阿蘇の秘湯「扇温泉おおぎ荘」で日帰り入浴！絶景・天望露天風呂が500円！3つのお風呂を源泉かけ流しで

阿蘇・わいた温泉郷の「扇温泉」には、山と空が手にとるような「天望露天風呂」があります。

もちろん源泉かけ流しで、湯の華がただようお湯はポカポカあたたまります。

檜風呂と庭園露天風呂にも入れて、日帰り入浴はなんと500円！阿蘇・小国の一軒宿「おおぎ荘」をご紹介します。

まさにインフィニティ温泉！山と空との一体感が素晴らしい

「天望露天風呂、おすすめですよ。」と女将さんに言われ、小高い丘をのぼった先には、冬晴れの青空を写し混んだような、清々しい湯面が広がっていました。

かけ湯をしてみると41度ほどの適温で、これだけ広い湯舟の温度を保てるのはかなり湯量が豊富なんだろうと思いました。

お湯はキュッキュッとした淡麗な手ざわりで、塩分を含むもののやわらかく感じます。

額にうっすら汗ばんできたところで半身浴モードに切り替え、肩に風を受けながら昼下がりののんびりした時間を過ごしました。

ポカポカの状態で本館に戻り、内風呂にも入ります。500円で天望露天風呂と内風呂の両方に入れるとは、ありがたい限りです。

内風呂は檜風呂で、こちらも41度ほど。ちょうど良い湯加減で、きっと湯守さんが日々の天気に合わせて調整しているのではないかと思います。

湯口についたカルシウム分の結晶は、時間が作り上げる芸術のように感じられます。

天望露天風呂では気づきませんでしたが、お湯は「笹濁り」という言葉がぴったりな淡い色をしています。細かな湯の華も漂い、お湯としっかり向き合える内湯もいいなぁとしみじみしました。

男湯は湯舟の板が張り替えられたばかりで、ヒノキの香りも良いアクセントです。

おおぎ荘のシャンプーとボディソープは、旅館によく置いてあるものとは違います。

手にとって見ると泡立ちの良さに驚きました。塩化物泉は石けん類との相性が悪いイメージでしたが、洗い流してもとろっとした感覚が残るほどでした。

扇温泉の泉質に合ったシャンプーではないかと思いました。

本館大浴場にも露天風呂があります。階段を降りていくと、岩風呂がぬるめのお湯で満たされていました。

竹筒から熱い源泉が注がれ、空気にふれて適温になっています。

自然の湯もみのようで、いっそうお湯がまろやかに感じられました。

大浴場の脱衣所はとにかくきれい！

木がふんだんに使われて、裸足で歩くと木のぬくもりを感じられます。

ドライヤーもあるので、日帰り入浴でも湯上がりに髪を乾かしてさっぱり帰れます。

天望露天風呂は、駐車場から10mほど丘をのぼったところにあります。階段はゆるやかで一段が大きく、小さなお子さんがいても安心です。

天望露天風呂は混浴ですが、脱衣所は男女別になっています。

脱衣所の棚は奥行きがあって、荷物が多めでも大丈夫。大きめの籐の脱衣かごもあります。

本館の大浴場の隣には、貸切風呂（家族風呂）が2つあります。

3人ほど入れるゆったりした大きさで、大浴場と同じく岩の湯舟にヒノキのへりがついています。

熱い源泉に触れないように囲いがあり、加水せず適温のお湯を楽しめます。

阿蘇扇温泉の泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉」。塩類系の泉質3つを兼ね備えた全国的にも珍しい泉質です。

たくさん成分が入っているにもかかわらず、意外にもまろやかでじんわりとあたたまります。
泉質は「炭酸水素塩泉」。浴用適応症として、きりきず・末梢循環障害・冷え性・皮膚乾燥症に効果効能があります。

飲用適応症は胃十二指腸潰瘍・逆流性食道炎・糖尿病・痛風です。※衛生上等の理由から、飲泉できる温泉は全国的に限られています。本当に飲める温泉か、必ず確認してください。

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阿蘇扇温泉おおぎ荘は、熊本県北部「わいた温泉郷」にある一軒宿の温泉旅館です。

たくさんの温泉があるわいた温泉郷ですが、とりわけ静かで広々としているのが魅力。

日帰り入浴は11時から20時まで受け付けており、料金は1人500円。混浴の天望露天風呂と男女別の大浴場の両方に入れます。