おごと温泉のおすすめ人気旅館・ホテル＆観光スポットとグルメ情報やお土産も

滋賀県の魅力は、琵琶湖の自然を生かした観光名所が湖畔沿いに広く点在していることでしょう。日本一の広さを誇る「琵琶湖」は壮大なスケールの眺め。視線を上げれば、美しい稜線を描く山並みが遠方に連なっています。そうした琵琶湖の見どころがつまったエリアこそ、今回紹介する「おごと温泉」。琵琶湖の南端近くに位置する温泉郷で、「美肌の湯」あり、湖の絶景あり、郷土の名物グルメありと、快適な時間を過ごすことができます。

おごと温泉の歴史と泉質

「おごと温泉」は滋賀県で有数の歴史を誇っている温泉郷。開湯をした人物は「延暦寺」の開祖・「最澄」で、その歴史は1200年前の平安時代にまでさかのぼります。おごと温泉からほど近いところにある「法光寺」は、最澄が苗鹿地蔵を祭った由緒ある古刹。境内には霊水が湧く念仏池があり、その霊水がおごと温泉の起源とされています。

おごと温泉が観光地としてにぎわい始めるのは、鉄道が開通した大正時代になってから。この時代に行われた調査で、おごと温泉のお湯は「ラジウム鉱泉」であることが明らかになります。現在の泉質分類では「単純温泉」となっていますが、微量の放射性物質がふくまれており、「湯治」の効果が期待できるとされています。

また、おごと温泉のお湯はPh9という高いアルカリ性の数値を示しており、やがて美肌の湯としても知られることに。湯治と美肌の湯という魅力的な2面性を備えたおごと温泉は、関西一円から多くの湯治客と観光客が訪れる温泉郷となったのです。

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おごと温泉が人気な3つの理由

おごと温泉が人気な3つの理由1：琵琶湖の絶景が満喫できる

「おごと温泉」が位置しているのは、「琵琶湖大橋」を北に望む西岸。穏やかな入江を囲むようにホテルや旅館が建ち並んでおり、多くの宿泊施設が「琵琶湖」の豊かな眺望を自慢としています。なかには、琵琶湖が遠方まで見渡せる展望露天風呂を備えた宿泊施設も。また、レイクフロントとレイクビューの客室を持つ宿も多く見られます。

もちろん、湖岸から眺める琵琶湖も申し分のない眺望。近くの湖畔にはヨットハーバーなどの観光施設もあり、おごと温泉は琵琶湖を代表するレジャーリゾート地としても人気があります。

おごと温泉が人気な3つの理由2：朝市で新鮮な野菜が買える

「おごと温泉観光公園」は、「おごと温泉」の魅力が存分に体験できる総合レジャー施設。無料の足湯スペースが設置されているほか、カフェ、レンタサイクル、特産品の購入など、さまざまな目的で利用ができます。

とはいえ、足湯に入ったり、土産を買ったりするだけでは、特徴的なおごと温泉観光公園の魅力にはならないでしょう。この公園の最大の魅力は、毎週日曜日に開かれている朝市。地産の野菜がそろう貴重なイベントで、地元の人たちの姿も多く見られます。つまり、それだけおごと温泉の野菜が美味しいということ。朝採れ野菜はどれも色鮮やかで、みずみずしい味わいです。

おごと温泉観光公園の施設情報

おごと温泉が人気な3つの理由3：季節の風物詩が楽しめる

「比叡山延暦寺」を筆頭に、「おごと温泉」の周辺には、由緒ある古刹がいくつも集まっています。おごと温泉を訪れる時期によっては、季節の風物詩とも言えるお祭りや神事を目にすることが可能です。

有名な催しは、1990年から毎年3月に比叡山で行われている「大護摩」。2018年は3月18日の開催予定で、厄除けの御利益がある小芋だきや甘酒がサービスで振る舞われます。

また、おごと温泉の南にある「日吉大社」の「山王祭」も見逃せない神事でしょう。791年より続く由緒ある神事で、2018年の開催予定日は4月12日～15日。可憐な桜の花と荘厳な御神輿の組み合わせは見ごたえ十分です。

おごと温泉のおすすめ温泉旅館3選

「おごと温泉」に宿泊するなら、やはり「琵琶湖」が望める宿を選びたいところ。以下で紹介するのは、琵琶湖の大パノラマが客室の露天風呂から見られる贅沢な宿です。

おごと温泉のおすすめ温泉旅館TOP1：びわこ緑水亭

「びわこ緑水亭」は、琵琶湖とおごと温泉の魅力が同時に伝わってくる温泉旅館。入江を見下ろすように建つ湖畔沿いの宿で、開放的な琵琶湖の眺望が楽しめます。

「びわこ緑水亭」にある客室は全72室で、贅沢な時間が過ごしたい人には、4タイプある露天風呂付きの客室が断然おすすめ。萬葉、びわの風、風雅、優雅など、客室のコンセプトやデザインによって名前が付いており、露天風呂も客室ごとに違った意匠になっています。

「びわこ緑水亭」にある大浴場は、広々とした和の風情が漂う造り。湯上りラウンジも充実しており、コーヒーやアイスが用意されています。

びわこ緑水亭の施設情報

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おごと温泉のおすすめ温泉旅館TOP2：琵琶湖グランドホテル

露天風呂付き客室の点では、「琵琶湖グランドホテル」もぜひ注目しておきたい宿泊施設。入江の突端付近に位置しているため、ひときわ壮大なスケールの琵琶湖が一望できます。

「琵琶湖グランドホテル」に宿泊するなら、「京近江」と名付けられた棟にある露天風呂付きの客室を選びましょう。20畳を超える広さの和室はゆったりとくつろげる和みの空間。露天風呂からの眺めも最高で、気が向いた時に好きなだけお湯に浸かることができます。

利便性の高い施設がそろっているのも、「琵琶湖グランドホテル」の大きな特徴。1階のフロアにはATMが設置されたコンビニエンスストアもあり、日用雑貨からお土産まで幅広い商品が販売されています。

琵琶湖グランドホテルの施設情報

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おごと温泉のおすすめ温泉旅館TOP3：里湯昔話雄山荘

おごと温泉の高台に建つ「里湯昔話雄山荘」は、湖畔とは違った趣に包まれた温泉旅館。和の風情で統一された館内には、ワインバー「やまぼうし」や「近江昔話らいぶらり」など、大人から子供まで楽しく過ごせる施設が整っています。

「里湯昔話雄山荘」の魅力も、やはり露天風呂が付いた客室でしょう。特別室のエクセレントルームは「里湯昔話雄山荘」に2部屋しかない極上の客室で、8名まで滞在が可能。露天風呂が付いた客室は5タイプで、どの露天風呂からも遠景の琵琶湖が見渡せます。

里湯昔話雄山荘の施設情報

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おごと温泉のおすすめ観光スポット3選

おごと温泉が位置する入江にあるのは、旅館やホテルといった宿泊施設。「琵琶湖」を別とすれば、見どころとなる観光スポットは車で10分～30分ほどの範囲に広く点在しています。

おごと温泉のおすすめ観光スポットTOP1：びわ湖バレイ

琵琶湖の清々しい眺めが望めるスポットなら、おごと温泉から車で30分ほどのところにある「びわ湖バレイ」がおすすめ。「びわ湖バレイ」は標高1100メートルの山頂付近にあるアミューズメントパーク。冬場はスキー場として人気がありますが、冬以外の季節も楽しく過ごせる設備がそろっています。

ジップライン、アスレチック、展望台など、「びわ湖バレイ」の楽しみ方はさまざま。注目は麓と頂上をつなぐロープウェイで、秒速12メートルという日本一の速さを誇っています。

びわ湖バレイの施設情報

おごと温泉のおすすめ観光スポットTOP2：浮御堂

おごと温泉の周辺は、古刹を始めとする歴史的建造物が多く建ち並んでいるエリア。なかでも特に格調高い佇まいを見せているのは、おごと温泉から車で約10分の堅田にある「満月寺」の「浮御堂」でしょう。

「浮御堂」は平安時代後期の建造物で、湖畔から突き出るように建てられているのが最大の特徴。現在の「浮御堂」は1937年に再建されたものですが、その精巧な建築美から近江八景のひとつに数えられています。

「浮御堂」の建造を思い立ったのは、湖上の交通と民衆の救済を祈念していた「恵心僧都」。かつての堂内には、この高僧が祀った1000体以上の阿弥陀仏が並んでいたと言われています。

浮御堂の施設情報

おごと温泉のおすすめ観光スポットTOP3：旧竹林院

野趣に富んだ日本庭園が観賞できるのは「旧竹林院」。ケーブル坂本駅の近くにたたずむ史跡で、「延暦寺」の隠居屋敷として1592年に建造されました。

「旧竹林院」の見どころは、主屋と日本庭園の2つ。主屋は1897年に建てられた日本古来の木造建築で、大津市の景観重要建造物に認定されています。

日本庭園は、石組、築山、滝組、茶屋、四阿などが配された古式ゆかしい回遊式庭園。こちらは大津市の文化財に指定されており、江戸時代には稀な金属製の燈籠も見られます。

旧竹林院の施設情報

おごと温泉のおすすめグルメスポット3選

おごと温泉で名物グルメを味わう方法は2通り。宿泊プランに組み込まれている旅館やホテルの食事か、もしくは外食のいずれかになります。

とはいえ、温泉街には外食ができるスポットが少ないので注意が必要。いろいろなジャンルで本格的なランチやディナーが食べたい人は、車で10分圏内まで店舗の候補を広げておいた方がいいでしょう。

おごと温泉のおすすめグルメスポットTOP1：元祖 阪本屋

「おごと温泉」のみならず、「鮒寿司」は琵琶湖の一帯で古来より食べられてきた郷土料理の代表格。琵琶湖産のニゴロブナを塩とお米で発酵させた料理で、ニゴロブナ独特の風味が強く感じられるお寿司です。

おごと温泉の近郊で美味しい鮒寿司が食べられるのは、浜大津駅の近くにある「元祖 阪本屋」。大津市内でも指折りの寿司屋で、鮒寿司にくわえ、ニゴロブナの甘露煮や佃煮などでも高い評価を得ています。

絶品の鮒寿司もさることながら、「元祖 阪本屋」では昔ながらのレトロな外観にも注目。見ているだけで老舗の貫禄がひしひしと伝わってくるたたずまいで、店舗は国の登録有形文化財に指定されています。

元祖 阪本屋の施設情報

おごと温泉のおすすめグルメスポットTOP2：割烹 ふく和

おごと温泉がある近江地方の名物なら、近江牛はぜひじっくり味わっておきたいグルメ。おごと温泉の中心街から歩いて約4分のところにある「ふく和」は割烹の仕出し専門店ですが、ランチタイムには座敷での食事が楽しめます。

「ふく和」のランチはまさに贅沢三昧で、メニューは近江牛のしゃぶしゃぶのみ。品数の違いで、「しゃぶしゃぶ＋雑炊」（3,500円）、「お造り＋しゃぶしゃぶ＋雑炊」（5,500円）、「お付き出し＋お造り＋しゃぶしゃぶ＋雑炊＋フルーツ」の3コースから選べます。

ふく和の施設情報

おごと温泉のおすすめグルメスポットTOP3：近江懐石 清元

近江懐石も、おごと温泉でぜひ味わっておきたい名物料理でしょう。おごと温泉の北エリアにある「清元」は、近江懐石の専門店。純和風の店構えならも、店内はスタイリッシュな和モダン調のインテリアで統一されています。

「清元」の近江懐石は、職人の技が光る繊細な風味と色彩鮮やかな盛り付け。2,000円～6,000円とオーダーできるメニューも幅広く用意されています。また、子供用の弁当やステーキメニューがあるのも嬉しいポイント。家族団らんのひと時も過ごせます。

近江懐石 清元の施設情報

おごと温泉のおすすめお土産3選

「おごと温泉」で買えるお土産はバリエーション豊か。すでに紹介した「おごと温泉観光公園」のほか、旅館やホテルの売店でも近江名物を買うことができます。

おごと温泉のおすすめお土産TPO1：湖のくに 生チーズケーキ

和洋の風味が堪能できるスイーツは、「湖のくに 生チーズケーキ」。東近江市の「工房しゅしゅ」が手がけるオリジナルスイーツですが、おごと温泉でもその人気は群を抜いています。

素材に使われているのは、県内の酒蔵で製造されている酒粕や琵琶湖に注ぎ込む清流の水。一口食べると、酒粕ならではの芳醇な香りが口いっぱいに広がります。「湖のくに 生チーズケーキ」は、滋賀県が日本に誇る名スイーツ。2013年には、観光庁が主催する「究極のお土産」にも選ばれています。

工房しゅしゅの施設情報

おごと温泉のおすすめお土産TPO2：近江牛カレー

近江牛のしゃぶしゃぶやステーキも最高ですが、気になるのはやはりお値段ですよね。そこでおすすめしたいのが、レトルトタイプの「近江牛カレー」。お財布に優しいお土産で、ワンランク上のカレーが家庭で味わえます。

滋賀県内にはレトルトタイプの近江牛カレーを製造販売しているメーカーが複数あり、コクや辛さは商品ごとに違いがあります。異なるブランドの近江牛カレーを買い集めて、食べ比べをするのも面白そうです。下記には有名な「松喜屋」の施設情報を掲載します。

松喜屋の施設情報

おごと温泉のおすすめお土産TPO3：元祖 阪本屋の加工食品

名物グルメで紹介した「元祖 阪本屋」では、鮒寿司や佃煮をお土産として買い求めることもできます。阪本屋が自慢とする鮒寿司はもちろん、湖魚の佃煮も外すことのできない一品。「小鮎あめ煮」「小鮎から煮」「もろこ照煮」など、白米が進む佃煮がそろっています。

元祖 阪本屋は、滋賀県の食文化に大きな役割を果たしているお店。鮒寿司と老漬鮒寿司は、「日本遺産 滋賀」のお土産品にも認定されています。

元祖 阪本屋の施設情報

おごと温泉で琵琶湖の絶景を満喫

女性なら「美肌の湯」と合わせて、各宿泊施設にあるエステサロンを利用するのも贅沢な体験となるでしょう。もちろん、琵琶湖や近江の魅力がつまった名物グルメも見逃せません。ぜひおごと温泉で、琵琶湖の自然と味覚を満喫してください。

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