2019年9月20日(金)~11月2日(土)にかけて、日本で開催される第9回「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」。
アジア初開催となる本大会をめぐり、ラグビーの国際統括団体が選手やサポーターへタトゥーを隠すよう呼びかける意向であることが、複数の英メディアで報じられたと話題です。
W杯で考える、日本のタトゥー問題
4年に1度おこなわれる、ラグビーワールドカップ。世界三大スポーツと名高く、夏季オリンピック、FIFAワールドカップにならぶ人気を誇ります。
2019年は、アジア初となる日本での開催が決定。全国12ヶ所で、全48試合がおこなわれることとなりました。
そこで話題になったのが、選手やサポーターの「タトゥー(入れ墨)」問題。ラグビーの国際統括団体が、日本ではタトゥーを隠すよう指示する意向であると、複数の英メディアが報道しました。
世界のトップ20チームが参加する「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」中、選手らはジムやプールなど公共の場で上着を着用するなど、対応を求められます。
観光庁による「入れ墨(タトゥー)がある方に対する入浴可否のアンケート」
日本では、温泉、銭湯、温浴施設など、公共の入浴シーンでのタトゥー解禁はおおむね禁止とされています。
2015年に観光省が発表した、全国600ヶ所のホテル&旅館が対象の「入れ墨(タトゥー)がある方に対する入浴可否のアンケート」によれば、「タトゥーをお断りをしている施設(約56%)」、「お断りしていない施設(約31%)」、「シール等で隠す等の条件付きで許可している施設(約13%)」という結果に。
その理由として、「風紀、衛生面により自主的に判断している(約59%)」、「業界、地元事業者での申し合わせ(約13%)」、「警察、自治体等の要請、指導によるもの(約9%)」という実態があきらかとなりました。
観光庁では、近年海外からの旅行者が急増する傾向にあることを考慮し、各地の入浴施設に対応改善を促すなど、タトゥーの受け入れを求めています。
日本の温泉・おふろ文化を活性化するためタトゥー解禁の声も上がるなど、ラグビーワールドカップを目前に控え、タトゥーに対する意識改革も期待されています。
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