赤倉温泉のおすすめ人気旅館・ホテル&観光スポットとグルメ情報やお土産も

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新潟県の「赤倉温泉」は、妙高戸隠連山国立公園のなかにある温泉郷。ウインタースポーツが好きな人なら、「赤倉温泉スキー場」や「赤倉観光リゾートスキー場」について見聞きしたことがある人も多いはずです。

冬のイメージが強い赤倉温泉ですが、春から秋にかけての季節も見どころが満載。温泉街には、のどかな高原リゾートの雰囲気が漂い、温泉が満喫できる宿泊施設も数多く集まっています。今回は、1年を通して観光が楽しめる赤倉温泉の見どころを紹介していきます。

赤倉温泉の歴史と特徴

「赤倉温泉」は200年以上の歴史を持つ温泉郷で、その開湯は江戸時代の1816年にまでさかのぼります。当時この地を治めていたのは、名家の高田藩。その高田藩が地元民に温泉開発の許可を与えたことで、赤倉温泉は生まれました。

赤倉温泉で浸かれるお湯は温泉街ではなく、妙高山の源泉から引湯したもの。泉質は「炭酸水素泉」の成分をふくむ「硫酸塩泉」で、多くの宿が源泉かけ流しの温泉浴場を備えています。

また、赤倉温泉は温泉ソムリエ発祥の地としても有名なところ。赤倉温泉でこの資格が生まれたのは2002年で、年を追うごとに温泉ソムリエの知名度は着実に高まっていきました。現在、温泉ソムリエの運営は温泉ソムリエ協会が手掛けています。

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硫酸塩泉について

泉質名 硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウム・マグネシウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

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赤倉温泉が人気の3つの理由!

赤倉温泉が人気の3つの理由①:ウインタースポーツが楽しめる

「赤倉温泉」の名を全国レベルに高めているのは、やはりスキー場の存在でしょう。「赤倉温泉スキー場」や「赤倉観光リゾートスキー場」は、関東甲信越でも人気の高いウインタースポーツの聖地。赤倉温泉のエリア一帯にあるコースの総数は30本以上、滑走できる総距離は4キロ以上におよびます。

温泉街があるのは、赤倉温泉スキー場の麓。滞在する宿の位置によっては、スキー場まで歩いて移動することができます。また、温泉街とゲレンデを結ぶシャトルバスの利用も可能です。

赤倉温泉が人気の3つの理由②:爽快な山の眺望が見られる

絶景

「赤倉温泉」は、妙高山の中腹に開かれた山あいの温泉郷。壮大なゲレンデが連なる光景は、赤倉温泉ならではの眺めと言えるでしょう。

もちろん、冬以外の眺望も見ごたえ十分。「妙高戸隠連山国立公園」にある温泉郷らしく、客室から豊かな自然景観が見渡せる宿も数多くそろっています。さらに宿によっては、客室に付いた露天風呂からも眼下に広がる山並みが一望できます。

赤倉温泉が人気の3つの理由③:イベントが盛りだくさん

1年を通していろいろなイベントが開催されているのも、「赤倉温泉」が高い人気を得ている一因でしょう。「紫陽花リース」作りや「妙高芸術祭」などの芸術体験から、「新米まつり&ジャンボ・ハロウィンかぼち大会」といった季節の催し物まで、参加型イベントのジャンルは多岐におよんでいます。

2017年には、新たなイベントととして「妙高赤倉マウンテンレース」が開催されました。バーティカル5キロとトレイルラン25キロの2コースで、赤倉温泉一帯の自然を走破するというアクティビティです。今後も、さらに多種多様なイベントの開催が期待されます。

赤倉温泉のおすすめ温泉旅館3選

純和風の温泉旅館から格式ある老舗ホテルまで、赤倉温泉にある宿泊施設のタイプはさまざま。以下では、快適に滞在できるおすすめの宿を紹介します。

赤倉温泉のおすすめ温泉旅館TOP1:ホテル太閤

豊富なタイプの客室がそろっている「ホテル太閤」。和と洋の要素を見事に取り込んだ空間デザインが光っています。

最高の居心地が体験できるのは、50平米以上の広さがあるスイートルーム。一方、和洋コンビネーションルームは、畳にベッドが置かれた過ごしやすい造りになっています。和の風情を楽しみたい人は、掘り炬燵のある和室を選ぶといいでしょう。

温泉施設は内湯と露天風呂の2ヶ所で、露天風呂では清々しい自然の眺めが楽しめます。

ホテル太閤の施設情報

施設名 ホテル太閤
住所 新潟県妙高市赤倉温泉402
電話番号 0255-70-4195
URL https://www.h-taiko.net/

硫酸塩泉について

泉質名 硫酸塩泉(硫酸塩・炭酸水素塩)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

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赤倉温泉のおすすめ温泉旅館TOP2:赤倉観光ホテル

高い格式と由緒ある歴史の点で存在感を示している「赤倉観光ホテル」。政府による観光促進政策の一環として建設されたホテルで、建造当時は、スイス風の建築様式を採用し大いに話題となりました。

クラシカルモダンの外観やインテリアはもとより、館内から一望できる自然のパノラマも見ごたえたっぷり。内湯と露天風呂を備えた大浴場からの眺めも爽快で、脱衣スペースにも、眺望にこだわったテラスが設置されています。

もちろん、上質な時間が送れる客室も見逃せないポイント。「野尻湖」や「妙高山」が見渡せる露天風呂付きの客室も用意されています。

赤倉観光ホテルの施設情報

施設名 赤倉観光ホテル
住所 新潟県妙高市田切216
電話番号 0255-87-2501
URL http://www.akr-hotel.com/

硫酸塩泉について

泉質名 硫酸塩泉(硫酸塩・炭酸水素塩)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

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赤倉温泉のおすすめ温泉旅館TOP3:香嶽楼

香嶽楼は山荘風のデザインで人気がある温泉宿。暖炉が設置されたロビーラウンジでは、BGMのボサノヴァに耳を傾けながらコーヒーが味わえます。

露天風呂からの眺望は、爽快な山並みとは一味違った趣。野趣に富んだ樹木が、深山にたたずむ秘湯のような雰囲気を醸し出しています。

本格的な会席料理の夕食も、香嶽楼が自慢とするところ。赤倉温泉一帯の山の幸を知り尽くした2人の板前さんが、彩り鮮やかな和食膳でもてなしてくれます。

香嶽楼の施設情報

施設名 香嶽楼
住所 新潟県妙高市大字赤倉115
電話番号 0255-87-2036
URL http://www.myoko-kougakuro.jp/

硫酸塩泉について

泉質名 硫酸塩泉(硫酸塩・炭酸水素塩)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
飲用適応症 胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘

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赤倉温泉のおすすめ観光スポット3選

「赤倉温泉街」は、ホテル、旅館、飲食店、お土産店といった観光関連の建物が密集しているエリア。数はかぎられているものの、ぜひ訪れておきたい観光スポットや名所もあります。

赤倉温泉のおすすめ観光スポットTOP1:岡倉天心六角堂

「岡倉天心」は、日本の近代芸術の発展に大きい足跡を残した文化人。現在の横浜で生まれた点心は「赤倉温泉」をこよなく愛し、静養としてこの地で晩年を過ごすことになりました。

点心が過ごした山荘は解体されて現存はしていませんが、その山荘跡に建てられたのがここで紹介する「岡倉天心六角堂」です。独特な六角形のフォルムは、「法隆寺」にある国宝の「夢殿」がモデルになっています。

なお、岡倉天心六角堂は、冬季は積雪のため閉鎖。春から徐々に緑が増えていき、夏を迎える頃になるとレンゲツツジが見事な花を咲かせます。

岡倉天心六角堂の施設情報

施設名 岡倉天心六角堂
住所 新潟県妙高市赤倉
電話番号 0255-87-2165
URL

赤倉温泉のおすすめ観光スポットTOP2:滝の湯

「滝の湯」は、「赤倉温泉」で外湯が楽しめるスポット。開湯170年を記念して新たに造設された共有の露天風呂では、爽快な気分でお湯に浸かれます。

滝の湯は、大小さまざま形の岩が配された岩風呂のスタイル。使われている岩の数は、およそ3000個にもおよびます。また、外湯のみならず、滝の湯にはアミューズメント施設という別の一面も。スライダーが付いたプールもあるため、大人も子供も楽しく過ごせます。

なお、滝の湯の営業は4月~11月です。冬季は休業になるので注意しましょう。

赤倉温泉の日帰り入浴スポット

滝の湯の施設情報

施設名 滝の湯
住所 新潟県妙高市赤倉温泉7-1
電話番号 0255-87-2958
URL http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=11634

赤倉温泉のおすすめ観光スポットTOP3:大洞原

壮観な山並みとは違った風景が見たい人には「大洞原」がおすすめ。赤倉温泉から車で15分ほどのところにある花畑で、季節を彩る可憐な草花が観賞できます。

大洞原が圧巻の眺めになるのは夏。一面にヒマワリが咲き乱れ、黄色い絨毯が広がります。その光景は息をのむほどのスケールで、撮影スポットとしても人気があります。

また、春の菜の花や秋のそばの花も、ぜひ目に焼き付けておきたい風景です。

大洞原の施設情報

施設名 大洞原
住所 新潟県妙高市関山大洞原
電話番号
URL

赤倉温泉のおすすめグルメスポット3選

ホテルのレストランや旅館の食事処も最高ですが、温泉街には観光客に人気の飲食店が数多く軒を連ねています。和洋中、はたまたエスニックまで、さまざまなジャンルのグルメが堪能できるでしょう。

赤倉温泉のおすすめグルメスポットTOP1:ポモドーロ

イタリアンが好みの人は、「ポモドーロ」へ行ってみましょう。本格的な石窯ピザを自慢としている名店で、アットホームな雰囲気も人気の理由になっています。

オーダーできるピザは10種類以上。マルゲリータ、フンギ、ペスカトーレ、マリナーラといった定番のピザがそろっています。

ボロネーゼ、ペペロンチーノ、カルボナーラ、エビピラフなど、パスタやピラフもぜひじっくり味わっておきたいメニュー。体が温まるメニューなら、ビーフシチューで決まりでしょう。

ポモドーロの施設情報

施設名 ポモドーロ
住所 新潟県妙高市赤倉585-83
電話番号 0255-87-3014
URL

赤倉温泉のおすすめグルメスポットTOP2:真奈里

「真奈里」は、「赤倉温泉」にあるエスニック系グルメ店の代表格。本格的なインドカレーが大好評で、なかには、赤倉温泉へ来る度に真奈里で食事をするリピーターの観光客もいます。

真奈里でのおすすめはチキンカレー。マイルドな風味に絶妙の辛さが感じられる逸品です。カレーは単品でもオーダーできますが、セットメニューにするのがお得。ナンとライスがダブルで付いてきます。

また真奈里には、地元の人たちが好んでオーダーする隠れたメニューも。それは冬限定の豚汁とけんちん雑煮で、体がポカポカになります。

真奈里の施設情報

施設名 真奈里
住所 新潟県妙高市赤倉549-55
電話番号 0255-87-2224
URL

赤倉温泉のおすすめグルメスポットTOP3:食道園

冬季限定での営業ながらも、高い人気を誇っている「食道園」。焼肉とラーメンが2大看板メニューという異色のコラボで話題になっています。

ロース、タン塩、ハラミ、カルビ、ホルモンなど、焼肉は定番となる部位が勢ぞろい。特製タレと肉汁がほどよく混ざり、白米との相性も抜群です。

ラーメンでの一押しは油そば。醬油ラーメン、塩ラーメン、担々麺など王道のラーメンもそろっています。

食道園の施設情報

施設名 食道園
住所 新潟県妙高市赤倉426-5
電話番号 0255-87-2320
URL

赤倉温泉のおすすめお土産3選

赤倉温泉のお土産は、中心街にあるお土産屋や宿泊施設の売店などで購入が可能です。赤倉温泉オリジナルのお土産もありますが、越後と信州の名産品の方が多く見られます。

赤倉温泉のおすすめお土産TOP1:温泉饅頭(萬寿堂)

赤倉温泉名物なら、温泉郷らしい温泉饅頭が定番。萬寿堂は温泉饅頭をメインとした和菓子店で、白と茶の2タイプの温泉饅頭があります。

白は白砂糖、茶は黒砂糖を使った饅頭で中はどちらもこしあん。優しい甘さが特徴で、箱入りでの販売のほか、ばら売りもされています。

温泉饅頭と合わせて買っておきたいのは、もちもち食感の笹だんご。緑茶と一緒にいただきたい逸品です。

萬寿堂の施設情報

施設名 萬寿堂
住所 新潟県妙高市赤倉426-5
電話番号 0255-87-2324
URL

赤倉温泉のおすすめお土産TOP2:焼き菓子(赤倉観光ホテル)

ホテルオリジナルのお菓子も、お土産にぴったり。先ほど紹介した赤倉観光ホテルの1階にはベーカリーがあり、パンにくわえて特製の焼き菓子も販売されています。

おすすめは個包装になった焼き菓子。オレンジケーキはしっとりとした上品な食感で、優雅なコーヒーブレイクを演出してくれるでしょう。

もちろん、パンをお土産にすることも可能。クルミパン、あんパン、クロワッサンといったオリジナルブレッドは、ふっくらとした優しい焼き上がりです。

赤倉観光ホテルの施設情報

施設名 赤倉観光ホテル
住所 新潟県妙高市田切216
電話番号 0255-87-2501
URL http://www.akr-hotel.com/

赤倉温泉のおすすめお土産TOP3:かんずり

かんずりは、妙高高原を中心に新潟県で広く用いられている調味料。唐辛子を雪にさらした後、ゆずや麹と合わせて発酵させたものです。独特のピリッとした辛さがたまりません。

かんずりが他の香辛料と違うのは、やはりゆずの風味が効いているところ。激辛系の味付けが苦手な人でも、かんずりなら食べられるという人も多くいます。

かんずりを製造販売しているメーカーは複数あり、温泉街のお土産店で入手できます。

かんずりの取り扱い店

施設名 温泉街のお土産店
住所 新潟県妙高市赤倉
電話番号
URL

冬以外でも楽しく過ごせる赤倉温泉

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赤倉温泉がもっともにぎわう季節は、やはりスキーシーズンですよね。冬場には、上質な雪を求めて全国から観光客がやって来ます。

冬のイメージが強い赤倉温泉ですが、夏から秋にかけても見どころが満載。緑樹や紅葉に覆われる自然の景観も、清々しい眺めです。もちろん、冬の赤倉温泉も魅力的で、特に露天風呂に浸かりながら眺める白銀の山並みは必見。体が温まるグルメスポットもそろっています。

赤倉温泉の温泉スポット情報

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