黒川温泉のおすすめ混浴ランキングTOP5!日帰りでも楽しめる?

黒川温泉

熊本県阿蘇郡にある「黒川温泉」。全国的に人気のある温泉地で、田の原(たのはる)川の渓谷に佇み、まさに秘境といった雰囲気。

最近ではあまり見かけなくなった混浴の温泉が多いことでも知られています。今回は、そんな黒川温泉の、おすすめ混浴温泉をご紹介します。

雰囲気抜群!秘湯・黒川温泉

阿蘇山の北側に位置する黒川温泉は、国内・海外から不動の人気を誇る温泉地です。日本全国の観光地を紹介するガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では、二つ星を獲得したことも。昔ながらの温泉郷らしい雰囲気を守るため、派手な看板を撤去するなど努力を惜しみません。

露天風呂めぐりができる「入湯手形」が魅力!

黒川温泉は「温泉街全体がひとつの旅館のように」というコンセプトを掲げており、いまでこそ有名な「入湯手形」の発祥地でもあります。

黒川温泉の「入湯手形」は1,300円で購入でき、黒川温泉の旅館が3ヶ所まで入浴できるのだからお買い得。各旅館やお店では、「入湯手形」を提示するだけで受けられるサービスもたくさんあります。

黒川温泉の湯めぐり情報

黒川温泉のおすすめ混浴温泉ランキングTOP5

第1位:滝のような打たせ湯が特徴「いこい旅館」

黒川温泉のバス停から徒歩で約5分の場所にある「いこい旅館」。いこい旅館は、滝のような打たせ湯が特徴。

足湯も含めて13もの浴場があり、そのうち混浴で利用できるのは3つあります。日本名湯秘湯百選にも選ばれている露天風呂「滝の湯」と、木々の間から打たせ湯が数本流れ落ちている露天風呂「うたせ湯」、床に敷かれた小石が心地よい刺激を感じさせてくれる内風呂「箱湯」で混浴が可能です。

旅館のたたずまいも、長い木製の廊下や囲炉裏などがあり、どこか懐かしい風情を感じられて、心落ち着くことでしょう。日帰りでの利用はもちろん、宿泊もおすすめです。

「いこい旅館」の施設情報

施設名 いこい旅館
住所 熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉万願寺6548(川端通り)
電話番号 0967-44-0552
URL http://www.ikoi-ryokan.com/

「いこい旅館」の泉質

泉質名 含硫黄-塩化物泉(硫化水素型)
浴用適応症 アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症
きりきず・末梢循環障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症
飲用適応症 糖尿病・高コレステロール血症・便秘 ほか

硫黄泉について

第2位:洞窟風呂が話題!「新明館」

黒川温泉バス停より徒歩で約8分の場所にある「新明館」。新明館には、混浴可能な温泉が2つあります。大きな岩山に抱かれながら湯船につかれる露天風呂の「岩戸風呂」と、宿の名物にもなっている洞窟の中の温泉「洞窟風呂」です。

露天風呂と洞窟風呂には女性専用の浴場もあるので、女性でも安心して楽しめます。

お風呂に向かう路地には、囲炉裏のあるお休み処があります。その周辺ではニワトリが路地をかっ歩しているなど、宿全体がふるさとのような雰囲気です。あわただしい日常生活を離れて温泉を満喫する、贅沢な時間を過ごせるでしょう。

「新明館」の施設情報

施設名 新明館
住所 熊本県阿蘇郡南小国町万願寺6608(黒川温泉)
電話番号 0967-44-0916
URL http://www.sinmeikan.jp/

「新明館」の泉質

泉質名 塩化物・硫酸塩泉
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用適応症 萎縮性胃炎、便秘 ほか

塩化物泉と硫酸塩泉について

第3位:露天風呂から満天の星空を仰ぐ「樹やしき」

黒川温泉バス停より徒歩で約15分の場所にある「樹やしき」。樹やしきの温泉は、すべて「源泉かけ流し」です。露天風呂「満天の湯」は解放感抜群。夜になるとその名の通り、満天の星空を仰ぐことができます。また、宿泊者限定で貸切露天風呂「家族風呂」を利用できます。家族風呂の利用は無料で、フロントでの予約が必要です。

施設内にある「森のラウンジ」では、昼は壮大な「くじゅう連山」を、夜はライトアップされた美しい森を見ながら、珍しい焼酎や、樹やしき名物の自家製梅酒などを楽しむことも。黒川温泉郷の中で高台にある唯一の宿になっていますので、ゆっくりとした時間を過ごすのには、まさに最適の宿だと言えるでしょう。

「樹やしき」の施設情報

施設名 樹やしき
住所 熊本県阿蘇郡南小国町万願寺6403-1(すずめ地獄通り)
電話番号 0967-44-0327
URL https://www.kiyashiki.com/

「樹やしき」の泉質

泉質名 単純硫黄泉
浴用適応症 アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症
飲用適応症 糖尿病・高コレステロール血症

単純硫黄泉の詳細は硫黄泉の記事を参考にしてください

第4位:「川風呂」でせせらぎとともに温泉を楽しむ「奥の湯」

黒川温泉バス停より徒歩で約10分の場所にある「奥の湯」。奥の湯には2つの混浴露天風呂が用意されています。

ひとつ目は「洞窟風呂」。「洞窟風呂」では日本の原風景のような藁葺き屋根の建物を洞窟の中から眺められます。その神秘的な雰囲気は、多くの観光客を魅了しています。

ふたつ目は「川風呂」。「川風呂」では眼下に流れる川のせせらぎとともに温泉を楽しむことができます。

また、奥の湯には、サウナつきの男女別大浴場もあります。日帰り客も混浴風呂と男女別大浴場の両方を利用できます。さらに宿泊客は、子どもも一緒に楽しめる温泉熱プールや岩盤浴、マッサージ施設なども利用できます(別途料金が必要)。日ごろの疲れを癒すのにぴったりです!

「奥の湯」の施設情報

施設名 奥の湯
住所 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6567
電話番号 0967-44-0021
URL http://www.okunoyu.com/

「奥の湯」の泉質

泉質名 塩化物・硫酸塩泉
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用適応症 萎縮性胃炎、便秘 ほか

第5位:3000坪もの広大な敷地内で多彩な湯めぐり「旅館山河」

黒川温泉バス停より徒歩で約20分の場所にある「旅館山河」。旅館山河は3000坪もの広大な敷地を有し、その中に露天風呂、内風呂、桶風呂、貸切風呂などのさまざまな温泉が配置されています。その一つである、露天風呂「もやいの湯」を混浴露天風呂として利用できます。

そのほかにも、小川が近くを流れる女性専用露天風呂「四季の湯」や、温泉らしい硫黄の香りがただよう内風呂「薬師の湯」、大きな桶の湯船で半露天を楽しめる貸切風呂「六尺桶風呂」などもあります。

足湯もあるので、湯めぐりに疲れたときにほっと一息つけそうです。

「旅館山河」の施設情報

施設名 旅館山河
住所 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961-1
電話番号 0967-44-0906
URL http://www.sanga-ryokan.com/

「旅館山河」の泉質

泉質名 塩化物・硫酸塩泉
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用適応症 萎縮性胃炎、便秘 ほか

 

黒川温泉へのアクセス

黒川温泉は山間部にあるため、自家用車やレンタカーで訪れるのがベター。車を使えば、「熊本空港」から約1時間30分、「福岡空港」から約2時間です。

黒川温泉へのアクセスとして、福岡熊本・別府などを発着する高速バスも利用できます。高速バスは要予約なので注意してください。

万が一高速バスの予約が取れなかった場合は、鉄道と路線バスを乗り継ぐことになります。JR「阿蘇駅」から路線バスに乗って「南小国町役場前」で別の路線バスに乗り換えれば黒川温泉に着きます。

黒川温泉で素敵な混浴温泉旅行を!

混浴温泉は、カップルや家族などで一緒に温泉を楽しむのに最適です。

お互いに気持ちよく混浴を楽しむには、マナーが大切。特に男性は、女性が入ってきたら自然と視線を逸らすようにしましょう。

「バスタオル」や「湯あみ着」を身に着けて入れる施設では、混浴に抵抗がある人でも安心して入浴できます。しかし、今回紹介した混浴露天風呂の中には、衛生などの理由でバスタオル巻きNGの露天風呂もあります。そうしたところでは、とりわけマナーを守ることが重要になってきます。

温泉ではなく女性目当てで混浴温泉を利用する男性も少なからずいることから、混浴の温泉も徐々に減少しています。これ以上素敵な混浴温泉を失くさないためにも、マナーを守って利用するように心がけましょう。

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