大塩温泉館は公民館の中の共同浴場!夏におすすめ36℃のぬる湯│長野県上田市の秘湯

長野県上田市の「大塩温泉館」は、公民館の中にある知る人ぞ知る名湯です。

36℃のぬる湯が特徴で、加温ナシでも楽しめるとあって夏には各地から温泉好きが訪れます。

レトロな公民館の中でぬる湯にのんびり浸かると、身体の内側からパワーがみなぎってきます。

「大塩温泉館」は公民館の中!ひなびた雰囲気がたまらない

「大塩公民館」と「大塩温泉館」の2つの看板をもつ建物は、昭和の香り漂うレトロなつくりです。

駐車禁止とありますが、裏手に駐車スペースがあるのでご安心を。正しい場所に車を停め、中に入ります。

温泉は基本的に無人です。地元の方々が管理されていて、信用で成り立っています。入浴料金200円を料金箱に入れて、脱衣所へ向かいます。

14時から15時は加温なしで36℃のぬる湯を満喫できる!

※他のお客様のいないときに撮影し、市役所の許可をいただいて記事にしています。

大塩温泉の特徴は、源泉温度が36℃とぬるいこと。体温と同じくらいの温度なので身体への負荷が少なく、長風呂に向いています。

ぬるいお湯を楽しめるのは、14時から15時まで。開館から1時間ほど経つと加温がはじまり、あたたかい上がり湯で〆められます。夏になると多くの温泉ファンが訪れるそうです。

私が訪れたのは4月の肌寒い日でしたが、ずっと浸かっていると、ぬるさに慣れてきて身体の内側からじんわりぽかぽかと暖まってきました。

ぬるいだけあって泡付きが素晴らしく、ときどき身体を動かすとサーーッと細かな気泡が浮かびます。

泉質はカルシウム-ナトリウム硫酸塩泉。弱アルカリ性のまろやかな泉質で肌に優しく、いつまでも入っていられそうです。

大きい湯舟と小さい湯舟があり、小さい方がより新鮮なお湯を楽しめます。湯口の近くの方がやや暖かく感じられます。

シャンプーや石鹸はありませんが、カランは用意されています。身体を洗うスペースが広く、泡が湯舟に飛んでこないのも嬉しいポイントです。

身体を洗いたい方はお気に入りのシャンプーや石鹸を持ち込みましょう。

脱衣所は広くてきれいに掃除されています。1人あたりのスペースが広く、荷物が多めでも使いやすいです。

信玄の隠し湯伝説も

2回の公民館へと続く階段に、大塩温泉の歴史をあらわした案内がありました。

江戸時代の天文年間に開湯し、400年あまりの歴史があるとのこと。川中島の戦いで負傷した武田信玄も入浴した伝説も残されているそうです。

昔から効能が知られ大切にされてきた歴史を知ると、温泉の楽しさが倍増します。

休憩スペースも充実!レトロな雰囲気を楽しもう

大塩温泉館は公民館ということもあってか、休憩スペースが充実しているのも特徴です。

地元の団体から寄贈された革張りのベンチは、昔懐かしい灰皿と相性バッチリ。

ピカピカに磨き上げられたお手洗いの前には、ふかふかのソファーも。

地元の方々が楽しく歓談する様子が目に浮かび、あたたかい気持ちになりました。

お気に入りの椅子を見つけて休憩してみてはいかがでしょうか。

「大塩温泉館」のアクセス・営業時間・入浴料金など最新情報

「大塩温泉館」の詳細情報

施設名 「大塩温泉館」(大塩公民館内)
住所 長野県上田市西内150 [Map]
電話番号 0268-42-1048(上田市丸子支所)
営業時間 14時00分〜21時00分
定休日 毎月15日・30日
利用料金 大人200円、小人100円
アクセス JR北陸新幹線「上田駅」から千曲バス鹿教湯線で約60分
上信越自動車道「東部湯の丸IC」から車で約40分
URL https://www.city.ueda.nagano.jp

大塩温泉の泉質「硫酸塩泉」についてもっと詳しく

大塩温泉館の新型コロナウイルス感染症対策

大塩温泉館では、消毒液の設置やこまめな清掃などの新型コロナウイルス感染症対策を行っています。

外来入浴客(大塩地区以外から訪れた方)を対象に連絡先を預かり、万が一陽性者との濃厚接触の疑いがある場合は連絡が届くようにしています。

安全で楽しい温泉旅行を! 温泉施設の新型コロナウイルス対策ガイドライン

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