浸けると渋味が抜けて甘さが増すそうで、定番のお土産です。物産館「神の湯ふれあい館」など、1キロ400円ほどで販売しています。

「神の湯ふれあい館」の施設情報

生産会社 神の湯ふれあい館など
販売場所 各販売所
電話番号 0996-59-8975(紫尾区湯)
URL http://shibionsen.web.fc2.com/shibionsen_aoshigaki.html

第3位:薩摩伝統の工芸品「薩摩切子」

「薩摩切子」は、薩摩藩が生産していたガラス細工。鉛を含むクリスタルガラスを使用して、美しい幾何学模様などを施した伝統工芸品。価格はグラスで30,000円前後と値が張りますが、旅の思い出に奮発してみてはいかがでしょう。

「薩摩びーどろ工芸株式会社」の施設情報

生産会社 薩摩びーどろ工芸株式会社
販売場所 (本社)鹿児島県薩摩郡さつま町永野5665-5
電話番号 (本社)0996-58-0141
URL http://www.satuma-vidro.co.jp/

神の秘湯でゆっくりと……

山里にひっそりとたたずむ「紫尾温泉」は、観光旅行というより「温泉だけをゆっくり」という方には最適。家族旅行やグループ旅行よりもカップルやご夫婦、ひとり旅で訪ねるのをおすすめします。

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