東京都豊島区にある池袋は、都内でも有数の規模を誇る歓楽街。中心となる池袋駅は利用者数の多いターミナル駅として知られ、JR山手線、東武東上線、西武池袋線、東京メトロの有楽町線や丸の内線など、複数の路線が四方から乗り入れています。
東武デパートと西武デパートが建つ駅の周辺は一大ショッピング街。あわせて、大小さまざまなホテルも多く見られます。
では、気軽に利用できる銭湯はどうでしょう。モダンな景観が広がる池袋ですが、実は、風情ある銭湯も間隔を開けるようにひっそりとたたずんでいます。
今回は池袋のおすすすめ銭湯を5軒ご紹介します。
目次
池袋の魅力

池袋はショッピング、グルメ、観光の各ジャンルで魅力的なスポットが多く集まっているエリア。観光ではサンシャインシティがメインとなり、展望台、水族館、ナンジャタウン、プラネタリウムなど、1日楽しく過ごせるスポットが目白押しです。
池袋は、グルメスポットの充実度も都内随一。和洋中のハイレベルな名店から、カジュアルなカフェや使い勝手のいい居酒屋まで、さまざまなタイプの飲食店がひしめいています。
池袋の銭湯の特徴

池袋がある豊島区の特徴は、近代的な都市景観や繁華街が広がる一方で、ところどころに昔ながらの街並みが残っていること。特に、池袋駅から、北池袋、大塚、巣鴨に渡って広がる区域には、風情漂う一昔前の下町が点在しています。
池袋で銭湯が多く見られるのは、そうした下町の建物が建ち並ぶエリア。人でにぎわう池袋駅周辺の活気が嘘のように思えるほど、落ち着いた静かな空気が流れています。
豊島区浴場組合の公式サイトによると、池袋エリアにある銭湯の数は合計7軒。浴場組合の存在自体が、豊島区に銭湯文化が根付いていることを如実に物語っているでしょう。
ちなみに、豊島区内のほかのエリアにある銭湯を見ると、巣鴨エリアは10軒、池袋の南にある目白エリアは7軒。池袋の周りには、広域に渡ってバランスよく銭湯が散らばっているのです。
なお、池袋にある銭湯は東京都浴場組合の規定に従って料金体系が統一されており、どの銭湯でも、大人(12才以上)460円、中人(6才~12才)180円、小人(未就学児)80円となっています。
池袋の銭湯おすすめ人気ランキングTOP5!
それでは、池袋にあるおすすめの銭湯をランキング形式でご紹介。レトロ感、サウナ付き、浴場に描かれている絵など、好みの条件を備えた銭湯がきっと見つかるはずです。
池袋の銭湯おすすめ人気ランキング第1位 稲荷湯
「稲荷湯」は池袋駅の北口から徒歩7分のところにあるレトロ感満点の銭湯。創業は1948年で、銭湯のシンボルとも言えるすらりとした煙突が目印になっています。
浴槽は大風呂、バイブラ湯、座湯、薬湯、ジェット湯、水風呂などさまざま。温かいお風呂と水風呂に交互に浸かることもできます。
「稲荷湯」の最大の特徴は、趣向を凝らした空間設計が施されていること。男湯の脱衣所には縁側があり、浴槽にはヨーロッパの田舎を思わせる風景のタイル画が描かれています。
「稲荷湯」の営業時間は15:30~25:30。深夜まで利用でき、近隣のビジネスホテルに宿泊している人の姿も多く見られます。
稲荷湯の施設情報
施設名 | 稲荷湯 |
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住所 | 東京都豊島区上池袋1-9-17 |
電話番号 | 03-3918-6712 |
URL | http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-540 |
池袋の銭湯おすすめ人気ランキング第2位 ゆラックス
1953年に創業した「ゆラックス」は、池袋駅北口から徒歩約9分のところにある銭湯。首都高速5号池袋線を越えた先に位置しています。老舗とも言える銭湯ですが、2002年のフルリニューアルで装い新たに生まれ変わりました。
「ゆラックス」の浴場にもヨーロッパの風景画が描かれており、こちらはオランダを意識したデザイン。大風呂、薬湯、ジャグジー、ジェット湯にくわえ、サウナも完備されています。
営業時間は男湯と女湯で違いがあり、男湯は15:00~23:00、女湯は15:00~22:30。サウナの利用は別料金になっており、2時間300円です。
ゆラックスの施設情報
施設名 | ゆラックス |
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住所 | 東京都豊島区上池袋2-10-6 |
電話番号 | 03-3915-455 |
URL | http://www.yurax.jp/ |
池袋の銭湯おすすめ人気ランキング第3位 まえだ湯
「まえだ湯」は花屋を兼業しているユニークな銭湯。池袋駅北口からも北池袋駅からも、ともに歩いて13分ほどの道のりです。
大正時代に創業したまえだ湯は100年の歴史を誇る老舗で、古きよき時代の下町風銭湯といった趣。超音波湯、深湯、バイブラ湯、薬湯といった複数の浴槽があり、薬湯では芳しい生薬の香りが楽しめます。
浴場に描かれているのは海で、建物の様式から判断すると、西洋の海と言えるでしょう。
「まえだ湯」の営業時間は16:30~24:30。女湯の脱衣所にはお釜タイプのドライヤーがあり、ノスタルジックな気分にも浸れます。
まえだ湯の施設情報
施設名 | まえだ湯 |
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住所 | 東京都豊島区池袋4-12-25 |
電話番号 | 03-3971-2261 |
URL | http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-545 |
池袋の銭湯おすすめ人気ランキング第4位 小松湯
「小松湯」があるのは、北池袋駅から西へ向かって徒歩約7分のところ。池袋駅周辺の銭湯では観光客の姿も多く見られますが、「小松湯」は利用者の大半を地元民が占める地域密着型の銭湯になっています。
浴槽の壁を飾る絵は和風で、男湯は富士山、女湯は瀬戸内海というデザイン。くわえて、2つの浴場を仕切る壁にはスイスの風景が描かれています。
「小松湯」の浴場も、大風呂、薬湯、水風呂といったおなじみの構成。高温、中温、低温の3タイプから、好みのお湯の温度が選べます。「小松湯」の営業時間は、16:00~24:30です。
小松湯の施設情報
施設名 | 小松湯 |
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住所 | 東京都豊島区池袋本町3-1-3 |
電話番号 | 03-3982-0998 |
URL | http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-537 |
池袋の銭湯おすすめ人気ランキング第5位 平和湯
「平和湯」があるのも、池袋駅の北口エリア。駅からは徒歩7分ほどで、タイル張りになったビルの地下1階にあります。
1993年築のビルにある平和湯は、レトロというより白を基調にしたモダンな造り。浴場の絵は男湯が西洋の城壁と自然画、女湯には女性画が描かれています。使われているお湯は、井戸からくみ上げた水を温めたもの。シルク湯、バイブラ湯、超音波湯などの浴槽がそろっています。
「平和湯」の営業時間は15:00~25:00。周囲にはビジネスホテルが建ち並び、コンビニエンスストアも多く見られます。
平和湯の施設情報
施設名 | 平和湯 |
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住所 | 東京都豊島区池袋2-64−11 |
電話番号 | 03-3971-7820 |
URL | http://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-542 |
レトロな気分に浸れる池袋の銭湯
サンシャイン60に代表されるように、池袋は近代的な建物が多くひしめいているエリアですよね。そうした池袋にある銭湯の多くは、一転して人情味があるレトロな雰囲気。
都会にいながら、懐かしい気分で銭湯めぐりが楽しめます。東京都浴場組合の規定で、入浴料金はどこも同じ。損得感なく安心して銭湯が利用できるのです。池袋の銭湯でサウナを備えているのは、ゆラックスの1軒のみ。サウナ利用は別料金ですが、モダンなスパ施設の料金と比べればやはりお得と言えるでしょう。
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