岐阜県のおすすめ温泉宿ランキングTOP5!日帰り情報も【2017年版】

岐阜県 岐阜城

岐阜県は中部地方の中でも愛知県の北側に位置し、県庁所在地の岐阜市には名古屋駅から電車や車で約30分。同じく名古屋駅からは、飛騨地方の中心部である高山市にも2時間30分ほどで到着します。世界遺産・合掌造り集落で知られる白川郷や織田信長の居城だった岐阜城など、観光名所も多く、また交通の便も良いため日帰りや1泊でも気軽に温泉を楽しめるエリアです。

岐阜県の温泉宿は飛騨地方に集中している

岐阜県は南部の美濃地方と北部の飛騨地方に大別されます。美濃地方は、さらに岐阜・西濃・中濃・東濃に別れており、中濃北部を除いて面積のほとんどを濃尾平野が占めています。一方、飛騨地方は平地の少ない山間地帯です。

岐阜県の温泉というと飛騨地方のイメージが強く、実際に県内の温泉はこの地方に集中しています。飛騨地方は、北アルプスの自然に抱かれた露天風呂や、長い歴史を刻む温泉街など、温泉の宝庫といってもいいでしょう。しかし、濃尾地方にも個性のある温泉宿や日帰り施設がいくつかあり、県内のどの地方でも温泉を楽しむことができます。飛騨地方が温泉街や温泉郷を形成しているのに対し、美濃地方は一軒宿や少数の宿が集まる温泉が多いのが特徴です。

今回は、そんな岐阜県の中からとっておきの温泉宿を5件、ひとつの温泉に偏らないように紹介します。また、いい宿ではあるけれど予算的に手が届かないという人のために、10,000円以内で泊まれる、リーズナブルなおすすめ温泉宿も併せて紹介していきます。

岐阜県の主な温泉

■飛騨地方
下呂温泉、奥飛騨温泉郷(平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉)、飛騨高山温泉、平瀬温泉、濁川温泉、湯屋温泉

■美濃地方
長良川温泉、白川温泉、恵那峡温泉

岐阜県は観光名所の宝庫でもある

岐阜県は、観光名所が各地にあり温泉と共に観光が楽しめる地域です。ここからは、おすすめの観光名所を簡単に紹介していきます。

岐阜地方

岐阜地方では、織田信長の居城・岐阜城と長い歴史を持つ長良川の鵜飼いが必見。岐阜市内を一望できる岐阜シティタワー43や、古い街並みが残る川原町なども人気の観光スポットです。

中濃地方

中濃地方は北部の郡上市が人気の観光スポット。夏の郡上踊りは町全体が一晩中踊り明かす祭りとしてよく知られています。観光名所としては郡上八幡城や古い街並みのほか、市内各地には宗祇水に代表される名水スポットがあります。郡上市以外にも、昭和の風景を再現した美濃加茂市の昭和村、刀鍛冶で知られる関市など見どころのある地域が点在しています。

西濃地方

西濃地方の観光名所として、広大な敷地に四季折々の花が咲く国営木曽三川公園や、天下分け目の関ケ原の古戦場は必見。30メートルの落差を誇り孝行息子の伝説で知られる養老の滝や、城下町であると共に『奥の細道』の結びの地でもある大垣市なども見落とせないスポットです。

東濃地方

東濃地方は中津川市の木曽・馬籠宿が良く知られた観光名所です。中山道の宿場町の様子を良く残し、文豪島崎藤村ゆかりの地でもあります。陶器と名刹・永保寺で知られる多治見市、多くの奇岩が見どころの恵那峡、大正時代の街並みを残す恵那市の日本大正村など、多くの観光名所があります。

飛騨地方

飛騨地方での観光のメインは、高山祭りや古い町並みなど観光名所が満載の国際観光都市・高山市です。高山市は現在日本で最大の面積を誇る市。北部では雄大な北アルプスの自然が満喫できます。高山市以外にも、世界遺産の合掌造りの村・白川郷や、名湯・下呂温泉など、飛騨地方には見どころが絶えません。

岐阜県で一度は行きたいおすすめの温泉宿ランキングTOP5!

岐阜県のおすすめ温泉宿ランキング第1位 下呂温泉・小川屋

下呂温泉へは、名古屋駅から電車や車で2時間強。江戸時代の漢学者・林羅山は下呂温泉を、草津温泉、有馬温泉と共に日本三泉と称しました。1,000年以上の歴史を持つ古湯でもあります。益田川沿いに旅館やホテルが立ち並ぶ、情緒漂う温泉街です。

そんな下呂温泉で約60年の歴史を持つ老舗旅館「小川屋」は、JR高山線下呂駅から徒歩約7分、温泉街の中心に建っています。浴槽の周りに畳を敷いた畳風呂は、およそ百畳もの広さを誇るこの旅館の名物です。その他にも、飛騨川や遠方の山々が眺望できる露天風呂や、家族やカップルで楽しめる貸切風呂などが用意されており、充実た入浴設備で温泉が楽しめます。しかも、こちらの宿に用意されているお風呂はすべて源泉かけ流し。泉質が、「天然の石鹸」とも呼ばれる高濃度アルカリ性単純温泉であるため、お肌がすべすべになります。

小川屋の自慢は風呂だけではありません。客室は広々としたつくりになっているので、ゆっくりくつろぐことができます。料理も、厳選された飛騨牛やきのこ、山菜なのど飛騨の味覚が堪能できるもの。宿泊だけでなく日帰りの温泉プランもあり、1人1620円で45分間貸切の温泉に入浴できます。

単純温泉の詳しい解説はこちらをご覧ください

施設名 小川屋
住所 岐阜県下呂市湯之島570番地
電話番号 0576-25-3121
URL http://www.gero-ogawaya.net

■下呂温泉の10,000円以内で泊まれるおすすめの温泉宿|内湯 浅野屋

下呂温泉に宿泊したいが予算があまりないという方は意外と多いはず。有名旅館やホテルでも格安プランはありますが、日にちが限定されている上に人気もあるためなかなか予約が取れません。そんな人におすすめの旅館が「内湯 浅野屋」です。泉質は小川屋と同じアルカリ性単純温泉。入浴できるのは内湯だけと少し物足りませんが、それでも十分に下呂の湯を楽しむことができます。

施設名 内湯 浅野屋
住所 岐阜県下呂市湯之島746号2番
電話番号 0576-25-2416
URL http://yu-meguri.jp/asanoya/

下呂温泉についてさらに詳しく知りたい方はこちら!

岐阜県のおすすめ温泉宿ランキング第2位 奥飛騨温泉郷平湯温泉・匠の宿 深山桜庵

奥飛騨温泉郷は北アルプスの大自然に抱かれた、平湯温泉、新平湯温泉、福地温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地が形成する温泉郷です。この温泉郷は、露天風呂が多いことでも知られています。中でも、平湯温泉は温泉郷の入口であり、また北アルプス観光の起点にもなる温泉地。戦国時代にはすでに開湯されていたと記録されるほどの歴史をもち、情緒あふれる山間の温泉です。

「匠の宿 深山桜庵」は、そんな平湯温泉にあります。平湯バスターミナルからは徒歩7分。温泉街の外れに位置し、また静かな佇まいであるため落ちついて過ごすことができます。天然木の温もりが感じられる客室は、広々としていて、北アルプスの自然も眺められます。食事では、自慢のすっぽん鍋をはじめ、飛騨牛、新鮮な野菜、山菜やキノコ、川魚など飛騨の四季折々の味覚が楽しめます。

北アルプスが一望できる露天風呂、広々とした大浴場、貸切風呂と入浴設備が充実しているのも魅力。泉質は、単純温泉の柔らかい湯です。3つの自家源泉を所有しているため、源泉かけ流しのお湯が楽しめます。

施設名 匠の宿 深山桜庵
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯229
電話番号 0578-89-2799
URL http://www.hotespa.net/hotels/miyamaouan

■平湯温泉の10,000円以内で泊まれるおすすめの温泉宿|ひらゆの森

宿泊料は安いが入浴設備が充実している「ひらゆの森」。予算の限られた人にぜひおすすめしたい温泉宿です。北アルプスの風景を一望できる、かけ流しの露天風呂には男湯7、女湯9の計16個もの浴槽があり、温泉好きを楽しませてくれます。泉質は「匠の宿 深山桜庵」と同じく、肌にやさしい柔らかな単純温泉。食事も飛騨の味覚がそろい、日帰りプランも充実しています。

施設名 ひらゆの森
住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763番1号
電話番号 0578-89-3338
URL http://hirayunomori.co.jp/

岐阜県のおすすめ温泉宿ランキング第3位 長良川温泉 十八楼

長良川沿いに建つ「長良川温泉 十八楼」は、岐阜市内にあるため交通の便が良い、美濃地方の代表的な温泉宿です。1300年前に開湯されたと伝わっていますが、現在の源泉は平成になってから新たに掘削されたもの。泉質は鉄分を多く含んだ含鉄泉です。

「十八楼」は万延元年(1860年)創業の老舗。露天風呂や窓を広くとった大浴場からは長良川の風景とせせらぎが楽しめ、屋上の展望露天風呂からは岐阜市街を一望できます。夏には長良川の鵜飼いの漁火が情緒を添えるのも嬉しいですね。

客室からも長良川や岐阜市内が眺められ、料理も地元の食材をいかした老舗の味です。日帰りでの利用もでき、温泉には14時から21時まで大人1,000円で入浴できます。

施設名 十八楼
住所 岐阜県岐阜市湊町10番地
電話番号 058-265-1515
URL http://www.18rou.com/nagaragawa-onsen/

岐阜県のおすすめ温泉宿ランキング第4位 飛騨高山温泉 飛騨花里の湯 高山桜庵

飛騨高山温泉は、高山市の中心に平成になってから掘削された新しい温泉です。温泉宿の数も多く、JR高山線高山駅からも近いため、飛騨高山の観光拠点として高い人気を誇ります。

そんな飛騨高山温泉にある「飛騨花里の湯 高山桜庵」は、駅から徒歩5分という好立地のお宿。外観は近代的な建物ですが、中は落ち着いた和風の旅館なので、落ちついて旅の疲れをいやすのには最適。屋上の天望露天風呂からは高山市内や北アルプスのすばらしい眺めが楽しめます。大浴場や3つの貸切風呂もあり入浴設備も充実しています。また泉質は肌にやさしい単純温泉です。

木の素材を活かし広々と設えられている客室では、ゆっくりと手足を伸ばしてリラックスすることができます。奥飛騨温泉郷平湯温泉・匠の宿 深山桜庵の系列旅館であるこちらの宿では、深山桜庵同様、食材にこだわったお料理が楽しめます。飛騨牛をはじめとした地元の食材をふんだんに使用した、飛騨の味覚が堪能できます。

施設名 飛騨花里の湯 高山桜庵
住所 岐阜県高山市花里町4丁目126番
電話番号 0577-37-2230
URL http://www.hotespa.net/hotels/takayama/

■飛騨高山温泉の10,000円以内で泊まれるおすすめの温泉宿|民宿 桑谷屋

予算が限られていても、できれば温泉宿に泊まりたいと考える方は多いはず。そんな方におすすめの温泉宿が「民宿 桑谷屋」です。露天風呂がなく、内湯の浴槽が小さいのが残念ではありますが、飛騨高山温泉が誇る単純温泉のお湯を十分に楽しめます。夕食は、飛騨牛の鉄板焼きをメインに、地産の旬の味に舌鼓。贅沢ですね。

施設名 民宿 桑谷屋
住所 岐阜県高山市総和町1丁目50番30号
電話番号 0577-36-3835
URL http://www.kuwataniya.com

飛騨高山温泉についてさらに詳しく知りたい方はこちら!

岐阜県のおすすめ温泉宿ランキング第5位 平瀬温泉 白山荘

最後に紹介したいのは、世界遺産に登録されている合掌造り集落・白川郷からも近い天然温泉です。白川郷に最も近い温泉街である平瀬温泉は、旅館が8件と民宿が2件の計10件で構成され、源泉を霊峰・白山の麓に有しています。

そんな平瀬温泉にある白山荘は合掌造りの宿です。合掌造りの建物に泊まれる宿なんて、この温泉地ではこちらだけ。全国的にもそう多くはありません。合掌造りへの宿泊と温泉が双方楽しめるなんて贅沢ですね。泉質は美白効果が高いといわれる硫黄泉。加水も加温もしていない源泉かけ流しで楽しめます。浴室は広くありませんが、そもそも宿泊人数が少ないため気にならないはず。男性は岩風呂、女性は檜風呂をほぼ貸切で堪能できます。

素朴なお食事は、地元で獲れた川魚や自家栽培した食材を使ったまさに土地の味です。味噌まで手作りなんだとか。合掌造りと温泉、さらに土地の味も楽しめる最高の宿です。

施設名 白山荘
住所 岐阜県大野郡白川村平瀬87番地
電話番号 05769-5-2114
URL http://hakusanso.com/

まだまだある岐阜県のすてきな温泉宿

今回は5件限定でご紹介した上、同じ温泉からは選ばないという条件を設けたため、岐阜県の温泉宿の魅力をごくわずかしか紹介できませんでした。同じ温泉地でも魅力のある温泉宿は多くあります。今回紹介しなかった温泉が、今回紹介したものに負けているという訳ではあります。岐阜県に旅行する時は、近くに温泉がないは調べることをおすすめします。旅行がさらに豊かになること間違いありませんから。

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