【体験レポ】全7種のお茶を“茶師”がサーヴ!佐賀県・うれしの茶寮「ochaba」が大盛況で閉幕

佐賀_六本木_うれしの茶寮ochaba

佐賀県嬉野市には、名湯「嬉野温泉」と、もう一つの名物「嬉野茶」があります。

その銘茶を無料で振る舞うイベント、うれしの茶寮「ochaba(おちゃば)」が東京・六本木ヒルズで開催されました。

2018年11月15日(木)〜17日(土)の期間限定とあって、平日にもかかわらず初日から行列ができる盛況ぶり。

温泉部スタッフも行列に並び、うれしの茶を体験して参りました。

行列の先のお茶カフェ「ochaba」に興味津々

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うれしの茶寮「ochaba」の会場となった、六本木ヒルズの大屋根プラザには、開店前から女性を中心に多くの人々が列をなし、東京では貴重な「うれしの茶」に興味津々の様子。

振る舞われるお茶は全部で7種類。30分おきに5種類を無料で振る舞う「ティーセレモニー」を実施。訪れた人は、どのお茶にするかを決め、選んだ席に着くと、セレモニーの開始です。

日本茶のルーツ「嬉野茶」を“茶師”が一杯ずつサーヴ

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1191年、宋の国(現在の中国)から持ち帰った茶の種を、佐賀県東背振村に蒔いたのが日本茶のルーツといわれています。その後、1440年頃には明の陶工が嬉野の地に焼き物文化と共に茶の栽培・製茶を伝え、嬉野茶の長い歴史が始まりました。

朝霧のほどよい水分や寒暖の差など、嬉野の環境は、お茶の味をまろやかにし、香りとコクを内包したおいしいお茶を育みます。

先人たちの知恵と技術を継承し、うれしの茶のおいしさと魅力を「嬉野茶時(うれしのちゃどき)」の面々が発信しています。

嬉野の茶農家の有志で結成された「嬉野茶時」の、メンバー7人が六本木に集結。“茶師”として、うれしの茶寮「ochaba」へ訪れたゲストひとり一人に、自慢のお茶をサーヴします。

茶師の手際にうっとり、楽しい会話にニッコリ

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茶師たちは自ら丹精した茶葉を使い、一杯のお茶を淹れます。茶葉の量を測り、湯温を調節し、急須に注ぐ。丁寧な手際もさることながら、茶師の説明が楽しく、ゲストも自然にリラックス。

湯冷ましに急須など、洗練された道具類も目を惹きます

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「ティーセレモニー」では、湯冷ましや急須、湯呑などの食器類、キリッとしたユニフォームなど白一色で統一。清潔で洗練された雰囲気が、贅沢な気分にさせ、一杯のお茶をさらにおいしくします。

釜炒り茶にホ〜 おいしいお茶の淹れ方も教えていただきました!

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「温泉部」スタッフは、嬉野伝統製法の「釜炒り茶」をいただきました。美しい黄金(こがね)色のお茶で、“釜香(かまか)”といわれるほのかな香ばしさとスッキリとした後味が特徴。

茶葉5g、お湯200cc、湯温80℃。約2分で抽出する一煎目はまろやかな味わい。約30秒で抽出する二煎目は、キリッとシャープな味わいにガラリと変わる奥深さ。三煎目までおいしくいただけるとのこと。

お湯の温度や、一煎目と二煎目の抽出時間を変えるのも、おいしく淹れる目安になります。自宅でお茶を淹れるときの参考にしてください。

茶師いわく「お茶を習慣にするのは“時間”が大切」

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「ティーセレモニー」では池田農園の池田氏が茶師を務め、「釜炒り茶」を淹れながら、おいしいお茶の淹れ方をレクチャー。

「お茶を飲む習慣を身につけるには、どうしたらよいでしょう」と、素朴な質問をしたところ、「お茶を飲む“時間”が大切です」とのこと。

仕事をしながらなどではなく、食後などで「お茶を飲む」という時間を作るのが、“お茶習慣”への近道のよう。もっとお茶に親しみたい! と思ったイベントでした。

テイクアウト用「歩茶」も無料サービス

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うれしの茶寮「ochaba」は、「ティーセレモニー」のほか、テイクアウトのお茶「歩茶」を、数量限定で提供。味わい深い嬉野茶は、ペットボトルのお茶に慣れた舌へ新鮮な驚きを与えます。

振る舞われた嬉野茶の販売も人気

佐賀_六本木_うれしの茶寮ochaba

うれしの茶寮「ochaba」でも、振る舞われた7種類の嬉野茶を、会場で販売。茶師から淹れ方を伝授され、ウチに帰ってまた楽しもうと、多くの人が買い求めていました。

うれしの茶寮「ochaba」で供された7種類の嬉野茶

1.釜炒り茶(池田農園):嬉野伝統製法の「釜炒り茶」。“釜炒り”特有の香りと渋みが少ないスッキリ味。
2.レモン緑茶(副島園):佐賀県産レモングラスと天然レモンピールをブレンドした、爽やかな香りの個性派。
3.柚子緑茶(井上製茶園):厳選の一番茶と嬉野産柚(ゆず)をブレンド。緑茶の風味に柚の香りがプラス。
4.青ほうじ茶(田中製茶工場):ほうじ茶の香ばしさ、緑茶の風味の双方を活かした新製法。新鮮な味わいです。

 

5.粉末茶(永尾豊裕園):上質の一番茶「おくゆたか」を粉末に。豊かな香りで料理やお菓子作りにも最適。
6.紅茶(きたの茶園):6月中旬ころに採れる二番茶独特の爽やかな香りと甘味は、ぜひストレートで。
7.烏龍茶(副島園):またの名を「嬉野鉄観音」。嬉野産の茶葉を使用した花の香りが印象的な国産烏龍茶です。

嬉野茶の購入は「嬉野茶時」オンラインショップで

うれしの茶寮「ochaba」でご紹介した、7種類のうれしの茶を含め、全15種類の茶葉を販売する「嬉野茶時」オンラインショップがあります。

うれしの茶の歴史やイベント情報、今回のイベントで「茶師」を務めた茶農家のプロフィール、動画など盛りだくさんのコンテンツが閲覧できます。ぜひアクセスしてみてください。

嬉野茶時オンラインショップ:嬉野茶の購入はこちら

【うれしの茶寮「ochaba」】開催概要
期間 :2018年11月15日(木)~11月17日(土)3日間/ 11時~19時
会場 :六本木ヒルズ 大屋根プラザ(港区六本木6-11-1)
料金 :無料
主催 :佐賀県
協力 :嬉野茶時

同時開催の「サガヨガ茶会」も盛況!

佐賀_嬉野_サガヨガ茶会

うれしの茶寮「ochaba」と同時に、東京・有楽町のLEAGUE有楽町で開催された「サガヨガ茶会 ~beauty & morning~(ビューティ・アンド・モーニング)」も、大盛況のうちに閉幕。

朝7時15分のイベント開始時間にもかかわらず、多くの人がヨガと嬉野茶を楽しみました。「サガヨガ茶会」は、佐賀への移住を推進するセミナーも開かれ、こちらもたくさんの人が関心を示し、主催者は大きな手応えを感じています。

【サガヨガ茶会 ~beauty & morning~】開催概要
日 時:11月16日(金)7時15分~8時15分(受付6時45分~)、11月17日(土)8時15分~9時15分(受付7時45分~)
場 所:LEAGUE有楽町(千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル6階)
料 金:1人500円 定員各回20名(先着順) ※ヨガマットは会場側でご用意します。
協 力:朝時間.jp

地方創生プロジェクト「サガプライズ!」に注目!

佐賀_嬉野_サガプライズ!

佐賀県が推進している、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」。ご紹介した「うれしの茶寮ochaba」および「サガヨガ茶会  beauty & morning & 移住セミナー」も、当プロジェクトの一環イベントです。

さまざまなプログラムで、わかりやすく「佐賀県」の魅力を発信する「サガプライズ!」。これらのイベントをきっかけに佐賀へ、嬉野温泉へ、来訪者を増やし、移住をも視野に入れている姿勢は、地域の再生・創生に注力している全国の自治体からも注目を集めています。

サガプライズ!公式サイト https://sagaprise.jp

出典:PRTIMES

女性におすすめ!佐賀の名湯「嬉野温泉」

九州の玄関口・福岡からバスで約80分、世界遺産に登録された長崎からバスで約70分と、交通至便な佐賀県嬉野市。名物「嬉野茶」とともに嬉野を代表するのが、名湯「嬉野温泉」です。

島根県の斐乃上(ひのかみ)温泉、栃木県の喜連川(きつれがわ)温泉とともに「日本三大美肌の湯」と称される「嬉野温泉」は、入るだけで美肌になると評判の、女性に“うれしい”温泉。

泉質はナトリウムを多く含む「重曹泉」で、神経痛や婦人病などに効果効能があります。皮脂や分泌物を乳化して洗い流し、湯上がりは“ひと皮”むけたようなスベスベはだになると評判。日帰り入浴施設も豊富で、湯めぐりを楽しめるのも魅力です。

「東京・六本木&嬉野温泉」のおすすめ温泉情報はこちら