温泉ソムリエ家元・遠間和広さんの温泉コラムVol.1:「温泉ソムリエ誕生のきっかけと今後の展望」

温泉部編集チームより一言

いまや温泉好きなら必ず知っている、“温泉ソムリエ”。2002年に新潟県妙高市「遠間旅館」代表の遠間和広さんによって作られた資格で、温泉の正しい知識とたのしさを広めるためにつくられた民間資格です。

2017年10月現在、温泉ソムリエは1万人を突破! タレントの東MAXさんやスギちゃん、雛形あきこさんなども温泉ソムリエを取得するなど、その勢いは湯水の如く。

そんな温泉ソムリエを創設した家元・遠間和広さんの連載コラムが、温泉部でスタート!

遠間和広さんといえば、1年間で温泉に1000回以上入浴するという、まさに温泉の達人。温泉にまつわる“こぼれ話”や、美と健康的な入浴法など、温泉のプロである遠間和広さんからお伺いした、ありがたいお話をお届けします。

温泉コラムVol.1:「温泉ソムリエ誕生のきっかけと今後の展望」


みなさんこんにちは。遠間旅館代表・温泉ソムリエ家元の遠間和広です。これから温泉部で、温泉ソムリエの話や美と健康にまつわる入浴法をお伝えして参ります。

記念すべき第一弾は、「温泉ソムリエの誕生のきっかけと今後の展望」についてお話します。

温泉ソムリエ誕生のきっかけ

温泉ソムリエは2002年に新潟県・妙高高原温泉郷「赤倉温泉」で誕生しました。

というのも、温泉地の人達は誰よりもその地の温泉を愛していますが、意外にも温泉の知識は持っておらず、毎日温泉に入り「体の調子がいいなあ」と思いつつも、実際にはその温泉がどのような症状に有効なのかなど、具体的には知らないことが多いのです。

そこで、温泉の正しい情報と入浴法をお伝えするために作ったのが“温泉ソムリエ”です。

ワインソムリエがワインの知識とデキャンタージュのような技術を持ってお客様にサービスすることに倣って、温泉の知識と入浴法という技術でお客様にサービスしようという目的で、「温泉ソムリエ」と名付けました。

この活動がメディアの目に留まって紹介いただくと、「私も温泉ソムリエになりたい」というお声をいただくようになりました。

そこで、妙高高原温泉郷以外の方でも温泉ソムリエになれるように、2005年に赤倉温泉で「温泉ソムリエ認定ツアー」を開催。その後、より受講しやすくするために東京などの主要都市や全国各地の温泉地で「温泉ソムリエ認定セミナー」を開催するようになりました。

今ではネットで受講することもできるようになり、日本全国から気軽に参加される方が増えています。

温泉ソムリエのメリット


温泉ソムリエの良さというと、温泉の正しい知識を身につけられること。

それに伴い温泉の効果が高まる入浴法を知れたり、温泉の理解を深めることで、温泉旅行がより楽しくなったりするということでしょう。

さらに、温泉ソムリエ認定者同士の交流が盛んなのも魅力です。

温泉ソムリエ認定者同士がfacebookなどのSNSで交流したり、オフ会でリアルに会って交流したりする機会があります。

今後は、温泉ソムリエ認定者にとってさらに魅力的なものとなるように、温泉ソムリエ認定者だと温泉の利用料金が値引きになるなどのサービスを受けられる提携施設を設けるなどしていきたいと思います。

温泉の知識をもっと深めよう

今回、温泉部の取材に快く応じてくださった遠間和広さん。

遠間和広さんは温泉ソムリエ家元ということで、これまで入られた温泉の知見をもとに、豊富な温泉知識を継承されています。

じつは温泉部の編集チームは全員温泉ソムリエを取得しているのですが、参加後には温泉の見方が180度変化するほど、温泉の世界は奥深いもの。

泉質ひとつとっても、温泉に含まれる成分や科学に基づいた確かな効果など、知れば知るほど温泉の素晴らしさに気付かされます。

温泉の底知れぬ魅力をもっと知りたいという方にとって、遠間和広さんのお話は非常に興味深いはず。

次回の連載コラムも、どうぞお楽しみに!

温泉ソムリエに興味がある方へ

温泉施設に貼ってある「温泉分析表」が解読できるようになったり、その日の体調にピッタリの泉質が分かるようになったり。

温泉ソムリエになると温泉への愛情がもっと深まります。興味がある方はぜひ、取得してくださいね。

【温泉・入浴法情報を発信中】
・温泉ソムリエ協会:http://onsen-s.com
・温泉ソムリエのブログ:http://blog.livedoor.jp/onsensomurie/
・温泉ソムリエのメルマガ:http://www.mag2.com/m/0000134466.html

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