草津温泉のシンボル「湯畑」の東側から徒歩10分程度の場所にある「草津熱帯圏」は、めずらしい動物が約1000頭もいる動物パークです。
日本ではなかなかお目にかかれない動物をはじめ、「草津温泉」の豊富な温泉水を利用してつくられた常夏の亜熱帯エリアを楽しめるのが魅力。
真冬に訪れても園内は常に暖かく、熱帯の植物が生い茂っています。今回は、そんな草津熱帯圏の特徴や魅力をたっぷりとご紹介します。
目次
冬でも常夏?!「草津熱帯圏」でジャングル体験

寒い季節でも雨が降っても、草津にはいつでも暖かい熱帯があるのです。その名も「草津熱帯圏」。
草津温泉の豊富な温泉を利用してつくられた高さ15メートルの大きなドームの中は、冬でも20℃、夏場は30℃と年間を通して暖かく、常夏という言葉がぴったり。
そのなかには250種類約1000頭の動物が飼育され、絶滅危惧種のめずらしい動物や、さわって体感できるコーナーもあって、広いドームの中はかなりの充実度!
園内一周の所要時間は40〜120分
園内を一周するための所要時間は、早い方で40分前後、じっくり滞在される方で2時間ほどだそうです。園内には無料のガラ・ルファの手浴・足浴もあるので、利用する場合は時間に余裕をもってまわるのが◎!
入園料金は600〜1,000円
熱海熱帯圏の入園料は、大人1,000円、高校生700円、中学生以下600円。

ドームの横にはニホンザルの猿山があって、まずはたくさんのお猿さんがお出迎え。温泉天国草津らしく、猿山には温泉もあります。お猿さんは朝風呂が好きで、朝早めの時間なら入浴中の姿が見られるかも。

のんびりと毛づくろいする姿がなんともかわいい。癒されますなー。

ドームに入ると暖かく、雪の季節に訪れたなら、完全に外とは別世界の熱帯エリアです。

ドームは階層構造で、変則的な構造になっています。内周と外周のふたつの円周通路が上下ある2階建てで思ったより広く、じっくり見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

この構造は、前、後ろ、上からとさまざまな角度から動物を見ることができるので、動物観測にはなかなか楽しめるつくり。いろんな角度で写真が撮影できます。
いちばん人気は温泉好きのカピバラ!

ドーム内のいちばん人気はカピバラ。2018年3月7日(水)にドーム内で赤ちゃんが生まれ、総勢11匹のカピバラがいます。
熱帯圏最多の5頭のカピバラの赤ちゃん(*´ェ`*)
まだ、触ることは出来ませんが、展示中なので見ることは出来ますよ(*^^*)
ぜひ、皆さまチビカピに会いにお越しください(^-^) pic.twitter.com/7oCNFCI0TI— 草津熱帯圏 (@nettaiken932) 2018年3月7日
提供:草津熱帯圏
提供:草津熱帯圏
カピバラを紹介する看板には、「現在家族関係が悪いため仕切って飼育しています」との表示が。何があったんだ、カピバラ家族。

温泉が大好きなカピバラのために、温泉パイプを配して浴槽を作りました。さすが草津!と感心。

隣のゲージにはゆず風呂に入るカピバラ。目をゆっくり閉じたりして、見ていると本当に温泉好きなのがわかります。

こんな角度からも見られます。月に数回直接オリの中に入ってさわって触れあえるイベント「カピバラふれあいひろば」を開催しています。詳しい日程はHPで発表しているので、チェックしてみてください。

1階のフロアでは、1餌100円で餌やりができます。
ミニブタの餌やり体験も

餌やりはお隣のミニブタでも体験できます。直接自分の手から食べさせるのは思いのほか楽しくて、ついつい何度も体験してしまいます。
館内は7つのカテゴリーで見やすく展示。さわって触れあえる動物たち

広いドーム内はおもに下記の7つにエリア分けされています。
・トカゲ、リクガメ、蛇エリア
・ワニエリア
・フラミンゴエリア
・両生類エリア
・猿エリア
・哺乳類エリア
・鳥類エリア
トカゲ、リクガメ、蛇エリア

まずはトカゲ、リクガメ、蛇エリアへ。ここにはCMで話題になったエリマキトカゲがいます。えりを広げてくれないかとしばし待ちましたが、危険を感じた時、威嚇す時に広げる行為なので、大事に育てられているこちらでは滅多にその姿は見られないとか。
でも、初めて見るその姿はなかなか凛々しくかっこいい!と感激です。

こちらはボアコンストリクターという南米の蛇。色が違いますが、同じ種類の蛇なんです。白いのは数千匹に一匹生まれるというめずらしい色なのだとか。

草津熱帯圏では、蛇と一緒に写真が撮れます(無料)。希望の方は入園時に受付で申し出るか、スタッフに声をかけると「その日の蛇」を連れてきてくれます。
この日はボアコンストリクターの「リクームちゃん」です。「大人しいので安心してさわってください」と飼育スタッフの河合さん。

さわってみると、思ったよりやわらかく、しっとりした質感。顔もよく見るとかわいらしくて、美人の蛇でした。
ワニエリア

さあ次は、マニアに高い評価があるワニエリアです。こちらはパラグアイに生息するカイマン。全長約2.5メートルで、比較的温厚な性格です。

こちらはガビアルモド。マレー半島に生息するワニで世界に2,000頭ほどしかおらず、現在は絶滅危惧種に指定されています。
それを草津熱帯圏では、日本では初めて、世界でも2例めの施設内繁殖に成功。これを称え日本動物園水族館協会から繁殖賞を受賞したというとても貴重なワニなのです。
猿エリア

次は猿エリアへ。猿エリアのいちばん人気はエリマキキツネザルの「チェイミーちゃん」。説明看板には、「優しい子なので触ることができます」との表示があるので、さわってみましょう。

激しい動きとインディアンのような長い髪で人気の「ワタボウシパンシェ」。この独特な容姿のためにペット用に乱獲された結果個体数を減らし、現在絶滅危惧種に認定されている貴重な猿です。
ワニの剥製と写真が撮れるスポット

ドームを後にして受付付近へ。ここには大きなワニの剥製と写真が撮れるスポットや、たくさんの標本が展示されています。
ガラ・ルファの手浴・足浴

最後に体験したのは、角質を食べてくれるというコイ亜科の魚ガラ・ルファの手浴・足浴。一般的には「ドクターフィッシュ」の名で知られている、あの魚です。
ここでは無料なので気軽に体験できます。
草津熱帯圏までのアクセス&所要時間
草津熱帯圏までのアクセスは下記となります。
電車でのアクセス
電話利用の場合、JR「長野原草津口駅」よりバスで20分、JR「長野新幹線軽井沢駅」よりバスで60分ほど。
東京方面から車でのアクセス
関越自動車道渋川、伊香保ICより中之条経由で90分
長野方面から車でのアクセス
上信越自動車道上田ICより嬬恋村経由で60分
軽井沢経由の車でのアクセス
上信越自動車道軽井沢ICより長野原町経由で80分
熱海熱帯圏は100台まで駐車場が無料なので、パーキング探しに困らないのもうれしいポイント。
一人からOK!送迎サービスも
また、草津温泉街だったら、1人からでも送迎が可能とサービスも。電話をすれば15分以内に宿泊の宿まで迎えに来てくれます。これなら天気を気にせず気軽に行けますね。
草津熱帯圏で1000頭の動物に癒やされよう
めずらしい動物や直接さわれるコーナーもあって、行ってみるととっても楽しい草津熱帯圏。動物の檻の前には説明や解説がたくさんあってわかりやすく展示されています。
草津温泉で、温泉と動物に癒されてみてはいかがでしょうか。
草津熱帯圏(くさつねったいけん)の施設情報
施設名 | 草津熱帯圏(くさつねったいけん) |
---|---|
住所 | 群馬県吾妻郡草津町大字草津286(地図) |
電話番号 | 0279-88-3271 |
営業時間 | 8:30~17:30(チケット販売17:00まで)、年中無休 |
URL | http://nettaiken.com/ |
アクセス | JR「長野原草津口駅」よりバスで20分(草津温泉内送迎あり) |
駐車場 | あり(100台無料) |
料金 | 大人1,000円、高校生700円、中学生以下600円 |
取材協力:草津熱帯圏
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