熊本県熊本市中央区に佇む熊本城は、その歴史の深さに触れようと連日多くの人が訪れる人気のスポット。本記事では、熊本城が持つ本来の魅力とともに、2016年に起きた震災後の復興のシンボルとして再建を目指す、現在の見どころを解説します。熊本へ温泉旅行へ行った際はぜひ立ち寄ってみてください!
目次
熊本城の魅力

日本三名城として知られ、“優美な石垣と自然の地形を活かした名城”と謳われる熊本城の最大の魅力は、名将・加藤清正が手掛けた建造物にあります。
例えば本丸の西北隅にある「宇土櫓(うとやぐら)」は、20mの石垣の上に建つ3層5階地下1階という構造を持った、地上約19mの高さを誇る櫓です。熊本城の築城から現存する数少ない櫓となっており、国の重要文化財に指定されています。
ほかにも、一度は1877年(明治10年)の西南戦争で焼失したものの、復元整備によって2008年(平成20年)に復活した「本丸御殿」、敵の侵入を防ぐ“忍び返し”と呼ばれる鉄串が設置された「天守閣(大小あり)」など、見どころは数多いです。
現在の新たな見どころ
地震で大きな被害を受けた熊本城。現在は多くの部分が立ち入り禁止になっていますが、城を遠巻きに確認することはできます。
熊本市役所の14階が展望フロアとして一般開放されていて、瓦が無残にも剥がれ落ちている「天守閣」、地盤沈下の影響で傾いてしまった「本丸御殿」、1本の石組みだけで倒壊を防いでいる「飯田丸五階櫓」などが垣間見れます。なかでも飯田丸五階櫓は、“奇跡の1本石垣”としてネットを中心に話題になりました。
熊本市が一丸となって復興にとりかかる今だからこそ見られる光景が広がっている熊本城。震災に負けず力強く佇むその姿は、我々に元気や勇気を与えてくれますよ。
展望フロアの営業時間
市役所の展望フロアの営業時間は、月曜日~金曜日が8時~22時、土曜日・日曜日・祝日が9時~22時となっています。
アクセス方法&駐車場案内

熊本駅からのアクセス
・市電⇒熊本駅前電停~熊本城・市役所前電停(所要時間約10分)。熊本城・市役所前電停より徒歩3分
・バス⇒熊本駅前バス停~交通センター(所要時間約10分)。交通センターより徒歩5分
上熊本駅からのアクセス
・バス⇒上熊本駅前~交通センター(所要時間約13分)。交通センターより徒歩5分
車でのアクセス
・熊本ICから⇒国道57号線を熊本市街地方面へ約30分
・益城・熊本空港ICから⇒県道36号線(第二空港線)を熊本市街地方面へ約25分
・植木ICから⇒国道3号線を熊本市街地方面へ約40分
駐車場
熊本城の周辺には5つの駐車場があり、そのうち100~200台規模のものが3つ、600台以上を収容できる駐車場もあります。車で行っても駐車スペースに困ることはほとんどないでしょう。
熊本城周遊バス「しろめぐりん」
熊本駅から熊本城とその周辺施設を観光するのであれば、周遊バス「しろめぐりん」の利用がおすすめ。区間運賃(大人150円、小人80円)を支払う以外に、お得な1日乗車券(大人400円、小人200円)でも乗車できます。1日乗車券は「熊本市現代美術館」など対象施設の利用料が割引される特典も!
施設名 | 熊本城 |
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住所 | 熊本県熊本市中央区本丸1−1 |
電話番号 | 096-352-5900 |
地震の影響は?
2016年4月に発生した熊本地震によって、熊本城も深刻な被害を受けました。日本一の長さを誇る全長242mの長塀は100mほどが倒壊し、前述した宇土櫓も一部が損壊。また、大天守も屋根の瓦が剥がれ落ち、しゃちほこも落下してしまう事態に。元通りにするまでに長引けば20年かかるといわれており、修復のための解体作業などが急ピッチで進められている状況です。
熊本城に出かけよう!
古き良き香りが漂う、日本三名城「熊本城」。人生で一度は訪れたい魅力あふれる古城のロマンに、きっと感動を覚えるはずです。熊本の魅力を語るに外せない名スポットへ、是非訪れてみてくださいね。
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