日奈久温泉が人気の3つの理由!旅館や観光情報から名物グルメ&お土産についても

八代花火競技大会

熊本県八代市にある日奈久温泉(ひなぐおんせん)。

日奈久温泉は、熊本県下で一番古い歴史をもつ温泉地になっており、詩人の「種田山頭火」が愛好した温泉地としても知られています。

今回は、そんな日奈久温泉が人気の理由やおすすめの温泉宿、グルメに観光スポット、お土産情報までをご紹介いたします。

日奈久温泉が人気の3つの理由!

人気の理由その1.古い歴史をもつ日奈久温泉

浴衣 下駄

南北朝時代に傷を負った武士が、神様のお告げにより海の浅瀬を掘った際に湧きだしたという伝説をもつ日奈久温泉。

刀傷が温泉によって治ったという噂が人を集め、神様をお祀りする祠が建立され、現在でも崇め続けられているという、熊本のなかでも一番の古い歴史を持った温泉地になっています。

泉質は「弱アルカリ単純泉」で、効能は 関節痛、神経痛、リウマチ、冷え症、創傷など。やわらかい肌触りで「美人湯」といわれ、飲泉もできる希少な温泉です。

人気の理由その2.日奈久温泉名物!晩白柚風呂

晩白柚(ばんぺいゆ)

八代の特産品のひとつである世界最大級の柑橘類「晩白柚(ばんぺいゆ)」。そんな晩白柚を浮かべた「晩白柚風呂」は、日奈久温泉の冬の風物詩にもなっています。

期間限定のお風呂になっていますが、ほかの温泉地ではなかなか体験できないものになっていますので、晩白柚風呂の季節にあわせて日奈久温泉を訪れるのもおすすめです。

人気の理由その3.海がすぐそばにある温泉地

黒之瀬戸大橋

日奈久温泉は九州本土と天草諸島に囲まれた内海「八代海」の海岸沿いに位置する温泉地。そのため、八代海で獲れた新鮮な魚介類を楽しめる旅館やホテルも多くあります。

また、九州中央山地も温泉地の背後に連なっていますので、おいしい山の幸に海の幸を楽しめる温泉地としても人気です。

日奈久温泉のおすすめ温泉宿TOP3

第1位:半露天付き客室でゆっくりと「浜膳旅館」

日奈久温泉にある浜膳旅館は、レトロな雰囲気の漂う温泉旅館です。すべての客室に半露天風呂がついているため、24時間好きな時に好きなだけ、温泉を楽しむことができるという嬉しい環境。客室は和室で落ち着きのある雰囲気になっています。

客室にある半露天風呂以外にも、貸切の家族風呂の利用も可能。天然かけ流しの温泉をが自慢です。地元の旬の食材を使用した豪華な会席料理も楽しむことができ、伊勢海老や熊本名物の馬刺しの付いたプランもあります。

「浜膳旅館」の施設情報

施設名 浜膳旅館
住所 熊本県八代市日奈久中西町379
電話番号 0965-38-0103
URL http://hamazen.info/

第2位:かけ流しの温泉と旬の食材を使った料理「しのはらホテル 浜膳」

さきほどご紹介した「浜膳旅館」の別館になる宿泊施設。客室は落ち着いた雰囲気でゆっくりとくつろぐことのできる和室を用意。大浴場をはじめ、家族風呂にサウナなどを利用することができ、もちろん源泉かけ流し。

地元の山の幸や海の幸を利用した会席料理を楽しむことができ、本館とおなじように伊勢海老や熊本名物馬刺しも楽しめる豪華なプランも。本館のプライべート感満載の家族風呂を利用することができるのも嬉しいところです。

「しのはらホテル 浜膳」の施設情報

施設名 しのはらホテル 浜膳
住所 熊本県八代市日奈久上西町335番
電話番号 0965-38-0010
URL http://www.hinagu.jp/yado_main/shinoharahotel.html

第3位:登録有形文化財にも指定されている温泉宿「金波楼」

熊本県のなかでももっとも古い歴史をもつ日奈久温泉。そんな日奈久温泉にあり、登録有形文化財にも指定されている築百年以上の歴史をもつ温泉宿が、この「金波楼」です。長い歴史を感じさせる館内では、昔ながらの雰囲気漂う和室を利用可能。

お風呂は大浴場に四季折々の季節を感じることのできる露天風呂、日奈久名物「晩白柚子風呂」などを楽しむことができます。旬の食材や、地元の海の幸を使った会席料理も自慢。四季折々の花木に彩られた庭園をのんびり散策することもできる、まさに心も体も休まる温泉宿になっています。

「金波楼」の施設情報

施設名 金波楼
住所 熊本県八代市日奈久上西町336番3号
電話番号 0965-38-0611
URL http://www.kinparo.jp/

熊本のおすすめ日帰り温泉

日奈久温泉周辺のおすすめ観光スポットTOP3

第1位:九州の秘境「五家荘」

樅木の吊り橋 五家荘
おなじ八代市内でも、日奈久温泉街から車で1時間半以上かかる場所にある「五家荘」は、九州中央山地の山々に囲まれた、まさに「九州の秘境」と呼ばれている観光スポットです。

この地は、「壇ノ浦の戦い」で敗れて逃げ延びた平家が里を作ったという「平家落人伝説」も残る地であり、さまざまな歴史に関するスポットだけでなく、夏は新緑、秋は紅葉の美しいスポットとしても人気になっています。八代市に訪れた際は、ぜひとも足を運んでおきたいスポットです。

「五家荘」の基本情報

施設名 五家荘
住所 熊本県八代市泉町
電話番号 0965-36-5800(五家荘観光案内所)
URL http://goka.sakura.ne.jp/goka/

第2位:遊覧船も楽しめる「八代城跡公園」

熊本県八代市 八代城跡公園
日奈久温泉から車で20分ほどの場所にある「八代城跡公園」は、松江城とも呼ばれていた「八代城」の城跡を見ることのできる公園です。八代市内にある南北朝鮮時代の「古麓城」、安土桃山時代の「麦島城」の2つの城跡とあわせ「八代城跡群」として国の史跡にも指定されています。

また、2017年には「日本城郭協会」により、「続日本100名城」のひとつにも選定。現在は、八代城の天守台や石垣、堀などの姿が残っており、本丸内にある枯山水の庭園の一部も見ることもできます。公園内のお堀を巡る、遊覧船もおすすめです。

「八代城跡公園」の施設情報

施設名 八代城跡公園
住所 熊本県八代市松江城町7番34号
電話番号 0965-33-4115(経済文化交流部観光振興課)
URL 八代市ホームページ

第3位:八代の秋の風物詩「やつしろ全国花火競技大会」

八代花火競技大会

SONY DSC

毎年秋に八代市内でおこなわれている花火競技大会の「やつしろ全国花火競技大会」。約1万5000発もの花火が夜空を彩る美しい姿は、まさに必見の価値ありです。

温泉と花火を楽しむなんて、これ以上の風情はないと言えるのではないでしょうか。期間限定のイベントではありますが、この花火競技大会にあわせて日奈久温泉を訪れるのもおすすめです。

 「やつしろ全国花火競技大会」の基本情報

施設名 やつしろ全国花火競技大会
住所 熊本県八代市球磨川河川緑地
電話番号 0965-33-4115(経済文化交流部観光振興課)
URL http://www.kinasse-yatsushiro.jp/hanabi/

熊本の人気観光スポット

日奈久温泉で食べるおすすめグルメTOP3

第1位:絶品熊本ラーメン「ラーメン角萬」

日奈久温泉から車で20分ほどの場所にあるラーメン屋さん「ラーメン角萬」。まさに八代を代表すると言っても過言ではないラーメン屋さん。豚骨スープにマー油のかかったラーメンは、これぞ熊本ラーメンといった感じ。

あっさり目のスープで豚骨臭もきつくはありませんので、どなたにでもおすすめできるラーメンになっています。麺は中細ストレートであっさり目のスープとの相性もばっちり。ラーメン以外もチャンポンや餃子なんかもおいしいお店になっています。

「ラーメン角萬」の施設情報

店舗名 ラーメン角萬
住所 熊本県八代市塩屋町6番26号
電話番号 0965-34-8740
営業時間 11時00分~20時00分
定休日 月曜日
駐車場
URL 食べログ

第2位:食べ応え抜群の本格讃岐うどん「けんたろう」

日奈久温泉から車で25分ほどの場所にあるうどん屋さん「けんたろう」。このお店は、本格的な讃岐うどんを楽しめるお店になっており、「熊本県で讃岐うどん? 」と思うかもしれませんが、必食の価値のあるおいしい讃岐うどんになっています。

うどんはかなりコシが強く、噛みしめるたびに弾力が押し返してくるような食べ応え抜群のうどん。個人的には温かいうどんよりも、やはりこれぞ讃岐うどんといった麺のコシが楽しめる「ぶっかけ」がおすすめです。

「けんたろう」の施設情報

店舗名 けんたろう
住所 熊本県八代市田中西町16番5号
電話番号 0965-35-8827
営業時間 11時00分~17時00分
定休日 日曜日
駐車場
URL 食べログ

第3位:ツルツルもちもち刀削麺「刀削麺 丸新」

日奈久温泉から車で20分ほどの場所にある刀削麺のお店「刀削麺 丸新」。熊本県だけでなく全国的にも刀削麺のお店というのは珍しいのではないでしょうか。刀削麺は表面はツルツル、噛みしめるとモチモチとした食感。

通常のラーメンとは違い、麺によって薄い部分や厚い部分があるため、一口ごとにさまざまな食感を楽しむことができるのが刀削麺のだいご味なのかもしれません。このお店も八代を訪れたのであれば、ぜひとも足を運んでおきたいお店のひとつです。

「刀削麺 丸新」の施設情報

店舗名 刀削麺 丸新
住所 熊本県八代市港町61
電話番号 090-7470-3735
営業時間 11時00分~20時00分
定休日 不定休
駐車場
URL 食べログ

日奈久温泉のおすすめお土産TOP3

第1位:新鮮な白身魚を使った伝統の味「日奈久ちくわ」

竹輪 ちくわ
熊本名産のひとつが、この「日奈久ちくわ」。スケソウダラをはじめ、ハモやエソ、イトヨリダイにグチなどのさまざまな新鮮な白身魚をブレンドして造られたちくわになっており、風味豊かな美味しさが楽しめる逸品。

日奈久伝統の味を楽しめる日奈久ちくわは、日奈久温泉のお土産としては、まさに一番のおすすめだと言ってよいでしょう。

「日奈久ちくわ」のお土産情報

生産会社 日奈久竹輪今田屋など
販売場所 各店舗
電話番号 0965-38-9001
URL http://www.hinaguchikuwa.co.jp/

第2位:トマト生産量日本一の熊本名物「トマトケチャップ」

熊本県と言えば、馬刺しや赤牛、からし蓮根に熊本ラーメンなどのおいしいものが有名ですが、じつはトマトの生産量が日本一を誇るということを知っていますか? 熊本でのトマトの生産地の中心は八代平野。

球磨川の水とミネラル分たっぷりの干拓地でつくられたトマトが「はちべえトマト」と呼ばれるもの。このトマトを使ったケチャップをお土産にどうでしょう。八代の大地の恵みでつくられたトマトケチャップなら、まさに八代お土産として最適だと言えるのではないでしょうか。

「トマトケチャップ」のお土産情報

生産会社 八代地域農業共同組合
販売場所 直売所「ドレミ館」など
電話番号 0965-32-5154
URL ドレミ館

第3位:これぞ熊本銘菓「武者がえし」

熊本を代表する銘菓と言えば、この「武者がえし」ははずせません。香ばしく焼き上げたバターの香り漂うパイ生地の中には、まろやかな食感で甘さ控えめのあずき餡。

和洋折衷のおいしいお菓子になっており、熊本を代表する熊本城の石垣を模しものになっています。熊本土産と言えばやはりこのお菓子がおすすめです。

「武者返し」のお土産情報

生産会社 お菓子の香梅
販売場所 各お土産処
電話番号 0965-35-8441(八代旭中央通店)
URL https://www.kobai.jp/musha/

熊本のおすすめお土産情報

熊本第二の都市、八代市にある日奈久温泉で優雅なひとときを

乳白 温泉 秘湯

海に面する温泉地のため、宿ではおいしい海の幸を楽しむことができ、熊本第二の都市の八代市内にあるため、八代市街まで足を伸ばせば熊本ラーメンなどの熊本のおいしいものを楽しめるお店も多くあります。

また、八代市には九州でも秘境として有名な「五家荘」もありますので、初日は日奈久温泉を、二日目は五家荘を楽しむなんてプランを立ててもおもしろいかもしれません。

熊本のおすすめ温泉情報をもっと見る