温泉マークが変更?国家規格のものと選択制へ|マークの意味

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2020年の東京オリンピックに向けて、これまで日本で使われてきたピクトグラム(案内用図記号)を外国人観光客にもわかりやすい形にするための大々的な見直しが行われました。そんな流れの中、私たちにとって馴染み深い温泉マークも変更の対象になっていたということをご存知でしたか?今回は、温泉マークの意味やルーツと共に、なんだか気になる温泉マーク変更についてご紹介していきます。

1.温泉マークがもつ意味とは?


日本人なら誰もが知っている温泉マーク。クラゲを上下逆さまにした様なと表現される、馴染みの深いマークですよね。絵文字にもなっているので、みなさんも一度はメールで使ったことがあるマークなのではないでしょうか。

湯気を表している3本の線が適切な入浴時間を示しているという、温泉マークにまつわる噂を聞いたことはありますか?なんでも、あの3本線は適切な入浴時間を表しているのだとか。

左の線は5分間、真ん中の線は8分間、右の線は3分間。左の線が示す入浴時間から順に3回に分けて湯船につかれば、分割浴という理想的な入浴法が実践できるんです。あくまで噂ではありますが、誰もが知る温泉マークにはそんな深い意味が隠されているのかもしれませんね。

2.温泉マーク発祥の地


温泉マークの発祥には諸説ありますが、最も有力なのが群馬県の磯部温泉が発祥の地であるという説です。江戸時代に起こった農民の土地争いを収めるために江戸評定所で評定が行われました。その結果を記した評決文に、磯部温泉を表す記号としてふたつの温泉マークが使われていたのが発祥であるとされています。ちなみに、この時使われた温泉マークは、日本最古の地図記号として磯部温泉にある記念碑にいまも残されています。

3.2020年の東京五輪に向け温泉マークが変更に?


2020年の東京オリンピックに向けて、これまで日本で使われてきた地形図図式や案内用のピクトグラムの大々的な見直しが行われました。外国人旅行者にも分かりやすいマークでおもてなしできるようにという配慮ですね。その流れで、温泉マークも変更の対象になっていたということをご存知でしたか?

私たちにとっては馴染み深いあの温泉マークも、外国人から見るとよく分からない記号なのだとか。アンケート調査の結果、「コーヒーに見える」や「焼肉?」など「暖かい食べ物のマーク」と回答した方が多くいたそうです。そこで、現行の温泉マーク変更が検討されたという訳です。ところが、JIS改正原案作成委員会が提案した新しいデザインの温泉マークに対して今度は日本人からの反対意見が多く寄せられました。

現行JIS規格である古いマークは外国人の理解度が低いし、ISO図記号として誕生した新しいマークは日本人に不評だしなかなか難しいものですね。その結果として、現在は新旧のマークを併用して好きな方を使用することができるという方針で落ちついています。温泉マーク変更と聞いて、「え?いつから?」と驚いた方はごめんなさい。これからも馴染みのある温泉マークは一般的にに使われていくようです。

4.国内規格と選択性へ


上記でも説明した通り、経済産業省は最終案としてこれまで使われてきた旧温泉マークを存続させ、新しい国内規格の温泉マークを併用していく方針を発表しています。これからは、好みや状況に応じて正式に新旧の温泉マークを使い分けていけるということですね。もう始まっている温泉マークの新旧選択制。あなたはどちらの温泉マークを使いたいですか?

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