蒲田温泉が人気の9つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

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東京都大田区にある蒲田は、都内でも有数の飲食店や居酒屋が立ち並び、温泉銭湯がたくさんある街として知られています。

中でも「蒲田温泉」は、世界でも珍しい黒湯温泉と炭酸泉が合わさった温泉で、温泉好きの間で最近話題の「ひなびた温泉」でもあります。

魅惑の街・蒲田の象徴「蒲田温泉」!

戦後間もなくできた闇市の活気は、時代を超え、姿を変えた現在も衰えていません。外国人観光客の増加に伴い、最寄りの羽田空港は国際化され、観光立国を掲げる国の政策と相まって、蒲田はさらなる進化を遂げようとしています。

開発が進む一方、昭和の香りが色濃く残る居酒屋や商店街が健在で、進化とは真逆の魅惑的な一面が、蒲田にはあります。その象徴といえるのが、昭和12年創業の「蒲田温泉」です。体の芯まで温まる極上の泉質に惚れ込んだリピーターが後を絶ちません。

蒲田温泉の周囲には、蒲田ならではの安くて美味しいグルメスポットがたくさん!

蒲田は、羽田空港からもっとも近い繁華街。空港利用が目的のビジネスマンや観光客にとって便利な街であり、駅周辺にはビジネスホテルが林立。周辺には町工場も多く、多摩川を越えれば京浜工業地帯が広がります。いわば蒲田は働く者たちにとってのオアシスであり、ふところ具合を気にせずに入れる飲食店も多いという訳です。駅周辺やガード下、商店街や網の目のような路地には、気になるお店が軒を連ねています。温泉に浸かりながら、今宵のお酒のあては? と考えるだけでワクワクします。

蒲田温泉が人気の9つの理由をご紹介!

ここではそんな蒲田で、最近メディアでも多く登場するアツい噂の温泉「蒲田温泉」の人気の理由を厳選してご紹介していきます。東京近郊に在住の人も、旅行で東京観光に行く予定がある人も是非参考にしてみてください。

理由1:「蒲田温泉では、真っ黒い良質な天然温泉が楽しめる!」

大田区は工場が多く、そこで働く人々が汗を流す公衆浴場が点在。平成23年の東京都公衆浴場業生活衛生同業組合の調査では区内の銭湯は73軒(千代田区は4軒)と、他区と比較して格段に多く、いかに銭湯が町に溶け込んでいるかを物語っています。「蒲田温泉」はJR「蒲田駅」からバスで約8分、「蒲田本町」停留所から徒歩約1分の住宅街にあり、入口にあるアーチ状の看板が目印です。こちらのキャッチフレーズ「遠くの温泉より近くの温泉」の通り、近隣住人の憩いの社交場になっています。

泉質は「ナトリウム炭酸水素塩・塩化物鉱泉」。主に神経痛・筋肉痛・五十肩・冷え性・疲労回復・健康増進・切り傷・やけどなどに効能があります。近所のお年寄りの中には、療養泉として利用する方も多くいます。ミネラルたっぷりの黒くてぬめりのあるお湯が特徴で、お風呂はまるでブラックコーヒーのよう。都内で一番黒いといわれています。45度以上の熱湯風呂は激熱で、バラエティー番組「マツコ有吉の怒り新党」で取り上げられてから、ますます注目されています。

蒲田には、黒湯の温泉が多々あるので、湯めぐりで比較するのも楽しみ。同じ黒湯でも色の濃さや肌触りはさまざまで、蒲田温泉がいかに濃いか分かっていただけると思います。湯めぐりはほどほどに! 湯あたりしてふらふらにならぬよう、ご注意ください。

「蒲田温泉」の施設情報

施設名 蒲田温泉
住所 東京都大田区蒲田本町2-23-2
電話番号 03-3732-1126
URL http://kamataonsen.on.coocan.jp/

理由2:「蒲田温泉では美味しい食事や宴会を楽しめる!」

蒲田温泉は、お食事処や宴会場、カラオケなどを併設。ご飯ものや麺類、デザートやおつまみなどメニューが充実しており、ビールや日本酒、ウイスキーも用意。ボトルキープのサービスもあるなど、お酒好きが多い蒲田の真骨頂です。子どもが喜ぶ、お風呂上りのカキ氷は一年中食べられます。人気は、新潟産の米を使った「温泉釜めし」、ドラマ「昼のセント酒」で取り上げられた「汐焼きそば」など。グループで温泉を楽しんだ後は宴会場でカラオケなど、さまざまな楽しみ方ができるのも「蒲田温泉」魅力です。

理由3:「蒲田温泉の周辺には美味しいグルメスポットがたくさん!」

周辺には、安くて美味しいグルメスポットがたくさんあり、その代表が「歓迎(ふぁんよん)」の「羽根つき餃子」。皮はもちっと中身はジューシー、表面を覆う焦げた羽根がサクサク芳ばしい逸品。ごはんもビールも進みます。西蒲田のつけ麺店「煮干しつけ麺 宮元」もおすすめ。遠方から足しげく通うリピーターも多く、行列ができるお店で、トロリと濃厚なスープがクセになります。安さなら駅前の「そば新」。ほとんどのメニューがワンコイン以下の食べられるリーズナブルなお店です。

「歓迎 本店」の施設情報

施設名 歓迎 本店
住所 東京都大田区蒲田5-13-26 大田区生活センター 1F
電話番号 03-3730-7811
URL https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13003304/

 

理由4:「人情味のある商店街が立ち並ぶ」

JR「蒲田駅」西口から長いアーケードが続く「蒲田西口商店街サンライズカマタ」、東口には「蒲田東口商店街ぽぷらーど」があり、どちらも連日賑わっています。大型ショッピングモールの台頭で、全国的に苦戦を強いられている商店街ですが、どっこい蒲田では活気があります。生鮮食料品から生活雑貨店まで手軽な価格で大抵のものが手に入る、使い勝手の良い買い物ロードです。

もう1つ、東急「蒲田駅」前から続く「蒲田東急駅前通り会」、通称「バーボンロード」には、安くて美味しいご当地グルメや居酒屋、おしゃれなバーやスナックなど、飲食店が毎夜しのぎを削っています。大ヒットドラマ「下町ロケット」のロケ地にもなり、注目を集めている飲み屋街。ネオンに誘われて、つい寄り道したくなってしまいます。

理由5:「大衆酒場がズラリ! これぞ蒲田の風景」

蒲田には、お財布にやさしい酒場が軒を連ねています。おすすめは「鳥万」。壁一面、所狭しと貼られたメニューは、どれも300円〜500円。鶏のから揚げなど定番の他、ナポリタンやアメリカンドッグなど居酒屋には珍しい一品があり、家族連れの子どもが頬張っているのを見ると、注文したくなります。店内はいつも大賑わい。ワイワイガヤガヤ、雑然と混ざり合う話し声をBGMにジョッキを持ち上げれば、肩の力がすーっと抜けます。さあ1,000円を握りしめていざ突入!

「鳥万 本店」の施設情報

施設名 鳥万 本店
住所 東京都大田区西蒲田7-3-1
電話番号 03-3735-8915
URL https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13008261/

 

理由6:「昭和レトロのひなびた蒲田温泉!」

旅雑誌の老舗、山と渓谷社発行の「ひなびた温泉パラダイス」で特集され、さらに人気を集めた蒲田温泉。昭和12年創業の歴史から滲み出るレトロ感は、一朝一夕で作れるものではありません。まさに「ひなびた」たたずまい。減少の一途をたどる「絶滅危惧種」の銭湯において、「よくぞ残った! これからも頑張ってください!」と心の中でエールを送りながら、温泉を味わってください。

理由7:「蒲田温泉Tシャツなどの特製グッズもあり」

大半を年配客が占めるため、若い人に来てもらおうと、銭湯では知恵を絞っています。蒲田温泉では「蒲田温泉の歌」を収録したCDやオリジナルTシャツを販売。入浴の記念に1枚ぜひ!

理由8:「蒲田には、蒲田温泉まんじゅうなどの名物グルメもある」

JR「蒲田駅」より徒歩約8分の和菓子処「清野」は、名物「蒲田温泉まんじゅう」を販売しています。おだんごや焼き菓子、創作菓子なども人気で、「おかあさんが子供たちに安心して与えていただけるお菓子」というお店のモットーの通り、誠意ある味を守っています。蒲田散策のお土産にぴったりです。

「清野」の施設情報

施設名 清野
住所 東京都大田区蒲田本町1-7-5
電話番号 03-3731-2320
URL https://www.wagashi-kiyono.com/

 

理由9:「健康のためのヨガ教室などのイベントも!」

※画像はイメージです。

蒲田温泉では、体操やヨガなどの健康づくりイベントを定期的に開催しています。近隣に住む高齢の方々から、温泉とヨガ、温泉と体操を同時に楽しめると人気です。

ひなびたムードと昭和レトロな銭湯が好きな人は、蒲田温泉がおすすめ!

昭和のヒット曲「蒲田行進曲」(JR蒲田駅の発車メロディに使用)に歌われている通り、かつて蒲田には松竹映画の撮影所があり、活気に満ちた時代がありました。現在では往事を忍ばせるものは残っていませんが、駅周辺を中心に、街や居酒屋、そして銭湯に、昭和の息づかいを感じるスポットがあります。銭湯で温泉を楽しむも良し、居酒屋で一献かたむけるも良し。レトロを探しに蒲田へお越しください。

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