指宿温泉周辺のおすすめ人気観光スポットランキングTOP5|砂風呂やJR最南端「西大山駅」など

指宿温泉

鹿児島県にある指宿温泉は、指宿と書いて「いぶすき」と読みます。一年を通してあたたかな気候で、市内はどこでも1メートル穴を掘るだけで温泉が湧き出るという、温泉に恵まれた贅沢な土地です。海岸に穴を掘った「砂蒸し温泉」も有名で、多くの観光客でにぎわいます。さて、今回は指宿温泉の観光スポットについてご紹介。選りすぐりの観光スポットとあわせて、指宿温泉の歴史や特徴もお届けします。

指宿温泉ってどんなところ?江戸時代からの歴史

指宿市 指宿温泉
指宿温泉は、鹿児島県の薩摩半島南端の指宿市にある温泉群の総称です。特に摺ヶ浜温泉は砂風呂が行われており、全国的によく知られています。

指宿市は温泉の泉源が1,000か所以上あると言われており、湯量の豊富な温泉郷になっています。摺ヶ浜温泉、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉などの温泉街があり、それぞれに多くの温泉旅館があります。砂蒸し温泉の「砂蒸し会館」や、「ヘルシーランド たまて箱温泉」のように広いプールような露天風呂から太平洋の海原と開聞岳が望めるスポットもあります。また、指宿駅前には、ふれあい足湯があり、観光スポット巡りで疲れた足をやさしく温めて癒してくれます。

今でこそ「温泉がどこからでも湧き上がる恵まれた土地」として愛されていますが、じつは江戸時代以前は高温の温泉やその噴き出し口が点在しているとされ、危険な湿地と言われていました。しかし商業で有益な面もあり、薩摩藩に属していた指宿温泉は、温泉の湯や噴き出しによって麻の加熱処理などとして、江戸庶民の生活を支えていたとのこと。

また、天下分け目の関ケ原の合戦にも参加した島津義久が利用した殿様湯というものもあったと言われています。指宿温泉の観光スポットである「砂蒸し風呂」は、江戸時代の元禄時代から行われていたようです。

現在では、砂蒸し風呂の摺ヶ浜温泉だけでなく、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉などの温泉街が存在しています。年間の観光で訪れる方は285万人、宿泊される方も91万人と人気を集めています。

指宿温泉のおすすめ観光名所

この指宿温泉には、摺ヶ浜温泉、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉という三つの温泉街があるだけではなく、様々な観光スポットが揃っています。なかでも人気なのが、「砂蒸し風呂」と、薩摩富士と呼ばれる「開聞岳」。また、NHKの大河ドラマで有名な「篤姫」にゆかりのある地でもあります。

そして指宿市からは少し離れますが、かつて未確認生物“ネッシー”が盛んに騒がれていたころ、指宿市にある「池田湖」では、“イッシー”という未確認生物がいると話題を呼びました。現在でもその面影が残ってイッシーの像などが残されている、わくわくする観光スポットです。

また、近くの南九州市にある知覧町は、第二次世界大戦中には海軍航空隊の基地があり、戦争後半には神風特攻隊と言われたゼロ戦の基地になっていました。この知覧から多くの若者がゼロ戦と言われた有名な戦闘機とともに南海の藻くずとなっていったのです。

知覧特攻平和館には彼らの記念の品が並べられ、二度と戦争をしてはいけないという思いを今一度思い出させてくれます。

指宿温泉周辺の観光スポットランキングTOP5

それではここから、指宿温泉周辺の観光スポットランキングTOP5をご紹介します。指宿温泉には、様々な観光スポットがありますが、その中でも選りすぐりの観光名所です。きっと騒がしい都会の喧騒から解き放たれて、癒しの空間に満足されるでしょう。

第1位:指宿温泉の象徴「砂蒸し風呂」

指宿温泉といえば、やっぱり「砂蒸し風呂」。砂蒸し風呂は、温かい海水を含んだ砂の中に10分間ほど入っているものですが、この10分間でたっぷり汗をかくことが出来ます。砂蒸し風呂には、女性にうれしい美肌効果やダイエット効果が見込めるという情報も。

現代の屋内のオフィスは冷暖房が効き過ぎて普段なかなか汗をかけない方が増えており、新陳代謝がうまくいかず、体調を崩す方も多くいます。そのため、女性の美肌が失われてしまうケースも多く、この砂蒸し風呂でたっぷり汗をかくことにより血行が促進され、さまざまな不調に効果的だとされているんですね。

この砂蒸し風呂で有名なのは砂蒸し会館で、毎日全国からたくさんの方が訪れています。

「砂蒸し会館砂楽」の施設情報

施設名 砂蒸し会館砂楽
住所 鹿児島県指宿市湯の浜5-25-18
電話番号 0993-23-3900
URL http://sa-raku.sakura.ne.jp/efficacy.html#

第2位:九州の南端にある薩摩富士「開聞岳」

九州の南端にある薩摩富士と呼ばれる美しい山が開聞岳です。日本百名山の一つに数えられており、標高924mの雄姿をいつも見せてくれます。

その佇まいは非常に美しい円錐形で、指宿周辺のどの観光スポットからも眺めることが出来ます。頂上に登って見る素晴らしいパノラマは何物にも代えがたく、薩摩半島の観光名所を一望できるため、晴れた日には緩やかにらせん状になった登山道を登る方が絶えません。

訪れる時には運動靴を持っていかれた方がいいかもしれません。この開聞岳は、活火山で、2000年12月には噴気が観測されています。

「開聞岳」の施設情報

施設名 開聞岳
住所 鹿児島県指宿市開聞十町
電話番号 0993-32-5566
URL http://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/kaimondake/

第3位:JR最南端の駅「西大山駅」

JR九州の西大山駅はJRの最南端の駅として有名で、「幸せを運ぶ駅スポット」して人気の無人駅です。JR九州の指宿枕崎線の途中にありますが、多くの方は鹿児島駅から乗られて、ここで引き返しています。

列車が来る正面に開聞岳を眺めることのできる、風光明媚な素晴らしい景観が絶妙。春のシーズンには、指宿を代表する花である菜の花畑が一面黄色に染まり、その背景に浮かぶ開聞岳は絶景です。

駅そのものは、単線のホームで駅舎がないので、眺めも360度パノラマが楽しめます。そのため、たいていの方は駅を出ないでそのまま電車に乗っているため、駅の乗降者数は一日平均で44人となっています。

「JR西大山駅」の施設情報

施設名 JR西大山駅
住所 鹿児島県指宿市山川大山602
電話番号 0993-34-0132
URL http://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/jrnishioyama/

第4位:薩摩半島の最南端「長崎鼻」

鹿児島の薩摩にありながら、薩摩半島の最南端にある岬「長崎鼻」。この長崎鼻は、浦島太郎が竜宮城に旅立っていった岬と言い伝えられており、「竜宮鼻」とも言われています。

言い伝えの通り、すぐ横には乙姫様を祭っている竜宮神社も。また、浦島太郎の乗ったウミガメの産卵地しても有名です。

白い灯台もそびえ立ち、そこから開聞岳も望めます。さらに、天気が良ければ、真っ青な空の下、はるか遠くには屋久島、硫黄島まで望むことが出来るので、壮観です。きっと戦艦大和もこの岬を眺めながら、最後の出撃をしていったのでしょうね。

「長崎鼻」の施設情報

施設名 長崎鼻
住所 鹿児島県指宿市山川岡児ヶ水長崎鼻
電話番号 0993-22-2111(指宿市観光課)
URL http://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/nagasakibana/

第5位:篤姫ゆかりの地「今和泉」

明治維新に大きな役割を演じた薩摩藩ですが、そのきっかけは篤姫にあったという説も。

篤姫といえば、江戸後期に島津斉彬の命により、安政3年(1856年)13代将軍徳川家定に嫁ぎ、家定亡き後は天璋院と名乗って幕末の動乱の中で徳川家存続に尽力したお姫様。その篤姫が、指宿温泉に近い指宿市の入り口にあたる今和泉の地で生まれ、輿入れのために薩摩本家に預けられるまで、この地の今和泉島津家で育ったと言われています。

今和泉地区には、現在でも今和泉島津家のゆかりの史跡が多く残されています。屋敷跡として屋敷の石垣跡や松林が残され、往年の繁栄が感じられます。

「今和泉」の施設情報

施設名 今和泉
住所 鹿児島県指宿市岩本
電話番号 0993-22-3257(指宿市観光協会)
URL http://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/atsuhime/

指宿温泉の観光スポットを満喫!

指宿温泉 指宿市
指宿温泉は、まるで南国リゾートのようなあたたかな気候と、素敵な観光スポットに恵まれた素晴らしい温泉地です。有名な砂蒸し風呂や開聞岳、薩摩半島の最南端など、指宿温泉ならではの魅力がたのしめる観光スポットがたくさん。南国の温かい日差しの中でゆったりと観光して、有意義な時間を過ごしてくださいね。

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