武雄温泉のおすすめ人気日帰り温泉ランキング11選｜個室貸切風呂がおすすめ【2017年版】

九州・佐賀県の武雄温泉（たけおおんせん）は、佐賀市から佐世保方面に向かった山あいに位置する温泉地です。博多駅からは佐世保（ハウステンボス）行きの特急列車（みどり）で約1時間10分で到着します。

武雄温泉は1200年前から続いていると言われる、歴史のある温泉地。豊臣秀吉や伊達政宗、宮本武蔵、シーボルト、吉田松陰など歴史上の偉人たちが入湯したとも伝えられています。自然豊かで落ち着いた静かな佇まいは大人がゆったりくつろげる温泉としても評価が高いです。

そんな武雄温泉の人気日帰り温泉ランキングTOP5をまとめました。

武雄温泉の魅力！おいしいグルメ＆観光地が満載

豊富な自然に囲まれた武雄温泉は、季節によって見どころが変化していきます。

武雄温泉のシンボル「楼門」の裏手、奇岩がそびえる桜山のすそ野に位置する桜山公園は、奇岩とともに春には桜、秋には紅葉のきれいな風景を見ることができます。

奇岩と桜、奇岩と紅葉といった、撮影した画像をSNSにアップしたくなるような珍しい風景が広がりますよ！

武雄領主第28代鍋島茂義によって造られた九州屈指の庭園「仰田緑地」を武雄市文化会館から見ることができます。また、武雄市文化会館近くの武雄神社の裏手の山には、樹齢3000年を越える武雄神社の神木「武雄の大楠」があります。

この「武雄の大楠」は、武雄市天然記念物にもしていされていまるんです。長い時間を重ねて成長した、その神々しい雰囲気を間近で感じてみてください。

佐賀県産の佐賀牛や若楠ポーク、玄界灘の魚介など、武雄温泉にはこの土地ならではのグルメもあります。武雄温泉駅カフェ「カイロ堂」では、佐賀牛をふんだんに使った弁当を販売しています。

武雄温泉に車で行く方には、武雄温泉から少し佐賀方面に向かった北方町の「北方ちゃんぽん」がおすすめ。

かつて炭鉱町として栄えた北方町では、栄養がありボリューム満点のメニューが好まれました。中でも、炭鉱の男たちに愛された「ちゃんぽん」が町に根付いていったのです。

現在は、個性の違う「ちゃんぽん」を提供する店が国道34号線沿いに集中しており、いつしか「武雄・北方ちゃんぽん街道」と呼ばれるようになりました。武雄温泉からお帰る際には、ぜひ個性豊かなちゃんぽんで腹ごしらえをしていってください。

武雄温泉の特徴

武雄温泉の泉質は、透明で柔らかな湯ざわりの弱アルカリ性単純温泉です。肌馴染みがよく保湿性に優れていることから、武雄温泉では別名「美人の湯」とも呼ばれています。独特のヌルヌル感にはまる人が少なくないようです。

古くから山あいの湯治場として知られていた武雄温泉ですが、大正時代に元鉄道マンの実業家・宮原忠直が竜宮城をイメージした温泉テーマパークを開発したことから、今に続く温泉地として発展してきました。

宮原忠直が武雄温泉のシンボルとなる「楼門（国指定重要文化財）」の設計を依頼したのが佐賀出身の辰野金吾です。

辰野金吾のもっとも有名な作品は、東京駅丸の内駅舎ですが、それは武雄温泉の「楼門」と同じ年に完成しています。そして、この２つの建築には内部に施された十二支のレリーフにつながりがあったことが発見され、ここ数年大きな話題になりました。

どんなつながりがあるのか、ぜひ実物を見て確認してください。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第1位『元湯』

武雄温泉のシンボル「楼門」をくぐると、そこには３つの大衆浴場と貸し切り湯、そして旅館があります。その中でも、まず最初におすすめしたいのは『元湯』です。明治9年に建設された『元湯』の趣のある建物は、現役使用されている温泉施設としては日本最古のものです。

『元湯』の男女別の浴場は、それぞれ「あつ湯」「ぬる湯」の２つの内風呂で構成されています。天井がとても高く、自然光が入る開放感のある木造建築は、一見の価値があります。『元湯』の営業時間は6:30～24:00（受付は23時まで）、入泉料は大人400円、子ども（3才～小学生）200円です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第2位『春慶屋』

日帰り温泉で露天風呂からの景観を楽しみたい方におすすめなのが、「楼門」のすぐ近くにある宿『春慶屋』です。最上階にある大浴場は内風呂と露天風呂で構成されていて、中でも露天風呂からは武雄の市街地を一望することができます。これほど素晴らしい眺望が楽しめる露天風呂は、武雄温泉ではここだけです。

『春慶屋』のおすすめは眺望だけではありません。敷地内から湧出する源泉100％の温泉に注目してください。加水なし、源泉100％かけ流しのお湯が楽しめる露天風呂につかれば、武雄温泉ならではの肌に優しくまとわりつくヌルヌル感を堪能できます。日帰り温泉としての利用時間は13:00～21:00、おひとり様800円で入湯できます。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第3位『殿様湯』

第一位の『元湯』でご紹介したように楼門の中には５つの貸切湯（殿様湯・家来湯・天平の湯・桜華の湯・芭蕉の湯）があります。そのなかから、特におすすめしたいのが『殿様湯』です。『殿様湯』ができたのは江戸時代中期のこと。領主・武雄鍋島氏の専用風呂として、総大理石の見事な風呂が造られました。

大理石の浴槽に浸かりながら、天井の高い木造建築にさしこむ自然光を眺めていると心身ともにリラックスできている実感が得られるでしょう。泉質も浴場の風情も素晴らしいのですが、『殿様湯』の魅力はそれだけではありません。殿様湯に入るとすぐにある和室は着替えや休憩に使えてとてもありがたいのですが、この部屋から長い廊下や階段を歩いて浴室に向かうと、ここは特別な人（お殿様）のために造られた風呂だと実感できるでしょう。

良質なお湯に浸かって殿様気分も味わえる『殿様湯』は、1室1時間で3800円（通常料金）、10:00～23:00（受付は1時間前まで）まで利用できます。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第4位『大正浪漫の宿 京都屋』

武雄温泉駅への送迎のクラシックバス「大正浪漫号」、そして館内に並ぶ貴重な骨董品の数々が評判を呼ぶ個性的な和風旅館『大正浪漫の宿 京都屋』。こちらの自慢は、自家源泉の「美肌の湯」。日帰り温泉としても大人気です。

その理由は泉質の良さと、入浴できる時間の長さにあります。浴室は姫湯（女性）と殿湯（男性）のそれぞれに内湯と露天風呂があります。姫湯の露天は藤の木に囲まれたような造りで、初夏の花の季節は花見温泉も楽しめます。殿湯の露天は寝殿のような荘厳な雰囲気で、ゆったりとリラックスできそうです。

さて、こちらの日帰り温泉の利用可能時間は11:30（水曜15:00）～翌10:30まで。つまりオールナイトでいつでも入浴可能なのです。ただし、露天風呂は22:00までの利用なのでご注意ください。入泉料は1000円です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第5位『御船山観光ホテル』

武雄温泉の温泉街から少しだけ離れたところにあるのが御船山です。「武雄の大楠」は、この御船山の山すそにあります。その反対側の山すそにの懐に広がっている15万坪の庭園が、領主・鍋島氏別邸あとの御船山楽園です。

御船山楽園の四季折々に移りゆく自然の美に包まれるように建つのが、『御船山観光ホテル』です。こちらの自慢である「らかんの湯」と「らかんの露天」は日帰り温泉として利用することができます。

内湯である「らかんの湯」は大きな窓から観える、豊かな自然を眺めながら入浴できますが、一方で、「らかんの露天」はまさに自然の美に抱かれるような感覚で温泉が堪能できます。

日帰り温泉（立ち寄り湯）の利用時間は15:00～20:00（土・日、祝前日、お盆、正月、GWを除く）、入泉料はフェイスタオル付きで800円です。また、御船山楽園イベント期間など宿泊客が多い時は、平日でも日帰り温泉利用ができない場合もあるそうなのでご注意ください。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第6位『北方温泉四季の里 七彩の湯』

北方温泉四季の里 七彩の湯は、美肌の湯として知られています。ナトリウム炭酸水素塩泉は、地下1200mから湧き出る天然温泉です。温泉成分は通常の6倍から9倍で、皮膚病や神経痛に対する効果が期待できます。
風呂は、大浴場、露天風呂、陶器風呂、五右衛門風呂、うたせ湯、桶風呂、サウナがあります。家族風呂は土日祝日のみ営業しています。

温泉入浴料金は、大人が700円で小人が300円です。陶板浴料金は、90分で1650円です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第7位『大正ロマンの宿京都屋』

大正ロマンの宿京都屋は、4種の湯船があります。泉質は単純温泉で、筋肉痛や神経痛、関節痛、冷え性、うちみなどに適応しています。
露天風呂の姫湯は、藤の木が美しく花の季節にはお花見もできます。内湯の姫湯は、和紙を通した明かりと木のぬくもりが特徴です。露天風呂の殿湯は、荘厳な雰囲気があります。屋根瓦と赤い格子が特徴です。内湯の殿湯は、とろとろした気持ちの良いお湯で、疲れた体を癒してくれます。
肌に優しい低温のミストサウナもあり、女性に好評です。

日帰り入浴は、料金が1000円です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第8位『懐石宿 扇屋』

懐石宿　扇屋は、創業が明治38年の老舗宿です。本格的な懐石料理を堪能できる宿としても知られています。
女性用の浴室は桜御影の石造りの湯で、男性用の浴場は杉を贅沢に使っています。貸切風呂は総檜造りで良い香りが漂う中で入浴を楽しめます。
泉質は弱アルカリ単純泉で、保湿力があり美肌効果も高いです。

入浴料金は1000円で、貸切風呂は50分で3000円です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第9位『大町温泉 ひじり乃湯』

大町温泉 ひじり乃湯は、10種類のお風呂とサウナが楽しめます。
泉質はナトリウム塩化物泉です。地下1500mから湧き出る温泉は、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性などに適応しています。美肌効果や疲労回復効果も期待できます。
自慢の露天風呂は、自然の中でのんびりと満喫できます。内湯は浴槽が広々としています。電気風呂や寝湯、遠赤外線サウナもあります。

入浴料は、大人が600円で小人が300円です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第10位『武雄センチュリーホテル』

武雄センチュリーホテルは、美しい緑の庭園を楽しめる温泉で有名です。歴史ある温泉を堪能できる瀧見の湯は、柔らかな湯が特長です。
保湿に優れ、美肌を作る泉質でも知られています。弱アルカリ単純泉は、様々な成分がほどよく含まれています。
日帰り温泉の入浴料は、大人が1000円で小中学生が600円です。バスタオルとフェイスタオルは無料です。

武雄温泉の人気日帰り温泉ランキング第11位『武雄温泉ハイツ』

武雄温泉ハイツは、大自然を眺めながら過ごせる温泉宿です。アルカリ性単純温泉の大浴場は、広々としています。肌に優しい温泉とサウナルームの利用で、美肌効果がさらにアップします。
日帰り入浴の料金は、620円です。適応症は、神経痛、関節痛、筋肉痛、うちみ、冷え性、五十肩などです。

武雄温泉へのアクセス方法

武雄温泉駅までは長崎自動車道武雄北方インターチェンジより約10分、長崎空港より約45分、佐賀空港より約60分です。

車を利用する場合

福岡方面から九州自動車道福岡IC～大宰府IC～長崎自動車道鳥栖JCT→464m交差点→武雄北方IC→845m交差点→172m→国道498号線→3.3km武雄温泉
大分方面から大分自動車道大分IC～日出JCT～長崎自動車道鳥巣JCT
熊本方面から九州自動車道熊本IC～長崎自動車道鳥巣JCT

電車を利用する場合

JR佐賀駅～長崎本線各駅停車～武雄温泉駅(約36分)
JR佐賀駅～特急(約25分)
JR博多駅特急～ハウステンボス号・みどり号～武雄温泉駅(約70分)
JR 大牟田～JR鹿児島本線特急有明～JR鳥巣～武雄温泉(約90分)

武雄温泉で美人の湯と自然の美を満喫しよう

有名な温泉地がたくさんある九州の中では、武雄温泉の知名度は今ひとつ高くありません。知る人ぞ知る、という存在といえるでしょう。しかし、肌に優しいトロトロのお湯にはまるリピーターは少なくありません。山あいにあるがゆえに堪能できる自然の美と、美人の湯をたっぷり満喫できるのが武雄温泉の魅力です。

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