東京都にある奥多摩は、まるで東京とは思えないほどの自然豊かな地域です。東京の市内からはもちろん、23区からの電車でのアクセスも良く気軽に緑を楽しめる、癒される観光スポットとして人気を集めています。
奥多摩には人工的に作られた奥多摩湖やムササビなどの希少な動物が生息する森林などの豊かな自然を生かしたアクティビティも実施されています。特に奥多摩ビジターセンターでは森の散策ツアーを開催しており、子供たちに大人気のアクティビティになっています。
そしてそんな自然豊かな奥多摩には温泉もたくさんあります。充実したアクティビティに遊び疲れたら、日帰り温泉でゆっくりと疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。そこで今回は、奥多摩にある人気日帰り温泉をランキング形式でご紹介していきます。個室のある日帰り温泉もあるので、「ゆっくり休みたい」という方も必見です!
目次
奥多摩の魅力
大自然が広がる東京都、奥多摩。土日祝日は、新宿から「ホリデー快速おくたま」という快速電車が出ていて、奥多摩まで直通で向かうことができます。普通列車に乗っても新宿から奥多摩へは約2時間で行けるため、アクセス抜群。
都内からも多くの人々が訪れる奥多摩には、観光スポットがたくさんあります。自然が作り出した芸術を見たいなら、「日原鍾乳洞」。迷路みたいな洞窟の中には、長い年月をかけてできたつららのような鍾乳石があります。ライトアップがされており、幻想的な光景が広がる鍾乳洞は、カップルのデートにもぴったりです。
また、新鮮できれいな空気を吸いたいなら、「奥多摩湖」に行くのがオススメです。周りの木々の緑と湖の鮮やかな水色が、癒やしを与えてくれるでしょう。秋になると、紅葉できれいに葉っぱが色づくので、秋の観光も一押しです。
そして、アクティブに楽しみたいなら、多摩川でのラフティングも!ラフティングとは、ラフトというボートに乗って、川を激しく下っていくレジャースポーツのこと。豪快な水しぶきに当たりながら、日頃のストレスから解消されること間違いなしです。
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奥多摩の温泉の泉質について

「東京都は温泉が少ない」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、奥多摩には「奥多摩温泉」「鶴の湯」「麻葉の湯」「松乃温泉」という源泉が4種類もあります。じつは、奥多摩は温泉の町なのです。
奥多摩の温泉は、日本最古の地層である「古生層(こせいそう)」から湧き出ており、昔から多くの人々の心と体を癒やしてきました。
奥多摩温泉の泉質はメタほう酸・ふっ素で温度は19度と25度に満たないため、療養泉としては認められていない冷鉱泉に該当します。やや特殊な泉質です。そして鶴の湯、麻葉の湯、松乃温泉の泉質は単純温泉。源泉によって若干成分の配分が違います。単純温泉は自律神経不安定症、不眠症、うつ状態に効果効能があります。
奥多摩で思う存分遊んだあとに温泉で疲れを取るのもいいですが、4つの温泉巡りをするのもオススメです。
奥多摩の温泉の泉質情報をまとめました
鶴の湯・麻葉の湯・松乃温泉の泉質
泉質は「単純硫黄冷鉱泉」。硫黄泉に分類されますが、においの強いタイプではなく、無色透明でほんのり香りがする程度のまろやかなタイプです。
泉質名 | 単純硫黄冷鉱泉 |
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浴用適応症 | アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・慢性湿疹・表皮化膿症(硫化水素型 については末梢循環障害を加える) |
飲用適応症 | 糖尿病・高コレステロール血症 |
硫黄泉についてもっと詳しく
硫黄泉(硫黄温泉)とは?効能や人気おすすめ温泉宿4選

なお、「奥多摩温泉」は温泉法上の温泉といい、泉質名をもちません。温泉の定義については、下の記事を参考にしてみてください。
鉱泉と温泉の違いは?分類や成分による泉質の効能についても

奥多摩の人気日帰り温泉ランキングTOP5
4つの源泉が湧いている奥多摩には、実際に入浴できる温泉がたくさんあります。そこで、奥多摩にある人気の日帰り温泉をランキング形式でご紹介します。気になる温泉があったら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
奥多摩の人気日帰り温泉1位「奥多摩温泉 もえぎの湯」
奥多摩でいちばん人気がある日帰り温泉は、「奥多摩温泉 もえぎの湯」。日本最古の地層である「古生層」から湧き出る源泉を100%使っているのが特徴です。
メタほう酸とふっ素を含む温泉で、適応症には神経痛や筋肉痛、冷え性、疲労回復などが挙げられます。温泉は露天風呂と内風呂の2種類があり、内風呂の窓からは奥多摩の山と木々を望むことができ、心と体を癒してくれます。
また、もえぎの湯には足湯も。足だけ温泉につかることで体力もあまり消耗しないので、高齢者の方などにもオススメしたい日帰り温泉です。足先からポカポカに温まってみてはいかがでしょうか。
温泉だけではなく、お食事処やマッサージチェア、湯上り休憩所、お土産コーナーもあるので、ゆったりと楽しんでくださいね。月曜日が定休日のため、訪れる際には注意しましょう。(ただし月曜日が祝日の場合は、翌日の火曜日が定休日)
奥多摩温泉 もえぎの湯の施設情報
施設名 | 奥多摩温泉 もえぎの湯 |
---|---|
住所 | 東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1 |
電話番号 | 0428-82-7770 |
URL | http://www.okutamas.co.jp/moegi/ |
もえぎの湯の泉質
泉質名 | メタほう酸・ふっ素 |
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浴用適応症 | 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・疲労回復・健康増進・病気回復期 |
飲用適応症 | なし |
奥多摩の人気日帰り温泉2位「秋川渓谷 瀬音の湯」
次にオススメしたい奥多摩の日帰り温泉は、「秋川渓谷 瀬音の湯(あきがわけいこく せおとのゆ)」です。この温泉は2007年4月15日にオープンし、10周年を迎えました。まわりには観光地がいくつかあり、オープン当初から人気が高い温泉です。
美肌の湯ともいわれる瀬音の湯の泉質は、アルカリ性単純硫黄温泉で、冷え性や疲労回復、不眠症、神経痛などが適応症として挙げられます。地下1,500mから湧き出しているのが特徴。アルカリ度が高く美肌の湯として有名なため、女性からも人気です。
温泉は、内湯と露天風呂の2種類があり、外には自然のきれいな風景が広がっています。春になると新緑に、夏になると深緑に、秋になると紅葉に、冬になると雪景色に。四季を通して、さまざまな顔を見せてくれる温泉です。また、夜に露天風呂に入り空を見上げると、そこには満天の星空が。運が良ければ森林から、夜行性の動物たちがあいさつに来てくれるかもしれません。
瀬音の湯は日帰り温泉だけではなく、宿泊もできるようになっています。そのため、「奥多摩の観光は1日だけでは足りない!」という方にもオススメです。
秋川渓谷 瀬音の湯の施設情報
施設名 | 秋川渓谷 瀬音の湯 |
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住所 | 東京都あきる野市乙津565番地 |
電話番号 | 042-595-2614 |
URL | http://www.seotonoyu.jp/ |
瀬音の湯の泉質
泉質名 | 単純温泉(掲示用泉質) |
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浴用適応症 | 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態 |
飲用適応症 | なし |
単純温泉について
単純温泉とは?入浴での効能や美肌効果があるアルカリ性単純温泉について解説

奥多摩の人気日帰り温泉3位「生涯青春の湯 つるつる温泉」
奥多摩にある日帰り温泉の中で3番目にオススメしたいのが、名前にインパクトがある「生涯青春の湯 つるつる温泉」です。2006年11月にオープンし、美肌の湯として多くの人々から愛されてきました。
つるつる温泉は、単純温泉の中でもアルカリPHが9.9もあるので「アルカリ性単純温泉」と分類されます。適応症としては筋肉痛や神経痛、冷え性、健康増進などが挙げられ、入浴するとお肌がつるつるになると好評です。
温泉は、和風「美人の湯」と洋風「生涯青春の湯」の2種類に分けられています。それぞれ和風と洋風のコンセプトに沿ったデザインになっており、肌だけでなく目でも温泉を楽しめるのがメリットです。和風「美人の湯」は偶数日が女性用・奇数日が男性用、洋風「生涯青春の湯」は奇数日が女性用・偶数日が男性用になっています。狙っているコンセプトの温泉がある方は、ぜひ日にちを合わせて訪れてくださいね。
また、つるつる温泉は、温泉以外の施設も充実しています。スパサロンや休憩コーナー、パノラマ食堂、売店、大広間、リラックスルームなど、さまざま。
貸切個室もあるので、人目を気にせずにゆっくりと休むことができるでしょう。貸切個室は一室10畳間6名までで、1時間1,030円。当日予約はもちろん、1ヶ月前からの予約ができるので、早めにキープしておくのもおすすめです。
生涯青春の湯 つるつる温泉の施設情報
施設名 | 生涯青春の湯 つるつる温泉 |
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住所 | 東京都西多摩郡日の出町大久野4718 |
電話番号 | 042-597-1126 |
URL | http://www.gws.ne.jp/home/onsen/index.html |
つるつる温泉の泉質
泉質名 | 単純温泉(掲示用泉質) |
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浴用適応症 | 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態 |
飲用適応症 | なし |
単純温泉について
単純温泉とは?入浴での効能や美肌効果があるアルカリ性単純温泉について解説

奥多摩の人気日帰り温泉4位「氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館」
奥多摩にある人気日帰り温泉の第4位は、「氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館(ひかわごうあさはのゆ みかわやりょかん)」です。なんと三河屋旅館、創業197年の老舗旅館なのです。館内は風情あふれており、日帰り温泉だけでなく宿泊での利用も可能。
「氷川郷麻葉の湯」の命名の由来は、昔奥多摩では麻がよく採れていたことから麻葉の里と呼ばれていたことから始まるそうです。麻は丈夫なので、こちらに訪れる方にも健康でいていただきたいという願いから付けられているそう。
「日帰りパック」という日帰り専用のお得なプランがあり、食事と入浴料、広間の休憩料がセットになって3,000円(税抜)で提供されています。
温泉は内湯のみですが、奥多摩のきれいな自然を眺めることができます。日帰り温泉の利用の受付は16時までなので、行かれる方は注意してくださいね。
氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館の施設情報
施設名 | 氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館 |
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住所 | 東京都西多摩郡奥多摩町氷川1414 |
電話番号 | 0428-83-2027 |
URL | http://www.mikawaya-ryokan.com/ |
三河屋旅館の泉質
泉質名 | 単純温泉(掲示用泉質) |
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浴用適応症 | 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態 |
飲用適応症 | なし |
単純温泉について
単純温泉とは?入浴での効能や美肌効果があるアルカリ性単純温泉について解説

奥多摩の人気日帰り温泉5位「檜原温泉センター 数馬の湯」
最後にオススメする奥多摩の人気日帰り温泉は、「檜原温泉センター数馬の湯(ひのはらおんせんせんたー かずまのゆ)」です。奥多摩の豊かな森の中にあり、自然で癒やされたい方にぴったり。
泉質はアルカリ性単純温泉で、適応症には神経痛や筋肉痛、関節痛、関節のこわばりなどが挙げられます。
温泉は、露天風呂と圧注浴風呂・ジャクジーの2種類。館内には、地元の野菜を販売しているお土産コーナーもあります。月曜日は休館日のため、注意してくださいね。
檜原温泉センター 数馬の湯の施設情報
施設名 | 檜原温泉センター 数馬の湯 |
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住所 | 東京都西多摩郡檜原村2430 |
電話番号 | 042-598-6789 |
URL | http://spa-kazuma.com/ |
檜原温泉センター 数馬の湯の泉質
泉質名 | 単純温泉(掲示用泉質) |
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浴用適応症 | 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態 |
飲用適応症 | なし |
単純温泉について
単純温泉とは?入浴での効能や美肌効果があるアルカリ性単純温泉について解説

奥多摩の自然と日帰り温泉を楽しもう!

奥多摩の魅力は、なんといっても豊富な自然。奥多摩に訪れた際には、きれいな自然の空気を吸って心も体もリフレッシュしてくださいね。
奥多摩には、自然の中にある日帰り温泉もたくさんあります。観光で疲れたら、日帰り温泉に入って癒やされてみてはいかがでしょうか。
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