草津白根山の湯釜とは?観光の見どころやアクセス方法は?

湯釜 草津白根山

日本を代表する温泉地・草津にある草津白根山の「湯釜」は、エメラルドグリーンの神秘的な湖です。もともと活火山である草津白根山は2014年より噴火警戒レベルが2に上がったことで、入山規制がかかっていました。そのため草津白根山に浮かぶ「湯釜」も同じく立ち寄り禁止でしたが、2017年に規制が解除され、めでたく開放に。

そこで今回は、気軽に入山できるようになった草津の魅力的な観光地・草津白根山の湯釜にまつわる特徴や、アクセス情報を解説します。

草津白根山の湯釜とは?

群馬県 草津温泉 湯釜

草津白根山の湯釜は、群馬県と長野県の県境付近にある活火山の山頂で見られる、エメラルドグリーンの火口湖です。

湯釜がある草津白根山は活火山であるため、噴火警戒レベルによっては湯釜の観光ができないことがあります。事実、2014年には噴火警戒レベルが引き上げられ、付近の道路の交通規制や入山規制が行われていました。しかしながら、2017年に帰省が解除され、いまでは観光客の見学を受け入れています。

こと活火山である草津白根山は、次にいつ入山規制がかかるか分からないので、立ち寄れるチャンスがあれば必ず訪れておきたい観光スポットだといえるでしょう。

草津白根山の湯釜の特徴

群馬県 草津温泉 湯釜

湯釜は“世界一の酸性湖”と呼ばれていて、そのpH値は約1~2に及ぶそうです。

そして湯釜の最大の特徴である美しいエメラルドグリーンの輝きは、水に溶け出した鉄イオンや硫黄などの成分が特定の波長の光を吸収して作り出されていると考えられています。

草には湯釜の他にも、「水釜」や「涸釜」と呼ばれる火口湖があります。これらは湯釜の近くにある火口湖で、「水釜」は1976年に噴火時に湖水が消失しましたが、現在までに復活。そのpH値は湯釜以上だと言われています。

湯釜では何ができる?

群馬県 草津温泉 湯釜
草津白根山の湯釜は、草津温泉街から車で30分ほどにあることからも、気軽に観光できるスポットです。特に、秋の紅葉の時期であれば、昼には見晴台から紅く染まった山々を一望、夜にはライトアップされた紅葉を眺めながらのドライブが楽しめます。その神秘的な色合いから草津白根山の湯釜は、パワースポットとも知られています。エメラルドグリーンの湖を眺めた後に、帰り道に紅葉を楽しめる秋がおすすめの季節です。

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草津白根山の湯釜へのアクセスは?


草津白根山の湯釜へのアクセスの方法は、公共交通機関と車を使う場合の2つに分かれます。どちらも東京都心からの所要時間は4時間ほどです。

新幹線で草津白根山の湯釜へ行く場合

東京方面から新幹線で行く場合

(1)東京駅(北陸新幹線)→高崎駅(あかぎ)→長野原草津口駅

名古屋・大阪方面から新幹線で行く場合

(1)大阪駅(東海道・山陽本線)→京都駅(のぞみ378号)→東京駅(北陸新幹線)→高崎駅(あかぎ)→長野原草津口駅

新潟方面から新幹線で行く場合

(1)新潟駅(上越新幹線)→高崎駅(吾妻線)→長野原草津口駅

東京都心または、大阪・名古屋方面からであれば、東京駅に向かい、そこからJR長野原草津口駅までは、北陸新幹線で高崎駅まで向かいあかぎ乗り換え、白根山行きのバスが停まる長野原草津口駅で降りましょう。
新潟方面からの場合は、上越新幹線に乗り、高崎駅で吾妻線に乗り換えます。

車で草津白根山の湯釜へ行く場合

東京方面から車で行く場合

(1)練馬IC(関越道)→渋川伊香保IC(R353・145・292)→草津
(2)練馬IC(関越道)→藤川JCT(上信越道)→碓氷軽井沢IC(R18・146・292)→草津

名古屋・大阪方面から車で行く場合

(1)小牧IC(中央道)→岡谷JCT(長野道)→更埴JCT(上信越道)→上田菅平IC(R144・55)→草津

新潟方面から車で行く場合

(1)新潟・新潟西IC(北陸道)→長岡JCT(関越自動車道)→月夜野IC(R17・145・292)→草津

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草津白根山の湯釜の駐車場情報

草津白根山へ車で行く場合、草津白根駐車場の駐車場に停めるのがおすすめです。駐車場利用料金は、大型バスが2,000円、マイクロバスが1,000円、普通車が500円、二輪車が200円となっています。

駐車場情報

名前 電話番号 収容台数 普通車
料金
草津白根駐車場 0279-88-6645 大型バス:2,000円、マイクロバス:1,000円、普通車:500円、二輪車:200円
湯畑観光駐車場 0279-88-2704 180台 2時間未満500円
西の河原公園駐車場 0279-88-7822 150台 2時間未満550円
天狗山第1駐車場 0279-88-8111 300台 1回利用1,000円
天狗山第2駐車場 0279-88-8111 80台
天狗山第3駐車場 0279-88-8111 100台
天狗山第4駐車場 0279-88-8111 160台
天狗山第5駐車場 0279-88-8111 400台
天狗山第6駐車場 0279-88-8111 220台
殺生駐車場 0279-88-3439 200台 無料
白根火山駐車場 0279-88-6645 400台 1回利用500円

交通規制はある?

草津白根山の噴火警戒レベルによるアクセス規制はありません。2017年6月より、噴火警戒レベルの引き下げに伴ってアクセス規制がなくなりました。ですが、人が集まる紅葉のシーズンには交通規制がかかる可能性があります。湯釜へ観光する場合は、噴火警戒レベルはもちろんのこと、交通規制の有無についても調べておきましょう。

草津白根山の湯釜周辺のランチ・ディナーのおすすめは?

群馬県 草津温泉 湯釜
白根山の周辺にランチやディナーを食べられる場所はありますが、草津温泉街が近くにあるので、そちらのグルメスポットを紹介します。

湯釜周辺のおすすめランチ・ディナー「どんぐり」

草津白根さんの湯釜の帰りに寄りたいおすすめのオシャレな洋食屋さん「どんぐり」。草津温泉を代表する湯畑より10分ほどの場所にある「どんぐり」は、地元民はもちろん、県外のファンも訪れるそうです。ディナーは完全予約制ですので、あらかじめ予約しておくことをおすすめします。

どんぐりの店舗情報

「どんぐり」
住所 :群馬県吾妻郡草津町草津562-16
TEL:0279-88-7222(予約可)
交通アクセス:草津温泉湯畑から徒歩10分
営業時間:11:30~15:00、17:30~21:00(夜は要予約)
定休日:水曜日

湯釜周辺のおすすめランチ・ディナー「アル・ロドデンドロ」

日本で初めて開かれたペンション「綿貫ペンション」にある「アル・ロドデンドロ」では、本格的なイタリアンランチが召し上がれます。コース料理のみの提供となっていて、メニューは地元の食材が中心となっています。

アル・ロドデンドロの店舗情報

「アル・ロドデンドロ (Al Rododendro)」
TEL:0279-88-6150(完全予約制)
住所:群馬県吾妻郡草津町草津557-11 綿貫ペンション内
交通:草津バスターミナル下車 歩10分
営業時間:ランチ火~日 12:00~14:00(ラストオーダー13:30) 、ディナー 火~日 18:30~20:00(ラストオーダー19:30)
定休日:月曜日

湯釜周辺のおすすめランチ・ディナー「三國屋」

湯釜の洋食店を2店紹介しましたが、もちろんお蕎麦も召し上がれます。温泉街の醍醐味と言える美味しいお蕎麦が食べれるお店が「三國屋」です。「三國屋」では、草津白根山の雪解け水と、自家製粉を石臼で挽いた絶品お蕎麦が楽しめます。

三國屋の店舗情報

「三國屋」
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津386
TEL:0279-88-2134
営業時間:10:30~15:00、17:30~品切れまで(※月曜日、火曜日は昼のみ)
定休日:不定休

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草津白根山の湯釜近辺の観光地は?

草津温泉のシンボル「湯畑」

草津温泉 湯畑

草津に来たならば、絶対行っておきたいのが草津温泉の湯畑です。湯畑とは、湯花と呼ばれる温泉の成分の採取を行う施設です。湯花の採取以外にも、湯温の調整などを行います。

射的本舗まんだら堂

射的本舗まんだら堂は本格的な射的場です。子供だけじゃなく、大人でも童心を取り戻せる程楽しくて、人気の施設です。ファミリーだけでなく、カップルや友達同士でも楽しめます。

嫗仙の滝

草津白根山には、湯釜だけでなく、嫗仙の滝と呼ばれる滝があります。嫗仙の滝は、草津白根山から噴出した火砕流が溶結凝灰岩となってできたものです。嫗仙の滝にたどり着くには、15~20分ほどの歩く必要がるので、観光する際は歩きやすい靴を履いて行きましょう。

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幻想的な景色が楽しめる草津白根山の湯釜

草津白根山の湯釜は、エメラルドグリーンが特徴的な幻想的な湖です。白根山が草津の近くにあることもあり、湯釜だけでなく、グルメや観光スポットが楽しめます。特に、秋のシーズンは紅葉が楽しめたり、帰りに草津温泉でゆったりすることができます。草津白根山の湯釜は家族だけでなく、カップルや学生旅行にもおすすめな観光スポットです。草津温泉に立ち寄る際は、ぜひ寄り道してくださいね。

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