霧島温泉の人気日帰り湯ランキング5選!家族、カップルには貸切風呂がおすすめ

霧島温泉 丸尾自然探勝路

霧島温泉」がある霧島市は鹿児島県本土の中央部に位置しています。2005年に1市6町が合併し鹿児島県で2番目に人口の多い市となりました。

「鹿児島空港」を有する鹿児島の空の玄関口であり、また日本百名山に数えられ天孫降臨伝説の残る「霧島山」や、多彩な泉質と湧出量が豊富な温泉で知られる観光地です。

今回は「霧島市にある温泉」ということで、その中から5湯を紹介させていただきます。

霧島温泉は多彩な泉質と豊富な湯量が魅力

温泉

市町村の合併を経て面積も広くなった霧島市内には「霧島温泉郷」や「日当山温泉」、「妙見温泉」、「丸尾温泉」、「硫黄谷温泉」など16の温泉源が点在しています。

温泉地によって泉質も多彩なため、目的にあった温泉をきっと見つけることができるはずです。家族連れの方も、カップルも、また一人旅にも、それぞれにその日の気分次第で温泉をチョイスしてみてください。

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霧島温泉周辺の日帰り温泉情報

霧島温泉の人気日帰り湯ランキング5選

霧島温泉の日帰り湯ランキング第1位:絶景!鹿の親子も歓迎してくれる「旅行人山荘」

「旅行人山荘」は霧島神宮駅から車で約20分、鹿児島空港からは約30分のところにあります。

霧島山の尾根に位置する、標高600mの閑静な一帯を5万坪の専用散策林として提供しています。これまで数々の文人墨客が訪れてきました。「花房の滝」へ続く散策路には、そんな方々の俳句や短歌の碑が置かれており、これも楽しみの一つとなっています。

大浴場からは、北に「霧島連峰」を、南に「錦江湾」を望み、さらに桜島までを遠望できる壮大で贅沢極まりない大パノラマを楽しめます。

内湯では天然自噴が「単純温泉」、露天風呂では湯の花香る「単純硫黄泉」という2種類の泉質を楽しむことができるのも魅力。大浴場は12:00から15:00までの間なら、大人500円で宿泊客以外も利用できます。

シャンプー、リンス、ドライヤー等も備えられており、また落ち着いた雰囲気の休憩スペースには無料のマッサージ機も完備されています。

大浴場だけでなく、貸切露天風呂も秀逸なので家族連れやカップルの方にぜひ紹介させてください。

広大な森林の中にそれぞれ特徴のある、「赤松の湯」、「もみじの湯」、「ひのきの湯」、「鹿の湯」という4種類の貸切露天風呂があり、従業員の方が入り口まで案内してくれます。

案内された先にあるのは、周囲の環境に溶け込んだ造りとなっており、贅沢なほどゆったりとした広さをもつ露天風呂。うぐいすの声を聴きながら、ゆったりと温泉に包まれて森林浴を楽しんでいると、いつの間にか鹿の親子がすぐそこまでやってきていたなんてことがありました。従業員の方によると「いつ訪ねてくるかはわからないんですよ」とのこと。

利用開始時間は11:00から、最終受付は14:10までです。料金は利用時間50分で大人1,000円。いつか4種類すべての露天風呂を制覇したいと思っています。リピート率が高く、なかなか宿泊の予約は取れないようですが、日帰り風呂だけでも満喫されてみてはいかがでしょうか。

旅行人山荘の施設情報

施設名 旅行人山荘
住所 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3865
電話番号 0995-78-2831
URL http://ryokojin.com/

単純温泉の効果効能

泉質名 単純温泉(掲示用泉質)
浴用適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
飲用適応症 なし

単純温泉についてもっと詳しく

単純硫黄泉の効果効能

泉質名 単純硫黄泉
浴用適応症 アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症(硫化水素型 については末梢循環障害を加える)
飲用適応症 糖尿病・高コレステロール血症

単純硫黄泉の詳細は硫黄泉の記事を参考に

霧島温泉の日帰り湯ランキング第2位:高級旅館で贅沢気分「妙見石原荘」

「妙見石原荘」は、豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」の旅の行程で唯一列車外に泊まる宿として選ばれた九州を代表する宿。立ち寄り湯としての利用もできますのでご紹介します。

こちらの宿は鹿児島空港から車で約10分。鮎やハヤ、鯉などが泳ぐ杉と雑木に囲まれた天降川の渓流沿いにあります。1万坪ある敷地内に咲き乱れる野の花は、四季折々に姿を変え何度行っても異なる趣を醸し出してくれます。

源泉そのままの新鮮なお湯を楽しめるように、あえて源泉地の近くにつくったというこだわりの湯船も魅力のひとつ。母屋からは多少歩かなければなりませんが、待ち受けている湯船を想像すると心がうきうきします。

地中から溢れ出た源泉は、加水も貯槽も行わず大浴場「天降殿」、野天風呂「椋の木」、貸切露天風呂「七実の湯」など特徴ある5つのお風呂にそのまま注がれています。

「椋の木」は、大きな椋の木が目隠しと屋根の役目をしている浴場。日帰り入浴の時間帯は男性専用ですが、宿泊者専用の時間帯には混浴となり、女性も入浴できます。

「七実の湯」は、もともと川岸の岩を使って造った露天風呂で、鳥のさえずりや川のせせらぎ、爽やかな風まで感じることができます。

泉質は炭酸成分が溶け込む「炭酸水素塩泉」炭酸成分によって血行が促進され身体の芯まで温まることができます

利用時間帯は、10:00から15:00(食事付入浴は11:00から15:00にくわえ16:00から21:00)。入浴料は大人1200円、小学生以下600円。貸切露天風呂は30分1,000円です。食事付入浴(要予約)の場合は、1名4,700円~(夜は9,320円~、個室利用は別途3,465円~)となっています。

妙見石原荘は、日本屈指と言われる料亭が経営しているだけあって食事も味わい深いものがあります。温泉とあわせて、ぜひご賞味ください。

妙見石原荘の施設情報

施設名 妙見石原荘
住所 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376番地
電話番号 0995-77-2111
URL http://www.m-ishiharaso.com/

炭酸水素塩泉について

泉質名 炭酸水素塩泉(ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩泉)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、糖尿病、痛風

炭酸水素塩泉についてもっと詳しく

霧島温泉の日帰り湯ランキング第3位:お風呂のデパート「霧島国際ホテル」

「霧島国際ホテル」は、鹿児島空港から車で30分。大型ホテルが立ち並ぶ「丸尾温泉」の中心にあります。高台にあるため、天候が良い日は錦江湾や桜島を一望でき、また眼下に広がる温泉街の湯けむりが温泉情緒を感じさせてくれます。

湯量が豊富なかけ流しの天然温泉も魅力のひとつ。「お風呂の良かった宿」として2年連続で九州ホテル部門第一位を獲得したこともあります。

昼間は宿泊客以外も利用できるようになっていますので、ぜひ立ち寄ってみてください。大浴場をはじめ、自慢の乳白色のにごり湯や檜の露天風呂などできっとリラックスできるはずです。

露天風呂やサウナの種類が豊富であることにくわえ、岩盤浴や貸切風呂などもあり、さまざまな設備で入れ替わり立ち替わり温浴を楽しんでいると、時間が経つのを忘れてしまいます。弱酸性の「単純硫黄泉」につかれば、お肌がすべすべつるつるになるのだとか。とくに、泥パックは女性に人気のようです。

立ち寄り湯の利用時間は、11:00から15:00まで。入浴料は、大人 1,000円、小学生 500円となっています。会席プランがあるほか、土日は昼食バイキングと温泉のセットがお得です。

霧島国際ホテルの施設情報

施設名 霧島国際ホテル
住所 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3930番地12
電話番号 0995-78-2621
URL https://www.kirikoku.co.jp/

霧島温泉の日帰り湯ランキング第4位:天然の泥湯で女性に人気「さくらさくら温泉」

「さくらさくら温泉」は、JR霧島神宮駅から車で10分のところにあります。広大な自然に囲まれ、四季折々の森林浴を楽しめる人気の温泉です。

ペンションやログハウス、和風の一戸建てといった宿泊設備が森の中に点在していて、好みの客室を選べる宿となっており、また日帰りでの入浴も可能です。

弱酸性の「単純硫黄泉」が注がれた露天風呂が人気ですが、とくにここを有名にしているのが「泥湯」。泉源の泥を顔や体にすり込み、乾燥させて洗い流すと肌がつるつるになるといわれています

このため髪にまですり込んでいる人もよくみかけます。美肌や痩身に効果があるということで、女性に大人気。発汗作用もあるのでダイエットにもなりそうです。

貸切の露天風呂は、目にも鮮やかなもみじに囲まれた「もみじ湯」と、落ち着いた雰囲気の「みやま」の2つ。いずれも単純硫黄泉を源泉かけ流しで使用しています。貸切の浴槽で誰にも邪魔されず、ゆっくり、じっくり癒されてみてください。

日帰りの入浴時間は10:00から20:00まで、料金は大人700円です。

さくらさくら温泉の施設情報

施設名 さくらさくら温泉
住所 鹿児島県霧島市霧島田口2324-7
電話番号 0995-57-1227
URL https://www.sakura-sakura.jp/

「さくらさくら温泉」で天然泥パックを体験!レポ記事はこちら

霧島温泉の日帰り湯ランキング第5位:素朴に純粋に温泉を楽しむ「湯之谷山荘」

「湯之谷山荘」は、杉並木と原生林に囲まれた山間にある、湯治場の面影を残した小さな宿です。

5本の自家源泉を所有しており、その湧出量は480リットル/分と豊富で、いつも浴槽からお湯が溢れています。もったいない気もしますが、これが本物の掛け流しなんですね。つねに新鮮な温泉を堪能できます。

木のぬくもりを感じる浴槽が大・中・小と3種類あり、「熱い」「温かい」「冷たい」とことなる温度のお湯が楽しめます。

大きな湯船に注がれているのは46度の白濁した「硫黄泉」。小さな湯船には30度と低温の全国でも珍しい「二酸化炭素泉」が注がれています

二酸化炭素泉は最初は少しぬるく感じても、入浴しているうち体がポカポカになります。お湯に溶ける炭酸成分は高温になるとすぐに気化してしますため、低温だからこそたっぷりとその成分をとどめ保温効果が期待できるのだそうです。この二つの泉質を、交互に入浴するとさらに血行循環が良くなると言われています

ちなみに、中くらいの湯船には硫黄泉二酸化炭素泉を混ぜたお湯が注がれています。9:00~15:00の間は大人500円、15:00~16:00は清掃のため入浴不可、16:00~18:00の間は大人700円で日帰り利用できます。

宿泊者のみ利用できる岩造りの露天風呂も用意されています。素朴に、純粋に温泉を楽しむことができる温泉場で、全国各地から温泉マニアや湯治客が訪れます。

湯之谷山荘の施設情報

施設名 霧島湯之谷山荘
住所 鹿児島県霧島市牧園町高千穂4970
電話番号 0995-78-2852
URL https://www.mountaintrad.co.jp/~yunotani/

二酸化炭素泉について

泉質名 二酸化炭素泉(掲示用泉質)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
飲用適応症 胃腸機能低下

二酸化炭素泉についてもっと詳しく

霧島温泉のお湯を堪能しよう!


霧島市の温泉は泉質が豊富で、同じ温泉地内でも数種類の泉質を楽しめる場合が多いので何か得した気分になれます。

人気のホテルや旅館が多いのも特徴。宿泊客のチェックアウト後からチェックインまでの時間帯で、日帰り湯のサービスを実施している施設も豊富です。今回ご紹介した以外に、「鹿児島空港」から車で10分〜20分圏内に、日帰り湯がたくさんあります。また、湯治場も多く、低料金で良質な温泉を楽しむことができます。

帰る際は、一足早く空港に向かい、待ち時間を利用して一風呂浴びてから空に飛び立って行かれる方も多いと聞きます。ちなみに空港ビル正面入口にも無料の足湯があります。

霧島に来られる機会がありましたら、ぜひ日帰り温泉を利用されてみてはいかがでしょうか。

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