山形観光の人気おすすめスポットランキングTOP10!お土産や名物についても【最新版】

蔵王温泉 樹氷

こんにちは、温泉ライターの山口です。今回は私の故郷、山形県をご紹介します。温泉大国の山形は、県内のいたる所に温泉があります。これにくわえ、寺社などを中心とした歴史的なスポットのほか遊園地、スキー場などもあります。

お土産やグルメ情報をまじえながら、山形のおすすめ観光スポットをランキング形式でご紹介していきましょう。

山形の歴史

霞城公園 最上義光

山形県にゆかりのある人物には、戦国大名の最上義光や江戸時代の俳人松尾芭蕉(旅で来県)、財政難の米沢藩を立て直した上杉鷹山、探検家の最上徳内、歌人の斎藤茂吉などがいます。

個人的には松尾芭蕉が訪れた「奥の細道」を巡る史跡がおすすめです。内陸部から海側の地域まで様々なスポットを巡りましょう。

また、山形を治めていた最上義光によって戦国時代につくられた「山形城」(現在は霞城公園となっています)もおすすめの観光スポット。本丸より城下町が高い場所につくられている、日本ではあまり見かけない形のお城です。日本100名城や、国の史跡にも選ばれています。

このほか100年以上にわたって使われ続けている農業用倉庫「山居倉庫」や、平将門によってつくられたと言われる「羽黒山五重塔」など、県内にはいろいろな史跡がありますよ。

山形の魅力

さくらんぼ

山形に住む私が思う、山形の魅力は「食と温泉」です。都心部の大規模な商業施設やテーマパークのような賑やかさはないものの、ゆっくり過ごして美味しいものが食べられるのは最大の魅力でしょう。

「食」で有名なのはさくらんぼやラフランス、ぶどう、スイカなど。全国有数の生産量(さくらんぼとラフランスは日本一)をほこっています。

それから、日本三大和牛の一つ「米沢牛」もあります。とろけるような柔らかい食感がたまりません。

雪解けの季節になると、山菜が食卓に並びます。また山形市内各地にラーメン屋さんが、県内各地にはお蕎麦屋さんがあります。これにくわえ、ラーメン屋さんなのにお蕎麦がメニューにあったり、お蕎麦屋さんなのにラーメンのが提供されていたりする珍しい地域性ももっています。

山形の郷土料理で言えば「芋煮」。秋になると河川敷で多くの人々が芋煮会をするほど県民には定着しています。

そして、「蔵王温泉」「銀山温泉」を筆頭に、全国にその名をとどろかせる温泉地が多いのも山形の魅力です。

蔵王温泉は強酸性のお湯で有名な温泉地。銀山温泉は大正ロマンの街並みで、タイムスリップしたような感覚を味わうことができます。海沿いの湯野浜温泉は日本の波乗り発祥の地としても有名です。

全市町村に温泉が湧き出ているので、どこに行っても温泉を楽しむことができます。

山形観光の人気おすすめスポットランキングTOP10

山形観光の人気おすすめスポットランキングをご覧ください。

第1位:芭蕉が詠んだ場所としても有名「立石寺」

松尾芭蕉が訪れたときに「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ場所としても有名な「立石寺」。通称、「山寺」と呼ばれ県内外から多くの人が訪れます。

1015段の石段を登ってたどり着く立石寺。登り終えた瞬間にその絶景に言葉を失うことでしょう。春は新緑、秋は紅葉、冬は水墨画のような世界が眼前に広がります。

最も眺めがいいのは「五大堂」からです。山の高さと同じ位置から景色を体験できるので空に浮かんでいるようでもあります。

ふもとの山寺駅周辺には食事や喫茶が楽しめるお店があります。「芭蕉茶屋」というお店では山形自慢のお蕎麦が堪能できます。コシがあって食べ応えがありますよ。

「立石寺」の施設情報

施設名 立石寺(山寺)
住所 山形県山形市山寺4456-1
電話番号 023-695-2843
URL http://www.rissyakuji.jp/

第2位:温泉街には大きなスキー場もある「蔵王温泉」

蔵王温泉 樹氷

山形が全国に誇る温泉地「蔵王温泉」。その歴史は非常に長く、開湯は今から1900年前までさかのぼります。

蔵王温泉最大の特徴は硫黄成分をふくむ「強酸性」。私も入浴したことがありますが肌にツルッと絡み、ぽかぽかになるお湯です。ただ、入浴後はよく洗い流さないと肌が痒くなることがありますのでご注意を。

温泉街には大きなスキー場もあります。冬場になると県内外もとより、海外からもスキー客が訪れ賑わいます。

スキー場付近の木々が雪に覆われて氷結する「樹氷」は冬の名物。ライトアップされる期間に、樹氷の幻想的な景色を鑑賞してみましょう。

お土産では「樹氷ロマン」というお菓子がおすすめ。サクサクしたウエハースの食感と、ひかえめな甘さのクリームが絶妙にマッチしています。

「蔵王温泉」の日帰り入浴スポット

「蔵王温泉」のおすすめ観光スポット情報

「蔵王温泉」の詳細情報

施設名 蔵王温泉
住所 山形県山形市蔵王温泉708-1(蔵王温泉観光協会)
電話番号 023-694-9328 (蔵王温泉観光協会)
URL http://www.zao-spa.or.jp/

酸性泉について

泉質名 酸性泉(掲示用泉質)
浴用適応症 アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・糖尿病・表皮化膿症
飲用適応症 なし

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第3位:レトロな街並みが人気「銀山温泉」

東北 銀山温泉

続いても温泉のご紹介です。今度は県の北部、尾花沢市にある「銀山温泉」。年間35万人もの人々が訪れる県内でも特に人気の高い温泉地です。

人気の理由はレトロな街並み。木造建築の旅館は「千と千尋の神隠し」をイメージさせる情緒ある外観になっています。

泉質は「塩化物泉」。無色透明ですが、かすかに硫化水素臭があります。

銀山温泉で、最近人気上昇中のグルメ「はいからさんのカリーパン」。表面はカリッと、中はモチっとした生地で仕上げたカレーパンです。片手で持てるので温泉街の散策をしながら味わうこともできますね。

「銀山温泉」の魅力

「銀山温泉」の詳細情報

施設名 銀山温泉
住所 山形県尾花沢市銀山新畑地内
電話番号 0237-28-3933
URL http://www.ginzanonsen.jp/

塩化物泉について

泉質名 塩化物泉(ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用適応症 萎縮性胃炎、便秘

塩化物泉についてもっと詳しく

第4位:クラゲの展示数が世界一の水族館「鶴岡市立加茂水族館」

クラゲの展示数が世界一の水族館。愛称は「クラゲドリーム館」です。海で出会うクラゲは少々厄介ですが、水族館で見るクラゲは幻想的ですよ。

水槽の中を青いライトで照らせばクラゲの体も青色に光り、綺麗な鑑賞物に大変身。直径5mの水槽にユラユラと浮かぶクラゲは可愛らしさがあり、癒されますね。水槽の前には椅子がありますのでくつろいでください。

ちなみに、クラゲの展示のほかにアシカショーがあるなど一般的な水族館と同様の楽しみもできます。館内のレストランで注文できる「クラゲアイス」もおすすめ。アイスの中にクラゲの細切りが入っています。

食感はおもったよりもコリコリしていて、これってクラゲ? という感じです。食感だけならキクラゲに似ているかもしれません。

「鶴岡市立加茂水族館」の施設情報

施設名 鶴岡市立加茂水族館
住所 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
電話番号 0235-33-3036
URL https://kamo-kurage.jp/

第5位:山形県内では桜の名所として人気「霞城公園」

山形駅から徒歩圏内にある「霞城公園」。県内では桜の名所として人気です。堀の水面につくほど、もたれる桜の枝や、散った花びらが水面に浮かびピンク色に染まる光景も綺麗ですよ。

霞城公園の入り口には大手門があります。時代劇で見るような大きな門が立派にそびえ立っていますよ。日本で最大級の平城と言われているため、門が非常に大きく自分が小さくなったような感覚におちいります。

霞城公園の広大な敷地の中には「県立博物館」や「最上義光歴史館」もあるので、山形の歴史を学ぶには絶好の場所になっています。

「霞城公園」の施設情報

施設名 霞城公園
住所 山形県山形市霞城町1-1
電話番号 023-647-2266(山形市観光協会)
URL http://kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=877

第6位:-20℃の世界を体験できる「リナワールド」

東北最大級といわれる遊園地「リナワールド」は、お子様が喜ぶであろう観光スポットです。

キャラクターものの乗り物やローラーコースター、仮面ライダーのパフォーマンスショーなどなど、色々な楽しみがあります。夏場は期間限定でプールも開設されますのよ。

面白い体験ができるのは「カチンコチン」。-20℃の世界を体験できます。冷凍庫の中に入ったような気分になりますね。夏場の暑い時におすすめの涼めるアトラクションです。

館内で販売されている「ディッピンドッツアイスクリーム」は、ぜひ食べて欲しい一品。野菜やナッツのつぶをこうらせたアイスクリームです。入れ物も可愛らしいので、女性や子供におすすめですよ。

「リナワールド」の施設情報

施設名 リナワールド
住所 山形県上山市金瓶字水上108-1
電話番号 023-672-1614
URL http://www.linaworld.co.jp/top.html

第7位:庄内地方の米を保存するためにつくられた「山居倉庫」

山形県酒田市にある「山居倉庫」は、庄内地方の米を保存するためにつくられた12棟の倉庫が並ぶスポット。

明治26年建てられた倉庫が、今も現役で使われています。倉庫は、瓦屋根と白い外壁が特徴的な建物です。

建ち並ぶ倉庫に沿うようにしてあるケヤキ並木に風情を感じます。季節によって変化していくのも、ケヤキ並木の魅力。春は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、いつ訪れても心穏やかに鑑賞できます。ライトアップもされますので倉庫群の夜の顔も見てみましょう。

倉庫に併設されている「酒田夢の倶楽」では、お土産の販売にくわえて食事をとることもできます。おすすめのフードメニューは「寒鱈ラーメン」。魚入りの珍しいラーメンです。お土産には、地酒や鞠(まり)などの工芸品がおすすめです。

「山居倉庫」の施設情報

施設名 山居倉庫
住所 山形県酒田市山居町1-1-20
電話番号 0234-24-2233(酒田観光物産協会)
URL http://www.sakata-kankou.com/spot/165

第8位:戦国大名の上杉謙信を祀っている「上杉神社」

戦国大名の上杉謙信を祀っている神社。実は大正8年の大火で焼けてしまいましたが、その4年後に本殿などが再建されました。

上杉神社は「松が岬公園」の中にあります。県南の米沢市の中心部にあり、米沢駅からは車で10分程度です。

現在、上杉神社にはパワースポットとして多くの参拝者が訪れます。開運招福、所願成就にご利益があるとされています。

参拝が終わったら「稽照殿(けいしょうでん)」に行きましょう。上杉家に伝わる具足、刀などが展示されていますよ。

グルメでは上杉神社の近くにある「上杉城史苑」の米沢牛コロッケがおすすめ。日本三大和牛の米沢牛を使ったコロッケになります。

「上杉神社」の施設情報

施設名 上杉神社
住所 山形県米沢市丸の内1-4-13
電話番号 0238-22-3189
URL http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=1390

第9位:山形特産のグルメやお土産を購入できる「山形県観光物産会館」

東北自動車道山形上山ICからすぐの施設。お土産やグルメを一気に楽しめるスポットです。山形特産のフルーツや、米沢牛の加工品、山形の地酒、お菓子などいろんなお土産が販売されています。

グルメでは山形のそば、ラーメンが食べられます。「蔵王温泉街」から山を下るとたどり着ける場所でもあります。

「山形県観光物産会館」の施設情報

施設名 山形県観光物産会館
住所 山形県山形市表蔵王68
電話番号 023-688-5500
URL http://www.yamagata-bussan.co.jp/index.htm

第10位:外国風建築の外観が特徴「山形県郷土館(文翔館)」

外国風建築の外観が特徴的な山形県の旧県庁「文翔館」。正式名称は「山形県郷土館」です。入り口の屋根の上には、置き時計台があります。

レンガ造りの外壁、柱、屋根はどれも洋風。内部には漆が塗られたような輝きのある階段があります。階段には赤絨毯も敷いてあり上品な雰囲気。全てにおいてヨーロッパ風であるのが特徴です。

2階と3階は資料館になっていて当時の知事室などが再現されています。

「山形県郷土館」の施設情報

施設名 山形県郷土館(文翔館)
住所 山形県山形市旅篭町3-4-51
電話番号 023-635-5500
URL http://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

山形の観光を満喫しよう

蔵王温泉 お釜

歴史名所、遊園地、温泉地など、いろんな観光スポットがある山形県。温泉地に泊まって、いろんな観光地巡りをして山形の魅力を満喫してくださいね。

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