【地元の人専用?】共同浴場とは?入り方や料金から人気スポットまで

共同浴場イメージ

「共同浴場」とは、地元の人々が管理する施設のことで、温泉好きなら一度は聞いたことがあるはず。今回は、公衆浴場との違いから、おすすめ施設まで、温泉愛好家も一目置く「共同浴場」について解説します!

共同浴場(共同湯)とは? 意義について

お風呂
「共同浴場」とは、“低料金または無料で入浴できる公設・私設の浴場”のこと。主に、地元の人々が管理する温泉を利用した浴場を指します。

観光施設のシンボルのひとつとして、温泉街の中心にあることが多いのが特徴。「共同湯」と呼ばれることもあります。

公衆浴場とどう違う?

脱衣所
「共同浴場」とよく似た「公衆浴場」(大衆浴場や公共浴場とも呼ばれます)という言葉があります。それぞれの意味は、以下のようになっています。

共同浴場→低料金またま無料で入浴できる公設・私設の浴場
公衆浴場→一般の人が自由に入浴できる、低料金または無料の浴場。銭湯

「公衆浴場」に“一般の人”というニュアンスが入っているのは、一方の「共同浴場」が本来、“温泉地の地元住民が自ら利用するためのもの”だったからです。しかし現在の「共同浴場」は、観光客にも解放しているところが増えており、公衆浴場との明確な違いが以前より無くなりつつあります。

共同浴場の入り方は? 地元の人しか入れないって本当?

入浴する女性
昔ながらの共同浴場には、シャンプーや石鹸などが常備されていないことがあります。持参するか、浴場で購入する必要があるので覚えておきましょう。

入り方は、共同浴場だからといって特別なことがあるわけではありません。旅館やホテルにある温泉と同様、入浴前に体を洗うなど基本的なマナーを守れば大丈夫です。共同浴場のなかにはシャワーがないところもあるので、その場合は湯船に入る前のかけ湯を欠かさないようにしましょう。

なお、「共同浴場」がもともとは地元住民のためのものであったことを述べましたが、マナーなどの観点から現在も“地元民のみ”という条件を守る浴場もまだまだ残っています。そのような施設を温泉愛好家の間では『ジモ専』(地元専用の略)と呼んでいます。

『ジモ専』は、お祭などのイベントになると観光客にも解放されるケースがあり、このタイミングを狙って特定の共同浴場を楽しむ人も少なくありません。

共同浴場の料金は? 比較的安い?

「共同浴場」の料金は、観光客が利用できる施設では500円程度が主流。旅館・ホテルの日帰り入浴料や、スーパー銭湯などの利用料金が1,000円程度が多いことを考えると、安いといえます。

ちなみに、地元の人しか利用できない共同浴場の利用料は、無料であることがほとんどです。

全国のおすすめ共同浴場ランキングTOP3!

ここでは、温泉部が推薦する共同浴場を3つピックアップ。ひと味違う温泉に行きたいという方は要チェックです!

第1位:コアなファンが多い「上湯大衆浴場」(神奈川県)

家のような外観で親しみやすい浴場。湯船は家庭サイズであまり大きくないですが、源泉かけ流しの「アルカリ性単純温泉」による“美肌の湯”を満喫できます。地元の人でなくても利用できますよ。

2018年1月に一旦閉館となりましたが、現在は水曜日と木曜日のみ、11時から19時まで営業しています。

「上湯大衆浴場」の詳細情報

施設名 上湯大衆浴場
住所 神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢112
電話番号 0460-85-7683
営業時間 11時00分〜19時00分
定休日 水曜日・木曜日以外
URL

第2位:源泉かけ流しレトロ銭湯「熱海駅前温泉浴場」(静岡県)

静岡県「熱海駅」から徒歩2分程度にある浴場で、観光客でも入浴可能。どこか懐かしいタイル張りのお風呂で、評判のよい泉質をあじわってください。

「熱海駅前温泉浴場」の詳細情報

施設名 熱海駅前温泉浴場
住所 静岡県熱海市田原本町8-16
電話番号 0557-81-3417
営業時間 14時00分〜21時00分
定休日 水曜日
URL

第3位:地元民用の浴場を無料開放「地蔵の湯」(群馬県)

観光客にも無料解放しているのがこちらの「地蔵の湯」。2006年にリニューアルした比較的新しい施設で、共同浴場デビューにおすすめです。

「地蔵の湯」の詳細情報

施設名 地蔵の湯
住所 群馬県吾妻郡草津町草津299
電話番号 0279-88-0800
営業時間 8時00分〜22時00分
定休日
URL https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/detail/index.php?c=5&g=2&kcd=195

共同浴場で趣ある温泉体験を!

共同浴場は、充実した設備があるわけではないですが、レトロで趣のある空間で温泉を楽しむことができます。全国の温泉地をすべて制覇したら、次はぜひ各地にある「共同浴場」を巡ってみてください!

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