台湾にも水着不要の温泉が!日本の温泉旅館の伝統が残る「瑞穂温泉」で貸切温泉&混浴露天風呂を満喫

IMG 8329 728x410 - 台湾にも水着不要の温泉が!日本の温泉旅館の伝統が残る「瑞穂温泉」で貸切温泉&混浴露天風呂を満喫

台湾は世界有数の温泉天国! 台北市内の北投温泉のような手軽に行ける温泉リゾートから、渓流の中に湧き出すワイルドな野湯まで、台湾全土にさまざまな温泉が。

今回ご紹介するのは、台湾東部の花蓮(フアーリエン)県にある「瑞穂温泉(ルイシュイオンチェン)」。台湾が日本の植民地だった時代に警察の保養所として開発されたという歴史があり、今でも日本の温泉旅館のようにリラックスして楽しめます。神戸の有馬温泉にそっくりな黄金色の濁り湯を、源泉かけ流しで堪能できます。

外国の温泉というと、水着が必要というイメージがあるかもしれませんが、「瑞穂温泉」では大丈夫。貸切風呂と客室付きのお風呂は水着不要なので、裸で温泉に入れます。また、水着着用で入れる混浴の露天風呂もあります。広いお風呂に浸かりながら亜熱帯の木々を眺めるのは最高です!

どこか懐かしいふるさとの香り!瑞穂温泉に到着

「瑞穂温泉」の最寄り駅は、台湾鉄路の「瑞穂駅」。「瑞穂牛乳」の産地ということで、牛さんがいっぱい! 瑞穂牛乳は台湾のセブンイレブンにも並ぶ人気商品。濃厚で美味しいです。

瑞穂駅から瑞穂温泉までは、約4kmの道のり。道はまっすぐで迷うことはないので、歩いてみるのもおすすめです。バスは本数が少ないので、僕は往復とも歩きました。

瑞穂温泉の手前にはファミリーマートが。飲み物や食べ物を調達できます。

瑞穂温泉の看板が出てきました。この看板を曲がり、坂道を昇ると到着します。

坂道をのぼっている間からずっと感じていた、どこか懐かしいにおい。小学生の頃の夏休みを思い出すような、森の香りが漂っています。

僕が訪れた6月上旬は、気温こそ高めでもジメジメ感が少なく意外と過ごしやすい天気でした。夕方になればすっかり涼しくなるので、4kmの道のりもさほどつらくありません。森の香りを胸いっぱいに吸い込んで到着しました。

チェックインを済ませてお部屋へ。チェックイン時に予約画面を見せる必要があるので、事前にスクリーンショットをとっておくと便利です。

英語が堪能なスタッフがいるので、中国語がわからなくても大丈夫。日本語も少し通じます。日本語で案内が書かれたメモをもらえるので安心ですね。

僕の泊まったのは本館の1室。ホテルっぽい雰囲気で、古さを感じさせません。全体的に清潔感があり、快適です。

館内にはWi-fiが通っているのもうれしいポイント。部屋には館内履きのサンダルとミネラルウォーターもあります。温泉のマストアイテムですね。

いざ入浴!まずは露天風呂へ

露天風呂は特別に許可をいただいて撮影しました。

瑞穂温泉の最大の魅力は、この大きな露天風呂。

源泉かけ流し濁り湯露天風呂という温泉好きがグッとくる三要素をおさえた理想の温泉です! 台湾でこんな素晴らしいお湯に入れるとは! テンションが上がってきました。

黄金色のお湯は鉄分によるもので、台湾ではここでしか見られないとのこと。カルシウムも豊富に含まれており、このような見事な析出物が一面に広がっています。

 

シャワー室で備え付けのシャンプー・ボディソープで全身を洗い、水着に着替えて、服や貴重品はお風呂の横の棚に。棚がお風呂から見えるところにあるので安心して入浴できます。

露天風呂は3つの湯船に分かれていて、ぬる湯(体感35℃くらい)1つとあつ湯(体感42℃くらい)2つとなっています。

水風呂もあります。鉄分豊富な温泉でポカポカしてきたら、水風呂で一気にクールダウン。最高の気分です。

露天風呂からの景色はこんな感じです。亜熱帯の木々の向こうに、山が見えます。町から離れた静かなところで、夜になるとカエルや虫の合唱が聞こえてきます。

ロビーに脱水機が置いてあるので、お風呂上がりの水着の処理も簡単に。1分も回せば十分水気が絞れるので、あとは部屋で干すだけです。

瑞穂温泉のさらに奥、秘湯「紅葉温泉」にも行ってみた

駅から4kmほど離れた瑞穂温泉のさらに奥に、「紅葉温泉(ホンイエオンチェン)」という温泉があります。

名前から想像のつくように、こちらも日本の植民地時代に開発された温泉です。瑞穂温泉から紅葉温泉までは2kmほどの道のり。夕方で涼しくなってきたので歩いて行こうか、と思っていると、道沿いの家で涼んでいたおじいさんと目が合いました。

:「你好!」
おじいさん:「你好! どこに行くんだ?」
:「紅葉温泉です」
おじいさん:「俺が送ってくよ! 乗ってきな!」

という具合で話が進み、おじいさんの運転する原付バイクの背中に乗せてもらうことに。優しさに感激です。一本道を走る原付で浴びる風は最高に気持ちよかったです。

おじいさんにお礼をして、いざ「紅葉温泉」に到着。「紅葉温泉旅舎」が日本の植民地時代の面影を色濃く残しているとのことで、ここで日帰り入浴をすることにしました。

入浴料金は、繁忙期(春節休みなど)を除いて大人150台湾ドル(約530円)と格安。日本の温泉でも500円で入れるところは数多くありますが、ここのすごいところは家族風呂と露天風呂の両方にこのお値段で入れるところです。

源泉かけ流しの新鮮なお湯を独占!レトロな家族風呂に大満足

まずは家族風呂へ。ドアに札をかけて、内側から鍵を閉めるので安心して入浴できます。

レトロなタイル張りの湯船に、自分でお湯を張って入ります。源泉温度が高めなので、水も少し出しておきましょう。貸切なので、当然水着は不要。やはり温泉に入るのは裸が一番気持ちいいですよね。

日本ではあまり見られない、一組ずつお湯を入れ替えるタイプの家族風呂に、すっかり感激です。

紅葉温泉は、ほんのりミネラル味のある無色透明のお湯でした。

温冷交互浴ができる混浴の露天風呂も

紅葉温泉にも、水着着用で入る混浴の露天風呂があります。男女別のシャワーと貴重品ロッカーも完備。また、お風呂から見えるところにベンチもあるので貴重品から目を離すことはありません。

露天風呂は3つあり、奥が43℃、真ん中が38℃、手前は水風呂(温度不明)でした。温冷交互浴がはかどりそうです。それぞれの浴槽がかなり大きくて、1つの湯船に20人くらい入ってもくつろげるのではないかと思います。

紅葉温泉でも温泉を満喫して、2kmの道を歩いて瑞穂温泉に戻りました。夜になれば蒸し暑さはなくなり、全身に心地よい夜風を感じながら帰りました。

「紅葉温泉旅舎」の詳細情報

施設名 「紅葉溫泉旅舎」
住所 花蓮縣萬榮鄉188號
電話番号 (+886)-3-8872176
メールアドレス u66881[at]yahoo.com.tw
※[at]を@に変える
利用料金 大人150台湾ドル・小人100台湾ドル
※春節期間などは各200ドル/150ドル
※支払いは現金のみ
URL http://www.188hy.com/
※宿泊予約は各種予約サイトやメールなどから

朝食バイキングで郷土料理に舌鼓!

瑞穂温泉のまわりの飲食店は、閉店時間がけっこう早いです。晩ご飯を食べるときは要注意。僕は営業時間に間に合わなかったので、持ち帰り専門の揚げ物屋さんでおかずを買って部屋で食べました。

さて、そんな瑞穂温泉ですが、宿で食べる朝ご飯は最高でした。

朝食会場は、朝の爽やかな風を浴びられる「観月台」。なんとも風流な名前ですね。

6月上旬の台湾には蚊がほとんど出ないので、テラスにいても大丈夫なのです。

台湾の箸と日本の箸から選べるのが心にくいですね。迷わず日本の箸を選びます。

野菜中心のヘルシーな郷土料理がずらり。彩りもよく、食欲をそそります。

ちょっと欲張って6品取ってきました。奥の豚の角煮は、湯葉と煮卵も入ってさっぱりとした味で特に絶品でした。

ご飯にぶっかけて台湾名物の魯肉飯風にして食べている人を見て「その手があったか!」とちょっと後悔。

でも、デザートに台湾産のパイナップルを食べたらすっかり満足してしまいました。

水着不要の貸切風呂にも入ってみた

露天風呂の上にある貸切風呂ゾーンに来ました。好きなときに扉を閉めて入れます

こちらも、入浴中を知らせる札と扉の鍵があるので、誰にも邪魔される心配がありません。

貸切風呂の中はこんな感じです。お湯と水を自分で調整して適温にします。

源泉のバルブをひねると、ゴボボボボボボボ! と勢いよくお湯が出てきました。硫黄臭・アブラ臭・土類臭のまじった最高の香りです。湯口に鼻を近づけると、炭酸ガスのはじけた泡にのって香りがより強く伝わってきます。新鮮な温泉に入れるのも貸切風呂のメリットですよね。

景色こそ見られませんが、一人きりで裸になって濃厚な濁り湯と向き合う時間は素晴らしいものでした。

ちなみに、お部屋にも温泉の出るお風呂が備えつけてあります。ユニットバスと侮るなかれ、僕の家のお風呂よりもかなり広いです。

瑞穂温泉は温泉情緒満点!台湾でも快適な温泉旅行を

チェックアウト時間いっぱいまで温泉を満喫して、いよいよチェックアウト。加算料金がなければ鍵を置いていくだけでOKです。

どこか懐かしさを覚えた宿ともお別れ。再び4kmの道のりを歩きます。

 

列車まで時間があったので、瑞穂駅の反対側(東口)の駅前を散策。こちらは駅前が町になっていて、商店街や市場があります。

1泊2日で大満足の温泉旅行。また訪れたいと本気で思いました。

瑞穂温泉へのアクセス・予約方法は?

瑞穂温泉があるのは、台湾東部の花蓮県。台北からは200kmほど離れており、鉄道を使うのがおすすめです。

全席座席指定制の特急「普悠瑪(プユマ)号」で約3時間、自由席もある急行「自強(ツーチャン)号」などを使うと約4時間~4時間半です。

参考リンク
台湾鉄路管理局(鉄道の時刻調べ)

瑞穂温泉の予約は、各種予約サイトから行えます。アメニティなしの和室ドミトリーはかなり格安に泊まれますが、電話または公式サイトからのみの予約となっているようです。

ちなみに、台湾では部屋当たりの値段でプランが組まれています。つまり、1人で泊まっても2人で泊まっても、1つの部屋に泊まれば宿代は同じということです。今回僕が泊まった部屋はダブルベッドが2つで約5,600円でした。1人で訪れたので1人当たり約5,600円でしたが、2人で訪れれば1人当たり約2,800円となります。1泊朝食つきでこのお値段ですから、かなり安いと言えるのではないでしょうか。

「瑞穂温泉山荘」の詳細情報

施設名 「瑞穗溫泉山荘」
住所 花蓮縣萬榮鄉紅葉村23號
電話番号 (+886)-3-8872170
メールアドレス lin713301[at]gmail.com
※[at]を@に変える
URL http://www.js-hotspring.com.tw/
※ホームページ内に問合せフォームあり

台湾の穴場「瑞穂温泉」で源泉かけ流しの濁り湯を

日本から近く、手軽に行ける台湾。そんな台湾に、日本の温泉旅館の情緒にあふれる素晴らしい温泉宿があります。

瑞穂温泉は、「源泉かけ流し好き」「濁り湯好き」「露天風呂好き」「貸切風呂好き」のどれか1つでもあてはまったあなたにこそ、ぜひ訪れていただきたい温泉宿です。きっと大満足するでしょう。

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