「大谷資料館(おおやしりょうかん)」は、かつて石の採掘場であった場所を利用して建てられた資料館です。古代神殿のような神秘的な雰囲気で、『勇者ヨシヒコ』などの人気ドラマの撮影や映画のロケ地としても知られ、人気のスポットとなっています。
今回は、一生に一度は行って欲しい神秘スポット「大谷資料館」の魅力を解説していきます。
目次
古代神殿? ダンジョン?! 栃木の神秘スポット「大谷資料館」
栃木県宇都宮市大谷町にある「大谷資料館」は、巨大な採掘場跡地を利用して建てられた資料館です。1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの68年間、大谷石の採掘が行われていました。
その跡地が今でも地下に巨大な空間を残していて、童話やゲームの世界を彷彿とさせる神秘的な雰囲気。人気の観光地となっています。
「大谷資料館」で触れる! 大自然の恵み
「大谷資料館」のある大谷町は、栃木県の北西部に位置し、大谷石が隆起してできた崖と豊かな自然に囲まれた土地です。のどかな環境の中、大自然が私たちに与えてくれる“恵み”を体感できます。
今もなお、建物の材料として私たちの生活を支えている大谷石のルーツにぜひこの場所で触れてみてください。
観光ツアーを利用すれば都心からも好アクセス
「大谷資料館」には、JR「宇都宮駅」や「東武宇都宮駅」からバスでアクセスするほかに、観光ツアーを利用することもできます。
たとえば、東京にお住いの方なら「新宿」からバスに乗り“栃木観光のツアー”を利用することで、日帰りで「大谷資料館」の見学を含むプチ旅行を楽しむことがでます。予算も比較的に安く抑えられるのでおすすめです。
探検の後はカフェでランチ! 「大谷資料館」の楽しみ方

「大谷資料館」には地下採掘場のほかに、資料室と素敵なカフェが併設されています。
まず受付のすぐ隣にある資料室で採掘場の歴史や採掘作業について学びましょう。探検したあとは、敷地内にあるカフェでのんびりするというのがおすすめの楽しみ方です。
採掘の見識を深める「資料室」
「資料室」では、採掘のために使った道具や作業着などが展示されており、採掘場の歴史や採掘作業について見識を深めることができます。
こちらで知識を蓄えてから地下の探検に向かえば、さらに採掘場跡地を楽しむことができるはず。受付を済ませたらすぐに地下採掘場へ降りるのではなく、まずは資料室に立ち寄られることをおすすめします。
見る者を驚かせる広大な「地下採掘場跡」
資料を見学して知識を蓄えたら、いよいよ「地下採掘場跡」の探検に出発です。「大谷資料館」最大の見所である地下採掘場跡の幻想的な世界を思う存分お楽しみください。
石の採掘作業によってできた2万平方メートルもの巨大な空間が、好奇心をかき立ててくれるはず。古代神殿にも似た地中30〜60メートルの異世界があなたを待っています。
採掘によってできた空間だけあって、壁面には今でも採掘の跡が残っています。採掘作業の様子を思い浮かべながら探検すれば、この広大な空間が人間の力によって造られたということを実感でき、同時に採掘跡地としての奥深さを味わうことができるでしょう。
地下採掘場跡はその神秘的な世界観から、さまざまなアーティストのプロモーションビデオやテレビ・映画の撮影につかわれています。
いたる場所に撮影でつかわれたポイントとして案内表示がされていて、それも見所のひとつ。皆さんが観たあの作品の舞台が、じつは「大谷資料館」だったなんていうことがあるかもしれませんね。
ショップ併設「ROCKSIDE MARKET café」
「大谷資料館」本館のすぐ近くには「ROCKSIDE MARKET café」というクラフトショップとカフェがひとつになった素敵なお店が併設されています。
クラフトショップには栃木県の伝統工芸を活かして造られたかわいいアイテムやショップのオリジナル雑貨が並んでおり、見ているだけでワクワクさせてくれはず。
コーヒーやカフェラテ、オリジナルジュースなどが楽しめるカフェでは、地下で採掘されたモノとおなじ質の”大谷石”が内装に使われています。そば粉を使ったガレットなどの軽食も用意されているので、軽めのランチをとりながらゆっくりとお過ごしください。
「大谷資料館」が伝える大谷石の魅力
大谷資料館のある大谷町はかつて「石の町」と呼ばれ、大谷石の採掘でにぎわいをみせた町でした。しかし、コンクリートの登場と同時に大谷石そのものの需要が減っていき、最盛期には大谷町に119件もあった石に関わる業者も、現在では数えるほどしか残っていません。
「石の町」で触れる石の歴史
大谷町には、大谷資料館のある採掘場跡を含めた250もの採掘場が最盛期の名残で今も残っています。「大谷資料館」は、町での人々の営みを今に伝える場所でもあるわけです。
大谷石がもつ自然な温もり
そもそも建築用の材料として大谷石が使われてきた歴史は古く、奈良時代にはすでに使用されていたことがわかっています。
近年では、建築家のフランク・ロイド・ライトが設計した「旧帝国ホテル」が大谷石を使った建築物として有名です。
最盛期に比べれば石そのものの採掘量は大幅に減少しましたが、自然な温もりをもつ材料としての魅力は、今もなお人々を惹きつけ続けています。ぜひ「大谷資料館」でその魅力を感じてください。
映画の撮影・結婚式にも! 「大谷資料館」は人気のロケ地!
大谷資料館は、さまざまなアーティストのミュージックビデオや映画・ドラマの撮影地として使われています。いわゆる人気のロケ地! 地下採掘場跡のもつ神秘的な雰囲気がいかに魅力的か、この地で撮影された作品の数々が物語っています。
作品情報は「大谷資料館」の公式ホームページで確認することができるので、チェックしてみてください。さらなる魅力に触れることができるはずです。
地下採掘場跡はイベント会場としても最適な空間
映像作品のロケ地としてだけではなく、地下採掘場跡は各種イベントの会場としても頻繁に利用されてきました。古代遺跡のような神秘的な空間でおこなわれるコンサートやライブは、コンサートホールでおこなわれるものとはまた違う体験をすることができます。
ロマンチックな雰囲気が結婚式にぴったり!
地下採掘場跡は結婚式の会場としても利用されています。というのも、一般公開されていないエリアに「プリエール教会」という教会が設けられているのです。
この教会が結婚式場として多くのカップルたちに選ばれています。神秘的な空間でロマンチックな結婚式を挙げてみませんか?
「大谷資料館」のデータベース
「大谷資料館」へは、先述したバスツアーのほかに、電車・バスなどの公共交通機関や自動車で行くことができます。
「大谷資料館」へのアクセス方法
■車でのルート
首都圏から2時間程
東北自動車道「宇都宮I.C」から約12分/「鹿沼I.C」から約20分
■電車でのルート
(1)東武鉄道を利用する場合
「浅草駅」から東武鉄道(スペーシア)で「東武宇都宮駅」まで約1時間30分
「東武宇都宮駅」からバスで約20分
(2)JRを利用する場合
「東京駅」からJR東北新幹線で「宇都宮駅」まで約50分
「宇都宮駅」からバスで約30分
「大谷資料館」の訪ね方
カーナビを使用するときに気をつけなければいけないことは、「住所」を登録すると入口に到達できない可能性があるということです。それは「大谷資料館」の敷地が広いからです。
山の中で迷子にならないよう、カーナビには「電話番号」か「施設名」を登録してください。
「大谷資料館」の詳細情報
施設名 | 大谷資料館 |
---|---|
住所 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
電話番号 | 028-652-1232 |
URL | http://www.oya909.co.jp/ |
幻想的な雰囲気に浸り非日常を味わえる大谷資料館

神秘的な雰囲気が人々を虜にする「大谷資料館」は、見学できる地下採掘場跡としても非常に珍しく、休憩できるカフェが併設されているのも魅力です。
大谷資料館のある栃木県宇都宮市は餃子が名物として有名で、餃子を食べることのできるお店がたくさんあります。大谷資料館で非日常を満喫したあとは、餃子の食べ歩きもぜひ♪
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