熊石ひらたない荘で日帰り入浴!1,900円で源泉かけ流し温泉&豪華あわびラーメン【北海道八雲町】

アワビの町としして知られる、北海道南部・日本海側の八雲町熊石地区。

丘の上に立つ熊石ひらたない荘は、「アワビづくし」の宿。宿のお料理はもちろん、ランチでも美味しいアワビを味わえます。

温泉はもちろん源泉かけ流し! 日帰り入浴でアワビと温泉を堪能してきました

アワビが載った「海鮮塩ラーメン」は想像以上のボリューム

フロントのすぐ隣のレストランから地元のおばちゃんの楽しそうな会話が聞こえてきました。お腹が空いてきたので、まずは腹ごしらえをすることに。

名物の海鮮塩ラーメンを頼むと、ずっしりと重そうな丼をフロントのおじさんが持って来てくれました。

見たことのないレンゲのサイズで大きさが十分に伝わらないかもしれませんが、某大手ちゃんぽん屋の麺2倍どころではありません。

まずは野菜と海鮮のたっぷり入ったあんを一口。中央のアワビが目立ちますが、ウニやイカなどもたっぷり入っていて、どこをすくっても必ず海鮮にをいただけるほど。

野菜も海鮮も火の通し方が絶妙で、麺との相性もバッチリ。塩ベースのスープはレンゲが止まらなくなるほどの旨味です。

夢中で食べて食べて、最後のお楽しみに残しておいたアワビの出番となりました。

巨大なレンゲの中央にアワビを載せて、慎重に身を外します。なるほどこのためか、と納得するフィット感。レンゲを持ち直して外した身をいただくと、意外にもスッと噛み切れました。塩スープとはまた異なる上品な旨味に感激。

ラーメン1杯で1,400円か、と注文を一瞬躊躇いましたが、選んで大正解でした。

源泉かけ流しの大浴場は広くて快適

大浴場は別館にあります。お腹がいっぱいになったところでいざ温泉へ。

まずは奥の源泉かけ流し温泉に入ってみると、湯舟のへりにカルシウムが析出している通り、成分がしっかり感じられます。

キュッキュッとした手ざわりでさほどベタつきませんが、淡く色のついた塩化物泉です。洗い場の上には世界のアワビの写真が掲げてあり、さながら水族館のよう。

アワビの稚貝も温泉水で育てられるとのことで、なんとなくアワビに思いを馳せてしまいます。

もう一つの内風呂も源泉かけ流し。アワビをイメージしたまるい湯舟に、とろりとなめらかなお湯が満たされています。ぬるめで心地よく、お子さんでも安心して入れる温度です。

サウナや水風呂もあって充実している大浴場には、さらに露天風呂もあります。

露天風呂はさらに析出物がしっかり出ていて、ゴーッとお湯が流れていくのを見られるので源泉かけ流しを実感できます。

雨上がりの空を眺めながら、半身浴と全身浴を繰り返してのんびりと過ごしました。

脱衣所にはカギのかかるロッカーもあって安心です。

冷たいお水も飲めるので、湯上がりの水分補給もバッチリできました。塩化物泉に入ると汗をかきやすくなるため、水分補給がいっそう欠かせません。すっかり元気になりました。

どこか懐かしい休憩処。アワビの展示も面白い

ポカポカとあたたまる塩化物泉の湯上がりは、のんびり休憩したいところ。

囲炉裏もついた休憩処は日当たりもバツグンで、昼寝したくなるほど。

さらに畳敷きの広々とした休憩室もあって、家族で訪れてもしっかりリフレッシュできそうです。

また、お風呂の手前には熊石の歴史やアワビの生態についての展示があります。ニシンの不漁や大火によって不安定になった町の経済を立て直したのがアワビの養殖だったそう。

先ほどいただいた美味しいアワビに込められた歴史を学び、背筋の伸びる思いがしました。

アワビにこだわった「熊石ひらたない荘」。アワビづくしの料理がいただける宿泊プランもあり、今度はぜひ泊まってみようと思いながら次の温泉に向かいました。

「熊石ひらたない荘」の詳細情報

施設名 「熊石ひらたない荘」
住所 二海郡八雲町熊石平町329
電話番号 01398-2-4126
日帰り
営業時間
入浴:11時00分〜22時00分
レストラン:11時~15時、17時~20時
利用料金 日帰り入浴:大人500円、小学生220円、幼児無料
1泊2食付き9,500円~
アクセス 函館空港から国道229号線経由約2時間
URL https://www.hiratanaiso.jp/

こちらがフロントとレストランのある本館です。日帰り入浴の受付も本館で行っています。

アワビの殻をイメージした屋根が特徴的な温泉館は、広々として快適でした。

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