スパ(SPA)と温泉の違いは?発祥地の語源や種類についても

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スパ(SPA)と温泉の違いをご存知ですか?似ているようで、どこかやっぱり違うふたつの施設。その明確な違いを理解している人はそれほど多くありません。今回は、スパの特徴や発祥地、種類などと共に温泉との違いについてご紹介していきます。

スパとは?定義は?


そもそも、スパの語源はラテン語の「Salute Per Acqua(水の力で治療する)」なんだとか。Salute=治療する、Per=〜によって、Acqua=水というそれぞれの単語の頭文字をとってSPA(スパ)と呼ばれるようになったそうです。

ということは、スパ本来の意味からすると日本の温泉療法にとてもよく似ているといえそうですよね。しかし近年、スパがもつ意味は少し変化してきました。皆さんもよくご存知のスパ施設には、入浴設備に加えて、サウナやアロマ、マッサージ、フィットネス、ヨガなどの癒しや健康促進に効果のあるものがたくさん用意されていると思います。

現在は心と体に癒しを与え、健康を促進してくれる施設やサービスの総称のことをスパと呼んでいるんです。温泉ももちろん魅力的ですが、身も心もトータルに癒したいという方はスパを利用してみるのもいいかもしれません。

スパの種類は何がある?

ディスティネーションスパ

主にリゾート地で楽しむことができる滞在型のスパです。ディスティネーションスパ専用の施設は、イギリスやアメリカ、タイなどにあるものが有名ですよ!施設にチェックインすると、専門のカウンセラーが滞在期間中の行動や食事の内容に至るまであなたに最適なプログラムを設定してくれます。

1週間〜数ヶ月の長期滞在して利用する方が多く、利用者はリゾート地ならではの温暖な気候と風景を楽しみながら贅沢なスパのプログラムが堪能できます。

リゾートスパ

ディスティネーションスパと同じようにリゾート地で楽しむことができるスパです。リゾートスパの場合は、長期滞在というよりも日帰りや短期の滞在で適度に身体をリフレッシュすることが目的となっています。

リゾートホテルが提供している場合が多くディスティネーションスパ同様、リゾート地の雰囲気を満喫しながらスパ体験を満喫できます。スキーや登山などその土地のアクティビティと併せて楽しむのもいいですね。

トラディショナルスパ

トラディショナルスパとは、その土地に古くから伝わるスパ体験のこと。多くの場合、観光客向けのマッサージやアロマによる施術が提供されています。タイ旅行やバリ旅行の人気コースにもなっていますよ!スパ体験を通して、旅で訪れたその土地の魅力に触れることができます。

ホテルスパ

ホテルが提供するスパ体験のこと。現在は高級ホテルのほとんどがスパ施設を備えており、サウナやジャグジーなどの温浴設備のほか、フィットネスやリラクゼーションルームなどが利用できる施設もありますよ!中には、日帰りでサービスを提供しているホテルもあって、比較的気軽に楽しむことができるのが魅力です。

デイスパ

デイスパは、滞在を目的としない日帰りのスパです。宿泊設備のない日帰り専用のスパ施設や、日帰り利用が可能なスパ施設付きのホテルなどで体験することができますよ!特に日帰り専門のスパ施設は、アクセスのしやすい場所にあることが多くまたお値段も手頃で、気軽に利用することできます。

スポーツクラブスパ

スポーツクラブやフィットネスクラブに併設された施設で体験できるスパです。フィットネスプログラムと共に温浴施設の利用やリラクゼーション体験などができる、スパ専用の設備を整えたスポーツクラブで体験することができます。

メディカルスパ

医学的な見地から健康促進の効果に焦点をあてて展開されるスパです。温浴施設のほか、針灸や心理カウンセリングなど様々なプログラムが用意された施設で、医療従事者のアドバウスなどを受けながら体験できる、専門的なスパになっています。

スパの歴史や発祥地について


スパのはじまりは紀元前にまで遡ることができます。古代ギリシャやローマ帝国では、負傷した兵士の傷を癒すことを目的に「スパ」と呼ばれる数多くの公衆浴場が建設されました。

3〜4世紀頃には、ローマ帝国第22代皇帝カラカラによって「カラカラ浴場」と呼ばれる大型のスパが建設されます。2,000〜3,000もの浴槽を有したというこの巨大入浴施設には浴槽の他にフィットネスルームなども併設されていて、現代のスパのイメージにかなり近い施設だったといわれています。

17世紀になると温泉の効果・効能や、温浴による健康促進の効果が科学的に証明されます。その流れをうけて、健康促進を目的にベルギーのスパやドイツのバーデンバーデン、イギリスのバースなど、世界的にも有名な温浴保養施設が建設されていきました。

上記のような西洋式スパ施設の機能に、タイ式のマッサージやインドのヨガに代表される伝統的な美容・健康促進療法、医学的な見地によるプログラムなどをミックスさせることで現代のようなスパの様式が完成したのです。

スパと温泉の違いは?


そもそも温泉とは地中から湧き出す温かい水のこと。その中に含まれる様々な成分が、身体に効果や効能をもたらしてくれます。その健康維持・促進効果は古くより世界中で認められていて、多くの方が保養や療養をおこなってきました。

一方で、スパは癒しや健康促進のために、様々な角度からアプローチしたプログラムが用意されている施設です。もちろんそのプログラム中には、温泉や人工的に成分を加えた温水への入浴もふくまれてはいますが、入浴だけを目的としているわけではありません。

つまり、効果・効能豊かな温泉水にのんびりつかることを目的に訪れるのが温泉、癒しや健康促進効果のある様々なプログラムが体験できるのがスパということ。是非あなたも、スパで贅沢な癒しの時間を堪能してみてください。

まとめ

温泉が温泉水の効果・効能や情緒などを楽しむのに対して、スパ(SPA)は癒しや健康促進効果のある様々なプログラムが体験できる施設です。温泉とスパ(SPA)、それぞれの特徴を理解してあなたにぴったりな癒しの施設を見つけてみてくださいね。

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