専門店が各地にできるほど人気が高まっているバスボム。かわいらしい見た目と華やかな香りで、日常をちょっと豊かにしてくれます。
しかし、市販のバスボムや入浴剤は、値段が高く、香りがキツいのが難点。お風呂の掃除や残り湯での洗濯に不安がのこります。
そこで今回は、誰でも失敗せず、かんたんに作れるバスボムや入浴剤のレシピをご紹介します。
自分の好みに合った香りをプラスして、オリジナルのバスボムもできます。心を込めて手作りをすれば、家族や友人へのプレゼントにもぴったりでしょう。
目次
入浴剤(バスボム)の材料と作り方
入浴剤の作り方はいたって簡単。重曹とクエン酸を混ぜるだけです。
入浴剤をお風呂に入れたときにシュワシュワと出てくる泡の正体は、炭酸ガスです。おしゃれなバスボムも同じように、炭酸ガスが出るように作ります。そのために必要な材料は、重曹とクエン酸だけ。
重曹から炭酸ガスが発生するしくみは、お菓子やパンを膨らませるベーキングパウダーにも使われています。
そして、弱アルカリ性の重曹と、酸性のクエン酸を混ぜることで、炭酸ガスの発生が早く進みます。
重曹とクエン酸の比率は1.3:1くらいがちょうどよいですが、しっかり測る必要はありません。野球ボールくらいの大きさになるよう、分量を調整してください。
材料はたったの2つ!手作り入浴剤(バスボム)の作り方
- ラップや紙コップなどに材料を入れて、霧吹きなどでほんの少量の水を加えながらまぜていきます。
- ある程度固まってきたら、手のひらにラップを広げて、そこにあけます。ギュッギュッと押していくと固まります。
- 水を入れすぎるとお風呂に入れる前に炭酸ガスが出てしまうので、水は最低限にとどめましょう。
- 固まったら、1日ほど自然乾燥させてでき上がり。
できあがった手作り入浴剤(バスボム)は、ガスがしっかり出るよう、早めに使うのがおすすめです。
チョイ足しで楽しくなる!入浴剤(バスボム)のレシピ5選
重曹とクエン酸だけでも、市販のものと変わらない入浴剤が作れます。しかし、香りや色も楽しみたいという方には、もうひと工夫加えることをおすすめします。
プレゼントにもなるあなただけのオリジナル入浴剤を作ってみてください。
その1:粗塩+色素でかわいいバスボム
重曹は肌をサッパリとさせてくれることが期待できます。しかし、長湯しすぎると肌がカサカサになってしまう逆効果のおそれも。
そこで、肌のうるおいを保ってくれる塩を足してみてはいかがでしょうか。
使うのは粗塩。マグネシウムなど、食塩(塩化ナトリウム)以外のミネラルも豊富に入っているため、身体によいとされています。
粗塩を加える前に、食用色素数滴と混ぜておくと、バスボム全体に色がついてかわいらしく仕上がります。
加える粗塩の目安は30gほどです。
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その2:ドライハーブをプラスして香り豊かに
色をつけるだけじゃ物足りない!という方におすすめなのが、ドライハーブを混ぜる方法。
ローズやラベンダーなど、お好きな乾燥ハーブをバスボムに混ぜれば、ハーブの香りが広がる素敵なバスタイムを過ごせることでしょう。
バスボムを作るのが面倒ならば、ハーブティーのティーバッグをそのままお風呂に入れてしまってもOKです。
カモミールやローズヒップなど、素敵な香りが広がります。
その3:精油を加えて芳香浴を
一日の疲れを洗い流すバスタイムは、癒やしの時間にしたいもの。
ハーブなどの精油(エセンシャルオイル)を取り入れた芳香浴もおすすめです。そのまま入れると水と油で分離してしまうので、バスボムに混ぜるのがぴったりです。
そのままでも充分気持ちいいですが、重曹とクエン酸のバスボムと合わせることで、肌がサッパリしつつ気分もスッキリするという効果が得られるかもしれません。
ストレスを感じたときは鎮静作用のあるラベンダー、暑い夏は清涼感のあるペパーミントなど、状況に応じて使い分けることで、お風呂がより楽しくなります。
精油やハーブを加えた手作り入浴剤は、ちょっとしたプレゼントに喜ばれること間違いなしです。
その4:はちみつ+精油で癒やし効果アップ
先ほど紹介した精油に加えて、さらに癒やし効果を上げてくれるのが「はちみつ」。
保湿効果が期待でき、お風呂にそのまま入れるだけでもおすすめです。
バスボムに混ぜる場合は、はちみつだけでももちろん良いですが、精油と合わせれば香りもプラスされてより気持ちよくなります。
はちみつ大さじ2杯と、精油数滴を混ぜてみてください。
オレンジのはちみつに、オレンジの精油など、はちみつと精油を合わせ選ぶと楽しみ方も広がります。
粗塩・ドライハーブ・精油・はちみつの4種類のチョイ足しアイテムをご紹介しました。これらを自由に組み合わせて、自分好みのレシピを見つけてみてください。
その5:プレゼントに◎!型を工夫して見た目もかわいく
ハーブや精油などを入れて、好みの香りをつけられる手作り入浴剤。
贈る相手の顔を思い浮かべながら、プレゼント用に作ってみるのはいかがでしょうか。
最後にご紹介するのは、入浴剤の見た目がかわいくなる「型」。プリンの容器やガチャ玉など、かわいらしい形の容器に入れて作れば、見た目も楽しめます。
容器に入れて1日ほど自然乾燥させると、形がまとまります。
そして、バスボムをプレゼントにするには、もちろんラッピングも大事。ひとことメッセージを添えて、素敵な袋に包んでみてください。
手作り入浴剤の注意点:材料選びのポイントや配管への影響など
簡単に自分好みのものがつくれる手作り入浴剤。見た目も楽しいバスボムも、自宅で手軽に作れます。
注意点を守って、安全で楽しいバスタイムを過ごしてください。
その1:目に入らないようにする
クエン酸は名前の通り酸性で、目に入るとたいへんしみます。重曹や精油など、他の材料も目に入るのは危険。顔から離して作り、お風呂では波を立てないなど、十分気をつけてください。
その2:追い炊きは使わない
いつでも暖かいお風呂に入れる追い炊きは便利ですが、入浴剤を使っているときは控えましょう。風呂釜を傷めるおそれがあります。
しかし、重曹やクエン酸は元々お掃除で大活躍する自然由来の成分。お風呂の汚れを落とす効果は期待できるので、お風呂の残り湯にイスや桶をつけてしばらく置いておくなどの活用方法もあります。
その3:食用色素を加えたら洗濯の残り湯利用は控える
重曹やクエン酸の入浴剤を入れたお湯は、洗濯機の残り湯洗いに使っても問題ありません。
しかし、食用色素を加えて色をつけた際は、服に色うつりするおそれがあるので残り湯洗いの利用を控えてください。
その4:赤ちゃんと入るときは精油を使わない
香りの癒やし効果が知られている精油ですが、赤ちゃんには使用を控えましょう。肌のトラブルを引き起こす恐れがあるためです。
大人でも、敏感肌の方は3滴くらいからと、ごく少量で試し、肌に合わなければすぐに使用をやめてください。
簡単な手作り入浴剤で、手軽に楽しいバスタイムを!
たった2つの材料からできる手作り入浴剤。ハーブやオイルを加えてカスタマイズできるのも魅力です。自然な香りを取り入れて、癒やしの時間を過ごしてください。
最後にいくつか注意点も紹介しましたが、材料は市販の入浴剤と変わらない安全なもの。重曹やクエン酸は食品添加物にも使われているほど身近です。
自分に合った入浴剤や、友達にプレゼントして喜ばれるバスボムのレシピなどを、見つけてください。
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