塩原温泉元湯「えびすや」24時間入れる源泉かけ流し風呂&梶原の湯で炊いたモチモチお粥【栃木県】

栃木県塩原元湯温泉の「ゑびすや(えびすや)」は、全国から温泉ファンが集まる人気の温泉旅館です。

胃腸の薬としても使われていた歴史のある「梶原の湯」で炊き上げたお粥は、モチモチとした食感でリピーターに大人気!

美味しくてボリューム満点の食事と24時間入れる源泉かけ流しの温泉を、1万円前後で楽しめるお得なプランもあります。

胃腸の名湯「梶原の湯」と5分に1回噴き出す間欠泉が24時間入り放題!

「ゑびすや」の魅力は、なんといっても24時間入り放題のお風呂!

2種類の源泉はどちらも熱すぎず、ぬるめでゆったり楽しめます。

左側の源泉は塩原で最古の「梶原の湯」で38℃とぬるめ。右側は5分に1回噴き出す間欠泉で、湯舟では40~42℃ほど。

どちらのお湯も硫黄泉ですが、刺激が少ないまろやかな濁り湯です。

梶原の湯は男女混浴ですが、20時~21時半は女性専用。シャワーブースには仕切りがあってプライバシーも守れます。

弘法の湯を引いた女性専用の浴場もあります。

脱衣所は掃除が行き届いていて、快適に着替えられました。

良薬口に苦し?胃腸の名湯「梶原の湯」は飲泉できる!

「梶原の湯」は飲泉もできます。硫黄の他にカルシウムなども含まれ、湯つぼの周りには析出物がびっしり。成分の濃さを物語っています。

かつては胃腸薬「長命丸」として販売もされていたほど、昔から効能が知られています。

飲用できる量は、1日に150ccまで。食前にコップ1/3ほど飲むことで胃腸が刺激され、便秘に良いと言われています。

一口飲むと、苦さにびっくり。硫黄とカルシウムの苦さに加え、しょっぱさもあって胃腸に効きそうな感じがします。

飲泉場の近くには神棚があり、温泉のもつ力に畏敬の念が払われてきたことが伝わってきます。

山の幸尽くしの夕食はボリューム満点で絶品!

お待ちかねの夕食は、山の幸尽くしの会席料理。

手指を消毒して大広間に入り、パーテーションで仕切られた席に座ります。料理がはじめから並び、何から食べようかワクワクしてきます。

女将さんの解説を聞いて、焼きたてのイワナにガブリ。頭からかぶりつくと、フワリとした食感と淡白な味わいに頬が落ちました。

その他にも、ヤシオマスの刺身、湯葉、とろろ鍋など山の恵みを満喫して、すっかりお腹いっぱいに。

1泊1万円ほどのプランとは思えない、お値段以上の食事に大満足でした。

朝食は名物の「源泉粥」唯一無二の食感に舌鼓

朝食も、手指を消毒して大広間で。アツアツのお味噌汁を一人用の鍋でたっぷりいただけるのもうれしいです。

ご飯に合うおかずがずらりと並び、箸が止まりません。

ご飯と卵、牛乳はバイキング形式。マスクをつけておかわりします。

淡いクリーム色のお粥は、梶原の湯で炊かれたゑびすやの名物。柔らかく煮込まれながらも、プチプチと粒が残りもっちりした食感に仕上がり、これまでのお粥の概念を覆す味わいです。

あれだけ苦かった梶原の湯が、お粥になると不思議とコクに変わります。出汁醤油や佃煮などを合わせてペロリといただきました。

源泉で炊いたお粥は1パック300円で持ち帰りもできます。休日にはあっという間に売り切れる日もある大人気商品です。

レトロな雰囲気がたまらない!ゑびすやでは自炊湯治もできる

ゑびすやの受付はレトロな雰囲気で、湯上がりにくつろげるソファーもあります。

本棚もあり、湯治しながらじっくり過ごすのも楽しめそうです。

食事も美味しいですが、自炊しながら過ごせるプランもあって長期滞在にもぴったり。胃腸の名湯といわれる梶原の湯を、毎日飲んで浸かれば元気になれそうです。

ゑびすやでは日帰り入浴も可能!温泉粥の持ち帰りも

ゑびすやでは、日帰り入浴も受け付けています。受付時間は10時10分から14時まで。チェックアウト時間と重ならないようになっています。

持ち帰り用の温泉お粥は、1パック300円。休日はすぐに売り切れてしまうこともある、大人気のお土産です。

「塩原元湯温泉 ゑびすや(えびすや)」の詳細情報

施設名 「塩原元湯温泉 ゑびすや(えびすや)」
住所 栃木県那須塩原市湯本塩原153
電話番号 0287-32-3221
日帰り入浴
営業時間
10時10分〜14時00分
利用料金 1泊2食9,900円(2名1室、入湯税別途)~
日帰り入浴 500円
アクセス 東北道「西那須野塩原IC」から車で約30分
塩原温泉バスターミナルから「ゆ~バス塩原・上三依線」で約8分
URL http://ebisuya3.sakura.ne.jp/

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